フリーランスの仕事の種類43選!未経験向けや在宅の案件、年収なども紹介 | レバテックフリーランス
フリーランスの仕事の種類43選!未経験向けや在宅の案件、年収なども紹介
フリーランスの仕事の種類は、IT・クリエイティブ系やコンサルティング、執筆、接客・営業などさまざまです。契約内容に応じて在宅で働けたり、未経験から挑戦しやすかったりする職種もあります。
本記事では、分野別のフリーランスの仕事や主な職種の年収目安、独立までのステップ、案件の探し方などを解説します。「フリーランスの仕事をしたいけれど、どのような種類があるか分からない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

記事の監修者
泉澤 匡寛
レバテック代表執行役社長
同志社大学を卒業後、レバテックキャリアにてITエンジニアの採用支援、キャリア支援に従事。
IT人材不足に大きな課題感を持ち、新規事業の責任者としてIT特化型就職支援サービス「レバテックルーキー」や、プログラミングスクール「レバテックカレッジ」など、IT人材を増やす事業を開発。
2021年よりレバテック ITリクルーティング事業部部長として、事業戦略立案、採用、業務最適化など、レバテック複数ブランドの成長を多方面から牽引。
2025年4月にレバテック執行役社長に就任。
フリーランスとは
フリーランスとは、特定の企業や組織に所属せず、個人で仕事を請け負う働き方です。雇用契約ではなく、クライアントと対等な立場で案件ごとに業務委託契約を結びます。
下記では、会社員・個人事業主・自営業との違いを見ていきましょう。
会社員との違い
フリーランスは組織に雇用される立場ではないため、労働基準法の保護対象から外れるのが会社員との大きな違いです。会社員は固定給なので収入が安定しているのが特徴で、社会保険料の半分は企業が負担します。
これに対し、フリーランスは働いた分だけ収入に直結するものの、病気で休んだ際の保障は少なめです。確定申告や契約交渉も自ら行います。自由と責任のバランスが会社員とは異なる点を理解しておきましょう。
会社員との違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
フリーランスと会社員の違いは?手取り・年収の比較や掛け持ち、損益分岐点
個人事業主との違い
個人事業主とは、税務署に開業届を提出して事業を行う個人を指します。フリーランスが「働き方」、個人事業主は「税制上の区分」を表すのがポイントです。
フリーランスの多くは開業届を提出し、個人事業主として活動しています。両者は対立する概念ではなく、フリーランスという働き方の中に、個人事業主という税務上の立場が含まれているイメージです。
参考:No.6109 事業者が事業として行うものとは|国税庁
自営業との違い
自営業とは、雇われずに自分で事業を営む人全般を指す言葉です。
フリーランスは、主にITやクリエイティブ分野など、個人のスキルを活かして単発・短期の案件を請け負う働き方を指すことが多い言葉です。一方自営業は、飲食店や小売店の経営など、比較的固定的な事業形態を持つケースを指すことが多くなります。
明確な線引きはありませんが、フリーランスは働き方のスタイル、自営業は事業の形態を表す言葉として使われる傾向があると理解しておくと良いでしょう。
各働き方の違いについては、下記の記事も参考にしてください。
フリーランス・自営業・個人事業主の違いは?メリットや定義を解説
エンジニア系フリーランスの仕事一覧
プログラマーやシステムエンジニアのようなIT系の仕事は、フリーランスの中でも需要が高く、専門スキルを活かして高収入を目指しやすい分野です。ここでは、システム開発や運用の分野で活躍する職種をまとめました。
1.プログラマー
プログラマーは、仕様に基づき、プログラミング言語を用いてシステムを構築する仕事です。フリーランスとして活躍する場合、JavaやPHP、Pythonなど、特定の言語が得意だと案件を獲得しやすくなります。
働き方の面では、在宅でできる案件が多いことが特徴の一つです。クラウドソーシングサイトやエージェントを通じて、初心者向けの案件から高単価案件まで、幅広い仕事に出会える可能性があります。
2.システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントの要望をヒアリングした上で、システムを設計したり仕様書を作成したりする仕事です。プログラマーへの指示出しや、プロジェクト全体の進行管理を担うこともあります。
フリーランスとして活動するには、クライアントとの折衝やマネジメントの実務経験を積んでおくことが重要です。会社員時代に得た知識やスキルを活かし、独立後は上流工程を担当する案件を獲得しやすくなります。
3.インフラエンジニア
インフラエンジニアは、システムの基盤部分を構築・運用する仕事です。専門とする領域に応じ、下記の名称で呼ばれることがあります。
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- クラウドエンジニア
いずれも企業のIT環境を支える重要な役割を担います。
フリーランスとして働く場合、常駐型の案件が多い傾向にあります。システムを安定的に稼働させる必要があるため、長期契約を結びやすいのがメリットです。
4.ゲームエンジニア
ゲームエンジニアは、スマートフォンやパソコン、家庭用ゲーム機向けのゲームを開発する仕事です。担当する業務や役割に応じて、下記の職種に分類されます。
| ゲームプログラマー | ゲーム内の動作やシナリオに沿ったイベント処理を実装する。 |
|---|---|
| グラフィックプログラマー | ゲーム内の描画処理を実装する。 |
| サウンドプログラマー | ゲーム内の音響処理を担当する。 |
| ネットワークプログラマー | プレイヤー同士やサーバー・プレイヤー間の通信に滞りがないよう、サーバーやネットワークを構築する。 |
フリーランスとして活動するには、UnityやUnreal Engineなどの専門的な開発環境に関する知識が必要とされます。ゲーム業界特有の納期や品質基準を理解しておくのも大切です。
5.AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能技術を活用したシステムやサービスを開発する仕事です。近年は各業界・企業のAI活用ニーズの増加に伴い、フリーランス人材の需要も伸びているとされます。
AIエンジニアになるには、Pythonをはじめとしたプログラミング言語に加え、統計学や機械学習の知識も必要です。技術の進化が早いため、常に新しい知識を吸収し続ける姿勢が欠かせません。専門性が高い分、単価は高く設定される傾向があります。
6.機械学習エンジニア
機械学習エンジニアは、データを分析し、機械学習モデルを構築・実装する仕事です。AIエンジニアがモデルの考案を主導するのに対し、機械学習エンジニアは実際の運用や開発実務に重きを置くため、より現場に近い役割を担います。
フリーランスとして活動するには、実際のプロジェクトでモデルを構築した経験が重要視されます。膨大なデータを解析して予測や判断を行う仕組みを作るには、高度な実装能力が欠かせません。
