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在宅で稼げる副業を選ぶコツ
在宅ワークで「稼げる副業」を選ぶコツとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 高単価な仕事を探す
- スキルが必要な仕事をこなす
- 継続することで単価を上げる
それぞれ、具体的な内容を紹介していきます。
高単価な仕事を探す
在宅ワークで多くの収入を得たいのであれば、高単価な仕事を探すのが良いでしょう。
在宅ワークの単価は、仕事を選ぶ際の基準のひとつとなります。単価が高い在宅ワークは、受注数が少なくても稼ぎやすいという点でメリットがあり、働き方次第では高収入を得ることも可能です。
高単価ではない在宅ワークの場合、多くの仕事をこなさないと高収入が得られません。在宅ワークで稼ぎたいという方は、単価の高いものを中心に自分ができる仕事を探すことが、ワークライフバランスの面からも重要になるでしょう。稼げるか否かの基準は人によって異なります。報酬の金額だけでなく、作業時間と収入が釣り合っているかを考えることも大切です。
スキルが必要な仕事をこなす
在宅ワークで稼ぎたいという場合には、スキルが必要な仕事を選ぶのも選択肢のひとつです。在宅ワークは基本的に「対応するのが難しい仕事」「できる人が少ない仕事」のほうが単価が高くなる傾向にあります。高単価な仕事は、何らかのスキルが必要なケースも少なくありません。その分、多くの収入を得られる可能性があるので、高単価であることを重視して在宅ワークの仕事を選びたいという方には、スキルが必要な仕事は適していると言えます。
スキルが必要な在宅ワークの一例としては「Webサイト制作」「デザイン」の仕事などがあります。Webサイト制作では、Webディレクターならプログラマー、システムエンジニア、Webデザイナー、ライターなどさまざまな職種をまとめて全体を管理するスキル、プログラマーならHTMLやCSS、JavaScript、PHPなどを用いたコーディングスキルが必要です。デザインの仕事には、グラフィックデザイナー、Webデザイナー、ファッションデザイナーをはじめたくさんの職種が存在しますが、たとえばWebデザイナーにはWebサイトの企画・構成・デザイン・コーディングなどをこなせるスキルが求められます。
このようなスキルが求められる在宅ワークは、該当する業種の企業で働いたことがあるなど、活かせる実務経験がある人に向いていると言えそうです。
継続することで単価を上げる
在宅ワークをしながら高収入を得るためには、同じ仕事に継続して携わりながら徐々に単価を上げていくという方法も有効です。
在宅ワークの中には未経験から始めることができ、なおかつ経験を積んでいけば請け負える業務の幅が広がるという仕事もあります。このようなタイプの仕事は、働きながらスキルを上げていくことが可能です。長期的に在宅ワークをすることを想定されている方にとってはひとつの候補になります。
継続して携わることで単価を上げやすい仕事としては「デザイン」「ライティング」などの「成果物を納品する仕事」が挙げられます。ライティングとは、文章を執筆する在宅ワークです。1文字あたり、あるいは1記事あたりの単価が決められていますが、クライアントの要望に沿った質の良い記事を作成し続けることにより、単価アップも狙えます。
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おすすめの稼げる在宅ワーク4選
スキル次第で高収入を狙える在宅ワークとしては、以下のようなものが挙げられます。
- ブログ運営
- Webサイト制作
- ライティング
- デザイン
ブログでは、広告収入やアフィリエイト収入で稼ぐことができます。得られる収入はゼロに近い金額から月収1000万円まで幅広く、初心者はほとんど収入を得られないこともありますが、需要を見極めれば高収入を狙うことも可能です。ブログはパソコンやスマートフォンなどがあれば無料で始めることができるため、初期投資や維持費が少ないというメリットがあります。
プログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナー、Webディレクターなどの勤務経験がある場合、Webサイト制作も稼げる在宅ワークの候補に挙げられます。クライアントの要望をくみ取りながらWebサイトを作り上げるこの仕事では、基本的に一定のスキルが必要となるため、いわゆる「誰でも簡単にできる」仕事と比べると、報酬も高めに設定されていることが多いというのがメリットです。
ライティングの仕事も収入の幅は広いですが、働きながら高度なスキルを身につけていけば高収入を得ることも十分に可能です。また、未経験でも始めやすいという点がメリットと言えます。
デザイナーとして働いた経験がある場合、デザイン業務を在宅ワークとして請け負うのも選択肢のひとつです。この仕事もWebサイト制作と同様、スキルが必要であることから、高収入を得やすいと言えそうです。
