PMO資格のメリットは?おすすめの資格11選を難易度別に紹介! | レバテックフリーランス
PMO資格のメリットは?おすすめの資格11選を難易度別に紹介!
PMO資格の取得により、専門的なスキルを証明でき、キャリアアップにもつながります。しかし、「自分にはどのPMO資格が合っているのか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、おすすめのPMO資格11選を難易度別に紹介します。資格選びのポイントや教材としておすすめの書籍も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
PMOとして働くために資格は必要?
PMOとして働くために必須の資格はありません。
ただし、資格を保有していることで自身のスキルを客観的に証明できたり、転職やキャリアアップに際して有利に働いたりすることがあるのも、また事実です。
さらに、知識を体系的に学ぶ良い機会にもなるため、PMOとしてのキャリアを考えるなら資格取得を目指す価値は十分にあると言えるでしょう。
PMOの仕事の詳細や目指す方法、PMとの違いについて知りたい方は以下の記事もご覧ください。
PMOに求められるスキルとは?必須の技術から役立つ資格まで解説
PMOになるには?PMとの違いや役職の種類・キャリアパスを解説
PMOの資格を取得するメリット
PMOの資格を取得することには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主なメリットを3つ紹介します。

自身のスキルを証明できる
資格は、PMOとして必要な知識やスキルを持っていることを客観的に証明する手段になります。
特に実務経験が浅い場合や、異業種からPMOへの転職を目指す場合、自分の能力を採用担当者に具体的に示すことは容易ではありません。
そのような際に資格があれば、プロジェクトマネジメントに関する一定の知識レベルを保有していることのアピールになります。その結果、書類選考や面接の通過確率が高まるでしょう。
体系的な知識を身につけられる
資格取得に向けた勉強を通して、PMOに求められる知識を体系的に学べるという側面もあります。
プロジェクトマネジメントに関する知識の範囲は広く、独学だけで網羅的に学ぶのは簡単ではありません。
PMOの資格は、PMOに関するノウハウを体系的に有しているかどうかのテストでもあります。つまり、言い換えれば資格試験のカリキュラムに沿って学習することで、知識の抜け漏れを防ぎ、効率的にスキルアップを図ることができるというわけです。
これまで経験したことのない分野の知識や、最新のマネジメント手法などを学ぶきっかけにもなるでしょう。
資格手当をもらえる場合がある
特定の資格を取得することで資格手当が支給される企業もあります。
会社が資格手当を支給するのは、従業員のスキルアップを奨励しており、その資格を高く評価しているためです。
資格手当は、毎月の給与に上乗せされる形で支払われることが多く、収入アップにつながります。転職を考えている場合は、応募先の企業に資格手当の制度があるか事前に確認しておくと良いでしょう。
【初心者向け】PMOにおすすめの資格3選
ここでは、これからPMOを目指す方や、実務経験が浅い方におすすめの資格を3つ紹介します。まずはこれらの資格から挑戦し、基礎知識を固めるのがおすすめです。
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格(NPMO認定PJM-A)
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格は、プロジェクトマネジメントの基本知識とスキルを証明するための資格です。プロジェクトの現場業務において、習得すべき基本的な知識と技術を認定する実践重視の資格として、多くのPMO初心者に選ばれています。
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格はオンラインで受験できるため、仕事やプライベートが忙しい場合でも都合をつけやすいでしょう。試験形式は、120問の4択問題を120分で解答する方式です。
PMOになるための足がかりとして、初心者の方におすすめです。
参考:プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格|一般社団法人日本PMO協会
プロジェクトマネジメント・コーディネーター(PMC)資格試験
プロジェクトマネジメント・コーディネーター(PMC)資格とは、P2M(プログラム&プロジェクトマネジメント)の中で最も難易度が低い資格です。試験では、プロジェクトマネジメントコアについて問われます。
