個人事業主はどうやって稼ぐの?おすすめの職種や案件の獲得方法を紹介 | レバテックフリーランス
個人事業主はどうやって稼ぐの?おすすめの職種や案件の獲得方法を紹介
近年、自由に働き方ができる個人事業主が注目を集めています。個人事業主という名称はよく耳にしていても、実際にどのような方法で収入を得るのかわからない方も多いと思います。
この記事では、個人事業主が稼ぐ方法について紹介します。おすすめの職種9選や、個人事業主になるための準備についても紹介するので、個人事業主として開業したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも個人事業主とは
個人事業主とは、企業や組織に属さず独立して事業を営む人のことを指します。税務署に「開業届」を提出することで、個人事業主として認められます。個人事業主になるための手続きは比較的簡単で、法人設立のような複雑な手続きや費用は必要ありません。
個人事業主は、自分のスキルや経験を活かして自由に働くことができるため、近年人気が高まっています。
個人事業主になる方法については、下記の記事でも詳しく解説しています。
個人事業主になるには?開業に必要な知識とやることリスト
個人事業主として稼ぐための方法
個人事業主として収入を得る方法は、主に2つあります。
それぞれの方法を下記で詳しく紹介します。
独自のビジネスを始める
個人事業主として、自身のスキルやアイデアを活かして事業を始める方法もあります。飲食店や小売店、スクール、サロンなどの形態があります。
独自のビジネスを始めるメリットとしては、自分の裁量で働くことができ、収入の上限がないことなどが挙げられます。 一方で、事業を軌道に乗せるためには、事業計画の作成や資金調達、マーケティングなど、さまざまな準備や知識が必要となります。
資格を活かして専門職として働く
医師や弁護士、税理士、会計士などの国家資格を活かして、専門職として働くこともできます。これらの資格は、業務独占資格と呼ばれ、その資格を持つ人だけが業務を行うことができます。そのため、競争率が低く、収入を得やすい傾向にあります。専門職として働く場合、事務所を構えて顧客からの依頼を受けることが一般的です。
専門職として働くメリットには、収入が高く、社会的な信用を得やすいことなどが挙げられます。 一方で、資格取得のために時間や費用がかかること、常に専門知識をアップデートしていく必要があることなどがデメリットとして挙げられます。
業務独占資格については、下記のページでも紹介されています。
国家資格について|厚生労働省
個人事業主が稼ぎやすい職種の特徴
個人事業主として成功するためには、収益性の高い職種を選ぶことが重要です。稼ぎやすい職種には、いくつかの共通する特徴があります。
下記でそれぞれ紹介します。
利益率が高い
個人事業主にとって、利益率の高さは収益に直結します。利益率とは、売上高に対する利益の割合のことです。
利益率の高い職種としては、ITエンジニアやWebデザイナー、コンサルタントなどが挙げられます。これらの職種は、専門的なスキルや知識が求められるため、市場価値が高く、報酬も高額になりやすい傾向があります。
また、初期費用や固定費が比較的少ないため、利益率を高めやすいというメリットもあります。
専門的なスキルが必要とされる
専門的なスキルや知識が必要とされる職種は、競合が少ないため、高収入を得やすい傾向があります。たとえば、士業やコンサルタント、マーケターなどが挙げられます。
また、専門スキルを身に付けることで、業務の効率化や付加価値の向上が図れるため、より多くの収益を得やすくなるでしょう。
将来性がある
将来性のある職種を選ぶことで、長期的に安定した収入を得ることが期待できます。IT業界やWeb業界は、今後も成長が見込まれる分野であり、エンジニアやデザイナー、マーケターなどの需要は高まり続けるでしょう。
また、高齢化社会を迎える日本では、医療や介護などの分野も将来性があります。これらの分野で専門スキルを身に付けることで、安定した収入を得られる可能性が高まります。
個人事業主としてどうやって稼ぐ? おすすめ職種9選
下記で個人事業主におすすめの職種9選を、在宅できる職種と女性や主婦におすすめの職種に分類して紹介します。
在宅でできるおすすめの職種
在宅でできる仕事は、通勤時間や場所に縛られず、自分のペースで働くことができるため、子育て中の主婦や副業をしたい会社員などにも人気があります。
在宅でできるおすすめの職種 には下記があります。
- エンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集者
- Webマーケター
- アフィリエイター
それぞれの仕事内容を説明します。
エンジニア
ITエンジニアは、システム開発やアプリ開発、Webサイト制作などを行う仕事です。プログラミングスキルやシステム設計の知識が必要とされますが、需要が高く、高収入を得やすい職種です。主に以下の職種があります。
