メーカー系SIerとは?メリット・デメリットやその他のSler区分も解説

メーカー系SIerは、ハードウェアを製造するメーカーを親会社としています。親会社や同じグループ会社から案件を受けるのが特徴です。メーカー系SIerについて、より詳しく見てみましょう。

なお、企業社内でシステムを管理する「社内SE」については「社内SEとは」の記事をご覧ください。

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メーカー系SIerの概要

メーカー系SIerは、主にコンピュータのハードウェアを製造するメーカーの傘下にある企業を指します。メーカーのソフトウェアを開発する部門が独立したり、別企業が新たに傘下に入ったりする事が多いようです。

メーカーには、富士通系や日立製作所系、東芝系、三菱電機系と言った、誰もが耳にした事はあるであろう名前が連なります。

作業をする際には、親会社が製造したハードウェアを使用すると言う傾向にある、メーカー系SIer。その事から、ハードウェアと相性の良いシステムの開発や構築を行う傾向が多く見られます。

また、親会社の傘下にあるため、案件ごとに違う現場へ出向くと言う必要がないのも、メーカー系SIerの特徴と言えそうです。企画から開発、運用に至るまで円滑に作業を行えると考えられるでしょう。

関連記事 : メーカー系SEとは?

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メーカー系SIerのメリット・デメリット

それでは、次にメーカー系SIerのメリットとデメリットを比べてみましょう。

■メリット
親会社や同じグループ会社がクライアントになる事で、案件が安定して供給されます。案件がなく作業ができないと言う事態にはならないため、安心して働けるのが特徴です。また、コンスタントに案件を受けられる環境にあるが故、しっかりと作業に集中する事も可能でしょう。

その他、親会社の経営が好調であればその恩恵を享受する事ができます。ボーナスが増えたり、福利厚生が充実したりと身を持って感じられるケースもあるようです。

■デメリット
前述した「親会社のハードウェアを使用する」と言う点が挙げられます。親会社のハードウェアに強くなりたい場合にはメリットとなるかもしれません。しかし、他企業のハードウェアも使用して幅広く経験を積みたいと言う場合にはデメリットだと言えそうです。

関連記事 : 独立系SIerとは

メーカー系・ユーザー系・独立系の違い

ここではメーカー系SIerについて記述しましたが、メーカー系以外にもユーザー系や独立系と言った物が存在しています。最後にこの3つの違いについて見てみましょう。

■メーカー系
前述の通り、コンピュータのハードウェアを主に製造しているメーカーを親に持つ企業です。親会社や同じグループ会社がクライアントになるため、経営が悪くなってしまわない限りは、案件がなくなると言う事態に陥りにくいと言えるでしょう。作業に集中して取り組める、安心して働けると言った環境が魅力的だと考えられます。

しかし、多くの場合、親会社のハードウェアを使用する事になる傾向があるため、ハードウェアに関係なく作業に取り組みたいエンジニアにとっては、窮屈に感じるケースもあるかもしれません。

■ユーザー系
ユーザー系SIerは、ハードウェアを製造するメーカー以外の、民間企業のシステムインテグレーションを行う開発部門が独立してできた企業とされています。親会社から案件を受ける事もあれば、他企業から案件を受ける事もあるようです。また、ユーザー系には金融や商社、流通と言った多岐に渡る分野が見受けられます。

親会社と同様の分野で専門性を発揮できる一方、他の分野にはなかなか携われないと言った傾向にあるのが特徴。そのため、専門性を磨いていきたいと考えているエンジニアにオススメできます。

ユーザー系SIerに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ユーザー系SIerとは?
ユーザー系IT企業とは?特徴やメリットについて解説
ユーザー系子会社とは?特色やメリットも解説

■独立系
独立系SIerが上記2つと決定的に違う点は、親会社を持たない、と言う事です。親会社を持たない事で、ハードウェアやソフトウェアなどに縛られず柔軟性に富んだ案件を受けられます。自由に作業が行えるため、幅広いスキルを吸収する事を望むエンジニアにぴったりだと言えるでしょう。

ですが、親会社を持たないと言う点は裏返せばデメリットにもなるようで、自ら案件を取りに営業を行う必要があったり、経営が安定しなかったりと言った悩みが出てくる事もあるようです。

独立系SIerに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
独立系SIerとは|分類やメリット・デメリットを解説
独立系IT企業とは?

メーカー系SIerに関するよくある質問

ここでは、メーカー系SIerに関するよくある質問に答えていきます。

Q. メーカー系SIerと独立系SIerにはどんな違いがありますか?

メーカー系SIerはパソコンや家電などのハードウェアや情報通信関連のメーカーの子会社です。独立系SIerは親会社を持たない独立した企業です。

Q. メーカー系SIerにはどのようなデメリットがありますか?

メーカー系SIerには昇進できるポストがない場合がある、客先常駐が多く環境が変化する等のデメリットがあります。

Q. メーカー系SIerの平均年収はどの程度ですか?

メーカー系SIerの平均年収は約470万円です。

Q. メーカー系SIerの業務内容にはどのようなものがありますか?

メーカー系SIerは基本的に親会社の下請けとして案件を対応するケースが多いです。
具体的には要件定義、保守運用、基本設計、詳細設計、テスト等の業務を担います。

Q. メーカー系SIerで働く場合、どのようなメリットがありますか?

比較的安定している、待遇が良い、さまざまな業界や業種の経験が積める、資格の取得がしやすい、技術力を付けられる等のメリットがあります。

最後に

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