7.IoTエンジニア
IoTエンジニアは、家電や設備などの「モノ」をインターネットに接続し、データ収集や制御を行うシステムを開発する仕事です。
IoTは、スマートスピーカーや外出先から家電を操作するシステムなどに活用される技術です。製造業や農業など、幅広い分野での活用が進んでいます。
フリーランスのIoTエンジニアになるには、ハードウェア・ソフトウェア双方の知識が必要です。さらに、センサー技術や通信技術についての理解も求められます。ネットワークや制御系の業務経験があれば、強みとして活かせるでしょう。
8.Webコーダー
Webコーダーは、デザイナーが作成したデザインをもとに、HTMLやCSSを用いてWebページを構築する仕事です。プログラマーと比べ、比較的学習コストが低いことから、未経験者が挑戦しやすい職種といえます。
フリーランスとして活動する場合、クラウドソーシングサイトで案件を見つけやすいのがメリットです。実績を積みながら、JavaScriptなどのスキルを習得していけば、対応できる案件の幅を広げられます。
9.Webエンジニア
Webエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの開発・保守を行う仕事です。担当業務の範囲の違いにより、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに分かれます。
| 職種 | 主な仕事内容 | 必要な知識やスキル |
|---|---|---|
| フロントエンドエンジニア | ユーザーから見えるブラウザ部分の開発 | HTML/CSS/JavaScript/ フレームワークとライブラリの知識/テストとデバッグ/レスポンシブデザインなど |
| バックエンドエンジニア | OSやサーバー、データベースの情報を管理するシステムの開発 | Python、Java、Rubyなどのプログラミングスキル/フレームワーク/データベース/セキュリティ対策/サーバーの設定・運用など |
フリーランスとして活動するには、特定の言語やフレームワークに強みを持つことが重要です。ReactやRuby on Railsなど、需要の高い技術を扱えると案件獲得の幅が広がるでしょう。
10.セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、企業のシステムやネットワークを不正アクセスやウイルスなどの脅威から守る仕事です。
サイバー攻撃の手法の複雑化に伴い、フリーランスを含めたセキュリティエンジニアの需要が高まっているとされます。企業が扱う個人情報や機密情報の価値が増し、保護の徹底が強く求められるようになったのが理由です。
企業の重要な情報を扱う仕事のため、責任感と正確な作業が求められます。関連資格を取得すれば、クライアントの信頼を得やすくなるでしょう。
下記の記事ではより細かくIT系の職種を紹介しているので、あわせてご覧ください。
エンジニア17種類の仕事を解説!年収や将来性・選び方もわかりやすく紹介
コンサルタント系フリーランスの仕事一覧
コンサルタント系の職種は、企業の課題解決を支援するのが仕事です。豊富な実務経験や専門知識を活かせるため、会社員として一定の経験を積んだ人におすすめの分野といえます。ここでは、3種類のコンサルタントを見ていきましょう。
11.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業のIT戦略やシステム導入に関して助言をする仕事です。クライアントの課題を分析し、最適な解決策を提案する役割を担います。
フリーランスとして活動するには、幅広いIT知識とそれを分かりやすく説明する力が求められます。SEなどで実務経験を積んだ後に独立するケースが多いようです。クライアントからの期待が大きくなるので、信頼関係を築きながら継続的な案件獲得を目指しましょう。
下記の記事ではITコンサルタントを細分化して仕事内容を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
12.Webコンサルタント
Webコンサルタントは、企業のWebサイトやオンライン戦略について改善策を提案する仕事です。市場調査や現状の解析に基づき、収益向上やブランディングに向けた施策の道筋を示す役割を担います。
フリーランスとして活動するには、SEOやWeb広告、SNS運用など、幅広い知識が必要です。分析データをもとに、根拠のある施策を提案するスキルも欠かせません。Webマーケティングの実務経験や成功事例を持っていれば強みになります。
13.経営コンサルタント
経営コンサルタントは、企業の経営課題を分析し、戦略の策定や業務改善の提案を通じて解決へと導く仕事です。クライアントの収益向上や組織の立て直しを目指し、第三者の視点から助言や施策の実行をサポートします。
フリーランスとして活動するには、経営に関する深い知識と実績が求められます。中小企業診断士などの資格を保有していると、信頼性が高まるでしょう。長年のビジネス経験を活かしたい人に向いています。
マネジメント系フリーランスの仕事一覧
マネジメント系の仕事は、プロジェクトやチームの進行管理を担う仕事です。技術力だけでなく、調整力やマネジメント能力が求められる分野といえます。ここでは、企業の課題解決やプロジェクトの進行を指揮する職種をまとめました。
14.プロジェクトマネージャー(PM)
プロジェクトマネージャーは、システム開発などのプロジェクト全体を統括する仕事です。実行計画の策定や予算・スケジュールの管理、メンバーの調整など、幅広い業務を担います。エンジニアとして現場経験を積み、リーダー経験を経てステップアップするのが一般的です。
フリーランスとして活動するには、豊富なプロジェクト管理経験が求められます。トラブルへの対応力、コミュニケーション力も必要です。過去の実績を明確に示せば、クライアントの信頼を得やすくなるでしょう。
下記の記事では主な仕事内容のほか、関連職種との違いについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
プロジェクトマネージャー(PM)とは?役割やフリーランス事情を解説
15.プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)
PMOは、プロジェクトマネージャーを支援し、複数のプロジェクトを横断的に管理する組織・仕組みです。進行状況の可視化や標準化されたルールの整備などを担います。大規模なプロジェクトほどPMOの需要が高まるでしょう。
フリーランスとして活動するには、PM経験に加え、組織全体を俯瞰する視点が求められます。データ分析力やドキュメント作成力も重要なスキルです。管理業務が得意な人にとって、力を発揮しやすい仕事だといえます。
クリエイター系フリーランスの仕事一覧
クリエイター系の仕事は、デザインやイラストなど、創造的なスキルを活かせる分野です。感性や表現力が求められる一方、クライアントの要望に応える柔軟性も必要とされます。ここでは、Webデザイナーやグラフィックデザイナーなどの職種を見ていきましょう。
