フリーランスの一人暮らしは入居審査が厳しい? | レバテックフリーランス
フリーランスの一人暮らしは入居審査が厳しい?
一人暮らしを考えているフリーランスに向けて、賃貸物件の入居審査やひと月にかかる生活費についてまとめました。フリーランスは入居審査に通りにくいと言われますが、信頼できる保証人を選ぶなどの対策で審査通過の可能性が高まります。
この記事では、入居審査に通るための対策や、一人暮らしにかかる生活費をご紹介します。一人暮らしを始める前に、ぜひチェックしてください。
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■この記事の監修
岡 和恵
税理士、CFP、認定経営革新等支援機関
大学卒業後、2年間の教職を経て専業主婦に。システム会社に転職。システム開発部門と経理部門を経験する中で税理士やフィナンシャルプランナー資格を取得。2019年より税理士事務所を開業し、税務や会計に関するライティング業務も開始。図や表などを多用したわかりやすい執筆を心掛けています。
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入居審査でチェックされること
賃貸物件を借りる際は入居審査がありますが、フリーランスは審査に通りにくいと言われます。審査に通る対策を考えるために、まずは入居審査の基準やフリーランスが審査に落ちやすい理由を確認しましょう。
入居審査とは
入居審査とは、物件を借りる前に「入居者がトラブルを起こしそうな人物ではないか?」「家賃をキチンと払ってくれそうか?」などをチェックする審査のこと。入居後のトラブルを未然に防ぎ、大家さん側の不安を解消する意味合いがあります。入居審査は大家さん自身か、物件を扱う不動産管理会社が実施します。
入居審査に落ちる理由
入居審査の基準は大家さんや管理会社によって異なりますが、以下の理由で審査に通らないことが多いようです。
家賃の支払い能力が十分でない
入居審査に落ちる理由として多いのが、家賃の支払い能力が不十分であることです。ケースバイケースではありますが、一般的には希望する物件の家賃が収入の3分の1以下であることが審査に通る目安とされています。
収入に対して高すぎる家賃の物件に申し込むと、審査に落ちる可能性が高まるでしょう。
友人同士での入居(ルームシェア)を希望している場合なども、「どちらかが出て行くと家賃を支払ってもらえない」と判断され、入居を断られることがあるようです。
周囲とトラブルを起こす心配がある
他の入居者とトラブルを起こす可能性が高いと判断された場合、入居審査に落ちる可能性があります。不動産会社とのやり取りの中で「人柄に問題がある」と思われると、入居審査に影響するので注意が必要。人柄に問題がなくても、生活時間帯や家族構成を理由に審査に落ちることもあります。
たとえば、夜勤の仕事をしていると、「ほかの入居者と生活時間が違い騒音問題になる」と心配されるかもしれません。
連帯保証人の収入に問題がある
賃貸物件を借りる際は連帯保証人が必要ですが、連帯保証人の続柄や支払い能力も入居審査の基準になります。連帯保証人はいざというときに家賃を立替える役目があるので、保証人の収入が十分でないと審査に通らない可能性があります。
フリーランスは家賃の支払い能力が問題になる
フリーランスが入居審査に落ちやすいのは、やはり家賃の支払い能力が不十分と判断されやすいためです。大家さんや不動産会社は「確実に家賃を払ってくれる人に家を貸したい」と考えています。そのため、入居審査は業種によって安定的な収入が得にくいフリーランスよりも、給料が保証されている会社員に有利です。特に上場企業の会社員や公務員は審査に有利と言われています。
実際に、資金繰りに余裕がないというフリーランスの方は、各種の給付金制度を活用するのも一つの手です。以下の記事で幅広く紹介していますので、気になる方はご一読ください。
【2023年8月版】フリーランス・個人事業主向けの給付金・助成金・補助金を紹介
フリーランスが入居審査に通るには?
フリーランスが入居審査に通るために、気をつけると良いポイントをまとめました。
収入が安定した保証人を選ぶ
「収入が不安定」と思われやすいフリーランスは、信頼性が高い保証人を探すのがポイント。保証人に安定した収入があれば、審査に通る可能性が高まります。保証人は3等親以内の親族に頼むのが一般的ですが、アルバイトや年金暮らしの人よりも、正社員などで働く収入の安定した親族を探しましょう。
身だしなみや言動に気をつける
入居審査では人柄も見られるので、大家さんや不動産会社と話すときの振る舞いに気をつけましょう。だらしない服装をしたり、横柄な態度をとったりすると、「ほかの入居者とトラブルを起こしやすい」と思われてしまいます。第一印象で人柄を判断されることもあるので、清潔感のある服装と丁寧な言葉遣いを意識しましょう。
審査に通りやすい物件を選ぶ
家賃の支払い能力を理由に審査に落ちるのを防ぐには、はじめから収入に見合った物件を選びましょう。一般的に言われる家賃の目安は、月収の3分の1以下。仮に月収が30万円だとしたら、家賃は10万円が上限となります。
一人暮らしにかかるお金
一人暮らしを始めるフリーランスに役立つ知識として、一人暮らしに必要な1ヶ月の生活費の目安額をご紹介します。
家賃(50,000円~10,0000円)
家賃は住む地域や部屋の広さ、駅までの距離などによって差が出ます。一般的に、都市部は家賃が高く、郊外は家賃が安いでしょう。理想の物件があると無理をしてでも入居したくなりますが、家賃は一人暮らしの費用の中でも大きなウエイトを占める項目です。収入の3分の1を目安に、無理なく生活できる物件を選ぶのが良いでしょう。
食費(20,000円~50,000円)
食費は外食・自炊の頻度で額が変わります。生活費の中でも節約の余地が大きい項目であるため、節約したいなら自炊するのが良いでしょう。
水道光熱費(目安:10,000円~15,000円)※住む地域や時期によって変わります
水道、ガス、電気代。水道代は、毎日お湯を張るか、シャワーで済ませるかで料金が変わってくるでしょう。電気代はエアコンを使う季節・使わない季節での差が大きいようです。ガス代は、都市ガスとプロパンガスのどちらを使用しているかでかなり違います。プロパンガスの値段は都市ガスの約2倍。料理などでガスを使う機会が多い人は、都市ガスの物件を探すと良いでしょう。
通信費(目安:5,000円~10,000円)
パソコンやスマホ、タブレットにかかる通信費。スマホ1台持つだけでも毎月かなりの出費になるという人もいますが、定期的にプランの見直しをすることで無駄を防げます。
交際費(目安:10,000円~30,000円)
友人との外出や飲み会などでかかるお金。仕事上必要な交際費については、確定申告時の必要経費とすることはできます。フリーランスは仕事の人脈づくりに増えがちな支出ですが、毎月の上限を決めたり、優先順位を考えたりすることで家計の圧迫を防げます。
その他
上記以外の生活費としては、日用品や洋服、趣味娯楽、冠婚葬祭費、医療費などがかかります。支出が予想しづらい項目もありますが、病院に行った月は洋服代を抑えるなど、全体のバランスを見てやりくりすると良いでしょう。
※本記事は2023年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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