受験資格としては学歴や年齢などは不問ですが、基礎知識習得のため24時間以上の講習会の受講が必要です。プロジェクトマネジメントにまつわる知識がない新入社員や学生であっても、受験対策をすることで十分合格を目指すことができるでしょう。
試験の内容は「改訂3版 P2Mプログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」に沿って出題されるため、集中して対策できるのもメリットです。
ITパスポート試験(独立行政法人 情報処理推進機構)
ITパスポート試験は、ITの基礎知識を幅広く総合的に身につけられる国家資格であり、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)により主催されています。
試験ではネットワークやセキュリティに関する基礎知識、経営全般、プロジェクトマネジメントに関する知識、AIやビッグデータなどの新しい技術に関する、幅広い知識が問われます。
ITを活用する社会人として備えておきたいIT知識全般を身につけられるため、将来的にPMOに携わりたい方におすすめできる資格です。
参考:ITパスポート試験|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
【中級者向け】PMOにおすすめの資格5選
ここでは、実務経験を積み、さらなるステップアップを目指す中級者向けの主な資格を紹介します。自身の専門性を高め、キャリアの幅を広げることにつながります。
PMOスペシャリスト認定資格(NPMO認定PMO-S)
PMOスペシャリスト認定資格は、PMOの実務をこなすうえで習得するべき知識を認定する資格です。試験はオンラインで行われ、50問/90分間の選択形式です。
初心者向けの資格としてご紹介したプロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格と比べると、より実践的な内容と言えるでしょう。ただし、受験資格として、プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格やプロジェクトマネージャ試験、PMP、P2Mなどの関連資格の取得が必須である点には注意が必要です。
参考:PMOスペシャリスト認定資格|一般社団法人 日本PMO協会
応用情報技術者試験(独立行政法人 情報処理推進機構)
応用情報技術者試験は、ITエンジニア向けの高度な国家資格であり、IT戦略立案からシステム開発・運用まで、より高度な知識と応用力が問われます。
ITパスポート試験と同じIPAにより主催される試験であり、基礎的な知識・スキルに自信のある方であれば、応用情報技術者試験を初めに受けてみても良いでしょう。
なお2026年度以降、試験の開催時期や形式に大幅な変更が予定されているため、詳細については必ずIPAの公式Webサイトをご確認ください。
CAPM(Certified Associate in Project Management)
「CAPM」は、プロジェクトマネジメントの国際的な標準知識を証明する資格です。米国のプロジェクトマネジメント協会(PMI)が認定しており、プロジェクトマネジメントの知識体系である「PMBOKガイド」に基づいた知識が問われます。
国際的に認知されているため、グローバルなプロジェクトに携わりたい方や、外資系企業への転職を考えている場合に特に有効な資格です。
参考:Certification Certified Associate in Project Management (CAPM)®|PMI
認定スクラムマスター(CSM)
「認定スクラムマスター(CSM)」は、アジャイル開発手法の一つである「スクラム」の専門知識を証明する資格です。
近年、多くのITプロジェクトでアジャイル開発が採用されており、スクラムの知識はPMOにとっても重要度が増しているという背景があります。この資格は、スクラムチームを円滑に運営し、プロジェクトを成功に導く能力のベンチマークとなります。なお、資格取得には認定トレーナーによる2日間の研修受講が必須となる点に注意してください。
CCNA
「CCNA」は、ネットワークに関する基本的なスキルを証明する、シスコシステムズ社による認定資格です。
ネットワークはITシステムになくてはならない技術であり、ネットワーク技術に関する知見はPMOにも役立ちます。特にインフラ構築プロジェクトに携わる場合に、この資格の知識が活きてくるでしょう。
試験では「ネットワーク基礎」「ネットワークアクセス」「IP接続」「IPサービス」「セキュリティ基礎」「自動化とプログラマビリティ」などについて問われます。なお資格の有効期限は3年となる点に留意ください。
