SQLの勉強方法!独学での学び方や初心者におすすめの本・サイトを紹介 | レバテックフリーランス
SQLの勉強方法!独学での学び方や初心者におすすめの本・サイトを紹介
SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作・制御するための言語です。データベースについての知識を深めたい方だけでなく、データベースを効率的に操作したい方も、SQLについて勉強することが勧められます。
この記事では、SQLを勉強するための方法についてまとめました。初心者や中級者におすすめの本やWebサイト、SQLの知識の到達度をチェックする資格についても紹介します。独学とスクールのメリット・デメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
SQLを使う仕事のひとつにインフラエンジニアがあります。インフラエンジニアの仕事に詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【エンジニアのプロ監修】インフラエンジニアとは?仕事内容や年収・必要スキル・資格などを徹底解説
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目次
SQLとは?
SQL(Structured Query Language)とは、データベースを操作・制御・管理するために使われる言語です。システムを開発するときには、データベース内にある膨大なデータから効率よく必要なデータを取り出さなくてはいけません。
SQLを活用すると指定した条件でデータを検索できるようになり、データの更新や削除、管理もスムーズに行えるようになります。
なお、SQLだけではデータベースの操作はできません。MySQL、PostgreSQL、Oracle Database、Microsoft SQL Serverなどの「データベース管理システム」と呼ばれるシステムが必要です。
データベース管理システムはSQLによる命令を処理し、データベースの検索や管理などの業務を行います。SQLを学ぶときには、データベース管理システムを使って実際の操作もあわせて習得しましょう。
SQL学習の必要性
SQLの勉強は、すべてのエンジニアにとって必要です。たとえばWebシステムやアプリケーションを開発するときなど、ほとんどの開発業務にはデータベースを使用します。前述のとおり、データベースの操作にはSQLなどのデータベース言語への理解が不可欠なため、SQLについて学んでいないとエンジニアの業務に支障が出ることがあります。
また、データベースの主流は、データを表形式で格納するRDB(Relational Database)です。代表的な製品としてはOracleやMySQLなどが挙げられます。
RDBはSQLで操作するため、SQLを理解することで、データベースの理解にもつながります。データベース言語にはSQL以外にもいくつか種類がありますが、使われる製品の多さや有用度に注目するならSQLを学んでおくとよいでしょう。
SQLは独学で学べる?
SQLは必要性の高いデータベース言語のため、独学用の参考書やWebサイトなどが多数あります。そのため、スクールでも学べますが、独学でも学ぶことが可能です。
独学にかかる時間には個人差がありますが、50時間~80時間程度は必要と考えられています。SQLの基本構文を理解するのに20時間~30時間程度、練習問題で構文を習得するのに10時間~20時間程度、実際にデータベースを操作して実践力を身につけるのに20時間~30時間程度見ておきましょう。
SQLを勉強してできること
SQLを勉強することで、次のスキルを習得できます。
- データベースの閲覧・変更が可能になる
- データベースへの理解を深められる
いずれもデータベースを扱う方には必要なスキルです。具体的にどのようなスキルかについて解説します。
データベースの閲覧・変更が可能になる
近年はビッグデータと呼ばれる膨大なデータを使って、システムやサービスを開発したり、市場を分析したりすることが一般的になりました。しかし、ビッグデータを手作業で分析するのは困難ですが、SQLを利用することで、データベースを適切かつ効率よく処理できるようになるため、ビッグデータの分析も短時間で終えられます。
また、SQLを習得していると、データベースの閲覧だけでなく変更も可能になります。いずれもエンジニアには必要なスキルのため、エンジニアとして対応できる業務を増やすためにも、SQLを勉強しておきましょう。
データベースへの理解を深められる
SQLを勉強すると、データの定義やデータを制御する方法についての知識も習得できます。いずれもエンジニアに必要なスキルであるだけでなく、事務作業や管理業務などのエンジニア以外にも必要なスキルです。