フリーランスエンジニアとして働く場合は、クラウドソーシングサービスやエージェントを通じて案件を獲得することができます。スキルや経験によっては、単価の高い案件を受注することも可能です。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやバナー広告、ランディングページなどのデザインを行う仕事です。PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを使いこなすスキルが必要とされ、センスやアイデアを生かして働くことができます。
フリーランスWebデザイナーとして働く場合は、デザインコンペやクラウドソーシングサービスを通じて案件を獲得することができます。クライアントの要望に合わせたデザインを提供することが求められるでしょう。
Webデザイナーの働き方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|会社員との違いや単価相場について徹底解説
Webライター
Webライターは、Webサイトやブログ、SNSなどの記事コンテンツを執筆する仕事です。SEOライティングやコピーライティングなどの知識があると有利ですが、文章を書くことが好きであれば、未経験からでも始めやすい職種です。
Webライティングの案件は、クラウドソーシングサービスやライター専門の求人サイトを通じて案件を獲得することができます。記事テーマの難易度や文字数に応じて、報酬が決まることがほとんどです。
動画編集者
近年、YouTubeやTikTokなどの動画配信プラットフォームが普及したことで、動画編集者の需要が高まっています。動画編集ソフトを使いこなすスキルが必要とされますが、動画のカットやテロップ入れ、BGMの挿入など、比較的簡単な作業から始めることができます。
動画編集の案件は、クラウドソーシングサービスや動画編集専門の求人サイトを通じて案件を獲得することができます。
Webマーケター
Webマーケターは、WebサイトやSNSなどを活用して、企業のマーケティング活動を行う仕事です。SEO対策やリスティング広告運用、SNSマーケティングなどの幅広い知識が必要とされますが、需要が高く、高収入を得やすい職種です。
フリーランスWebマーケターとして働く場合は、マーケティング会社やWeb制作会社と提携して案件を獲得することができます。クライアントの目標達成に向けて、効果的なマーケティング戦略を提案することが求められます。
アフィリエイター
アフィリエイターは、自身のブログやWebサイトに広告を掲載し、その広告経由で商品やサービスが購入された場合に報酬を得る仕事です。アフィリエイトで稼ぐためには、Webサイトのアクセス数を増やす必要があるため、SEO対策やコンテンツマーケティングの知識が必要とされます。
アフィリエイトは成果報酬型のため、頑張り次第で高収入を得ることも可能です。広告主とアフィリエイターを仲介するサービスに登録することで、さまざまなジャンルの広告を掲載することができます。
女性や主婦におすすめの職種
女性や主婦が個人事業主として働く場合、家事や育児との両立がしやすい職種を選ぶことがおすすめです。
女性や主婦におすすめの職種には下記があります。
- オンラインサロン・スクールの運営者
- ハンドメイド作品の販売者
- 家事代行
それぞれ詳しく説明します。
オンラインサロン・スクールの運営者
女性や主婦におすすめの職種には、オンラインサロンやスクールの運営があります。
オンラインサロンは、共通の趣味や関心を持つ人々が交流する会員制コミュニティであり、月額会費制で運営されます。スクールは、特定のスキルや知識を教えるオンライン講座であり、受講料制で運営されます。
どちらも、オンライン上で完結するため、場所を選ばず働くことができます。
ハンドメイド作品の販売者
女性や主婦におすすめの職種には、ハンドメイド作品の販売も挙げられます。アクセサリーや雑貨、洋服など、さまざまなジャンルの作品を制作し、オンラインショップやハンドメイドマーケットなどで販売することができます。
作品のクオリティやオリジナリティが求められますが、自分のペースで制作できるため、家事や育児との両立がしやすい仕事です。
家事代行
女性や主婦におすすめの職種として、家事代行サービスもあります。家事代行サービスは、共働き世帯や高齢者世帯など、家事をする時間がない人々から需要が高まっている仕事です。掃除や洗濯、料理など、日常生活における家事を代行します。
特別な資格やスキルは必要ありませんが、家事のスキルや丁寧な仕事ぶりが求められるでしょう。依頼主の自宅に訪問して作業を行うため、時間の融通が利きにくいことがデメリットとして挙げられます。
個人事業主になるための準備
個人事業主になるためには、いくつかの準備が必要です。
ここでは、個人事業主になるために必要な準備を3つご紹介します。
自分に合った職種を選ぶ
個人事業主になるためには、まず自分に合った職種を選ぶことが重要です。職種を選ぶ際には、自分のスキルや経験、興味関心などを考慮しましょう。
また、市場のニーズや将来性などもリサーチすることが大切です。需要の高い職種や、将来的に成長が見込まれる職種を選ぶことで、安定した収入を得られる可能性が高まります。さらに、初期費用やランニングコストなども考慮して、無理なく事業を継続できる職種を選びましょう。
必要なスキルを習得する
選んだ職種に必要なスキルや知識を習得しましょう。スキルを習得する方法としては、書籍やオンライン教材での独学、スクールやセミナーへの参加など、さまざまな方法があります。
