仮想化エンジニアとは?概要や求められる役割について解説

仮想化を行うインフラエンジニアやサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなどを「仮想化エンジニア」と呼びます。仮想化の意味や、その重要性について詳しく紹介しますので、興味のある方は最後までご覧ください。

なお、他にもさまざまなエンジニアの種類について知りたい方は「エンジニアの種類」の記事をご覧ください。

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■この記事の監修

てっす

2017年4月~ 現在の企業に入社
・プログラマーとして6年半勤務
・パッケージソフトウェアのカスタマイズを行っている
・基本情報技術者の資格保有

保育園児の男の子を育児しながら仕事しているワーママ。

目次

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仮想化とは?意味やメリット

1960年頃には既に広く知られていた仮想化。現在ではさまざまな環境で使われることが多くなっているため、誰もが知らず知らずのうちに仮想化の恩恵を受けていると考えられるでしょう。

仮想化とは、コンピュータ内にあるリソースをモデル化することを指します。つまり、CPUやハードディスク、ネットワークなどの物理的なリソースを論理的なリソースとして表現し、単体、あるいは複数として扱う技術のことです。
仮想化の種類には、サーバー仮想化やネットワーク仮想化、デスクトップ仮想化、ストレージ仮想化といったものが存在しています。中でもよく取り上げられているものが、サーバー仮想化です。

一般的に、サーバーのリソースは一部分しか使用できていないといわれています。非効率なリソースの活用は、余剰リソースの発生につながります。余剰リソースを上手く活用するためにも、サーバーの仮想化が非常に重要です。
仮想化ソフトを介すことで、リソースを持て余している1台のサーバーにカプセル化した複数のサーバーをまとめ、効率よく稼働させることができます。サーバーをまとめることで、仮想サーバー内の異なるOSやアプリなどを、1台のサーバーで使用できるようになります。

ここで仮想化をすることで生まれるメリットを見てみましょう。

  • 使用するサーバーの数を減らせる
  • コストダウンできる可能性が高い
  • サーバーをカプセル化することで余剰リソースを有効活用できる
  • 運営をする上での管理が容易になる

しかし、一方でデメリットも見られます。

  • 仮想化を導入する際にコストが掛かる場合がある
  • 仮想化前よりもサーバーのパフォーマンスが劣る可能性がある
  • サーバーにトラブルなどが起きることを想定して冗長化する必要がある

このように、仮想化をするにもメリットとデメリットがあります。置かれた状況に応じて最適な仮想化の方法を取捨選択していきましょう。

インフラエンジニアの仕事の種類について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
インフラエンジニアの種類|仕事内容や年収、必要なスキル・資格を種類別に解説

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仮想化エンジニアの役割

近年、あらゆる環境で仮想化が進んでいる影響を受けて、インフラエンジニアやサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなどに仮想化のスキルや経験を求める傾向があります。求人・案件の中には、仮想化技術のエキスパートとしての役割を期待して、仮想化エンジニアという呼称を用いるものも見られます。

一口に仮想化エンジニアといっても、その言葉が指すところは企業によってさまざまです。例えばサーバー仮想化でいえば、「VMware vSphere」(VMware社)、「Hyper-V」(Microsoft)、Xen(Linux Foundation)、KVM(Qumranet社)といった製品を用いた環境構築・運用のスキルがあると役立つことでしょう。

レバテックフリーランスでは、仮想化の作業を含むさまざまな作業内容の案件を取り扱っています。案件の提案だけでなく、「自分のスキルを生かせる案件を受けたい」「どんな案件が合っているのか分からない」など、エンジニアの皆さまのお悩みに対応するコンテンツも用意しています。まずは、お気軽にご相談ください。

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仮想化エンジニアに関するよくある質問

ここでは、仮想化エンジニアに関するよくある質問に答えていきます。

Q. 仮想化技術にはどんな種類がありますか?

仮想化技術にはサーバー仮想化、ストレージ仮想化、ネットワーク仮想化、デスクトップ仮想化等の種類があります。

Q. 仮想化技術を学ぶためにはどんな資格を取得するべきですか?

仮想化基礎検定、VMware認定資格等の資格を取得するべきです。

Q. 仮想化にはどのようなデメリットがありますか?

物理サーバーに比べて性能が低下する可能性がある、必要リソースの見極めが難しい、仮想化に精通した人材の確保が必要等のデメリットがあります。

Q. 仮想化とクラウドの違いは何ですか?

仮想化は単一のハードウェアリソースを分割・統合し、複数の論理的なシステムを構築するための技術です。一方で、クラウドはインターネットを介してICTインフラやアプリケーション等を利用できるサービスを提供する技術を指します

Q. 仮想化を導入することで、どんなメリットが得られますか?

コストの削減、運用の効率化 、可用性や拡張性を高められる等のメリットが得られます。

最後に

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