たとえば、SQLによりデータ制御(データベースの権限の制御)について詳しくなると、関係者以外はデータベースに接触できないように調整できるため、普段の作業においてもセキュリティ強化を実現できます。
業務効率化だけでなくセキュリティに対する意識を高めるためにも、パソコンやインターネットと関わるすべての人がSQLについて学ぶべきといえるでしょう。
SQLを勉強するメリット
SQLを勉強することには、次のメリットがあります。
- 対応できる業務が増える
- 転職に有利になる
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
対応できる業務が増える
SQLについて学ぶと、エンジニアとして対応できる業務が増えます。たとえば、データベースの重要な枠組みとなるテーブルを扱うテーブルエンジニアの仕事は、SQLの知識なしには行えません。
また、エンジニア以外として働いている場合も、SQLを勉強することで必要なデータを効率よく抽出するだけでなく、不要なデータの削除・変更もできるため業務の幅が広がります。
転職に有利になる
SQLについての知識やスキルを習得すると、ほとんどのデータベースを適切に扱えるようになります。データベース関連の作業が多いデータベースエンジニアやインフラエンジニアの職種にも、キャリアを広げられるでしょう。
データベースエンジニアとインフラエンジニアについては、次の記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
データベースエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
インフラエンジニアの仕事内容|必要なスキル・資格、求人・案件例を紹介
後述しますが、SQLについての知識を深めることで、チャレンジできる資格も多数あります。取得した資格を履歴書に記載すれば、SQLやデータベースについての知識やスキルがあることをアピールでき、転職に有利になることもあります。
SQLを独学で学ぶメリット・デメリット
SQLは独学でも学べますが、スクールで学ぶこともできます。それぞれのメリットとデメリットを比較し、自分に合っているほうを選びましょう。
まずは独学のメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
費用を抑えられる | 体系的に学びにくい |
自分のペースで学べる | モチベーションを維持しにくい |
必要な部分だけ学べる | わからない点を解決しにくい |
メリット
スクールは常にSQLのコースを募集しているとは限りませんが、独学ならいつでも好きなタイミングで始められます。以下では独学のメリットについて詳しく解説します。
費用を抑えられる
独学ならほとんど費用はかかりません。本で勉強する場合は本代のみ、無料Webサイトなら無料で勉強できます。有料で視聴する動画サイトやオンライン講座もありますが、いずれもスクールに通うよりは安価に学べることが一般的です。
勉強に費用がかからない分、資格取得にお金をかけるのもおすすめです。取得した資格は履歴書にも記載できるため、有意義なお金の使い方ができます。
自分のペースで学べる
スクールでは開校時間や授業時間が決まっていることもあるため、学びたいときに学べるとは限りません。
しかし、独学なら自分のスケジュールにあわせて勉強できます。就寝前や通勤途中、昼休みなどに勉強することも可能です。
また、「この部分は難しいから時間をかけて勉強しよう」「ここは簡単なのでさっと飛ばそう」と、自由に時間配分できるのも独学のメリットです。
必要な部分だけ学べる
独学なら、自分が必要な部分だけを学べるため、効率よくSQLについての知識を深められます。
スクールでは一人ひとりに合わせてカリキュラムを組むわけではないため、知っている部分の授業もあります。知識を再確認できるのはメリットといえますが、効率のよい勉強方法とはいえないでしょう。授業に参加しないという選択肢もありますが、その分の授業料が変換されるわけではない点に注意が必要です。
必要な部分だけを講師から学びたい方は、単元別に購入できるオンライン講座も検討できるかもしれません。オリジナルにカスタマイズされているわけではないため、多少知っている部分が含まれる可能性はありますが、SQL全体のコースよりは自分に合った学びを実現できます。
デメリット
一方で独学にもデメリットはあります。また独学を始めたものの自分に合わないと感じたときは、スクールに切り替えるのもおすすめです。
独学はコストがほとんどかからないため、途中で切り替えても経済的なダメージは少ないでしょう。
以下では独学のデメリットについて詳しく解説します。
