サーバーサイドエンジニアの平均年収は?仕事内容や必要なスキル・資格も解説 | レバテックフリーランス
サーバーサイドエンジニアの平均年収は?仕事内容や必要なスキル・資格も解説
2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されているサーバーサイド開発の求人・案件の平均単価をもとに計算すると、サーバーサイドエンジニアの平均年収は864万円です。これは平均月額単価72万円の12ヶ月分を年収として換算したもので、前述のとおりサーバーサイドエンジニア全体の平均年収を示したものではないため、あくまで目安のひとつとお考えください。
サーバーサイドエンジニアの平均年収
まずは、サーバーサイドエンジニアの年収の目安となる金額として、2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されている「サーバーサイド開発」の求人・案件の単価相場を紹介していきましょう。
サーバーサイド開発の平均月額単価は72万円、最高単価は120万円、最低単価は43万円です。これを12ヶ月分にして年収換算すると、サーバーサイドエンジニアの平均年収は864万円、最高年収は1,440万円、最低年収は516万円というのが目安になります。
| 平均年収(フリーランス) | 864万円 |
|---|---|
| 最高年収 | 1440万円 |
| 最低年収 | 516万円 |
なお、これはあくまでレバテックフリーランスが扱うサーバーサイド開発案件の単価相場をもとにした金額であり、サーバーサイドエンジニア全体の平均年収ではありません。あくまで目安のひとつとして参考にしてください。
フロントエンドエンジニアの平均年収
続いて、フロントエンジニアの平均年収の目安となる金額として、2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されているフロントエンドエンジニアの求人・案件の単価相場を紹介します。
フロントエンドエンジニアの平均月額単価は71万円、最高単価は115万円、最低単価は24万円です。これをサーバーサイドエンジニアと同様に年収換算すると、フロントエンドエンジニアの平均年収は852万円、最高年収は1,380万円、最低年収は288万円となります。
| 平均年収(フリーランス) | 852万円 |
|---|---|
| 最高年収 | 1380万円 |
| 最低年収 | 288万円 |
このように、平均年収を単純比較すると、サーバーサイドエンジニアと大きく変わらない水準になっています。
関連記事 : Webエンジニアの平均年収・給料|転職・中途採用で年収はどこまで上がる?
サーバーサイドエンジニアの仕事内容
サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、バックエンドのデータ処理環境の構築、新たなソフトウェアの導入やバージョンアップに関する環境の調節・構築などです。また、システム上の不具合を都度調節・改善し、その後も問題なくサービスを安全に利用できるように運用していくのも、サーバーサイドエンジニアの仕事となります。
サーバーサイドエンジニアとフロントエンジニアの違い
WebサイトやWebアプリケーションなどの開発は、大きくフロントエンドとサーバーサイドに分かれます。
フロントエンドは、ユーザーが見る画面での文字の配置やデザインをしたり、ユーザーの操作をもとに必要な情報をサーバーに送ったりする役割をしています。その時に、サーバーに対して返信を要求するところまでがフロントエンドの仕事といえます。
一方、サーバーサイドではフロントエンドから「この情報を送って」と要求があった際に、フロントエンドに適切な情報を返信する役割を持っています。つまり、サーバーサイドは主にフロントエンドから行われた操作の内容に対して、適切な情報を渡す役割を果たします。
なお、昨今はフロントエンドとサーバーサイド、両方の技術を持つフルスタックエンジニアの需要が大きくなっています。
関連記事 : サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
サーバーサイドエンジニアの年収アップに必要なスキル
ここではサーバーサイドエンジニアの年収アップに役立つスキルの例を3つ紹介していきます。
プログラミングスキル
Webアプリケーションを開発するには、プログラミング言語の習得が必要になります。Web開発のサーバーサイドでよく使用される言語としては、PHPやRuby、Python、Javaなどが挙げられます。
これらのうち、どれかができれば仕事にあたることができますが、複数の言語を習得しているエンジニアも多いため、ひとつの言語を覚えたら、ほかの言語の学習にもチャレンジすることをおすすめします。また、LaravelやRuby on Rails、Django、Springなど、Web開発の多くで使われるフレームワークも覚えておくと良いでしょう。
フロントエンドの開発スキル
フロントエンドの開発スキルは、文字の配置やデザインをするためのHTML・CSSや、動きを見せるJavaScriptを使って、ユーザーが使うWeb画面などを作るスキルです。