ブログ
在宅ワークとしてブログを始める場合、新たな記事の作成・更新が主な仕事内容となります。ただし、主な収入源は広告の掲載費とアフィリエイト収入となるため、より多くの注目を集める記事を書くよう心がけなければなりません。
ブログは自分のペースで作業を進めやすい点がメリットです。一方で、安定して高水準のアクセス数を稼ぐためには、基本的にアフィリエイトやSEOの知識を身につける必要があり、定期的に更新を続けなくてはいけない点がデメリットと言えるでしょう。
在宅ワークとしてブログの作成や更新を行なう場合は、興味のある分野に関する話題を取り扱うこともできるので、自分の好きなことを収入につなげたいという方には適しています。その反面、好きなことだけを続けて高収入を得るのは難しいかもしれません。
報酬の目安は、広告の種類や使っているサービス、アクセス数などによって異なります。Googleが提供する「Google AdSense」では、公式Webサイトから見込み収益額が計算できます。たとえばアジア太平洋地域の国でショッピングに関するコンテンツを掲載している場合、月間ページビュー数が5万件なら、2020年7月時点で年間6,624ドル(同時点の日本円換算で約71万円)の収益が見込めるとしています。
参照 : Google AdSense
Webサイト制作
Webサイト制作の仕事は、一般的に企業などから案件を請け負い、要望に応じてWebサイトを作成していくことが主な作業内容です。Web開発の上流工程にも携わるような案件では、クライアントへのヒアリングをもとにした要件定義や設計を担当する場合もあり、実務経験が豊富でスキルの高い方であれば高収入も得やすいでしょう。
IT関連の仕事でWebサイト制作に携わった経験があるエンジニアなどにとっては、仕事で身につけたスキルを活かして在宅ワークに取り組める点がメリットです。一方で、専門性が求められる領域である以上、経験やスキルが不足していると参画できる案件が見つからなかったり、低い単価の案件しか受注できなかったりする可能性もあるのがデメリットと言えるかもしれません。
そのため、Webサイト制作は、基本的にすでに会社員として制作に携わったことがある方や、その経験から必要なスキルが身についている方に適していると言えます。
Webサイト制作で得られる収入の目安として、フリーランスITエンジニアの年収を見ていきます。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が発表している「フリーランス白書2019」によると、エンジニアやWebデザイナーを含む「IT・エンジニア系」職種のフリーランスは、年収200万円未満の人が14.6%、年収200万円~400万円未満の人が21.2%、年収400万円~600万円未満の人が22.2%、年収600万円~800万円未満の人が18.7%、年収800万円~1000万円未満の人が11.6%、年収1000万円以上の人が10.6%となっています。
参照 : 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」
ただし、上記は在宅ワーク以外の業務をしている人や、フルタイムやそれ以上の時間フリーランスとして働く人も含む数字なので、あくまで目安と考えましょう。
ライティング
ライティングの仕事では文章を書くことが主な作業内容となります。その案件には自身で調査や取材をしなければならないものなどもあり、手間のかかる案件や専門性が必要な案件ほど単価は高い傾向にあり、高収入を得やすくなっています。
ライティングは文章を扱う仕事であるため、普段から文章を書くことが多い方だけでなく、本を読むのが好きな方にとってもメリットの多い仕事です。一方で、高収入を得るためには文字数の多い案件や専門性の高い案件を受注する必要があります。もし単価の低い案件で高収入を確保しようとするなら、数を多く請け負うことが必要です。
ただし、ライティングの仕事では医療やスポーツ、音楽、雑学などの幅広い分野に触れることもあるため、多種多様な知識を身につけたいという方には適している仕事と言えるかもしれません。
「フリーランス白書2019」によると、ライター、イラストレーター、編集、翻訳など、ライティングに関する業務を行う「文筆系」フリーランス職種の収入分布は、年収200万円未満が32.0%、年収200万~400万円未満が26.9%となっており、約6割が年収400万円未満となっています。
デザイン
デザインの仕事は幅が広く、企業のロゴや商品、広告、ファッション、Webサイトなど多種多様なデザイン案件があります。