体系的に学びにくい
独学の場合、どこから学ぶかは学習者の自由です。興味のある分野から勉強していると、重要度が高いのに興味がない分野を学び損ね、知識が偏ってしまうこともあります。
独学でSQLについて体系的な知識とスキルを身につけるためには、参考書を最初から最後まで読み飛ばさずに学ぶことが必要です。「面白くないな……」と感じたときでも、その部分が実は重要で、後々役立つ可能性もあります。
また、動画やWebサイトで学ぶのもよいですが、最低でも一冊以上はSQLについての知識が網羅された本を買っておきましょう。どの部分を理解しているのか、また、理解していないのかをチェックできるため、自分の学習進度や理解度を確認しやすくなります。
モチベーションを維持しにくい
独学ではモチベーションを維持しにくく、いつの間にか勉強をやめてしまうことになりかねません。SQLについて学び始めたものの、期待したほど面白さを感じなかったり、概念が抽象的で「どのように業務に使うことができるのか」と必要性を実感できなかったりすることもあるでしょう。
スクールなら授業時間が決まっているため、意欲が湧かなくても勉強を継続できます。徐々に知識が増えると、SQLへの興味も深まり、意欲的に学べるようになるかもしれません。
実際のところ、独学だけでなくスクールに通う場合も、モチベーションを維持することは困難です。特に仕事しながら勉強している場合、仕事で疲れているときは勉強への意欲を失いがちです。
無理にモチベーションを維持しようと努めるのではなく、勉強を習慣化することを心がけてみてはいかがでしょうか。たとえば、1週間単位で学習スケジュールを立てるのもおすすめです。
日単位の勉強のスケジュールを立てると、何かの事情で勉強できないと翌日の勉強が増えてしまい、次第に学習から遠のいてしまいます。1週間単位でするべき内容を決めると、週内で予定を調整でき、学習を継続しやすくなるでしょう。
わからない点を解決しにくい
本やWebサイトの説明だけでは理解できない部分もあるかもしれません。スクールに通う場合なら、その場で講師に質問して解決できますが、独学では質問する相手がいないため、解決しにくくなってしまいます。とりわけ学び始めの頃は、用語や言語の基本構造が頭に入っていないため、理解できない部分も多くなりがちです。
わからない部分を放置しておくと、徐々にSQLに対する興味が薄れてしまい、いつの間にか勉強しなくなる可能性があるでしょう。わからない部分が出てきたときは、そのままスルーするのではなく、ノートに書き留めましょう。身近にSQLに詳しい人がいる場合は、書き留めた疑問について尋ねてみてください。
また、もう少し学習が進めば、疑問を自己解決できる可能性があります。定期的にノートを見返し、自分で解決できそうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
いつまでも自己解決できず、なおかつ周囲にSQLに詳しい人がいない場合は、teratailなどのIT関連の掲示板の利用も検討してみてください。ただし、正確性を確かめる方法がないため、過去の質問と解答も確認してから利用しましょう。
参考:SQL
SQLをスクールで学ぶメリット・デメリット
スクールでSQLを学ぶことにも、メリットとデメリットがあります。主なメリット・デメリットについては、以下をご覧ください。
メリット | デメリット |
---|---|
体系的に学べる | 費用がかさむ |
短時間で効率よく学べる | スケジュール管理が難しい |
講師に質問できる | 学習が重複することがある |
メリット
スクールでは学習スケジュールが決まっているため、勉強を習慣化しやすくなります。意思が弱いと感じている方も、無理なく勉強を続けられるのではないでしょうか。
また、スクールならSQL以外にも多くのコースがあり、興味がある分野についての理解を深めるだけでなく、転職に有利なスキルを効率よく習得できます。エンジニアとして活躍したい方は、プログラミングを体系的に学んでみてはいかがでしょうか。
次の記事ではおすすめのプログラミングスクールを紹介しています。オンラインスクールも紹介しているので、家にいながら学びたい方もぜひご覧ください。
プログラミングを学習したい方におすすめのプログラミングスクール
体系的に学べる
スクールでは、SQLについての知識・スキルを体系的に学べるカリキュラムが用意されています。興味の有無とは関係なくすべての分野を網羅できるため、知識に「漏れ」がなくなるでしょう。
何らかの都合で受講できなかった場合も、事前に連絡をすれば別の日に受講でき、すべての分野をしっかりと学べます。また、スクールオリジナルのテキストは、理解しやすいように工夫してまとめられているため、繰り返し勉強して知識を定着できるのもメリットです。
