個人事業主の仕事がない場合の対策方法!NG行動や公的支援制度も解説

個人事業主が仕事がない状態に陥ったときは、役所での減免申請などを活用して支出を抑えつつ、エージェントサービスなどを利用して次の案件獲得へ動くことが大切です。

手元の現金を残しながら自身に合った案件獲得のアプローチを取ることで、焦りや不安を解消して安定した稼働へ復帰できるためです。

この記事では、直近の生活を守る公的な手続きから、効率よく次の仕事を獲得する手段、案件が途絶える原因までを順に解説します。急な収入減を乗り切るための方法と、今後も継続して仕事を受注していくコツが分かります。

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個人事業主が仕事がないときにすぐやるべき行動

個人事業主が仕事がないときにやるべき行動まとめ

仕事がない状態が続くと、支出を抑えながら当面の生活費を確保するための行動が必要になります。ここでは個人事業主が仕事がないときに取り掛かるべき行動をまとめました。

役所で税金・保険料の減免・猶予申請をする

収入が激減した場合は、速やかに役所の窓口で国民健康保険料や国民年金の減免・猶予手続きを行いましょう。前年の所得を基準に計算される税金や、保険料の負担を軽減できる可能性があるためです。

制度や自治体によって基準は異なりますが、売上や収入が大きく減少したことを示す書類を提出することで、支払期限の猶予や負担額の軽減措置を受けられる場合があります。

手元の現金を減らさないためにも、自身が対象となる制度があるか確認し、早めに窓口へ相談してみましょう。

個人事業主の税金について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

【シミュレーション付】2026年最新!個人事業主の税金ガイド

不要な固定費がないか見直す

毎月自動的に引き落とされる事業費や生活費などの固定費の中に、削れそうなものがないか見直しましょう。固定費の削減によって毎月の支出を抑えることができ、手元の資金が尽きるまでの期間を延ばせるためです。

サブスクリプションサービスや不要なコワーキングスペースの契約を解約すれば、毎月の支出を抑えられます。売上がない時期は、少しでも出費を減らす意識を持って取り組んでください。

利用できる公的支援制度を確認する

自治体や国が用意している公的な給付金や貸付制度を確認しましょう。公的支援には返済不要の給付金や、低金利で利用できる融資などがあり、資金状況に合わせて柔軟に活用できます。

たとえば、収入の減少により家賃の支払いが困難な場合は「住居確保給付金」、自治体独自の「物価高騰対策給付金」が生活費の補填に役立ちます。さらに、当面の生活資金が必要な場合は「生活福祉資金貸付制度」、事業継続の資金繰りには日本政策金融公庫の「経営環境変化対応資金」という選択肢が有効です。

これらの制度は自己申請が原則となるため、要件に該当するかどうか、役所の福祉課や公庫の窓口へ早めに相談しましょう。

副業や単発バイトで直近の生活費を確保する

本業の仕事を探しながら、すぐに現金が手に入る副業や単発アルバイトで生活費を稼ぐ手段もあります。手元に一定の収入があれば、焦って不利な条件の案件を引き受けてしまうリスクを防げるためです。

たとえば、数日で報酬が支払われるデータ入力や、週末だけ稼働できるイベントスタッフといった副業が挙げられます。期間が短い働き方を選べば、本業を再開するための案件探しや営業活動の時間を奪われる心配もないでしょう。

次の案件が決まるまでの期間を乗り切るために、最低限必要な金額を得る手段として検討してください。

業種や働き方の視野を広げる

今まで取引してきた特定の業界だけでなく、異なる分野や新たな働き方に目を向けるという手もあるでしょう。自分では「当たり前」と思っている技術であっても、別の業界で求められる可能性があります。

たとえば、WebデザイナーであればWeb制作会社からの請負だけでなく、一般企業から直接チラシや販促物の制作を受注する道が挙げられます。ほかにも、エンジニアがIT支援の行き届いていない中小企業へ向けて、DX推進や業務効率化の相談に乗るといったアプローチも考えられるでしょう。

また、業務委託という契約形態だけにこだわらず、週2日や3日稼働の派遣契約、一時的な契約社員といった働き方を選択肢に加えるのもおすすめです。

従来の市場や手法に固執せず、自分の能力が横展開できる場所を探すことで、思いがけない場所から案件を獲得できるかもしれません。

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仕事がない個人事業主が案件を探す方法

効率的に次の仕事を獲得するためには、自身の状況に適した窓口や媒体を選ぶ必要があります。ここでは、仕事がない個人事業主が案件を探すおすすめの方法をまとめました。

エージェントサービスに登録して案件を紹介してもらう

次の案件を獲得したい場合、フリーランス向けのエージェントサービスへ登録する方法があります。自分ひとりで企業に応募する場合と比べて、サポートを受けながら案件を探せるため、効率的に活動を進められる点がメリットです。

