役立つ資格やキャリアパスもご紹介
PMOとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

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経験のあるPMOにプロジェクト進行をしてもらいたい企業の需要が多くあり、エンジニアやデザイナーなどのIT就業者以外にも、プロのコンサルタントとしてPMOが増加しています。今回は、具体的にPMOがどのように働くのか、役立つスキルはなにかという点をご説明します。
 


本記事の執筆者
フリーランス WordPressプログラマー 村上昴平 

東京都渋谷区で活動しているフルスタックエンジニア。 大手半導体企業、大手SEO企業を経て独立。 国内最大手エンジニアコミュニティQiitaにて プログラミングに関する情報を発信し続け、ユーザー1位を複数獲得している。

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0. 目次

1. PMOの仕事内容
2. PMOに必要なスキル
3. PMOに役立つ資格
4. PMOのキャリアパス
5. フリーランスのPMOで働く場合

1. PMOの仕事内容

PMOとはProject Management Office(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の略です。ITの開発現場では開発を行うプログラマー、システムの設計/作成を行うSE、デザイナー、開発の進行を行うディレクターなどのポジションの人が働いています。

PMOはこの中で、プロジェクトのQCD(品質、コスト、納期)を支援し、業務の円滑化と迅速な進行を図る中心的な役割を担当しています。

PMOの業務内容は大きく3つに分けて「プロジェクトの運営事務を司る役割(支援型)」「プロジェクト全体で遵守しなければならない基準、標準の策定と管理(指揮型)」「プロジェクトの進捗率や品質などの数値収集・評価(管理型)」を行います。

支援型PMO(PMOマネジャー)

支援型のPMOは、PMのサポートを行うタイプです。会議の記録やマニュアルなどの各種ドキュメントなどの書類作成、コストや進捗率の数値管理などの経費管理、また勤怠・稼働管理なども行い、プロジェクト内での窓口的な業務を担当します。

それらのドキュメントをマネジメント層に報告するだけではなく、現場に共有することも役割の1つです。

指揮型PMO(PMOエキスパート)

指揮型のPMOは、会議のファシリテーションを行ったり、計画の進行時に意思決定権を持つ役割を担います。

また、そのマニュアル自体の標準化やルール策定などの業務もPMO指揮のもと行います。プロジェクトルールや基準/標準が策定されたら、それに則った進行がなされているかのチェックもします。そのほか、要件の確定や材育成といったマネジメント業務も担う場合があります。

管理型PMO(PMOアドミニストレータ)

管理型のPMOは、支援型PMO(マネジメント層)と指揮型PMO(現場層)のちょうど間にあるようなポジションです。

指揮型PMOとともに策定ルールに則った進行がなされているかを確認したり、スケジュールどおりに進行しているか、もしボトルネックとなっている部分があればその解決策を提示したりします。

障害管理や評価・分析などを支援型PMOに報告を行うなどの業務を担当し、プロジェクトの状況をはっきりさせて問題なく進行するための役割を担っています。

PMOとPMの違い

PMOは、PM(プロジェクト・マネージャー)というプロジェクト管理職と名称が似ているために混合されることがあります。業務や目的自体も似ていますが、この2つには大きな違いがあります。

PMはプロジェクトの一番上流の権限者としてプロジェクト全体の意思決定をします。それに比べて、PMOはPMをサポートし、プロジェクトの管理業務全般の支援を行います。

たとえばプロジェクト全体もしくは一部にて、進捗状況や品質に問題がないかを確認し、進捗率やコストなどの数値をPMなどのマネジメント層に報告します。また、なにかしらトラブルが発生した際には現場に解決案を提案することもあり、プロジェクト進行に特化した何でも屋のような業務というイメージに近いです。

2. PMOに必要なスキル

コミュニケーション能力

PMOコンサルタントは、多くの関係者と連携を行い、認識のズレを起こすことなく業務を進行していく責任があります。執行権を持っている上司を説得したり、現場の方にルールをわかりやすく説明する折衝・交渉能力が必要です。

そのためには相手の理解できる話し方、説明材料を用意することはとても大切ですし、日ごろから円満に人間関係を構築するコミュニケーション能力が不可欠です。

進捗管理能力

PMOコンサルタントに最も求められるスキルが進捗管理能力です。PMOの最大のミッションはQCD(品質、コスト、納期)を改善すること。納期が遅れたりコストが超過してしまうことは避けなければいけません。

そのためには常に進捗を把握して、つど課題があれば解決し、全体の進行が滞らないよう対策が必要です。その解決法としてスクラムなどの新しいルールを現場に適用したり、現場の人にもわかるようなWBS(Work-Breakdown-Structure)を作成したりなどします。

3. PMOに役立つ資格

PMOになるためには資格が必要というわけではありません。実務を通して得た知識や経験の方が重要となる面が多く、体系的な知識だけで即戦力となるのは難しいでしょう。

しかしPMOは、知識が求められます。また専門的な分野だけに特化するのではなく、さまざまな業態に挑戦したいという場合には体系的な知識を有していることが大きなアピールとなるのです。