短時間で効率よく学べる
スクールでは熟練した講師がテキストに沿って教えてくれます。どの部分が特に重要か、どのように理解すれば実践に役立つのかをわかりやすく説明してくれるため、独学よりも効率よく短時間で知識・スキルを習得できます。
オンラインスクールなら、通学時間がかからないため、さらに効率よく学べるでしょう。また、教室に通う場合でも、通勤途中のロケーションを選べば、通学時間がほぼかかりません。
講師に質問できる
スクールなら、いつでも講師に質問できます。授業中だけでなく、授業の前後も、講師に時間があれば質問に答えてもらえます。
また、オンラインスクールは、メールやチャットで質問できる仕組みのことが多いです。気になったときにすぐに尋ねられるため、質問を忘れてしまったり、疑問を解消しないまま次の単元に進んだりするのを回避できます。
デメリット
スクールで学ぶことにはメリットも多くありますが、デメリットもあります。よくあるデメリットと、デメリットを軽減する方法について見ていきましょう。
費用がかさむ
スクールでSQLについて学ぶと、費用がかさみます。体系的に学ぶならコースになっているカリキュラムを選びますが、講義回数が多いため、その分、費用も高額になります。
費用を抑えたい方には、オンラインスクールがおすすめです。通学する場合よりも費用が安価になる傾向にあります。また、オンラインスクールでは単元ごとに申し込めるものもあり、独学で理解できない部分のみ集中的に学ぶことも可能です。
勤務先によっては、スクールでかかる費用を補助してくれる制度を設けていることがあります。スクールに申し込む前に社内制度や補助金額を調べておきましょう。
スケジュール管理が難しい
スクールは、好きなときに受講できるわけではありません。決まった時間に教室かパソコンの前に待機する必要があるため、スケジュール管理が難しいこともあります。特に時間外勤務が多い職場の場合、退勤時間を予想しにくく、授業を受けられなくなることがあるかもしれません。
オンラインスクールでもリアルタイム視聴に限られる場合は、スケジュール管理が難しく、学習を続けるのが困難になることもあります。アーカイブ視聴ができる場合は比較的好きな時間に学べますが、アーカイブを閲覧できる期間が短いことや、チャットで講師に質問できないこともあるため、注意が必要です。
学習内容が重複することがある
今までにSQLを学んだことがある方なら、学習内容が重複してしまうこともあるかもしれません。学び直しができるという意味ではメリットですが、あまりにも重複する部分が多いと、時間や費用が無駄だと感じるのではないでしょうか。
SQLに関しての知識がある程度ある方は、単元ごとに申し込めるスクールを選ぶようにしましょう。通学タイプではなくオンラインタイプのスクールなら、単元ごとに申し込めることがあります。
また、独学も検討してみましょう。SQLについてある程度理解している方なら、疑問点も自己解決できる可能性があり、独学でも無理なく習得できるかもしれません。
初心者が押さえておきたいSQLを勉強する際のポイント
SQLについての知識や経験がない人は、次のポイントに留意することで、効率的に勉強を進めていけます。
- 基礎的な参考書でSQLを網羅的に学ぶ
- 練習問題を何度も繰り返す
- 実戦経験を積む
それぞれのポイントを解説します。
基礎的な参考書でSQLを網羅的に学ぶ
まずは初心者向けの基礎的な参考書を買うことをおすすめします。「データベースについては、ちょっと知っているから」「以前SQLを習ったことがあるから」といった理由で中~上級者向けの参考書を選ぶと、基礎などの重要な部分が抜けている可能性があります。
スクールで勉強する場合でも、基礎知識や用語などを知っておくことで、効率よく学べます。いつでも気になったときにすぐに見返せるように、手元に1冊は用意しておきましょう。
練習問題を何度も繰り返す
基礎的な参考書で全体的に学んでから、次は単元ごとに時間をかけて学びを深めていきます。単元を1つ終えるたびに練習問題を解き、学んだ知識をスキルとして定着させていきましょう。
練習問題を何度も繰り返すことで、より効率的な検索の方法やデータ管理ができるようになります。簡単な問題であっても、単元内の知識の定着には不可欠です。面倒に思わず、何度も繰り返しておきましょう。
実践経験を積む
エンジニアとして働いている場合なら、学んだ知識を活かす場面も多いと考えられます。意識的にSQLの知識を活用し、実践をとおしてスキルを定着させましょう。
しかし、業務内容や職種によっては、仕事でSQLの知識を使う機会がないかもしれません。実戦経験を積めない場合は、SQL勉強用のサイトで実践問題に挑戦してみてはいかがでしょうか。SQL勉強用のサイトについては後述します。ぜひチャレンジしてみてください。