16.Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを制作する仕事です。見た目の美しさだけでなく、使いやすさやユーザー導線を考慮したデザインが求められます。
フリーランスとして活動するには、Photoshopやillustratorなどのデザインツールを扱うスキルが欠かせません。HTMLやCSSの知識があれば、対応できる案件の幅が広がります。ポートフォリオを充実させれば、クライアントに実力が伝わりやすくなるでしょう。
下記の記事ではWebデザイナーの仕事内容や未経験から目指す方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Webデザイナーの仕事内容とは?必要なスキルや向いている人の特徴も紹介
17.グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、ポスターやパンフレット、ロゴなど、紙媒体や印刷物のデザインを制作する仕事です。クライアントの要望を聞くのも仕事なので、企業のブランディングに関わる機会が多いと考えられます。
フリーランスとして活動するには、デザインや印刷の基礎知識に加え、クライアントが希望するイメージを汲み取る力も必要です。
案件は企業からの直接依頼のほか、デザイン会社からの外注として受注するケースもあります。独自のデザインスタイルを確立できると、指名で仕事を受けやすくなるでしょう。
18.UI/UXデザイナー
UI/UXデザイナーは、Webサイトやアプリケーションの操作性や使い心地を設計する仕事です。Webデザイナーが依頼主の意向を形にするのに対し、UI/UXデザイナーは利用者の体験の質を向上させる点に重きを置きます。
UI/UXの重要性の高まりに伴い、近年需要が伸びていると考えられます。フリーランスとして活動するには、デザインスキルに加え、ユーザー心理やデータ分析に関する知識が必要です。プロトタイピングツールの操作スキルも求められるでしょう。
19.イラストレーター
イラストレーターは、書籍や広告、Webサイトなどで使用されるイラストを制作する仕事です。
フリーランスとして活動するには、独自の作風を確立し、SNSなどで作品を発信していく取り組みが重要です。企業案件だけでなく、個人からの依頼を受けるケースもあります。個性的な画風を持つことで、指名での依頼につながりやすくなります。
案件単価は作風や実績によって差が大きい傾向にあります。継続的に作品を発表し、ファンやフォロワーを増やしていく努力が必要です。
20.フォトグラファー
フォトグラファーは、写真の撮影から画像の編集、仕上げまでを引き受ける仕事です。人物や商品、風景など、専門分野はフォトグラファーにより異なります。結婚式や七五三といった個人向けの依頼も多いため、独立して活動しやすいでしょう。
フリーランスとして活動するには、撮影・編集スキルに加え、撮影機材への投資も必要になります。ポートフォリオサイトなどで作品を公開し、クライアントに実力とセンスを伝えましょう。
21.映像・動画制作者
映像・動画制作者は、企業のPR用の動画やYouTubeコンテンツなどの撮影・編集をする仕事です。動画コンテンツの需要拡大に伴い、案件数の増加が見込まれます。
フリーランスとして活動するには、動画編集ソフトの操作スキルとともに、企画力・構成力が求められます。在宅で作業できる案件も多く、比較的挑戦しやすい分野だといえるでしょう。トレンドを意識した編集スキルを磨けば、多くの依頼が来る可能性があります。
マーケティング系フリーランスの仕事一覧
マーケティング系のフリーランスは、企業の売上アップや集客を支援します。一口にマーケティングといっても、Web上の施策に特化したものからデータの分析、広報活動まで分野はさまざまです。下記で主な職種や必要なスキルを確認しましょう。
22.Webマーケター
Webマーケターは、SEOやWeb広告、SNSなどを活用し、企業の集客や売上アップをサポートする仕事です。検索結果の順位を高める施策、ツールの解析結果に基づいた改善案の提示など、担う役割は多くあります。データ分析をもとに、施策改善を繰り返すことが求められます。
フリーランスとして活動するには、実際の運用経験や具体的な成果を示せる実績が必要です。特定の分野に特化すれば専門性をアピールしやすくなるでしょう。
23.Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト構築の受注からサイトの企画・設計、制作進行、運用までを指揮する仕事です。デザイナーやエンジニアなど、複数の職種をまとめる役割を担います。
フリーランスとして活動するには、Web制作に関する幅広い知識と、マネジメント力の両方が求められます。クライアントの要望を的確に汲み取り、チームに伝える調整力も必要です。制作会社での実務経験があると、独立後に案件を獲得しやすくなるでしょう。
Webディレクターの仕事内容について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
Webディレクターとは?仕事内容・年収・必要なスキルを分かりやすく解説
24.Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Web事業全体の企画・戦略立案を担う仕事です。ディレクターよりも上流の工程を担当し、事業の方向性を決定する役割を持ちます。
WebデザイナーやWebディレクターを経験した後、Webプロデューサーにキャリアアップするケースが多い傾向です。フリーランスとして活動するには、豊富な実務経験と事業全体を見渡す視点が求められます。経営的な視点を持つ人にとって、力を発揮しやすい職種だといえるでしょう。
25.データサイエンティスト
データサイエンティストは、企業が持つデータを分析し、経営や事業に活かせる知見を導き出す仕事です。数字を扱うだけでなく、収集した情報から価値ある予測や法則を見つけ出し、改善策を提示する役割を担います。
フリーランスとして活動するには、データ分析の実務経験や分析結果を分かりやすく伝えるスキルが必要です。PythonやRなどのプログラミング言語、分析ツールのスキルも求められます。
需要の高まりに対して対応できる人材が限られているので、専門知識を深めることで高単価案件を獲得しやすくなると考えられます。
26.広報
広報は、企業の情報を社会やメディアに発信し、企業イメージの向上を図る仕事です。新商品やサービスの記者会見の段取りやプレスリリースの送付、取材対応などをします。展示会や地域イベントに参加してPR活動をする場合もあります。
フリーランスとして活動するには、企画力や情報収集力などのスキルが必要なのはもちろん、メディア関係者とのネットワークも重要な資産となります。企業の広報部門での経験があると、独立後も案件を獲得しやすいでしょう。
執筆系フリーランスの仕事一覧
執筆系の仕事は、文章を書く力を活かせる分野です。パソコンとインターネット環境があれば始められる案件が多いため、未経験からでも挑戦しやすいことが特徴です。ここでは、Webライターやジャーナリストといった職種を紹介します。
