フリーランスエンジニアになるには?現実的な手順や未経験から目指す方法 | レバテックフリーランス
フリーランスエンジニアになるには?現実的な手順や未経験から目指す方法
フリーランスエンジニアになるには、定番の方法を取るのが一番です。本記事では、フリーランスとして成功する具体的なステップや独立のタイミング、案件の探し方を解説します。
実際のフリーランスエンジニアの声や1日の流れ、必要なスキルなどもまとめました。また、良い面ばかりでなくデメリットや適性のない人についても解説しています。
「未経験からはきついからやめとけ」「現実の末路は悲惨」などともいわれる中、事前にフリーランス適性を見極めるのは重要です。長く活躍していくためにも、ぜひじっくりとお読みください。
レバテックフリーランスはITエンジニア専門の
フリーランスエージェントです案件を探してみる
目次
そもそもフリーランスエンジニアとは?
フリーランスエンジニアとは、会社に所属せず個人で働くIT技術者のことを指します。フリーランスエンジニアになるためには、まずフリーランスエンジニアとはどのようなものなのか理解しておくことが大切です。
フリーランスの仕事は、自分で参画したい案件を自由に選びます。そして、クライアントと交渉のうえ契約が成立したら、業務遂行し、成果物を納品します。こうした特徴上、自由度の高さがうたわれることが多いです。
フリーランスエンジニアについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアとは?会社員との働き方・収入の違いを解説
フリーランスエンジニアという働き方の特徴
会社員は会社と雇用契約を結ぶのに対し、フリーランスエンジニアは案件ごとに顧客と業務委託契約を結びます。また、フリーランスエンジニアが結ぶ業務委託契約には、準委任契約と請負契約の2種類があります。
上記2種類の契約における違いは「成果物に対して完成の義務を負うか否か」だと考えるとわかりやすいでしょう。
また、フリーランスエンジニアは、働く場所によって在宅型と常駐型の2つの働き方に分かれます。
在宅型はリモート型とも呼ばれ、自宅など現場以外の場所で業務を行う働き方を指します。一方、常駐型は開発現場で業務を行う働き方です。フリーランスエンジニアの場合、通常契約先のクライアントのオフィスなどが一般的です。
在宅での仕事は働き方の自由度が高いというメリットがあります。一方、常駐型では現場でコミュニケーションを取りながら作業を進められるため、知見を得やすい点がメリットです。
続いて、エンジニアの働き方は、正社員とフリーランスとではどのように違うのかを以下にまとめました。
フリーランスには会社員のような、雇用保険や労災保険といった福利厚生がありません。しかし、フリーランス向けの福利厚生サービスの利用でカバー可能です。
レバテックフリーランスでも、フリーランスのための福利厚生パッケージ「レバテックケア」を用意しています。レバテックケアでは、フリーランスが安心して働けるよう、「安定した収入」「税務関連の手続き」「ヘルスケア」をサポートします。
サポートに不安がある方は、こうしたサービスの利用を検討すると良いでしょう。
フリーランスエンジニアの1日
フリーランスエンジニアが、実際にどのような1日を過ごしているのか、その一例を図にまとめました。以下は、常駐型・委任契約の場合の例です。
在宅型・リモート型の場合は、出社が不要なため通勤時間はなく、作業場も自由に決められます。ただし、ネットワークの接続先など情報漏洩・セキュリティリスクなどの注意が必要です。
請負契約の場合、業務の開始時間や終了時間、時間配分は自由ですが、スケジュール管理を徹底する必要があります。
フリーランスエンジニアの平均年収
Relanceが行った調査の調査によると、フリーランスエンジニアの年商(≒平均年収)は以下のとおりでした。
※データを元にレバテックフリーランスがグラフ作成
300万円~800万円という人が全体の57.1%と半数を占めています。また、同調査の年代別の平均年収は以下のとおりでした。
- 20代:約510万円
- 30代:約558万円
- 40代:約620万円
なお、経験や職種、扱える言語によって年収は左右されるので、これらの数値はあくまでも参考程度と考えておきましょう。フリーランスエンジニアの平均年収についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの平均年収はいくら?言語・職種・経験年数別に紹介
平均年収が高いエンジニア職種やプログラミング言語