SQLの勉強におすすめの本7選
SQLの勉強におすすめの本を7冊紹介します。最初に紹介する3冊は、いずれも初心者向けで、参考書代わりにも活用できます。ぜひ手元に置いて、何度も読み返してSQLの知識定着に役立ててください。
いちばんやさしい SQL 入門教室
SQLの命令は、「読む」(SELECT)と「書く」(INSERT、UPDATE、DELETE)に大別できます。本書は「読む」の使い方に注目し、業務や日常生活においてデータを役立てられるように解説する入門書です。
SQLの構文を紹介し、サンプルを使って解説し、練習問題を解くの3つのステップで確実にスキルアップできるように構成されています。また、重要部分はわかりやすく「重要」と目立たせているため、理解しやすいのも特徴です。もちろん「書く」の使い方も解説しているので、エンジニアの方にもおすすめです。
参考:いちばんやさしい SQL 入門教室
スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!
SQLの構文をわかりやすく図解し、丁寧な解説を加えて、一つひとつ着実に覚えていけるように工夫されている入門書です。クラウドデータベースの実行環境も提供しているため、学んだ内容をすぐに試せるのも特徴です。
また、巻末には265問のドリルがあり、SQLのスキルアップに活かせます。実践的な知識を習得したい方におすすめの1冊です。
参考:スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!
10年戦えるデータ分析入門
SQLを使った分析手法やシステム構築について、具体的かつわかりやすく解説した参考書です。基礎的な内容だけでなく、やや高度な内容も含まれているため、各自のレベルに合わせて学びを深められます。
また、ビッグデータを扱うエンジニアや、ビジネスに役立つ分析をしたいマーケターなど、幅広いニーズに応えるデータ分析の手法を紹介しています。仕事で日常的にデータに触れている方におすすめの1冊です。
参考:10年戦えるデータ分析入門
達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
SQLについての基礎的な知識がある方向けの参考書です。エンジニアが知っておくべき正しい書き方や考え方を丁寧に解説しているため、すでにSQLを仕事に活かしている方がスキルをブラッシュアップする際にも役立ちます。
また、開発現場で活用できるコーディングの事例も多数紹介しています。さらにスキルアップしたいデータベースエンジニアやプログラマー、SQLについてのスキルを底上げしたい方におすすめです。
参考:達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
SQL実践入門─高速でわかりやすいクエリの書き方
SQLを使ってはいるけれども効率的なデータ操作ができていないと感じている方に、おすすめの1冊です。SQL独自のロジックを正確に理解していないと、クエリを書いても期待するようなパフォーマンスが出なかったり、読みにくく汎用性の低い命令になってしまったりします。
本書ではよい書き方と悪い書き方を提示し、効率的な書き方に仕上げるためのコツをわかりやすく説明しています。データベースエンジニアの方、また、データベースに触れる機会が多いアプリケーションエンジニアの方にもおすすめです。
参考:SQL実践入門─高速でわかりやすいクエリの書き方
プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに
SQLの実務経験のあるエンジニアを対象とした参考書です。SQLプログラミングの考え方から、テーブル操作、クエリの最適化について、わかりやすく解説しています。
なお、エンジニアを対象としていますが、基本的な知識から高度なテクニックまで網羅しているため、事務や営業などのエンジニア以外の方にもおすすめです。データに触れる機会がある方なら、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
参考:プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに
ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
日常的な業務で使用するSQLのコードをレシピ集としてまとめた1冊です。たとえば、売上やユーザーの把握、Webサイト内のユーザー行動の把握、異常値の検出などに使うコードを汎用化して紹介しています。
SQLの基礎的な知識を身につけたいというよりは、SQLを使ったコードを知りたい方向けの参考書です。すぐに業務に活用できるコードが多数紹介されているので、実務に役立つ手引書を探している方にもおすすめです。