また、ITスキルやコミュニケーションスキルなど、どんな仕事にも役立つ汎用的なスキルも習得しておくと良いでしょう。スキルを磨くことで、仕事の質を高め、より多くの収入を得られるようになります。
開業に必要な手続きを行う
個人事業主として事業を開始するためには、税務署に開業届を提出する必要があります。開業届は、事業を開始した日から1ヶ月以内に提出することが義務付けられています。
また、青色申告を行う場合は、開業届とあわせて青色申告承認申請書も提出する必要があります。青色申告を行うことで、最大65万円の特別控除を受けることができますので、積極的に検討していきましょう。
青色申告については、下記の記事でも解説しています。
青色申告とは?やり方や白色申告との違いを解説
個人事業主が案件を獲得する方法
案件を獲得する方法としては、SNSを活用する方法、知人に相談する方法、エージェントを活用する方法、クラウドソーシングを利用する方法などがあります。
自分に合った方法を複数組み合わせることで、より多くの案件を獲得できる可能性が高まりまるでしょう。
SNSを活用する
個人事業主が案件を獲得する方法にはSNSの活用があります。X(Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNSを活用して、自分のスキルや経験などを発信することで、潜在的な顧客にアピールすることができます。
また、SNSを通じて、業界関係者や他のフリーランスと交流することで、人脈を広げ、案件獲得のチャンスを増やすことができます。さらに、SNS広告を活用して、特定のターゲット層に直接アプローチすることも可能です。
知人に相談する
知人や友人、元同僚など、身近な人に相談することで、案件を紹介してもらえる可能性があります。特に、同じ業界で働いている知人がいる場合は、有力な情報を得られるかもしれません。
また、交流会やセミナーなどに参加して、人脈を広げることも大切です。積極的に自分から声をかけて、自分のスキルや経験をアピールすることで、思わぬところから案件を獲得できるかもしれません。
エージェントを活用する
フリーランス専門のエージェントに登録することで、自分のスキルや経験に合った案件を紹介してもらうことができます。エージェントは、企業との交渉や契約手続きなどを代行してくれるため、個人事業主は仕事に集中することができます。
レバテックフリーランスでは、IT職種の案件を紹介するエージェントサービスを行っています。業界最大級の案件数を取り扱っているため、希望に合った案件を見つけやすいでしょう。登録は無料ですので、ぜひご検討ください。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングサービスは、企業や個人が不特定多数のフリーランスに仕事を発注するプラットフォームです。Web開発やデザイン、ライティング、翻訳など、さまざまなジャンルの案件が掲載されています。
クラウドソーシングサービスを利用することで、スキルや経験に関係なく、誰でも簡単に案件を獲得することができます。ただし、競争が激しいため、単価が低い案件が多い傾向があります。
また、プラットフォームに支払う手数料が発生するため、報酬の一部が差し引かれることも理解しておきましょう。
個人事業主として働くメリット
個人事業主として働くことには、会社員とは異なる多くのメリットがあります。
代表的なメリットとしては、自分のペースで働けること、人間関係のストレスが軽減すること、在宅で仕事ができることなどが挙げられます。
下記で詳しく解説します。
自分のペースで働ける
個人事業主として働くメリットには、自分の裁量で働く時間や場所、仕事量などを自分で決められることにあります。そのため、自分のライフスタイルや体調に合わせて、柔軟な働き方が可能です。
たとえば、朝早く起きて集中して仕事をしたい人は、早朝から仕事を始めることができますし、夜型の人は、夜遅くまで仕事をすることができます。また、旅行や趣味の時間など、プライベートの時間を確保しやすいのもメリットです。
人間関係のストレスが軽減する
個人事業主は、上司や部下、同僚などとの人間関係に悩まされることが少ない傾向にあります。そのため、人間関係によるストレスが軽減され、精神的に安定した状態で仕事に取り組むことができるでしょう。
また、クライアントとの関係も、対等な立場でのビジネスパートナーとしての関係であるため、会社員時代のような上下関係によるストレスは生じにくいでしょう。
在宅で仕事ができることも多い
個人事業主として働くメリットには、在宅で仕事ができる点も挙げられます。ITエンジニアやWebデザイナー、Webライターなど、多くの職種で在宅での仕事が可能です。
在宅で仕事をすることで、通勤時間や交通費を削減することができます。また、育児や介護など、家庭の事情で外出が難しい人でも、お家での隙間時間を活用して仕事ができます。さらに、自分の好きな環境で仕事をすることができるため、集中力や作業効率が向上することも期待できるでしょう。
※本記事は2024年5月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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