サーバーエンジニアの仕事内容。必要なスキルや資格・将来性・年収は?

サーバーエンジニアの仕事は、サーバーの構築と保守に大きく分けられます。ネットワークエンジニアと混同されることもあるので、両者の違いをしっかり把握しておきましょう。本記事では、サーバーエンジニアの仕事の大変さやキャリアパス、将来性などについても解説。サーバーエンジニアに関心をお持ちの方は、ぜひお読みください。

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目次

サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違い
サーバーエンジニアの仕事の大変さ
サーバーエンジニア向けの6つの資格
サーバーエンジニアのキャリアパス
サーバーエンジニアの将来性
フリーランスのサーバーエンジニアとして働くには
サーバーエンジニアの平均年収
サーバーエンジニアの求人・案件例

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サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアの仕事は、構築業務と保守業務に大別されます。2種類の業務の詳細を以下に見ていきましょう。

構築業務

まずは、構築作業です。

サーバーの構築・設計

一口にサーバーといっても、その種類はメールサーバー、Webサーバー、ファイルサーバーなどさまざまです。サーバーエンジニアはシステムエンジニア(SE)などと相談しつつ、サーバーの種類や個数、スペック、処理能力などを考慮して構築していきます。

その際、通信速度がどれくらいか、電源容量的に許容できそうか、コスト面も問題ないかなど多方面に気を配り、抜け漏れがないよう確認します。稼働中の運用がスムーズにいくかも考えながら、先を見据えて構築することが大切です。

ラッキング&配線作業

サーバー構築が完了したら、ラッキングや配線などの物理的な作業に取りかかります。導入するサーバーをラックに設置し、ケーブルの配線をしていく作業です。 キレイに配置・配線された状態にすることで、構築後のメンテナンスが容易になります。

OS&サーバーアプリケーションの設定

サーバーシステムを動かすためのOS、およびOS上で動作するアプリケーションのインストールと設定をします。ユーザーや目的によりOSの種類が分かれるのがポイントです。一般のパソコンに普及しているのはWindowsとmacOSですが、サーバー向けのOSにはLinuxやWindows Serverなどがあります。

保守業務

続いては、保守関連の作業です。

設定の変更

OSバージョンアップ時に端末設定を変更する、メールサーバーにアドレスを追加する、アクセス増加に耐え得るサーバーを増設するなどの業務です。

監視・障害対応

監視専用プログラムを用い、サーバーエラーが発生していないか監視と確認を実施。エラーがあれば、ログ解析などを行います。しっかりと原因を探って日々メンテナンスを徹底し、別の機会に障害が発生した際にも対応できるよう備えます。

バックアップ

バックアップ設定が正常に機能しているかを確認します。もし上手くバックアップできていない状態であれば、再度設定を見直し、バックアップ機能を正常に動作させなければなりません。また、バックアップメディアを入れ替える作業が定期的に発生することもあります。

セキュリティチェック

ウイルスやサイバー攻撃などがあっても耐えられるよう、セキュリティに問題がないかを確認したり、対策を見直したりします。

サーバーエンジニアとして活躍するにあたっては、こうした業務に関連するスキルと知識が必要です。OSやネットワーク、セキュリティなどの知識が豊富にあれば、業務遂行がよりスムーズになるでしょう。

関連記事 : サーバー監視の仕事

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サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違い

サーバーエンジニアとネットワークエンジニアは、担っている作業の対象が違う点に要注意です。

簡単に言うと、サーバーエンジニアは「サーバー」の構築・運用・保守を行い、ネットワークエンジニアは「ネットワーク」に対して同様の作業を担当します。

サーバーエンジニアはサーバーの設定をはじめとした、サーバーに関わる作業に従事します。一方、ネットワークエンジニアは、ネットワークの論理設計や物理設計、構築作業などを行うのが特徴です。そもそも扱うもの自体が異なっています。

サーバーエンジニアの概要は上で述べたので、ここではネットワークエンジニアについて説明します。ネットワークエンジニアの仕事は、スイッチやルーターで通信の中継地点を設け、サーバー同士をネットワークで接続することです。また、ネットワークを繋げるだけでなく、構築後の障害対応やセキュリティ対策、メンテナンスも行います。

扱うものは異なりますが、サーバーエンジニアとネットワークエンジニアはどちらも、円滑に動作するシステムを作るのに欠かせない職種です。業務に責任を持ち、確実に遂行する必要があります。