27.Webライター
Webライターは、Webサイトやメディアに掲載する記事を執筆する仕事です。SEO記事やコラム、インタビューなど、幅広いジャンルの案件があります。
フリーランスライターになるのに特別な資格は必要ありませんが、ITや金融など特定の専門分野に通じていると高単価案件が獲得しやすくなります。個人ブログを運営して発信力を磨き、SEOの知識を身につけて成果が出せれば、継続的な依頼につながるでしょう。
28.ジャーナリスト
ジャーナリストは、独自の視点で社会の出来事を取材し、新聞や雑誌、Webメディアなどを通じて情報を発信する仕事です。事実を正確に伝える取材力と文章構成力が求められます。現地取材や関係者へのインタビューが必要な案件も多く、行動力が求められる職種だといえます。
新聞社や出版社での実務経験があると、フリーランスになった後の案件獲得が有利になる可能性があります。専門分野を持てば、特定のメディアからの依頼につながりやすくなるでしょう。
29.翻訳者
翻訳者は、外国語の文書やコンテンツを日本語(または他言語)に翻訳する仕事です。日本語を外国語に翻訳するケースもあります。ビジネス文書や書籍、映像の字幕など翻訳対象のコンテンツはさまざまです。
フリーランスとして活動するには、高い語学力と専門分野の知識が必要です。下の表に翻訳対象の種類と必要な知識をまとめました。
| 翻訳の種類 | 翻訳対象 | 必要な知識 |
|---|---|---|
| 出版翻訳 | 学術書や文芸・ノンフィクションなどの作品 | 特定の学問や文学の知識 |
| 産業翻訳 | 海外とのビジネスで必要となる契約書やマニュアルなどの書類の翻訳 | 各産業分野に関する専門知識 |
30.ブロガー・アフィリエイター
ブロガー・アフィリエイターは、個人ブログやWebサイトで情報発信をして広告収入やアフィリエイト報酬を得る仕事です。ほかのフリーランスの職種とは異なり、クライアントから依頼を受けるのではなく、自らコンテンツを発信して収益化を目指します。
最初はなかなか収益が出ない場合もありますが、分野に特化して専門性を高めたり、複数のSNSを掛け合わせたりすれば収益を上げられます。まずは個人でメディアを開設し、独学で記事の書き方や集客手法を学びながら実践すると良いでしょう。
接客・営業系フリーランスの仕事一覧
接客・営業系の仕事は対人スキルを活かせる分野であり、コミュニケーション力や専門技術が重視される傾向にあります。ここでは、美容師や営業代行など、複数分野の職種をピックアップしました。
31.美容師
美容師は、ヘアカットやカラー、パーマなどのサービスを顧客に提供する仕事です。フリーランスの美容師の働き方には、主として下記の3つのタイプがあります。
| 働き方 | 内容 |
|---|---|
| 業務委託型 | 他人の経営するサロンで、事業者同士の業務委託契約を結ぶ(雇用されない) |
| 面貸し型 | 空いた時間に他人の経営するサロンを借りる |
| シェアサロン | 美容サロンの一角、あるいは個室を複数のフリーランス美容師でレンタルする |
フリーランスとして成功するには、確かな技術力と顧客を惹きつける人間性が必要です。指名で仕事が入るようになると、収入が安定するでしょう。
32.スポーツインストラクター
スポーツインストラクターは、フィットネスやヨガ、パーソナルトレーニングなどの指導をする仕事です。プロのアスリートから一般の人まで幅広い顧客を指導し、専門的な知識に基づいて身体の動きを改善するのが役目です。
フリーランスのスポーツトレーナーやインストラクターには、業務委託型と派遣型の働き方があります。
| 契約形態 | 働き方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 業務委託型 | パーソナルジムやフィットネスクラブと契約し、契約先でトレーニングの指導をする | 契約内容により、勤務時間や休日などはある程度の制限を受ける |
| 派遣型 | 個人やチームと契約し、公共施設やオフィス、介護施設などさまざまな場所でトレーニングの指導をする | ジムのスペースをレンタルする・利用客の自宅や職場まで出張する・オンライン指導など、働き方が多様 |
フリーランスインストラクターには、高度な専門知識と実技指導力が求められます。健康や運動に関心が高い人にとって、力を発揮しやすい職種です。
33.カウンセラー
カウンセラーは、悩みを持つ人の相談に乗り、本人が自己解決や自己理解にたどり着けるようサポートする仕事です。下の表に、カウンセリングを専門とする主な職種と働き方をまとめました。
| 職種 | 働き方 | 特徴 |
|---|---|---|
| スクールカウンセラー | 学校に勤務し、児童や生徒、保護者、教職員のカウンセリングを行う | 公認心理師や臨床心理士の資格が必要 |
| 医療福祉分野カウンセラー | 医療機関や地方自治体の精神保健福祉センター、児童相談所などに勤務する | 臨床心理士や公認心理師の資格が必要 |
| キャリアカウンセラー | ハローワークや民間職業紹介会社、人材派遣会社などに勤務する | キャリアコンサルタント試験、またはキャリアコンサルティング技能検定(1級又は2級)の合格が必要 |
オンラインカウンセリングの普及により、場所を問わず活動できるケースもあります。相談者との信頼関係の構築が継続的な依頼につながるでしょう。
34.占い師
占い師は、相談者や依頼人の悩みに対して、手相やタロット、姓名判断などの占術を用いてアドバイスをする仕事です。対面のほか、近年は電話やオンラインでの鑑定も増えています。
フリーランス占い師として多くの顧客を獲得するには、占術の知識だけでなく、相談者の話をじっくり聞く姿勢が大切になります。SNSなどで実績を発信し、認知度を高めていく努力も重要です。独自の鑑定スタイルを確立できると、リピーターを獲得しやすくなるでしょう。
35.営業代行
営業代行は、企業に代わって新規顧客の開拓や商品・サービスの販売をする仕事です。代行する主な業務、および報酬形態を表にまとめました。
| 代行する業務 | 仕事内容や特徴 |
|---|---|
| メール | ・新たな顧客獲得のために、営業メールを書いて送る ・報酬単価は1件あたり数円から数十円 |
| テレアポ | ・見込み客のリストに1件ずつ電話する ・1件電話するごとに数百円の報酬 ・アポイントが取れれば成果報酬として数万円を獲得 |
| インサイドセールス | ・見込み顧客へのアプローチから成約までをオンラインでする ・成果報酬が多い傾向 |
| 既存クライアントのフォロー | ・すでに取引をしているクライアントのフォロー ・追加発注で成果報酬が発生 |
| 営業全体のコンサルティング | ・ターゲット選定や商談方法などアドバイス |
| 報酬形態 | 特徴 |
|---|---|
| 固定報酬 | ・契約時に決めた日時 ・月額が支払われる報酬形態 ・成果が出る、出ないに関わらず報酬は一定 |
| 成果報酬 | ・報酬は決められた条件を満たせば発生 ・成果が上がるか交渉すれば報酬額は増える |