参考:CCNA|CISCO
【上級者向け】PMOにおすすめの資格3選
ここでは、豊富な実務経験を持ち、PMOとして組織を牽引する立場を目指す上級者向けの資格を3つ紹介します。いずれも難易度が高いですが、取得できればキャリアにおいて大きな強みとなります。
プログラムマネジャー・レジスタード(PMR)資格試験
プログラムマネジャー・レジスタード資格は、P2M資格の中でもとりわけ難易度の高い資格です。豊富な実務経験が問われ、“プロジェクトマネジメントにまつわる3年以上の実務経験”が受験資格として必須です。受験に際しては、指定の職務経歴書を作成し提出しなければなりません。
試験では、プロジェクトを率いる中心メンバーとして、関係者をまとめながら進行できるスキルが問われるのが特徴です。論文と面接、ワークショップで構成されており、プロジェクトマネジメントに関する総合力が求められます。
参考:プログラムマネジャー・レジスタード(PMR)資格試験|日本プロジェクトマネジメント協会
PMP(Project Management Professional)
PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントの知識・スキル・経験を証明する国際的に認知された資格です。プロジェクトマネージャーとしての実務経験が豊富な方や、プロジェクトマネジメントの専門知識をさらに深めたい方におすすめです。
広範囲に渡る深い知見が問われる試験内容となっているため、十分に試験対策をして臨む必要があります。試験に無事合格し資格保有者になった後も、3年ごとにCCR(Continuing Certification Requirements Program)と呼ばれるプログラムに参加しなければなりません。
指定された期限内にプログラムの要件を満たせなかった場合は、せっかく取得した資格が無効となってしまうため注意しましょう。
プロジェクトマネージャ試験(IPA)
国家資格であるプロジェクトマネージャ試験は、システム開発プロジェクトの責任者としての役割を主導的に行える高度なスキルを証明する資格です。PMやPMOを目指している方が多く受験しています。
両者は業務内容が若干異なるものの、試験勉強・受験を通して、プロジェクトを進める技術やメンバーの配置方法など、実践的かつ幅広い知識を得ることが可能です。実務を見据えての取得はもちろん、自己研鑽の一環として挑戦するのも良いでしょう。
なお、IPAが実施するほかの試験と同様、2026年度から試験形式や実施タイミングに大幅な変更があるため、受験に際しては必ず公式サイトをご確認ください。試験形式は従来のペーパー方式からCBT(Computer Based Testing)方式へ移行、実施期間も春期・秋期の年2回から、年1回(一定期間内に複数日で実施)へ変更される予定です。
参考:プロジェクトマネージャ試験|独立行政法人 情報処理推進機構
自分に合ったPMO資格を選ぶ4つのポイント
数ある資格の中からどれを選べば良いか迷うかもしれません。ここでは、自分に合ったPMO資格を選ぶ際に押さえておきたいポイントを4つ紹介します。
受験目的を明確にする
まずは、資格取得の目的を明確化してみましょう。
「転職でアピールしたい」「今の業務に活かしたい」など、目的によって選ぶべき資格は変わってきます。資格取得の目的がはっきりしていれば、学習のモチベーション維持にもつながります。たとえば、未経験からPMOを目指すなら基礎的な資格、専門性を高めたいなら特化した資格といったように自分の状況と照らし合わせてみてください。
受験資格の有無・更新費の額を確認する
資格取得に向けた勉強を開始する前に、受験資格の有無・更新費の額を確認するのも忘れてはいけません。
資格によっては、受験資格が定められていたり、資格維持のための更新費用が必要だったりします。たとえば、一定の実務経験がなければ受験できない資格や、数年ごとに更新手続きと費用が必要な資格があります。
学習をスタートしてから受験資格がないことに気づいたり、資格を取得してから更新料の存在に気づいたりといった事態は避けたいものです。各資格の公式サイトで、受験資格や試験料、更新制度の有無や費用について、事前にしっかりと確認しておきましょう。
資格の難易度を確認する
現在のスキルレベルや経験に合った難易度の資格を選ぶことも重要です。
いきなり難易度の高すぎる資格に挑戦すると、途中で挫折してしまう可能性があります。
まずは初心者向けの資格からスタートし、段階的にステップアップしていくのがおすすめです。公式サイトで公開されている合格率や、サンプル問題などを参考に、自分にとって適切な難易度かを見極めましょう。