参考:ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
SQLの勉強におすすめのサイト5選
SQLの勉強に役立つ動画やオンライン講座にアクセスできるサイトを紹介します。無料プログラムを紹介しているサイトもあります。ぜひチェックしてみましょう。
Progate
Progateはプログラミングについて学べるWebサイトです。イラスト中心のスライドを使って、プログラミングの基礎から、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語、SQLなどを学びます。
無料プランと有料プランがあり、有料プランは月定額料金で見放題です。SQLだけでなく他のプログラミング言語やWeb開発について学びたい方にもおすすめです。
参考:Progate
Progateの他にスマホでプログラミングの勉強がしたい方は以下の記事もおすすめです。
【2024年最新】スマホでプログラミングができるアプリ12選
ドットインストール
ドットインストールは、プログラミング学習の動画を集めたWebサイトです。すべての動画は3分以内と短く、就寝前や移動中などのスキマ時間に学べます。
無料動画もありますが、月定額料金で視聴できる有料動画の会員になると、講師への質問も可能です。また、有料会員はプログラミングの勉強会にも参加でき、より実践的なスキルを身につけられます。
参考:ドットインストール
Paizaラーニング
Paizaラーニングは、実際にプログラミングをしながら学ぶスタイルのWebサイトです。3分程度の動画を見ながらプログラミングを行い、視聴後に練習問題を解いてスキルを定着させます。
無料講座もありますが、一部の講座は有料です。また、わからないところはエンジニアに直接質問できるため、疑問点を解消して学びを継続できます。
参考:Paizaラーニング
paiza.IO
paiza.IOはすぐにプログラミングが始められる オンライン実行環境です。JavaやPythonなどの主要プログラミング言語に対応し、ファイルアップや外部APIへの接続も可能です。
X(旧Twitter)からでも利用できるため、ちょっとしたスキマ時間にプログラミングの訓練ができます。また、無料会員登録をすれば、コードの保管や閲覧、修正が可能になります。
参考:paiza.IO
侍テラコヤ
侍テラコヤはコース教材を学べるWebサイトです。無料でも一部視聴できますが、月定額料金ですべてのコースを視聴できます。
料金は一律のため、プログラミングとWebデザインなどを同時に学び、費用と時間を節約することもできます。また、現役エンジニアにいつでもオンラインで相談でき、疑問点を解消しながら勉強できるのも特徴です。
参考:侍テラコヤ
SQLのおすすめ資格5選
SQLについて学びを深めたら、関連資格を取得して、勉強を形にしてみてはいかがでしょうか。おすすめの資格を5つ紹介します。
データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は、情報処理技術者としての高度な知識とスキルを問う国家試験です。試験に合格すると、データベースに関連する確かなスキルを持ち、情報システム基盤の企画や要件定義、保守などにおいて中心的な役割を果たす人材であると示せます。
試験は1日制で4つの科目(多肢選択式2科目、記述式2科目)があります。なお、令和5年度の合格率は18.5%でした。難易度は高めと考えられるため、公式ホームページで公開されている過去問も参考に、丁寧に勉強しておきましょう。
参考:データベーススペシャリスト試験
OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験は、オープンソースデータベース「PostgreSQL」についての知識とスキルを認定する試験です。PostgreSQLでのスキルを習得することで、さまざまなリレーショナルデータベースを取り扱えるようになります。特定のベンダーのデータベースに依存しないスキルを習得したい方にもおすすめの資格です。
OSS-DB技術者認定試験には、GoldとSilverの2つの種類があります。SilverとGoldの両方に合格することでGoldの資格に認定されるため、初めての方はSilverを受験するほうがよいでしょう。
参考:OSS-DB技術者認定試験
Oracle Database SQL
Oracle Database SQLはSQLの知識とスキルを示すOracle社の認定資格です。世界共通の認定資格のため、グローバル企業で勤務している方にもおすすめです。