デザインの仕事では自身のスキルやセンスを収入につなげられるという点がメリットなので、すでにデザイナーとしてひとりで業務を請け負えるスキルが身についている方は、よりやりがいを感じられるでしょう。一方、デザイナーとしての実務経験がない人にとっては、全くの未経験の状態で始めるのは難しいのがデメリットと言えます。在宅ワークとしてデザインの案件を受注する場合、クライアントが信頼して業務を任せられる実績があることが前提となるからです。
2019年フリーランス白書によると、WEB/グラフィックデザイナーの収入分布は、200万円未満が14.6%、200万~400万円未満が21.2%、400万~600万円未満が22.2%、600万~800万円未満が18.7%となっています。スキルや経験があるケースでは収入が上がっていることが読み取れます。
「フリーランス白書2019」の職種別年収データでは、「IT・エンジニア系」職種の中に、Webデザイナー、グラフィックデザイナーが含まれています。よって、前述した「IT・エンジニア系」職種の年収が、収入の目安と考えられるかもしれません。年収400万円~1000万円未満の人が全体の過半数を占めています。
関連記事 : 在宅ワークと相性のいい職業
手軽にできる在宅ワーク5選
在宅ワークには以下のように手軽にできるものもあります。
- データ入力
- 商品モニター
- アンケート
- 文字起こし
- 採点・添削
データ入力は数字や文字などをパソコンの画面上に入力していく仕事です。基本的に特別なスキルは必要なく、キーボードを使用した文字入力さえできれば誰でもできる点は大きなメリットと言えます。
商品モニターとは食品やサプリメント、化粧品などを試用し、その感想を企業へ報告する在宅ワークです。まとまった時間を取る必要がなく、日常生活の中で完結できる点は大きなメリットと言えます。
回答することで報酬がもらえるアンケートも、手軽にできる在宅ワークのひとつです。こちらもまとまった時間を確保する必要がない点はメリットと言えます。
文字起こしは、音声データを再生しながらそれを文字にする仕事です。若干のスキルは必要ですが、慣れれば単純作業を繰り返すことが多いため、手軽にできる在宅ワークと言えます。
テストの採点や添削も比較的手軽に始められる在宅ワークです。こちらも若干のスキルは必要ですが、解答と正解を照合するだけのものであれば教育関係の仕事に携わったことがない方でも始めることができます。
データ入力
データ入力は、パソコンのキーボードを使用しながら数字や文字を入力していく作業が主な仕事内容となります。
多くの場合、入力作業では「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」といったソフトを使用するため、これらを使用することに抵抗がない方なら問題なくこなせるでしょう。これまでにWordやExcelを使用したことがない、パソコンに慣れていないという方でも、応用的なスキルを求められない案件を探せば手軽に始められます。
一方、データ入力は単価が低いものが多いため、十分な収入を得るためにはまとまった時間を確保し、多くの案件をこなさなければならないという点はデメリットと言えます。
商品モニター
商品モニターは、食品やサプリ、美容グッズなどの企業から提供される商品を実際に使用し、使用感や問題点などを報告することが主な仕事内容となります。
商品モニターは新商品や試作品をいち早くチェックできるという点でメリットがあるため、「新しいものを早く試してみたい」という好奇心がある方には適した仕事です。また、基本的には日常生活の中で商品を試せば良いため「まとまった時間を確保できないけれど在宅ワークを始めたい」という方には向いていると言えます。
その反面、商品モニターは単価が低い傾向にあるため、在宅ワークで十分な収入を得たいという方にとってはデメリットになり得ます。モニターをする期間の長短などによって収入も大きく変わるでしょう。
アンケート
アンケートには報酬がもらえるものもあります。ネット上には登録者を対象に随時アンケートの回答者を募集しているサイトもあり、そうしたサイトに登録すればすぐに始められるという点はこの在宅ワークの大きなメリットです。
一方、アンケートの在宅ワークもまた報酬には限度があり、アンケートだけで十分な収入を得るのは難しいというのがデメリットと言えそうです。また、サイトによっては報酬が現金ではなくポイントで支払われるケースもあります。
以上のことから、アンケートは「報酬が少なくても構わないので、今すぐ手軽に始められる在宅ワークを探している」といった方に適している仕事と言えます。
文字起こし
文字起こしの仕事ではインタビューなどの音声を再生し、それを文字にする作業が主な仕事内容となります。インターネットとパソコンがあれば手軽に始められるのがメリットです。
文字起こしの場合、耳にした言葉を瞬時に文字にするというスキルが必要となるため、データ入力やアンケートと比較すると若干ハードルは高いと言えるかもしれません。しかし、その分上記のような仕事より報酬は若干高めに設定されていることが多いため、手軽に始められることだけでなく、ある程度の収入を得ることも重視したいという方には適している仕事です。