以下は、レバテックフリーランスのデータ(2023年3月時点)から平均単価の高いエンジニア職種をまとめた表です。なお、平均年収額は平均単価に12ヶ月をかけて算出しています。
順位 | 職種 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | SAPコンサルタント | 1,068万円 |
2位 | ITアーキテクト | 1,044万円 |
3位 | ITコンサルタント | 1,044万円 |
4位 | ブリッジSE | 984万円 |
5位 | プロジェクトマネージャー(PM) | 960万円 |
また、以下はレバテックフリーランスの実際のデータから、平均単価の高いプログラミング言語を順に表にしたものです。
順位 | 言語 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | Scala | 984万円 |
2位 | Go言語 | 984万円 |
3位 | Kotlin | 960万円 |
4位 | 960万円 | 984万円 |
5位 | Swift | 948万円 |
高いスキルが求められる職種や新しい言語などは人材不足のため単価が高く、平均年収が高くなりやすい傾向があります。言語別の年収ランキングの詳細について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版
【5ステップ】フリーランスエンジニアになる方法
フリーランスエンジニアになるには、以下の図のような正しい手順を踏む必要があります。
なお、エンジニアとしての実務経験がすでにある場合は【ステップ3】から始めましょう。それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
ステップ1:プログラミングスキルを身につける
プログラミングスキルがなければフリーランスエンジニアになるのは難しいです。そのため、まずは独学やプログラミングスクールなどを活用して、プログラミングスキルを身につけることから始めましょう。
学ぶプログラミング言語を選ぶ際は、どの職種のエンジニアになるかを考えて、その職種に必要なものやトレンドを意識して選びます。需要が高い言語としては、以下のものが挙げられます。
- Go
- Ruby
- Swif
- Kotlin(Android)
- Python
エンジニア未経験からでも、フリーランスエンジニアは十分に目指せます。未経験からの目指し方について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
未経験からフリーランスエンジニアになる方法!案件例や必要スキルを解説します
ステップ2:実務経験を1~3年程度積む
基本的に、クライアントはフリーランスエンジニアに即戦力を求めています。そのため、最低限1年以上の実務経験は必須です。3年程度の実績があれば希望条件をかなえやすく、フリーランスとして活動しやすくなるでしょう。
なお、未経験だと成果を生み出せるかも不明瞭で、クライアントに不安要素を持たれやすく、案件を獲得できない恐れがあります。また、IT業界では経験者が優遇される傾向があるため、未経験OKの案件があったとしても単価が安い可能性が高いです。
副業として先行で活動してみるのも有効な手段
勤め先企業が副業可なら、業務後や休日にフリーランスとしてエンジニア活動をしてみるのもおすすめです。副業をすることで、会社員のエンジニアとしてスキルアップしつつ、フリーランスエンジニアに必要な実績を積めます。
また、いきなりフリーランスになるよりも、会社員の収入があるという安心感のあるなかで、落ち着いて案件獲得や業務の進め方を確認できます。自分がフリーランスに向いているかどうかのチェックにもなるでしょう。
ただし、無理のないスケジュール管理の徹底が必要です。
ステップ3:フリーランスになるための手続きをする
フリーランスへの独立時には、税務署や市区町村の役場で以下の手続き・書類作成を行わなくてはなりません。
- 開業届の提出
- 確定申告の準備
- 国民健康保険、国民年金への切り替え
開業届は必ずしも出さなくても問題ありませんが、提出すると節税に役立つ青色申告ができるようになります。また、退職金に代わる小規模企業共済への加入申請もできたり、補助金や助成金も受けやすくなったりなどメリットが豊富です。
開業届を出さない場合と比べると社会的信用も高まるため、フリーランスを本業とする人は提出すると良いでしょう。フリーランスを開始する際の手続きについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスになるには?始めるための3ステップと知っておくべき基本知識