スケジュールに余裕を持つ
資格取得を目指す際は、学習スケジュールに余裕を持たせましょう。
特に、仕事をしながら勉強時間を確保するのは、想像以上に大変です。無理な計画を立ててしまうと、学習が続かなくなってしまうかもしれません。自分の生活スタイルに合わせて、たとえば「平日は1時間、休日は3時間」のように、継続可能な学習計画を立てることが合格への近道です。
PMO資格の勉強におすすめの本4選
PMO関連の資格勉強や、プロジェクトマネジメントの知識を深めるのにおすすめの本を4冊紹介します。自分のレベルや目的に合わせて選んでみてください。
マンガでわかるプロジェクトマネジメント
『マンガでわかるプロジェクトマネジメント』は、プロジェクトマネジメントの基本からPMBOKの解説まで、マンガをとおして楽しく学べる一冊です。プロジェクトの立ち上げから終了までの流れを、ストーリー形式で追いながら学べるため、初学者におすすめです。
書籍を使った勉強が苦手な人であっても、ストーリー仕立てであるため飽きずに読み進めることができるでしょう。解説の主軸となっているのは、プロジェクトマネジメントの知識体系のひとつである「PMBOK」です。
参考:マンガでわかるプロジェクトマネジメント(広兼修著)|オーム社
この1冊ですべてわかる プロジェクトマネジメントの基本
『この1冊ですべてわかる プロジェクトマネジメントの基本』は、プロジェクトマネジメントの基本概念から資格、最新トレンドまでを網羅した書籍です。プロジェクトの計画・実行・監視・制御、そしてクロージングまでの一連の活動を効率的かつ効果的に行うための知識が詰まっています。
プロジェクトに携わるメンバーとして「何をすべきか」を知ることができるでしょう。さまざまな事例をもとに、トラブルを回避する方法も紹介されています。
参考:この1冊ですべてわかる プロジェクトマネジメントの基本|日本実業出版社
外資系コンサルが教える難題を解決する12ステップ プロジェクトリーダーの教科書
『外資系コンサルが教える難題を解決する12ステップ プロジェクトリーダーの教科書』では、外資系コンサルが教える難題を解決するための12ステップが紹介されており、プロジェクトデザイン力を身につけたい方におすすめです。実際のプロジェクトで直面する問題への対処法が学べるほか、問題解決力・仮説検証力・ビジネス思考などPMOとして活躍するための総合力を養えます。
「トラブルリカバリーのプロ」として知名度があり、数々のグローバルプロジェクトを率いてきた著者によるプロジェクトを進めるヒントを学べるのが魅力です。
参考:外資系コンサルが教える難題を解決する12ステップ プロジェクトリーダーの教科書|かんき出版
予定通り進まないプロジェクトの進め方
『予定通り進まないプロジェクトの進め方』では、プロジェクトが予定通りに進まない時の対処法が、具体的な事例を交えて解説されています。計画の立て方から、柔軟な対応策まで、実務に役立つ内容が満載です。
さまざまな制限課題が発生するプロジェクトをうまく進めるために、プロジェクトそのものに対する理解を深めながら、成功に導く方法を学べます。
PMOの資格に関するよくある質問
最後に、PMOの資格についてよくある質問とその回答を紹介します。資格取得やキャリアプランを考える際の参考にしてください。
Q. PMOに転職するにはどのようなスキルが求められますか?
PMOに転職するためには、プロジェクトマネジメントスキルやリーダーシップ、コミュニケーションスキル、IT知識などが必要です。
Q. PMOの資格を取得するメリットは何ですか?
PMOの資格を持っていると、プロジェクトマネジメントスキルの証明になり、転職や就職に有利になる場合があります。
Q. PMOスペシャリスト認定資格を取得するためにはどのような勉強方法がありますか?
PMOスペシャリスト認定資格を取得するためには、参考書や過去問、学習サイトなどの利用といった方法があります。
Q. PMOスペシャリスト認定資格に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要ですか?
PMOスペシャリスト認定資格に合格するためには、学習ペースにもよりますが、30時間程度の学習時間が必要です。
Q. PMOに関する資格にはどのようなものがありますか?
PMOに関する資格としては、PMPやP2M、PMC資格試験などがあります。
※本記事は2026年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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