採点・添削
採点・添削の仕事は、学生向けのテストの答え合わせなどが主な作業内容です。
この仕事は案件によって難易度が変化する場合があります。たとえば、小学生向けの簡単なテストの採点であれば特別なスキルがなくてもこなすことができるかもしれませんが、小論文の添削などの難易度の高いものでは、基本的にテストの受験者以上の学歴が求められるでしょう。しかし、難易度の高い案件は、その分報酬も高くなる傾向があるため、稼げることも重視したいという方には適した仕事です。
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在宅ワークのメリット
在宅ワークのメリットには、以下のようなものがあります。
- 通勤・帰宅をする必要がなく、プライベートの時間が増える
- 仕事での人間関係に関する悩みが生じにくい
- 好きな時間帯に働けることが多い
通勤・帰宅をする必要がなく、プライベートの時間が増える
会社員として働く場合、通勤・帰宅にも時間がかかるため、時間的な負担は少なくないでしょう。一方、在宅ワークでは通勤・帰宅の必要がないため、その分プライベートの時間が増えるというメリットがあります。
仕事での人間関係に関する悩みが生じにくい
在宅ワークではメールや電話で連絡をすることはあるものの、基本的に仕事はひとりで行います。このことから、仕事の人間関係に悩まされる場面が少ないという点も在宅ワークのメリットと言えるでしょう。
好きな時間帯に働けることが多い
案件によりますが、自分のライフスタイルに合わせて自由な時間帯に働けることが多いという点でも在宅ワークにはメリットがあります。時間に関する自由度の高さは、在宅ワークの大きな魅力のひとつと言えます。
関連記事 : 在宅フリーランスのメリット
在宅ワークのデメリット
一方で、在宅ワークには以下のようなデメリットもあります。
- 急に仕事が入ることがある
- 人間関係の構築が難しく、人脈を広げるのには適さない
- 仕事によっては収入が極端に少なくなることもある
急に仕事が入ることがある
在宅ワークはオフィスで決まった時間働く形ではないため、急に連絡が来て仕事が入ったり、深夜や休日に働かなければならなくなったりすることもあり得ます。そのため、人によっては仕事がない日でも気を抜くことができず、プライベートと仕事の切り替えが難しくなってしまうことがあるでしょう。
人間関係の構築が難しく、人脈を広げるのには適さない
仕事で出会った人と親睦を深め、人脈を広げたいと考えている人もいるかもしれません。しかし、一般的に在宅ワークはオフィスと比べてコミュニケーションの機会が少なく、人間関係の構築が難しくなりがちなことから、働きながら人脈を広げるというスタイルには適さないという点がデメリットになるでしょう。
仕事によっては収入が極端に少なくなることもある
在宅ワークは、仕事によって案件の単価が大きく違います。特に手軽にできる案件は単価が低い傾向にあるため、「時給換算してみたら、まったく稼げていなかった……」というケースも考えられるでしょう。
関連記事 : 在宅フリーランスエンジニアのメリット・デメリット
在宅ワークをする際の注意点
在宅ワークは一般的な雇用契約を結ぶ働き方とは異なるため、在宅ワークならではの注意点を覚えておくことも大切です。
副業が本業に影響を及ぼさないようにする
副業として在宅ワークをする場合、本業に影響が出てしまわないよう注意しなければなりません。また、企業によっては副業自体を禁止していることもあるため、在宅ワークを始める際には就業規則を確認しておくようにしましょう。
確定申告を見越した書類の管理をしっかりと行う
フリーランスや副業として在宅ワークを行う場合、一定以上の収入を得ると確定申告が必要になります。確定申告をする際には、基本的に経費として申告するための領収書などを保管しておく必要があるため、日ごろからファイリングしておきましょう。
自己管理を徹底する
在宅ワークは働き方の自由度が高いことから、昼夜が逆転してしまうなど、生活リズムが崩れてしまうこともあるでしょう。獲得した案件を確実にこなしていくためには、規則正しい生活を送ることも大切なので、在宅ワークでは自己管理を徹底し、しっかりとスケジュール管理をしながら業務を進めることを意識する必要があります。
関連記事 : 在宅エンジニアの働き方
まとめ
在宅ワークが可能な仕事は数多くあるので、まず自身に合う仕事にはどのようなものがあるのかをよく調べてみましょう。在宅ワークには高収入が期待できる仕事もあれば、気軽に始められる仕事もあるため、どんな仕事をしたいのかを考えたうえで、自分に合った在宅ワークを探しましょう。
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最後に
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