ステップ4:スキルシート・ポートフォリオを作成する
案件獲得に向けて、スキルシート・ポートフォリオを作成します。スキルシート・ポートフォリオは、今まで身につけたスキルをアピールする資料となり、作成しておくことで案件獲得がスムーズに進みやすくなります。
自己PR以外に、以下のようなスキル内容を具体的に記載しておきましょう。
- 参画したプロジェクトの詳細
- 担当した業務や役職、期間
- 活かせる経験、知識
- 扱える言語、フレームワーク
なお、参画したプロジェクトの詳細を記載する際は、守秘義務に注意してください。トラブルを避けるため、企業名や団体名は伏せておきましょう。
ステップ5:フリーランスエージェントを活用する
活動の目処が立ったら、案件獲得に向けて動き出しましょう。フリーランスの案件獲得の方法として、知人からの紹介やSNS・クラウドソーシングの利用などが考えられます。ほかにも、エージェントを活用するのも有効です。
以下は、フリーランス協会の実態調査より、実際のフリーランスが最も収入を得ている仕事を確保した経路を図にしたものです。
引用元 : フリーランス白書2023|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
上記画像からわかるように、最も収入を得ている経路として人脈の比率が下がり、エージェントの比率が上がっています。
フリーランス向けのエージェントはさまざまあるので、自分に合った条件のサービスを選びましょう。案件の紹介はもちろん、なかには営業や経理の代行サービスや福利厚生があるものもあります。
エージェントを活用することで開発業務に集中できるため、その利便性から多くの人が使うようになってきています。
レバテックフリーランスは、エンジニアを中心としたフリーランスを支援するエージェントサービスです。最新の業界動向や技術や現場情報にも精通しているため、希望にマッチする案件の紹介が可能です。無料で利用できるので、まずはお気軽にご相談ください。
フリーランスエンジニアの現実|メリットとデメリット
自由度の高さに惹かれてフリーランスエンジニアを目指そうという人は多くいます。しかし、フリーランスエンジニアにはさまざまなメリットがある一方で、デメリットがあるのも現実です。
フリーランスエンジニアを目指すなら、事前にメリットとデメリットいずれも把握しておきましょう。メリットを知らないとモチベーションが下がりやすく、デメリットを知らないと「イメージと違った」と失敗に至る恐れがあるためです。
ここでは最低限知るべきものにしぼってメリット・デメリットを紹介していきます。より詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリットは?リアルな実態を解説
フリーランスエンジニアになるメリット
フリーランスエンジニアになるメリットの代表例は、以下のとおりです。
- 自由度が高い:自分の都合に合わせて活動・生活できる
- スキルアップしやすい:好きな分野に挑戦できる
- 年収が上がりやすい:努力に応じた収入アップが期待できる
フリーランスの場合、参画する案件は、業務内容や契約期間などを見て選べます。実際に業務にあたる時間・休日は自分で調整できる場合が多いです。プライベートの予定とも調整しやすく、自分の都合に合わせてバランスよく働けます。
また、業務内容の選定ができるため、好きな分野や得意な分野に集中したり興味のある分野へ挑戦したりも可能です。業務とプライベートの時間調整もできるので、足りないスキルがあれば学習時間も作れます。スキルアップしていけるでしょう。
スキルアップできれば、能力に見合った高い単価の案件に応募できるようになります。自分が努力すればするほど収入アップでき、モチベーションも高まるでしょう。また、スキルが身につき経験を積めれば、報酬の交渉も可能です。
きつい?フリーランスエンジニアになるデメリット
フリーランスエンジニアになるのはデメリットもあるので、独立前に確認しておくべきです。デメリットの詳細がわかっていれば対策できる内容でもあるので、代表的な具体例を以下で確認しましょう。
- 収入が不安定になりやすい:継続的な案件獲得が必要になる
- 社会的信用が低い:ローンやクレジットカードの審査が厳しい
- 開発業務だけに集中できない:営業や経理業務で労力がかかる
- 成長機会が得にくい:常に自発的に動く意識が重要になる
フリーランスの場合、自分で案件を獲得しない限り仕事を得られず、収入が得られません。そのため、営業がうまくいかないと長期間にわたって参画先が見つからず、無収入になってしまう恐れがあります。
