ユーザー系子会社とは?特色やメリットも解説 | レバテックフリーランス
ユーザー系子会社とは?特色やメリットも解説
ユーザー系子会社は、親会社から受注したシステム開発などの案件を主に担当。事業形態が親会社ごとに異なるのが特色です。メリットとしては、安定感や特定分野に強みを持っていることが挙げられます。
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■この記事の監修
はな
大学卒業後、IT企業の広報部に就職。プレスリリース作成・広告業務を担当。その後、エンジニアのアウトソーシング会社へ就職。
約5年 電気メーカーにて、ソフトウェアの評価エンジニア・海外の顧客向けの渉外担当。(約3年間海外勤務を経験) サーバー構築・仕様書・手順書の作成・ホームページ制作を経験。現在は4歳男の子の育児の傍ら、自信の経験を生かして、フリーランスのライター業を行う。Hana blogでWordPressの情報を発信している。
SIer企業の分類
一口に「IT企業」「SIer企業」といっても、細かい分類があります。本記事では、SIer企業の中でも特にユーザー系子会社と呼ばれる企業について解説していきますが、まずは本項で、SIer企業の種類にどんなものがあるかを確認しておきましょう。
ユーザー系
「ユーザー系」は、大手企業から情報システム部門を独立させた子会社であり、「ユーザー系情報システム子会社」と呼ばれることもあります。そのため主たるクライアントは、ユーザー系子会社の親会社であることが多いです。
メーカー系
「メーカー系」とは、コンピューターをはじめとするハードウェアを製造しているメーカー、およびそのグループ企業から構成される企業群を指します。自社製造のハードウェアと組み合わせ、ソリューションの提案を一本化できるのが強みです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
メーカー系SIerとは
独立系
「独立系」は親会社を持たず、独立してシステムインテグレーション事業を行っています。ハードウェア・ソフトウェアともに、クライアントごとに最も適した形で提供することが可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。
独立系SIerとは
ユーザー系子会社の種類と作業内容
本項では、ユーザー系子会社の特色を見ていきましょう。
ユーザー系子会社の種類
親会社の情報システム部門が独立・分社してできたという性質上、ユーザー系子会社の事業形態は多岐に渡っています。例えば、大きな枠組みでは製造系と非製造系に分類することが可能です。製造系には、食品や電気機器、精密機器、重工業といった分野があります。
また、非製造系としては商社系の他、銀行や証券などの金融系、鉄道や電力などのインフラ系といった系統が挙げられるでしょう。
ユーザー系子会社の作業内容
親会社で使われるシステムの開発、構築、および運用・保守がメインです。それらの作業に付随して、システム利用の効率化を図る提案をしたり、コスト削減に取り組んだりといった作業に携わる場合もあります。
基本的には親会社から発注された案件に基づき、先方の要望に沿って作業を進めていくのが特色です。特定の業界内で培われたシステム開発技術を活かし、業界外におけるシステムインテグレーションに参画する場合もあります。
ユーザー系SIerについての解説は、以下をご覧ください。
ユーザー系SIerとは?
ユーザー系子会社のメリット
最後に、ユーザー系子会社で案件に参画するメリットを紹介します。
安定感
ユーザー系子会社の大きなメリットとして、安定感を挙げることができます。ユーザー系子会社の親会社は多くの場合大手企業であり、経営が安定している傾向にあるからです。
案件をグループ内でコンスタントに受注し続けることができるのも、ポイントと言えるでしょう。案件ごとに作業場所を転々とすることが少ないため、一か所に腰を据えて働きたいとお考えの方に向いています。
SIerで活躍するSE(システムエンジニア)の将来性についてはこちらの記事で解説しています。
システムエンジニア(SE)の将来性|これからのIT業界で需要があるスキルや資格
特定分野に特化している
ユーザー系子会社では、基本的に親会社やグループ企業内のシステム開発を担います。つまり、ユーザー系子会社で経験を積むことにより、特定分野における専門的な知識や高水準のスキルを身につけることができる可能性が高まります。幅広い分野に習熟するというよりは、一領域でのスペシャリストを目指したいという方に向いているといえるでしょう。
※本記事は2023年9月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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