エージェントサービスに登録すると、専任の担当者がスキルや働き方の希望に合った案件を探してくれます。エージェントサービスによっては契約の手続きや単価の交渉まで代行してもらえるため、効率的に稼働先を確保する手段として有効です。

IT・Web業界の案件を探す際はレバテックフリーランスの利用をおすすめします。独自の非公開案件を多数保有しているため、競合他社には出回らないプロジェクトに出会える確率が高まります。

さらに、専任のアドバイザーが商談調整や条件交渉を代行するだけでなく、参画中の悩み相談や福利厚生プログラムによるサポート体制も充実しています。まずは無料登録を行い、客観的な市場価値の把握や今後のキャリア相談の機会として利用してみてください。

クラウドソーシング・マッチングサイトで応募する

エージェントサービスへの登録と並行して、クラウドソーシングサイトやマッチングプラットフォームでの応募を進めましょう。多くの企業が即戦力を求めて募集を出しているため、条件が合致すれば数日で作業を開始できるスピード感が強みです。

たとえば、ランディングページの制作やバナーデザイン、小規模なシステム開発といった案件が豊富に掲載されています。数ヶ月に及ぶ長期のプロジェクトだけでなく、数日単位で完了する単発の仕事も多いため、当面の収入を確保するための手段として役立つでしょう。

案件の獲得率を高めるために、1つのサイトに絞らず複数のサービスへ登録し、応募の手数を増やすことがおすすめです。

SNSやブログで宣伝活動を行う

自身のスキルや過去の制作実績、ポートフォリオをSNSや個人のブログに掲載して発信するという手もあります。投稿を通じて自分のスキルが周囲に伝われば、それを見た企業の採用担当者やディレクターから直接仕事の打診が届く窓口になるためです。

まずは、X(旧Twitter)やFacebookといった媒体で日頃の制作プロセスを発信しましょう。ブログに「これまで対応した開発言語や得意なデザインの領域」をまとめた記事を投稿する方法もあります。

スキルの発信はWeb上の履歴書として機能するため、自ら営業メールを送り続けなくても、案件を呼び込める可能性があります。仕事を探している旨や連絡先となる問い合わせフォームへのリンクを、プロフィールの目立つ位置に設置して運用すると良いでしょう。

過去の取引先や同業者へ再度アプローチする

以前一緒に仕事をしたクライアントや、フリーランスの仲間に対して連絡を取る方法もおすすめです。一度信頼関係が構築されている相手であれば、見ず知らずの新規企業へ営業するよりも仕事の受注につながりやすいためです。

具体的には、メールやチャットツールを使って近況報告を兼ねた挨拶を送り、現在の稼働状況に余裕がある旨を伝えます。相手のプロジェクトで急な欠員が出た際や、人手が足りない案件が発生したタイミングで、声をかけてもらえる可能性があります。

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仕事がない個人事業主になってしまう原因とは

案件が途絶える背景には、外部環境だけでなく、自身の能力や事業の進め方が影響している場合があります。ここでは、個人事業主の仕事が途絶えてしまう主な要因について解説します。

実績やスキルが不足している

市場の流行や技術の進化に対して、自身の能力が追いついていない状況が一つの原因として考えられます。企業が求める水準と提供できるスキルにズレが生じると、発注の優先順位が下がってしまうためです。

たとえば、WebデザイナーであればFigmaなどの主流ツールや、AIを活用した業務効率化への対応が挙げられます。こうした最新の制作フローにキャッチアップできていないと、案件の受注が難しくなる可能性があります。

現状の技術に満足せず、常に業界のトレンドを観察して必要な知識を学び続ける姿勢が不可欠でしょう。

営業方法に課題がある

高いスキルや実績を持っていても、それを発注者にアピールする営業方法が確立できていない場合も、仕事がなくなる要因となります。自分の存在や強みが市場に認知されていなければ、仕事を依頼される機会自体が生まれないためです。

たとえば、ポートフォリオの更新が数年前で止まっていたり、SNSやブログでの情報発信を行っていなかったりする点が挙げられます。

エージェントへの登録やクラウドソーシングの活用を始め、発注者の目に留まる窓口を増やすといった対策が必要になるでしょう。

特定の案件への依存度が高い

売上の大半を一社または少数のクライアントだけに依存している状態は、大きなリスクを伴います。相手企業の業績悪化や方針転換により突然契約が終了すると、収入の大半を失ってしまうためです。