一時的なものであっても「無収入になる可能性がある」というプレッシャーが「きつい」と感じる人もいるようです。対策としては、フリーランス向けのエージェントを利用するのがおすすめです。
できる限り途切れず案件を紹介してもらったり、福利厚生に代わるサービスを受けたりすることでリスクを回避できるでしょう。
また、フリーランスエンジニアは、会社員と比較すると収入が安定しないため、社会的に信用されにくいです。したがって、住宅・車のローンやクレジットカード作成など、金銭面での信用が必要な審査がとおりにくい傾向があります。
フリーランスは成長機会が得にくいため、業界のトレンドや動向にアンテナを張る必要があります。また、成長のためには自分でセミナーなどを探して自費で参加しなくてはならず「きつい」と感じる人もいるのが実情です。
体験談!実際になった人の生の声
実際にフリーランスになった人たちは、主に以下のようなことを感じたといいます。
- 契約で決められた業務だけ専念できるようになった
- 休みたいときに休みを取れ、働き甲斐がある
- 「エージェントで案件がもらえる」と知っていれば苦労しなかった
- 管理職を目指すのはなかなか難しい
- エージェントは案件参画に先立ち、補うべきスキルを教えてくれた
フリーランスの場合、自分で仕事を選べるため、自分の得意分野や興味のある業務を選択できます。案件においては、決められた業務に対して自己裁量で作業を進められることにメリットを感じる人も多いです。
また、納品日を守りさえすれば、進捗具合とスケジュール次第で休みたいタイミングで休めます。なかなか有休が使えなかった会社員時代よりも、フリーランスになって休みが取りやすくなったと感じる人も多いようです。
一方、フリーランスになってから「エージェントを早く利用していれば良かった」という後悔の声もありました。
フリーランスになった際に「仕事がなくなったら無収入になる」という不安を抱える人が多くいます。しかし、エージェントを活用すれば、契約終了前に案件を紹介してもらえるため、収入が途切れず安心して働けるでしょう。
レバテックフリーランスでは、営業や単価、稼働条件の交渉の代行などさまざまなサービスを提供しています。サービスは無料で利用でき、契約や請求は専用ツールで簡単に行えます。興味のある方は、まずは相談からでもお気軽にご連絡ください。
実際にフリーランスになった人の生の声を詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
「もっと早くフリーランスになれば良かった」エージェントを使うことで安定して案件を獲得できるように
エンジニア歴3年でフリーランスに。スキル習得による単価アップを実現
フリーランスエンジニアの適性がある人・ない人の特徴
フリーランスエンジニアとして長く活動するためには、自分に適性があるかどうか確認してからフリーランスになるのが大切です。向いていると判断できれば安心材料になり、実際に続けていきやすくなるでしょう。
また、向いていない特徴に当てはまっていると事前にわかっていれば、努力をして改善していくのも不可能ではありません。本記事では代表的なものにしぼって解説します。さらに詳しくフリーランスに向いている人の特徴を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに向いている人の特徴は?会社員と悩んだ時の適性診断
フリーランスに向いている人の特徴
フリーランスエンジニアに向いている人には、以下のような共通した特徴があります。
- 1~3年程度の実務経験がある人
- 営業力やコミュニケーション能力が高い人
- 向上心があり変化を楽しめる人
フリーランス向けの案件は、基本的に経験者を対象としています。そのため、1〜3年程度の実務経験は欠かせません。また、フリーランスとして案件を獲得していくには営業力・コミュニケーション能力も必須です。
フリーランスに向いていない人の特徴
フリーランスエンジニアに向いていない人は、以下のような共通の特徴があります。
- 開発業務だけに携わりたい人
- 安定志向が強い人
- 自己管理が苦手な人
営業活動や事務作業は、慣れたり民間のサービスを使ったりすればどうにかなるかもしれません。しかし、安定志向だと時代の変化に乗り遅れ、参画先が見つからなくなったり低単価の案件しか獲得できなくなったりする恐れがあります。
自己管理に関しても、品質やスケジュール調整、経理を委託する場合の書類の管理などができなければ大問題です。フリーランスの場合、すべて自己管理していくしかありません。