関連記事 : ネットワークエンジニアとは?年収や仕事内容、必要な資格・スキルを紹介

サーバーエンジニアの仕事の大変さ

「構築・設計済みのサーバーがスムーズに情報処理を行い、作業が進んでいるのが嬉しい」
「サーバーが安定しているから助かる」

サービス提供先のクライアントからこうした言葉を投げかけられるときというのは、サーバーエンジニアが仕事にやりがいを感じる瞬間だと言えるでしょう。 どのような仕事にもやりがい・よいところがある反面、きつい面や苦労することもあります。ここでは、サーバーエンジニアの仕事における大変さとして挙げられやすいポイントを紹介します。

残業や休日出勤が必要になることがある

24時間365日稼働しているサーバーであれば、トラブルは昼夜を問わずいつでも起こる可能性があります。障害を確認したら、迅速に復旧させなくてはいけません。スピードが大切であるため、サーバーエンジニアは残業をしたり、夜間や休日に出勤したりして原因究明にあたらなくてはいけないこともあります。体力が求められる場合もある仕事だと言えるでしょう。

臨機応変に適切な判断が求められる

セキュリティ対策のため、専用プログラムを用いてサーバーを常時監視できる体制を整えているシステムが多くあります。もしエラーがあった場合、すぐにアラートが来て対策を講じることになるでしょう。

しかし、アラートがなかったとしても、アクセス過多やハード面の問題などでWebサービスが重くなるケースもあります。最悪の場合Webサービスが機能しなくなってしまうため、サーバー増設やネットワーク増強など、適切に対策を取らなければなりません。

コミュニケーション能力が要求される

サーバーエンジニアが仕事で向き合うのは、コンピューターなどの機器だけではありません。システムエンジニアやネットワークエンジニア、サービス提供先のクライアントなど、人と接する機会も多数あるため、コミュニケーションも大切になります。コミュニケーション不足により連携がうまく取れなければ、チームワークでの仕事は円滑に進みません。エンジニアにも、コミュニケーション力は必要であるといえます。

関連記事 : サーバーエンジニアの仕事はきつい?|未経験からの転職に必要なスキルや資格、将来性

サーバーエンジニア向けの6つの資格

サーバーエンジニアにとって、スクールなどで学習して資格を取ることがすべてではありません。ただし資格は、一定のスキルを持つことの証明に役立つ場合があります。

サーバーエンジニアの就職・転職時には、実務経験が重視されるケースが多いようです。とはいえ、資格なしのサーバーエンジニアよりは、資格保有者のほうが評価が上がり、採用に際して優遇される可能性はあるでしょう。特に未経験のサーバーエンジニア志望者の場合、実務経験がないため、資格が知識や向上心のアピールに繋がることもあり得ます。

それでは、サーバーエンジニアとして具体的に何の資格を取得すればよいのでしょうか。

以下に、サーバーエンジニア向けのOS関連、ネットワーク関連、ITスキル関連の資格を6つご紹介します。

  • MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)/OS関連
  • LinuC(Linux技術者認定試験)/OS関連
  • CCNA/ネットワーク関連
  • CCNP/ネットワーク関連
  • ITIL/ITスキル関連
  • 基本情報技術者試験・応用情報技術者試験/ITスキル関連

MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)/OS関連

MCPは「マイクロソフト認定プロフェッショナル」の略称で、世界共通資格として知られていました。基本的に「マイクロソフト認定ソリューションアソシエイト(MCSA)」「マイクロソフト認定ソリューションエンジニア(MCSE)」「マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー(MCSD)」の3つで構成されていたのが特色です。

3つの資格のうち、MCSAは基本資格、MCSEとMCSDは上位資格という位置づけです。上位資格を受けるためには、基本資格であるMCSAの合格が必要でした。

MCPの中でWindows Serverのスキルを証明する資格としては「MCSA: Windows Server 2016」「MCSE: Core Infrastructure」などがありましたが、MCSA、MCSD、MCSEの認定制度は、2021年1月31日をもって廃止されました。

また、Windows Server 2019に関する認定は、AzureのApps & InfrastructureやData & AIソリューション領域におけるロールベースの認定に組み込まれることも発表されています。