もし体系的な知識を補填したい、また非PMOの方にも定量的に自分のスキルをアピールする必要があるという方には以下の資格がおすすめです。

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)資格試験

【公式ページ】
PMP® 試験・資格について|一般社団法人 PMI日本支部

【試験費用】
●PMI会員:405ドル(再受験の場合:275ドル) (更新:60ドル)
●一般:555ドル(再受験の場合:375ドル) (更新:150ドル)

【試験日時】
受験申請が通り次第、いつでも可能

【試験概要】
PMP資格試験は、プロジェクトマネジメントに関する資格として広く認知されており、専門知識を有しているアピールに大きく役立つでしょう。

【試験項目】
試験は、以下の内容にそって4択問題で出題されます。
選択式ではありますが、丸暗記で解けるような性質ではなく深い専門知識や経験が求められます。
●プロジェクトの立ち上げ 
●プロジェクトの計画 
●プロジェクトの実行 
●プロジェクトの監視コントロール
●プロジェクトの終結 

試験時間は4時間、問題数は200問です。

プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格(NPMO認定PJM-A)

【公式ページ】
プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格 - 日本PMO協会|NPMO

【試験費用(初回)】
●会員:9,000円(税抜)
●一般:13,000円(税抜)

【試験日時】
申請が受理された後、指定された受験期間(1週間)に受験可能。

【試験概要】
一般社団法人日本PMO協会による認定資格です。
動画によるe-ラーニング研修が存在し、初心者の方でも受験できることが大きな特徴です。その特徴から、WBSやコスト・リスク管理など基礎知識も身に付けられます。

【試験項目】
試験は下記の内容から4択問題で出題されます。正答率75%以上が合格の条件となっています。

●プロジェクト宣言書の基礎知識と技術
●WBSの基礎知識と技術
●RACIチャートの基礎知識と技術
●コスト管理表の基礎知識と技術
●リスク管理表の知識と技術
●プロジェクト終了書の知識と技術

試験時間は2時間、問題数は120問です。

PMOスペシャリスト™認定資格試験(NPMO認定PMO-S™)

【公式ページ】
PMOスペシャリスト認定資格 - 日本PMO協会|NPMO

【試験費用(初回)】
●会員:9,000円(税抜)
●一般:13,000円(税抜)

【試験日時】
申請が受理された後、指定された受験期間(1週間)に受験可能。

【試験概要】
上述のプロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格と同様に、一般社団法人日本PMO協会による認定資格です。

こちらの資格試験では業務における一般的なPMOの役割や導入手法、プロジェクトマネジメント課題の抽出、目標管理指標の策定など、より現場内で必要となる進行知識が求められます。

【試験項目】
試験は下記の内容から導入手法概要例をもとにその技術の知識が問われます。4択問題で出題されます。正答率80%以上が合格の条件となっています。

●プロジェクトマネジメントへの理解
●プロジェクトマネジメント課題の抽出
●目標・管理指標の策定
●具体的支援内容の策定
●PMO組織の位置づけ策定
●自組織における新組織組成プロセスの実行

試験時間は90分、問題数は50問です。

4. PMOのキャリアパス

PMOのキャリアパスには主に2つの段階に分けられます。

プロジェクトマネジメント アナリスト

プロジェクトコントローラーは、プロジェクトの数字を資料に作成したり、議事録や資料を管理したりなどの作業を担当することが多いです。

プロジェクトの分析や評価を専門的に行うことで、プロジェクト進行の提案や課題点の解決提案など、課題の把握や整理・リスト化する能力も求められます。

プロジェクトマネジメント コンサルタント

実際に課題解決のための提案を実装したり、新人教育やプロジェクトルールを策定したり、経営陣に対して直接提案を行います。幅広い知識と経験をもとに、プロジェクト内のすべての工程について裁量を持っていて、全体の改善の責任を持つ立場です。

ビジネスドメインの全体像がわかるようになってくると、ここから経営側にキャリアアップする可能性もあります。プログラムマネージャー経由であればCTO、もしくはCIOなどといったキャリアパスもあります。

5. フリーランスのPMOで働く場合

フリーランスのPMOは、働き方は正社員と大きな差がありません。プロジェクト進行に関与する資料や情報には契約を結び、閲覧権限が付与され、正社員と同様にプロジェクトにコミットします。

フリーランスというとリモートワークが可能なイメージが強いですが、PMOの場合はほとんどのケースでリモートワークができません。

プロジェクト進行は、常にメンバーの進捗を把握しなければならず、リアルタイムで問題を見つけ対応をしなければならないため、現場から離れて業務を行うのが難しいことが多いためです。

週に1日は、分析調査に集中するためリモートワークが認められることもあります。ただし、ベンチャー企業などの比較的自由な環境などに限られるでしょう。
ただし、責任の大きな仕事へのやりがいがあり、フリーランスとして働く場合、会社員よりも報酬が高くなることが多いです。
 


今回はPMOについてや役立つ資格・スキルなどをまとめてみました。

PMOは、業務においてルールの策定や会議運営、進捗管理や数値データの作成報告など、さまざまな業務に携わります。プロジェクトの達成に向けて大きな責任を持つ業務のため、高いスキルや業務理解が求められます。

最後に

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