万が一期日までに納品が間に合わないなどあれば、クライアントの信頼にヒビを入れてしまい、その後の案件受注が難しくなります。フリーランスになるのであれば、すべて自身が行うことを意識して志向性と管理スキルを磨きましょう。
適性がなくフリーランスへの転向で失敗した際の末路例
適性がないままフリーランスに独立すると、最悪の末路をたどってしまう可能性があります。インターネット上では「やめとけ」「末路が悲惨」という声もありますが、具体的な理由は以下のとおりです。
- 体調やスケジュールなどの管理ができず、体調を崩して働くのが困難になる
- スキル不足により需要を満たせず案件を獲得しにくくなる
- 正社員としての職歴が途切れるため再就職で正社員に戻りにくい
独立後も安定して働くためには、自己管理を徹底して継続的に案件を獲得するのが重要です。継続的に案件を獲得するには、常に複数の案件を掛け持ち、仕事のない状況を作るのがポイントです。
もしフリーランスに向いていないと感じたら、無理せず早めに転職を検討するのも手段の1つでしょう。
未経験でもフリーランスエンジニアを目指すポイント
ITエンジニアとしての実務経験がないと、企業からの信頼が得られず、案件獲得は難しいです。そのため、完全な未経験者がフリーランスエンジニアになるのは厳しいでしょう。
ただし、ITエンジニアの人材不足が続いているため、会社員であればエンジニア未経験OKの求人は珍しくありません。まずは会社員として未経験で就職し、企業での研修などを受けてから実践的なスキルを身につけるのがおすすめです。
未経験でもフリーランスエンジニアを目指すにあたって、以下のようなポイントを踏まえるのが効果的です。
- スキルを習得しやすい職種を選ぶ
- プログラミングスクールで勉強する
- 転職先の企業選びは慎重に進める
- 活動中のフリーランスの情報を集める
ここではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。また、未経験からフリーランスエンジニアになる方法についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
未経験からフリーランスエンジニアになる方法!案件例や必要スキルを解説します
スキルを習得しやすい職種を選ぶ
フリーランスエンジニアを目指すなら、プログラミングスキルを身につけるために未経験でも就職・転職しやすい職種を選びましょう。具体的には、未経験からでもスキルを取得しやすく将来性にも期待できるWebエンジニアがおすすめです。
案件数も比較的多いため、独立後の案件獲得の面から考えてもWebエンジニアはおすすめの職種の1つです。
プログラミングスクールで勉強する
未経験や実務経験が浅い場合は、プログラミングスクールに通って基礎知識を身につけるのがおすすめです。独学よりも短期でスキルアップでき、スクールによっては修了証書などがもらえ、就職・転職に役立つ可能性も高いです。
プログラミングは独学でも可能ではありますが、わからないことがあると挫折してしまう恐れがあります。その点、スクールでは講師に質問でき、行き詰まることなく勉強を進めやすいでしょう。
また、プログラミングスクールによっては、独立サポートやキャリアアドバイザーのサポートを受けられるところもあります。自分のキャリアプランを考えつつスクールを選ぶようにしましょう。
転職先の企業選びは慎重に進める
フリーランスエンジニアを目指すのに欠かせない実務経験を積むにあたって、独立前に企業へ就職するのも1つの手段です。その際、自分の思い描く将来設計のために「希望の職種や仕事内容か」「必要なスキルを習得できるか」という点を満たす企業選びが重要です。
いずれフリーランスとして独立するにしても、条件が緩い企業を選ぶとスキルアップにつながらない業務を振られる恐れがあります。目指す職種に関する実務経験が積めないと、せっかくの転職が無駄になり、独立が遠のくため注意しましょう。
活動中のフリーランスの情報を集める
フリーランスとして働く具体的なイメージを固めるために、実際に現役でフリーランスとして活動している人の声を聞くのも大切です。「いざ独立したものの想像と違った」と、ギャップに戸惑わないよう、実際の声を参考にしてみましょう。
活動中のフリーランスの情報は、SNSやエージェントで調べられます。また、以下の記事では現役フリーランスの経験談を紹介しています。フリーランスの適性をチェックするのにも役立つので、興味のある人は、以下の記事をご覧ください。
【経験談】フリーランスになって後悔?適性診断と事前にすべき準備のポイントを紹介
フリーランスエンジニアに必要なスキル