試験時間は120分で、63%以上の正答率で合格となります。無償トレーニングも受けられるため、何度かトレーニングをしてから試験に臨みましょう。
参考:Oracle Database SQL
Azure Administrator Associate(AZ-104)
Azure Administrator Associate(AZ-104)はMicrosoft社の認定試験です。Microsoft Azure環境の実装や管理、セキュリティなどについて、実践的なスキルが問われます。
受験する前に公式ホームページで公開されているラーニングパスや試験対策用の練習問題を勉強しておくと、合格に近づきます。なお、練習問題は無料です。
参考:Azure Administrator Associate(AZ-104)
MySQL 8.0 Database Administrator
MySQL 8.0 Database Administratorは、Oracle社の認定試験です。多肢選択式で試験時間は130分、62%以上の正答率で合格になります。
SQLの中でも利用機会の多いMySQLについての試験のため、実践力を身につけたい方にもおすすめです。
参考:MySQL 8.0 Database Administrator
SQL勉強後の実践におすすめのSQLツール
SQLを勉強した後には、SQLツールを使って実践力を身につけましょう。無料で実戦経験を積めるプログラムを紹介します。
PostgreSQL
PostgreSQLはオープンソースのリレーショナルデータベースです。35年以上の長い歴史にわたり、信頼性や機能の堅牢性、パフォーマンスにおいて高い評価を得ています。
さまざまな場面で利用されているため、SQLのスキルを確かめるだけでなく、スキルを定着させる場としてもおすすめです。無料でダウンロードし、練習してみてはいかがでしょうか。また、PostgreSQLの公式ホームページでは、オープンソースコミュニティも公開されています。PostgreSQLについての情報を交換する場として活用できます。
参考:PostgreSQL
SQL Server 2022 Developer
SQL Server 2022はMicrosoft社のSQLサーバーです。セキュリティやパフォーマンス、可用性の高さにおいて従来型(SQL Server 2012)と比べ、大きく進歩しました。
SQL Server 2022は、Microsoft社のインテリジェントデータプラットフォームの中核要素として活用されているサーバーです。運用データベースと分析、データガバナンスをシームレスに統合し、データを見失わずに管理できることを特徴としています。
SQL Server 2022には、DeveloperとExpressの2つのエディションがあります。Developerは非運用環境におけるデータベースの開発とテスト使用向けの無料エディションです。
参考:SQL Server 2022 Developer
SQL Server 2022 Express
SQL Server 2022 Expressは、デスクトップやWeb、小規模サーバー向けのアプリケーション開発・運用に活用できるエディションです。SQL Server 2022 Developerと同じく無料でダウンロードし、利用できます。
参考:SQL Server 2022 Express
SQLの勉強方法に関するよくある質問
ここでは、SQLの勉強方法に関するよくある質問に答えていきます。
Q. SQLを覚えることで、どのような業務に役立ちますか?
SQLはデータベースを操作するための言語であり、データベース管理やビジネス分析に欠かせないスキルです。データの抽出や集計、データベースの構築などの業務に役立ちます。
Q. SQLを扱う職種にはどんなものがありますか?
データサイエンティストやデータベースエンジニア、データアナリストなどの職種があります。
Q. SQLの基本的な知識を習得するためには、どの程度の時間が必要ですか?
初級レベルの基本的な知識を習得するには、学習ペースにもよりますが、20~30時間程度の時間が必要です。
Q. フリーランスがSQLを学習するメリットは何ですか?
フリーランスがSQLを学習することで、業務を効率化することができます。また、自身のスキルアップができ、仕事の幅が広がるといったメリットもあります。
Q. SQLを習得する際に、挫折しないコツはありますか?
実際にデータベースを操作してアウトプットしていくことが大切です。場合によっては、プログラミングスクールなどに通う必要もあります。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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