| 複合型報酬 | ・最低限の固定報酬に加えて成果に応じた金額が支払われる |
営業代行の働き方やメリットについては、下記もご覧ください。
営業代行フリーランスとは?案件獲得法や成功させるためのコツを解説
専門サービス業系フリーランスの仕事一覧
専門サービス業系のフリーランスは、国家資格などを活かして仕事をします。専門性が高く、他者との差別化が図りやすいのが特徴です。就業までの道のりは険しいものの、一度実績を築けば独立してからも長く活躍できるでしょう。
36.司法書士
司法書士は、不動産登記や会社設立の手続きなど、法律に関する書類作成を代行する仕事です。国家試験である司法書士試験に合格し、日本司法書士会連合会の司法書士名簿への登録と司法書士会への入会が必要になります。
フリーランスとして活動する際は、法律業務だけでなく、案件を獲得するための営業活動や事務所の経営管理も自分で行います。一般企業での勤務経験があれば、組織の仕組みを理解している点が強みとなり、企業法務などの分野で活躍の幅を広げられるでしょう。
37.土地家屋調査士
土地家屋調査士は、不動産の登記に必要な土地や建物の調査・測量をする仕事です。国家資格を持つ専門家として、法務局への申請代理も行います。土地家屋調査士試験に合格し、日本土地家屋調査士会連合会に登録して、土地家屋調査士会に入会する必要があります。
独立前に、土地家屋調査士事務所や法人に就職し、数年間の実務経験を積むのが一般的です。業界内での人脈を築いた後にフリーランスになれば、安定した案件獲得が見込めるでしょう。
38.社会保険労務士
社会保険労務士は、労働・社会保険に関する手続きや、企業の労務管理に関するアドバイスをする仕事です。労務トラブルを未然に防ぐ役割を担う職種であり、人事労務の専門家として企業から依頼を受けます。
フリーランスとして開業するには、社労士資格の取得が必要です。資格取得後、複数の企業と顧問契約を結ぶことで、安定した収入を得やすくなります。労働関連の法改正が多い分野のため、独立後も最新情報をキャッチアップする姿勢が求められるでしょう。
店舗運営系フリーランスの仕事一覧
店舗運営系フリーランスは自分で店を立ち上げ、運営します。自営業者として、経営力が求められるのが特徴です。ここでは、ネットショップ・シェアハウス・サロンの運営を取り上げて紹介します。
39.ネットショップ運営
ネットショップ運営は、Web上に自身の店舗を構え、商品を販売する仕事です。ハンドメイド品や輸入雑貨など、取り扱う商品はさまざまです。
フリーランスとして活動するには、商品選定や仕入れに加え、集客のためのマーケティング知識も求められます。ECサイト構築サービスを利用すれば、比較的低コストで始められるでしょう。
在庫管理や発送作業など、店舗運営に伴う実務も自身で行う必要があります。軌道に乗れば、時間や場所に縛られない働き方を実現しやすい分野です。
40.シェアハウス運営
シェアハウス運営は、1つの住居を複数人で共有して生活する物件を管理する仕事です。入居者の募集から契約手続き、共用部の維持管理、共同生活におけるルールの整備まで、幅広い業務を担います。
シェアハウスは、アパートやマンションに比べて個室数を多く確保できるため、収益性が高いとされます。フリーランスの仕事として始める際は、まず不動産会社や管理専門の企業に実務を委託し、プロのサポートを受けながらノウハウを学ぶのが一般的です。
41.サロン運営
サロン運営は、エステやネイル、リラクゼーションなどのサービスを提供する店舗を経営する仕事です。自宅の一室を利用したプライベートサロンに改装し、コストを抑えるケースもあります。
フリーランスとして活動するには、施術技術に加え、集客や顧客管理のスキルも必要です。SNSを活用して情報発信をすることで、新規顧客の獲得につながるでしょう。リピーターを増やす工夫が、安定した経営のポイントとなる職種です。
新分野のフリーランスの仕事一覧
新分野のフリーランスの仕事は、インターネットやSNSの普及によって生まれた、比較的新しい働き方です。ここでは、プラットフォームを通じた広告収入や投げ銭が主な収益源となる職種を紹介します。
42.動画・ライブ配信者
動画・ライブ配信者は、YouTubeなどの動画プラットフォームやライブ配信サービスを通じて収益を得る仕事です。広告収入や投げ銭、企業案件など、収益化の方法は多岐にわたります。
フリーランスとして活動するには、企画力や編集スキルに加え、継続力が必要です。安定した収入を得るまでには時間がかかることが多く、最初はほかの仕事と並行して取り組む人もいます。視聴者との関係構築がチャンネルの成長に直結するでしょう。
43.インフルエンサー
インフルエンサーは、SNS上で多くのフォロワーを持ち、その影響力を活かして企業案件やアフィリエイトで収益を得る仕事です。InstagramやX、TikTokなどが主なプラットフォームです。
企業の商品をPRする案件のほか、アフィリエイトや個人ブランドへの誘導、投稿に対する支援機能など、収益化の手段は多くあります。誰でも手軽に参入できる分、フリーランスとして収益化に至るまでには相応の時間と地道な工夫が必要になるでしょう。
フォロワー数が増えるほど企業から声がかかる機会が増える可能性がありますが、単に数字を追うだけでなく、フォロワーと深い信頼関係を築く姿勢も大切です。
【希望条件別】おすすめのフリーランスの職種
フリーランスの仕事は種類が多いので、「未経験から始められる」「在宅でできる」など希望条件で職種を絞り込むのもおすすめです。ここでは、希望条件別におすすめの職種を紹介します。
未経験から始められる仕事3種類
未経験からフリーランスを目指す場合、特別な資格やスキルが不要な職種から始めるのをおすすめします。学習コストが低く、実績を積みやすい仕事は下記のとおりです。
| 職種 | 特徴 |
|---|---|
| Webライター | パソコンとネット環境があれば始められる |
| ブロガー・アフィリエイター | 初期費用を抑えて始められる |
| 動画・ライブ配信者 | 手持ちのスマホで配信できる |
スキルなし・未経験から始められる職種は、まず副業として始めて少しずつスキルアップしていくのが無難です。
下記の記事では未経験からフリーランスを目指すステップを紹介しているので、あわせてご覧ください。
未経験スキルなしからフリーランスになる方法は?おすすめ職種や案件の探し方を解説
在宅案件が見つけやすい仕事8種類
在宅で働きたい人にとって、案件の見つけやすさは重要な判断基準です。下記の職種は、在宅ワークとして案件が多くあると考えられます。
| 職種 | 特徴 |
|---|---|
| プログラマー | コーディング作業はパソコンがあればできる |
| Webデザイナー | デザインの制作と受け渡しがオンラインで完結する |
| Webライター | 記事作成のため場所を問わない |
| Webマーケター | 分析・施策提案はオンラインで可能 |
| イラストレーター | 制作環境があれば場所を問わない |
| 動画編集者 | 編集ソフトがあればどこでも作業可能 |
| 翻訳者 | 文書のやりとりがオンラインで完結する |
