個人事業主・フリーランスの単価の決め方とは?単価アップを狙う交渉のコツも解説

「単価はどれくらいに設定すべき?」「単価交渉における注意点は?」と気になっている個人事業主・フリーランスの方もいるでしょう。そこで本記事では、個人事業主・フリーランスの方へ向け、単価の決め方や単価交渉のコツを解説しています。

単価をアップするためのポイントについても紹介しているため、「単価を上げて手取りを増やしたい」と考えている方はぜひ最後までご確認ください。

個人事業主の開業に関する基礎知識が知りたい方は、こちらの関連記事を併せてご覧ください。
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■この記事の監修

小松 茂樹(こまつ しげき)

中小企業診断士・キャリアコンサルタント
東京外国語大学を卒業後、人材派遣会社、健康食品会社を経て、経営コンサルタントへ。業務改善や制度設計、企業研修などを主領域として活動した後に独立。現在は株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング代表取締役社長として、キャリア形成や能力開発に向けたコンサルティング、研修・セミナーを提供している。

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個人事業主・フリーランスの単価の決め方

個人事業主・フリーランスはどのように単価を設定したらよいのでしょうか。単価を決める際におさえておきたいポイントは以下の2点です。

  • 単価相場を調べる
  • 作業にかかる時間を洗い出す

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきます。

単価相場を調べる

まずは、個人事業主・フリーランスとして案件を受注する際の単価相場はどれくらいなのか調べてみましょう。単価相場は、フリーランスとして活動している人のSNSやブログ、フリーランス向けエージェントのWebサイトなどで確認が可能です。

たとえば、レバテックフリーランスでは、フリーランスエンジニアの単価相場を言語や職種などの条件別に公開しています。以下の表に、公開している単価相場の一部をまとめました。

言語 平均単価
Java 69万円
Python 77万円
Ruby 80万円
職種 平均単価
インフラエンジニア 67万円
SE(システムエンジニア) 71万円
フロントエンドエンジニア 72万円


単価相場は職種や作業内容によって大きく異なります。単価相場を調べる際は、自分の職種や業務範囲に近いものを参考にしましょう。

作業にかかる時間を洗い出す

単価相場を把握できたら、次は案件を行うなかでどのような作業があり、どれくらいの時間がかかるのかを洗い出しましょう。メインとなる作業だけでなく、準備や確認にかかる時間なども考慮するのがポイントです

たとえば、エンジニアであればコーディングだけでなく、事前の要件定義や仕様決定のミーティングや資料作成に要する時間も含めて、総作業時間を見積もります。

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個人事業主が単価交渉を成功させるためのポイント

単価が決まっても、実際に希望した単価でスムーズに案件を受注できるとは限りません。ここでは、個人事業主・フリーランスに向け、単価交渉を成功に導くためのコツを紹介します。

  • 適切なタイミングで行う
  • 交渉材料を用意する
  • クライアント目線を大切にする
  • 希望の最低単価よりも高めの額を提示する

上記の4つのポイントの詳細は、以下のとおりです。

適切なタイミングで行う

単価交渉は、仕事が一区切りついた、追加の案件を依頼された、といった仕事の節目を選択するのがおすすめです。

「今すぐに単価交渉をしたい!」と思っていたとしても、タイミングを間違えれば、クライアントにマイナスな印象を与えてしまい、信頼の低下にもつながってしまう可能性があります。単価交渉はしっかりとタイミングを見極め、慎重に行いましょう

交渉材料を用意する

単価交渉はタイミングが重要ですが、具体的な交渉材料がなければ失敗に終わってしまう可能性があります。たとえば、「新しいスキルを身につけた」「依頼された仕事プラスαの作業をした」など、根拠を示しましょう。

クライアント目線を大切にする

単価交渉の際は、クライアント側にもメリットがあるように提案しましょう。クライアント目線に立った提案の例は、以下を参考にしてください。

  • 作業範囲を増やすことにより、ほかのフリーランスに受注する手間を省く
  • より多くの案件において、最新のスキルを活かした成果を出す

単価交渉は自分本位になりすぎず、クライアントから見てどうか、という点を考えることが大切です。

希望の最低単価よりも高めの額を提示する

単価交渉の際は本当に希望している最低単価よりも少し高めの額を伝え、徐々に下げていきましょう。先に高い金額を提示しハードルを上げることで、その後の提案を受け入れてもらいやすくなります

とはいえ、高すぎる単価を急に提示してしまうのも避けるべきです。作業内容や自身のスキルに見合った最低単価を設定してください。

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個人事業主・フリーランスが単価アップを狙う方法

ここでは、単価アップを狙う個人事業主・フリーランスが行うべきことについて紹介します。単価を上げるためのポイントは、以下のとおりです。

  • スキルアップに努める
  • クライアントと信頼関係を築く
  • 他の案件を探す

それぞれの方法の詳細を説明します。

スキルアップに努める

単価アップを狙うのであれば、スキルアップに努め、高い成果を出し続けることが大切です。当たり前ですが、どのクライアントも質の低い仕事をする人の単価アップをしたいとは考えません。単価アップの交渉をする前は、一度自分の仕事の質を振り返り、希望の単価に見合っていないと思う場合はタイミングを改めるべきといえます。

なお、スキルは一朝一夕で身につけられるものではないため、個人事業主・フリーランスが単価アップを狙うのであれば、日常的に学び続けることが求められるでしょう。

クライアントと信頼関係を築く

クライアントとの信頼関係が構築できていない状態で単価交渉をすると、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。信頼関係を築くためには、以下に挙げている基本的なことから徹底しましょう。

  • 納期を守る
  • 不備がない状態で納品する
  • 円滑なコミュニケーションをとる
  • 同じミスをしない

特に同じクライアントから継続して案件を受注する場合、信頼関係の構築は単価アップの鍵を握ると言っても過言ではありません。単価を上げたいと考えるなら、クライアントとの関係構築に注力しましょう。

他の案件を探す

前述した方法で単価アップを狙うこともできますが、別のクライアントから案件を受注するのも一つの手といえます。他の案件の方がそもそもの単価設定が今よりも高いケースがあるためです

今のクライアントでは単価アップの交渉が難しいと感じていたり、他のクライアントとも仕事をしてみたいと考えていたりする場合は、作業と並行して別の案件を探してみてもよいでしょう。新たな案件に挑戦するとスキルアップにつながり、自身の市場価値向上につながる可能性もあります。

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安易に単価を下げない方がよい理由

個人事業主・フリーランスは、安易に単価を下げないようにしましょう。

単価を一度下げると、その単価が基準になってしまいます。同じ内容で次の案件を受注する場合、単価アップの交渉が難しくなり、下がった単価のまま依頼を受けざるをえません。加えて、他の会社の紹介を受けたときも、下がった単価を参考に報酬を提示される可能性が高いといえます。

ただし、単価が下がっても「この案件を通して身につけたいスキルがある」「クライアント先の環境に魅力を感じている」など、デメリットよりもメリットが大きいと考えた場合、案件を受注する選択をしてみてもよいでしょう。

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単価交渉が不安ならフリーランスエージェントがおすすめ

個人事業主・フリーランスのなかには、単価交渉に不安を抱える人もいるでしょう。

レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。単価交渉はもちろん、希望やスキル、経験に合った案件の紹介や参画中のフォローまで手厚く行っています

まずはお話だけでも歓迎しておりますので、興味をお持ちの個人事業主・フリーランスの方は、「レバテックフリーランスとは?」をご確認ください。

※本記事は2023年4月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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