自身に落ち度がなくても、クライアント側の都合により突然仕事がない状態に追い込まれる可能性があります。

収入を安定させるためには、常に複数の取引先と並行して関係を維持し、リスクを分散させる構造を作ることが求められます。

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仕事がない個人事業主が避けるべきNG行動

焦りから誤った判断を下してしまうと、事業の継続をさらに難しくする悪循環に陥ります。ここでは、個人事業主が仕事をなくした際に取るべきではない行動をまとめました。

安易な値下げをする

案件が欲しいからといって、市場の相場を大きく下回る価格で仕事を引き受けるのは避けましょう。一度低い単価で契約を結ぶと、関係が続いたあとも元の適正価格に戻すことが難しくなるためです。

労働時間が長くなる一方で手元の利益は増えにくく、体力や時間ばかりを消耗してしまいます。安易な値下げで解決しようとするのではなく、自身のスキルに見合った適正な価格を設定しましょう。

返済計画のない借り入れを行う

当面の生活費や運転資金を補填するために、返済の見通しが立たない状態で安易にローンを利用するのは控えるべきです。売上が回復する目処がないまま負債を増やすと、利息の支払いによって返済の負担が雪だるま式に膨らんでしまいます。

無計画な借入は将来的な信用低下にもつながりかねません。資金調達を行うのであれば、事前に収支を精査した上で綿密な返済計画を立て、公的な猶予制度や無利子の支援策を優先的に検討しましょう。

個人事業主向けのローンについては、下記の記事でも詳しく解説しています。

個人事業主向けのローンとは?利用のメリットや審査通過のポイントを紹介

スキルに見合わない案件を受ける

現在のスキルや経験では対応が難しい、難易度の高すぎる仕事を受注することも避けましょう。契約後に納期遅延や成果物のクオリティ低下によって、クライアントに迷惑をかけてしまうリスクが生じるためです。

対応が中途半端になると、その後の継続案件につながらなくなったり、自身の評価を下げてしまったりする可能性があります。現在のスキルで確実に遂行できるレベルの案件を見極めましょう。

誰にも相談せず一人で抱え込む

仕事が途絶えたことを周囲にいわず、自分ひとりだけで悩み続けることも避けましょう。焦りや不安から冷静な判断ができなくなり、誤った選択をしてしまう原因になるためです。

たとえば、税金に関する悩みは税理士に、利用できる支援制度や資金繰り、経営面の悩みはフリーランス向けの相談窓口に相談できます。身近な同業者や専門家に話を聞いてもらうだけで、新しい解決策が見つかるケースは少なくありません。

一人で問題を抱え込もうとせず、周りのサポートを頼ることが、事業を長続きさせるための大切な一歩となります。

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個人事業主の仕事がない時によくある質問

ここでは、個人事業主の仕事がない時によくある質問に答えます。

Q. 個人事業主がスキルを磨く方法は?

オンラインの学習講座や、国が実施しているリスキリング支援制度を活用して新しい知識を学ぶ方法があります。独学でテキストを読むだけでなく、手を動かして学ぶほうが実務に直結しやすいでしょう。

実際の開発環境や制作現場を想定した模擬案件に挑戦すれば、実践的な能力を養う近道となります。市場で求められている最新の技術トレンドを掴み、自身の強みを増やしましょう。

Q. SNSやブログで仕事を探すときのコツは?

単に「案件を募集しています」と発信するのではなく、自分が解決できる企業の悩みや得意な業務領域を言葉にして明記します。発注者が「この人なら自社の課題を解決してくれそうだ」とイメージしやすくなるためです。

過去に制作した成果物のリンクや、連絡先となる問い合わせフォームをプロフィールの分かりやすい位置に設置しておくと良いでしょう。発注者が迷わずスムーズに連絡を取れる導線を整えておけば、相談のハードルを下げられます。

Q. 案件が突然打ち切りになることはある?

相手企業の経営状況の悪化やプロジェクトの中止など、クライアント側の事情によって契約が予定より早く終了する可能性はあります。

こうした事態に備える防衛策として、事前に交わす業務委託契約書の中で「解約の告知は1ヶ月前までに行う」といった条項を盛り込んでおくと良いでしょう。契約の段階でリスクを抑える決まりを作っておけば、自身の生活を守る盾となります。

Q. 仕事がないときはどの案件獲得方法を優先する?

まずは、仕事紹介のプロであるエージェントサービスへの登録を検討してみましょう。自分で1社ずつ企業を開拓するよりも、営業活動にかける時間と労力を大幅に削減できるためです。

アドバイザーとの面談を通じて自分の市場価値を把握しつつ、並行してクラウドソーシングでの応募も進めましょう。複数の窓口を同時に動かして応募の手数を増やすことで、案件を獲得できる可能性が高くなります。

※本記事は2026年8月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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