下記の記事では在宅フリーランスとして働ける仕事を多数紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ライフイベントに対応できる仕事9種類
結婚や出産、育児、介護などライフイベントに応じて働き方を調整したい人には、時間の融通が利きやすい職種がおすすめです。下記の仕事は、業務量や稼働時間を自身で調整しやすい傾向があります。
- Webライター
- Webデザイナー
- イラストレーター
- ブロガー・アフィリエイター
- 翻訳者
- カウンセラー(オンライン対応)
- 占い師(オンライン対応)
締切さえ守れば作業時間を柔軟に調整できるケースがあるので、家庭の事情に合わせて働き方を変えやすいでしょう。ライフステージの変化に合わせて、無理のない範囲で仕事量を調整するのが大切です。
副業からチャレンジしたい人向けの仕事
すぐに会社を辞めるのではなく、副業からフリーランスの仕事を試したい人もいるでしょう。下記の職種なら、少ない稼働時間からでも始めやすいと考えられます。
- Webライター
- ブロガー・アフィリエイター
- 動画・ライブ配信者
こうした職種は、平日の夜間や休日など、限られた時間でも取り組みやすいのが特徴です。気軽に始めてみて、実際の業務内容や収益感を体感するのをおすすめします。本業と並行して経験を積めば、将来独立する際のリスクを抑えられるでしょう。
副業フリーランスにおすすめの仕事については、下記の記事をご覧ください。
副業フリーランスの始め方!おすすめの職種や確定申告時の注意点を解説
上級者・経験者向けの仕事9種類
すでに豊富な実務経験や高いスキルを持つ人は、専門的な仕事への挑戦がおすすめです。下記の職種は、経験者ほどフリーランスとして収入アップが期待できます。
- システムエンジニア
- AIエンジニア
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- 経営コンサルタント
- データサイエンティスト
- Webプロデューサー
- 司法書士
- 社会保険労務士
高度な専門知識や戦略的な判断が求められる領域は、市場において希少価値が高く、プロジェクト単位で高い報酬が設定される傾向にあります。実績を明確に示すことで、高単価案件を獲得しやすくなるでしょう。
主なフリーランスの仕事の年収一覧
フリーランスの年収は、職種やスキル、経験年数、実績などによって変わるのがポイントです。ここではレバテックフリーランスの案件を参照し、上記で紹介した仕事のうち主な職種を取り上げて年収目安をまとめました。
| 職種 | 年収目安 |
|---|---|
| プログラマー | 約876万円 |
| システムエンジニア | 約912万円 |
| Webデザイナー | 約636万円 |
| Webマーケター | 約724万円 |
| ライター | 約626万円 |
| データサイエンティスト | 約837万円 |
| プロジェクトマネージャー | 約969万円 |
| ITコンサルタント | 約1003万円 |
レバテックの利用者が参画した案件データから、稼働日数が週5日のものに絞って月単価を算出しました(2026年8月時点)。年収額はその月単価に12ヶ月を乗じた数字です。
フリーランスになるための5ステップ

フリーランスとして独立するには、順序立てた準備が欠かせません。下記で紹介する5つのステップに沿って、着実に準備を進めていきましょう。
1.自分に合った仕事・職種を決める
フリーランスとして独立する最初のステップは、自分に合った仕事・職種を決めることです。特技や興味のある分野を洗い出し、市場需要と照らし合わせながら方向性を決めていきます。
会社員時代の経験を活かせる職種なら、独立後もスムーズに案件を獲得できる可能性があります。構想の段階で、将来的に目指す方向性や、自身のライフスタイルに合った働き方をしっかりイメージしましょう。
2.必要なスキルを身につける
職種が決まったら、次は仕事に必要なスキルを身につけます。オンラインスクールや書籍、実務経験など、学習方法はさまざまです。
在職中から少しずつスキルを身につけておくと、独立後のリスクを抑えられます。休日を使ってプログラミングを学んだり、副業として小さな案件を受けたりするなどです。スキルの習得には時間がかかることもありますが、焦らず計画的に学習を進めましょう。
3.ポートフォリオを作る
スキルを身につけたら、能力や実績を証明するポートフォリオを作成します。クライアントに実力を伝える重要な資料となるため、独立前に準備しておくのが得策です。
デザイナーやエンジニアなら、実際に作成した作品やコードを公開します。ライターであれば、執筆した記事のサンプルをまとめておくと良いでしょう。実務経験がない場合は、架空のテーマで作品を作成し、スキルを示すのも手です。
ポートフォリオの作り方については、下記の記事をご覧ください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法!エンジニアやデザイナーの見本あり
4.健康保険と年金を切り替える
会社員を退職してフリーランスになる際には、健康保険と年金の切り替え手続きが必要です。手続きは退職日翌日から14日以内に、居住地の市区町村役場で行います。
なお、健康保険については、条件を満たせば会社の保険を任意継続できる制度もあります。国民健康保険と任意継続、どちらが自分に合っているか、事前に比較検討しておきましょう。
参考:
5.開業届を提出する
フリーランスとして事業を始める際には、税務署へ開業届を提出することをおすすめします。提出しなくても罰則はありませんが、出していれば公的な支援金の申請ができたり、就労証明がしやすくなったりするのはメリットです。
提出期限は、事業開始日が属する年分の確定申告期日までです。期限日が土日祝にあたる場合は、翌日が期限となります。提出方法は税務署への持参や郵送、e-Taxを使ったオンライン申請などから選べます。
フリーランスの仕事を探す方法5選
フリーランスとして安定した収入を得るには、案件を獲得する方法を複数持っておくことが重要です。ここでは、代表的な仕事の探し方を紹介します。
知人から紹介してもらう
知人や前職の同僚から仕事を紹介してもらう方法は、信頼関係がある分、スムーズに契約に進みやすいのがメリットです。会社員時代のつながりを活かせるため、フリーランスとして独立後すぐに案件を得られる可能性があります。
紹介による案件なら、単価交渉もしやすいと考えられます。案件が途切れるリスクも想定し、ほかの探し方と組み合わせながら、複数の案件獲得のルートを確保しておくことが大切です。
SNSやブログで情報発信をして仕事につなげる
XやInstagram、ブログなどで自分のスキルや実績を発信するのも、効果的な案件獲得方法です。発信を続けることで、フォロワーや読者からの信頼を積み上げられます。
発信内容が専門的で有益なものなら、企業や個人から直接依頼が来ることがあります。ポートフォリオと合わせて発信すれば、実力を効果的にアピール可能です。すぐに案件につながるとは限らないので、長期的視点でコツコツと発信し続けましょう。
企業に直接営業する