職種によって習得しておいた方が良いプログラミング言語や熟知しておくべき知識は異なります。そのため、自分の目指す職種で求められるスキルを把握し、それに合わせてスキルを取得するのが大切です。
ここでは、どのフリーランスエンジニアにも共通して必要なスキルを紹介します。具体的には、以下5つです。
- コミュニケーション能力
- 営業力、提案力
- 情報収集力
- 決断力・判断力
- 自己管理能力
フリーランスの場合、会社員と違って自身で案件獲得をしていく必要があります。そのため、コミュニケーション能力や営業力・提案力が欠かせません。また、納品日までに仕上げるスケジュール管理や体調管理などといった自己管理能力も必要です。
トレンドが移り変わりやすく、技術の進化の目まぐるしいIT業界では、情報収集力が重要です。フリーランスエンジニアとして長く活躍し続けていくためには、新しい技術やツールを積極的に学び続けていく必要があります。
フリーランスに必要なスキルについて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに必要なスキルを紹介!習得方法や成功のコツも解説
フリーランスエンジニアとして独立するタイミング
エンジニア経験は3年以上は積んでいた方が良いため、新卒入社なら20代後半が独立タイミングの目安です。
30代前半になると、リーダーやマネジメント経験を求められるため、これらの経験を積んでおくことをおすすめします。なお、リーダーやマネジメント経験を要する案件はその分単価が高いことが多く、年収も上がる可能性が高いと考えられます。
会社員のうちに、年齢と実務経験、実績の相関関係を考えて独立するための土台を作っていくと良いでしょう。
長く活躍するフリーランスエンジニアになるには?
IT業界は情報のアップデートが激しいため、自ら動いてスキルアップを目指せる人間が活躍しやすいのが実情です。長くフリーランスエンジニアを続けていくには、具体的には以下のような努力が必要です。
- 常に新しい技術や知識を吸収する
- 信頼関係を築いて人脈を広げる
- 複数の方法で案件を確保する
- 資金繰りで困らないようにする
IT業界では技術のアップデートのため、情報を収集しスキルアップできる人材が重宝されます。また、案件獲得には人脈構築が効果的ですし、ほかにもエージェントも利用するなど複数の参画先を探す方法を作っておくと良いです。
フリーランスエンジニアのなり方に関するよくある質問
フリーランスエンジニアを目指すにあたって、よくある質問を確認しておくのは大切です。フリーランスエンジニアになる方法や案件の探し方をはじめに知っておくと、準備や独立後も楽になります。
また、そもそも未経験者がフリーランスエンジニアになれるかどうかも把握しておくべきです。フリーランスエンジニアを目指す際のよくある疑問を解消してください。
Q. フリーランスエンジニアは何をする職業ですか?
フリーランスエンジニアとは、会社に所属せず個人で働くIT技術者のことを指します。フリーランスとは働き方の一種のため、仕事内容は案件によって異なります。会社員とは異なり、案件ごとにクライアントと契約をし、報酬を得るという働き方が特徴です。
Q. フリーランスエンジニアの年収はいくらですか?
Relanceが行った調査によると、フリーランスエンジニアの年商(平均年収)は約576万円でした。年代別の結果は、以下のとおりです。
- 20代:約510万円
- 30代:約558万円
- 40代:約620万円
Q. フリーランスエンジニアのなり方を教えてください
フリーランスエンジニアを目指すなら、まずは必要なスキル・知識を身につけて実務経験を1~3年以上積みましょう。案件を獲得する際は、スキルシートやコーポレートを作成し、企業に自分のできることをアピールするのが有効です。
Q. 未経験でもフリーランスエンジニアになれますか?
未経験者向けの案件の増加やクラウドソーシングの普及により、未経験からでもフリーランスエンジニアは目指しやすくなりました。しかし、まだまだ経験者を求めるクライアントの方が多いです。
Q. フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法は?
フリーランス向けのエージェントを利用すると、単価や仕事内容などから案件を探せるため、条件に合う案件を見つけやすいです。ほかにもSNSで実績を発表し案件募集をかけたり、セミナー・交流会で人脈を作ったりすると声がかかりやすくなります。
※本記事は2024年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
役に立った/参考になったと思ったら、シェアをお願いします。