近年では、サーバーサイドエンジニアにフロントエンドのスキルを求める場合も増えています。フロントエンドのスキルを身につければ、年収アップにもつながり、仕事の幅も広がるでしょう。
クラウドサービスの使用スキル
近年、開発環境をクラウドに移す企業が増えていることから、AWSやGCPなどのクラウドサービスに対応するスキルも重要になってきています。
総務省が発表した「令和2年版情報通信白書」によると、何らかの形でクラウドサービスを導入している企業の割合は2015年からの4年間で20%以上増加し、2019年には64.7%に達しています。
※参考 : 総務省|令和2年版 情報通信白書|企業におけるクラウドサービスの利用動向
関連記事 : PHPの勉強方法|初心者におすすめの独学方法と学習ロードマップを紹介
サーバーサイドエンジニアの年収アップに役立つ資格
サーバーサイドエンジニアとしてスキルを証明するには、資格を取得することが有効です。ここでは、5つの資格について解説していきます。
Linux技術者認定試験LinuC
LinuCは、Linuxの知識や技術力を問うのはもちろんのこと、現在のITエンジニアに求められる仮想化技術やクラウドセキュリティなどについても出題されるため、現場で役立つ実践的なスキルの証明になります。
※参考 : IT資格といえば LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は初級試験、上級・準上級試験、ウィザードの3つのグレードがあり、ウィザードはPHP技術者認定試験におけるもっとも高位の資格として位置づけられています。PHPの専門技術についての能力が証明できる資格なので、取得しておくと評価につながりやすいでしょう。
※参考 : PHP技術者認定機構 – 体系だてたPHP学習の総チェックにいかがですか?
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、難易度に応じてSilverとGoldの2つのグレードに分かれており、Rubyベースのシステムを設計・開発・運用するエンジニアなどを対象とした認定試験制度です。Ruby技術者としての技術力を公正に評価され、高い水準のRubyによるシステム開発能力を持つことを認定されます。
※参考 : Ruby技術者認定試験|Ruby Association
Oracle認定Javaプログラマー
Oracle認定Javaプログラマーは、Oracle社が主催するJavaの認定資格で、Bronze、Silver、Goldにレベルが分かれています。Bronzeは言語未経験者向けの入門資格とされており、初心者の場合はBronzeから合格を目指していくといいでしょう。
※参考 : Java SE 11 認定資格 | オラクル認定資格制度 | Oracle University
Python3エンジニア認定試験
Python3エンジニア認定試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している試験です。Python3エンジニア認定基礎試験、Python3エンジニア認定データ分析試験の2種類があり、前者は文法基礎、後者はPythonを使ったデータ分析の基礎や方法について問われます。
※参考 : Python試験 | 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
関連記事 : PHPの資格・PHP技術者認定試験の難易度や種類、勉強方法
サーバーサイドエンジニアの年収に関するよくある質問
サーバーサイドエンジニアの年収に関するよくある質問を以下にまとめました。
Q. サーバーサイドエンジニアの平均年収はいくらですか?
A. 2021年3月時点でレバテックフリーランスに掲載されている「サーバーサイド開発」の求人・案件の平均月額単価は72万円となっていますので、単純に12ヶ月分に換算すると、サーバーサイドエンジニアの平均年収は864万となります。なお、この年収はあくまでもレバテックフリーランスの案件データにもとづく数字であり、掲載媒体や案件の傾向などにより金額は変動しますので、目安のひとつにしてください。
Q. サーバーサイドエンジニアの求人ではどんなスキルや経験を求められますか?
A. サーバーサイドエンジニアの求人では、一般的にプログラミングスキルやフレームワークを扱うスキル、データベースを扱うスキルなどが条件として求められます。未経験OKという条件の求人もありますが、基本的には一定以上の経験年数が求められることが多いでしょう。
Q. 未経験からサーバーサイドエンジニアに転職するのに役立つ資格はありますか?
A. 未経験からサーバーサイドエンジニアになるために役立つ可能性がある資格としては、基本情報技術者試験をはじめIPAが実施する情報処理技術者試験のほか、ORACLE MASTER(オラクルマスター)などのベンダー資格、PHP技術者認定試験・Ruby技術者認定試験・Oracle認定Javaプログラマー・Python3エンジニア認定試験といった各言語のスキルを証明する資格が挙げられます。
関連記事 : Webエンジニアになるための勉強法と学んでおきたい10のこと
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。