興味のある企業に対して、直接営業をかけるのも手です。メールや問い合わせフォームを通じて、自分のスキルや提案内容を伝えれば、案件獲得につながる可能性があります。
直接営業のメリットは、仲介料が発生しない分、高単価で契約できるケースがあることです。返信が来ないこともあるので、ターゲットを絞った上で提案内容を工夫するなど、効率的な方法を考えましょう。
クラウドソーシングを活用する
クラウドソーシングサイトには作業内容もレベルも多様な案件が掲載されているため、自分に合った仕事を探せるのがメリットです。
サイト上に蓄積される評価やレビューは、実績として提示できます。実績が増えるほど、クライアントからの信頼も得やすくなるでしょう。小規模な案件から経験を積んでいき、徐々に単価の高い案件へステップアップしていく戦略をとるのがおすすめです。
フリーランスエージェントを活用する
スキルが身につき、実績を積んだ人は、フリーランスエージェントで案件を探すのがおすすめです。フリーランスエージェントは、フリーランス人材と企業をマッチングするサービスです。エージェントが単価交渉や契約手続きを代行してくれるため、案件探しの手間を減らせます。
エンジニアやコンサルタントなど専門性の高い職種では、高単価案件を紹介してもらいやすくなります。継続的に安定した収入を得たい場合、エージェントの活用は有効な選択肢だといえるでしょう。
フリーランスとして活躍し続けるための戦略
フリーランスとして長く活躍し続けるには、案件を獲得するだけでなく、継続的にスキルや信頼を積み上げる工夫が必要です。ここでは、活躍し続けるための戦略を紹介します。
スケジュール管理に注力する
フリーランスとして活躍するには、作業から納品までのスケジュールを綿密に管理することが重要です。フリーランスは複数の案件を並行して抱えることもあるため、納期を守れないと信頼を失うリスクがあります。
あらかじめ締切に余裕を持たせたスケジュールを組むことで、急なトラブルに対応しやすくなります。タスク管理ツールやカレンダーアプリを活用し、各案件の進行状況を可視化しておくと良いでしょう。
質の高い成果物を納品する
継続的に案件を得るためには、質の高い成果物を納品し続ける必要があります。クライアントの期待を超える成果物を提供できれば、リピート依頼や紹介をされやすくなります。
成果物のクオリティを保つには、依頼内容を正確に理解し、必要に応じて事前に確認をとることが重要です。また、納品前のセルフチェックを丁寧に行えば、ミスを減らせるでしょう。丁寧な仕事の積み重ねが、クライアントとの長期的な付き合いにつながります。
スキルを磨き続ける
フリーランスとして市場価値を維持するには、スキルを磨き続ける姿勢が必要です。特に、IT・Web分野は技術の進歩が速いので、継続的な学習が求められます。
会社員は社内研修が用意されますが、フリーランスは学習機会を自発的に作る必要があります。書籍を読んだりセミナーに参加したりするほか、実際の案件を通じて新しい技術に触れる経験もスキルアップの機会になるでしょう。
専門スキルを掛け合わせる
複数のスキルを掛け合わせれば、ほかのフリーランスとの差別化を図れます。たとえばライターなら、Webライティング力とSEO知識を組み合わせることで、単一スキルに依存するより高単価案件を獲得しやすくなるでしょう。
複数のスキルを持つと対応できる案件の幅が広がるので、収入の柱を増やすことにもつながります。自分の職種で強みとなるスキルを分析し、相性の良い分野を組み合わせるのがコツです。
AIを活用して生産性を上げる
文章生成や画像生成、データ分析など、AIが得意とする業務を指示することで、作業時間を短縮できます。ライターであれば構成案の作成にAIを活用したり、デザイナーなら素材の生成にAIツールを利用したりするなどです。
AIで生産性を高めれば、より多くの案件に対応できるでしょう。成果物の独自性が失われないよう、AIを補助的なツールとして活用し、最終的な品質管理は自分で行うのが大切です。
ポートフォリオとSNSで実力をアピールする
フリーランスとして活躍し続けるには、ポートフォリオやSNSを作り、スキルや実績をアピールするのが効果的です。
ポートフォリオを常に最新の状態にしておけば、いつでも実績を提示できます。特に、Webデザイナーなどクリエイター系の職種は、作品をまとめたポートフォリオがあるとクライアントがスキルレベルを判断しやすいです。
SNSでは、制作過程や成果物を定期的に発信しましょう。発信を継続していると、思わぬ企業から声がかかる可能性があります。実力とともに発信力も持てば、案件獲得のチャンスが広がります。
日々の会話でコミュニケーション力を磨く
フリーランスにとって、コミュニケーション力は継続案件の獲得や単価アップに直結するスキルだといえます。コミュニケーション力を高めるには、以下のポイントを意識しましょう。
- 必ず挨拶する
- 具体的な話を入れる
- 比喩表現やたとえを使う
- 結論から話す
- 相手の話をしっかり聞く
- 相手を否定しない
日々の何気ない会話の中でも、相手の意図を汲み取る力を意識して磨くのが大切です。メールやチャットでの返信をわかりやすく簡潔にまとめる、相手の状況を考慮した提案を行うなど、小さな心がけの積み重ねも信頼構築につながります。
セミナーや勉強会で人脈を作る
フリーランスとして活動する上で、人脈は案件獲得の重要な資産となります。セミナーや勉強会に積極的に参加すれば、同業者やクライアントとなり得る人々とのつながりを作れるでしょう。
直接的な案件紹介だけでなく、業界の最新情報や有益なノウハウを得られる機会が増えるのも、人脈を作るメリットです。特に専門性の高い分野では、業界内でのつながりが仕事の質を左右することもあります。
フリーランスとして働く主なメリット4つ
フリーランスという働き方には、仕事内容や働き方の選択など、会社員とは異なるメリットがあります。ここでは、代表的な4つのメリットを紹介します。
好きな種類の仕事が選べる
フリーランスは会社員と比べて、自分の得意な分野や興味がある種類の仕事を選びやすいのがメリットです。自分の適性に合った案件を受けたり、不慣れな作業を減らして得意領域の案件に集中したりすれば、高い専門性が身につくでしょう。
特定の領域で知識を深めたり、腕を磨いたりすれば、相手側から指名で依頼が届く可能性もあります。
働き方の自由度が高い
フリーランスは、働く時間や場所を自分で決められる自由度の高さが魅力です。契約を守れば、自宅や旅行先など好きな場所で仕事ができる場合もあります。育児や介護など、家庭の事情に合わせて働き方を調整しやすいのもメリットです。
活動を始めたばかりの時期は、目標とする収益に向けて計画的に動く意識を持つと、将来的に自由な時間を確保しやすくなります。
実力次第で年収アップできる
フリーランスはスキルや実績次第で、収入を増やせる可能性があります。単価は、市場価値やクライアントとの交渉によって決まるため、努力次第で会社員時代より高収入を得られるでしょう。専門性の高い分野であれば、その傾向はより強くなると考えられます。
実力が伴わなければ、逆に単価が下がるおそれもあります。継続的なスキルアップが高年収につながるでしょう。
人間関係のストレスが減る可能性がある
フリーランスは契約ごとに職場やクライアントが変わるので、上司や同僚との人間関係に悩まされる機会が減る可能性があります。
苦手なクライアントとは、無理に契約する必要はありません。人間関係のストレスが減れば、自分の仕事に集中しやすくなり、業務効率の向上が期待できるでしょう。
ただし、フリーランスであっても、クライアントとの関係構築は欠かせません。人間関係のストレスが完全になくなるわけではない点は理解しておく必要があります。
フリーランスとして働く主なデメリット4つ
フリーランスとして組織に属さず働く場合、会社員時代に受けていた恩恵が受けられないという欠点があります。ここでは、代表的な4つのデメリットを見ていきましょう。
案件がとれないと収入が不安定になる
フリーランスのデメリットは、収入が不安定になりやすいことです。会社員のように固定給が保証されているわけではないため、案件が途切れると収入が減少するおそれがあります。数ヶ月分の生活費を貯蓄しておくなど、事前の準備が重要です。
特に独立初期は、実績が少ないため案件を獲得しにくく、収入が安定するまでに時間がかかるでしょう。複数のクライアントと契約を結べば、リスクを分散できます。
社会的信用が下がる
フリーランスは、会社員と比較して社会的信用が下がりやすくなるのがデメリットです。収入が不安定だとみなされ、住宅ローンやクレジットカードの審査で不利になるケースがあります。
会社員のうちに契約を済ませておくと、独立後の不便を避けられる可能性があります。住宅ローンの審査基準や組めなかったときの対処法などについては、下記の記事をご覧ください。
フリーランスは住宅ローン組めない?審査基準や必要な年収・控除について解説
自己管理が大変になる
フリーランスは案件の受注から納期管理、経費精算や確定申告まで、会社員時代には他部署が担っていた業務を自分で行わなければなりません。タスク管理ツールを活用したり、業務時間を決めたりなど、自己管理の仕組みを整えることが求められます。
自己管理ができていないと、クライアントに対して十分な貢献ができなくなるおそれがあります。負担を感じたら、税理士など専門家への相談を検討しましょう。
会社員と同じ福利厚生が受けられない
フリーランスはボーナスや退職金、育児休業制度など、会社員と同じ内容の福利厚生は受けられません。
病気やケガで働けなくなった場合、会社員には有給休暇や休業補償がありますが、フリーランスは対策していないと収入が途絶えてしまうおそれがあります。フリーランス向けの保険や共済制度に加入するなど、事前の備えが必要です。
フリーランスの万が一に備え、将来の生活を守る方法については、下記の記事をご覧ください。
フリーランスは厚生年金に入れない?老後の年金額を増やす方法とは
フリーランスの仕事の適性
フリーランスの仕事には、向き不向きがあります。下記で適性について解説するので、自分の性格や価値観と照らし合わせ、独立すべきかどうか考えてみましょう。
フリーランスに向いている人
フリーランスに向いている人の特徴は、下記のとおりです。
- 自己管理力が高い
- 変化を楽しめる
- コミュニケーション力が高い
フリーランスは業務の進め方について人から指示を受けず、自らスケジューリングするので、高い自己管理力が必要です。また、会社員と比べて収入や人間関係、仕事内容が変わりやすいため、変化を前向きに楽しめる人も向いています。
上記に加えてコミュニケーション力が高い人なら、クライアントとの信頼関係を築きやすくなるでしょう。
フリーランスに向いていない人
フリーランスに不向きな人の特徴は、下記のとおりです。
- 自己管理が苦手
- 指示があった方が動きやすxい
- 収入が不安定になりたくない
組織が進捗を管理してくれるわけではないので、自己管理が苦手だとフリーランスになってから苦労する可能性があります。決められた時間や環境、上司からの指示があった方が働きやすいと考えている人は、自由なフリーランスの働き方に違和感を持つでしょう。
収入の不安定さに強い不安を感じる人も、フリーランスの働き方はストレスになりやすいです。収入の安定を重視する人は、固定給が保証されている会社員の方が向いています。
フリーランスの仕事の種類に関するよくある質問
最後に、フリーランスの仕事の種類に関するよくある質問をまとめました。
Q.未経験でもフリーランスとして稼げる?
未経験からフリーランスとして独立するまでのハードルは高いですが、少しずつ実績を積んでいけば稼げる可能性はあります。
未経験の場合、最初は単価が低い案件から始めることが多くなります。小規模案件をこなして実績を積みながら、徐々にスキルアップと単価アップを目指すのが得策です。また、収入が少ない状態を想定した資金計画を立てておくのをおすすめします。
Q. フリーランスになる理由は?
レバテック株式会社の調査によると、「自身のスキル・経験に見合った報酬を受け取りたいと思ったため」という回答が22.7%で1位に挙がりました。家庭の事情などによりフルタイムでの勤務が難しかったことを一番の理由に選ぶ人も、約11%いる状況です。収入アップを目指す以外に、個々の状況に合った働き方に移行する手段として選ぶ人もいることが分かります。
参考:フリーランス保護新法施行目前、 法の概要を知るITフリーランスは約2割|レバテック
Q. フリーランスの平均年収は?
内閣官房の調査によると、直近1年間の収入が200万円未満の層が全体の26.7%を占めるという結果でした。100万円未満が14.1%、100万円から200万円未満が12.6%です。
一方で、年収が800万円を超える層は約7.5%存在します。活動に充てる時間が長いほど収益も高まると考えられます。フルタイムで働く場合は会社員と同等か、それ以上の収入を得るフリーランスもいるでしょう。
実際に手元に残る金額がどれくらいになるかを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
フリーランスの手取りの計算方法は?年収別の試算額や節税対策を紹介
Q.スキルなしでもフリーランスの仕事はできる?
スキルなしの状態でフリーランスになると、単価が低くなりがちで、安定した収入を得るまでに時間がかかる可能性があります。長期的に活躍するには、実務を通じて何らかの専門スキルを身につけていくのがおすすめです。
まずは小規模な案件や副業案件から始め、少しずつスキルを習得しながら独立に向けた準備を進めましょう。
Q.女性が在宅でできるフリーランスの仕事は?
女性が在宅で取り組みやすいフリーランスの仕事には、WebライティングやWebデザイン、動画編集などが挙げられます。いずれもパソコンとネット環境があれば、自宅で作業を完結できることが特徴です。
また、翻訳やイラストレーター、ハンドメイド販売なども、女性からの人気が高いと考えられます。ライフスタイルや確保できる稼働時間に合わせ、無理のない職種を選ぶのが長く続けるポイントです。
※本記事は2026年8月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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