※参考 : Microsoft Certifications | Microsoft Docs
※参考 : MCSA、MCSD、MCSE 認定制度の終了について ~ ロールベースの認定制度へ移行 - MPN Japan 公式ブログ - Microsoft Partner Network
※参考 : マイクロソフトのトレーニング、認定に関する重要なアップデートについて - MPN Japan 公式ブログ - Microsoft Partner Network

LinuC(Linux技術者認定試験)/OS関連

LinuCは仮想化とクラウド化が進む時代において、Linux技術者に求められる技術力の証明となる認定資格です。 サーバーを設計・構築し、LinuxOSによるサーバーシステム設定を担うサーバーエンジニアにとって、代表的な認定資格であると言えます。 LinuCは3つのレベルで構成されています。

LinuCレベル1

物理環境・仮想環境を問わず、サーバーの構築・運用・保守に必要な技術的知識が問われます。内容は、Linuxの基本操作とシステム管理が中心です。他には、クラウドセキュリティの基礎知識やオープンソースへの理解力も問われます。LinuCレベル1の認定を取得するには、101試験と102試験の両方の合格が必要です。

LinuCレベル2

レベル2では、仮想環境を含むLinuxのシステム設計やネットワーク構築で、アーキテクチャに基づく設計・導入・保守・問題解決を行うのに必要な技術的知識が問われます。Dockerの導入とコンテナ実行環境の構築など、より実践的な内容になっているのが特色です。201試験と202試験の両方に合格することで認定されます。

LinuCレベル3

レベル3は専門分野ごとに分類されており、300試験・303試験・304試験のいずれか1つに合格しなければなりません。300試験では、Windows・Linux・Unix混在環境での構築スキルが求められるのが特徴です。303試験はセキュリティに重点が置かれ、Linuxシステムの管理技術が求められます。そして304試験では、仮想化と高可用性に重きを置いた技術が要求されるのです。

※参考 : Linux技術者認定 LinuC(リナック)とは | LPI-Japan

CCNA/ネットワーク関連

CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略で、シスコシステムズ社が提供するベンダー系認定資格です。サーバーエンジニアとネットワークエンジニアにとって、登竜門となる資格と言えます。取得により、Cisco製品を扱うスキルを持つサーバーエンジニアであることを、効果的にアピールできるでしょう。

CCNA認定の試験範囲は、ネットワークの基礎からネットワークアクセス、IP接続、IPサービス、セキュリティの基本まで。2020年からはさらに、自動化とプログラマビリティが試験内容に追加されました。

CCNAはCisco技術者認定における4つのグレードの1つです。ネットワークの基礎知識やCisco製品のルーター、スイッチの設定コマンドについてのスキルが問われるため、サーバーエンジニアの業務遂行に有益であると考えられます。

※参考 : CCNA 認定とトレーニングプログラム - Cisco

CCNP/ネットワーク関連

CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、CCNAの1つ上のグレードにあたります。Cisco技術者認定の4つのグレードにおける、プロフェッショナルグレードに相当する認定資格です。

CCNPの試験には、必須試験の「コア試験」に加え、いずれか1つを選択する「コンセントレーション試験」があるのが特徴です。

「CCNP Enterprise」のコア試験では、デュアルスタック(IPv4およびIPv6)アーキテクチャ、仮想化、インフラストラクチャ、ネットワークアシュアランス、セキュリティ、自動化などについて問われます。一方、コンセントレーション試験では、ネットワークデザインや自動化、データセンターと動的に接続するためのSD-WANなど、最新テーマと業界固有のテーマを重視した内容が問われます。

CCNPを取得すれば、ネットワークの技術的知識を志望企業に証明できるでしょう。サーバーエンジニアにとっては、知識の習得とスキルアップにも繋がります。

※参考 : CCNP Enterprise 認定とトレーニングプログラム - Cisco

ITIL/ITスキル関連

ITIL(Information Technology Infrastructure Library)とは、ITサービスマネジメントにおける企業情報システム運用管理の成功例をまとめたガイドラインのこと。ITILには認定資格が存在し、2021年時点で最新のエントリー資格は「ITIL 4 Foundation」です。

ITILでは、製品サービスの成果、コストやリスクといったサービスマネジメントの主要概念、サービスマネジメントを行う際の組織と人材、情報と技術に関する知識が求められます。また、パートナーとサプライヤー、バリューストリームとプロセスといったサービスマネジメントの4側面や、需要と価値、継続的改善等のサービスバリュー・システム、管理プラクティスなどについても問われるのが特徴です。

サーバーエンジニアとしての市場価値や付加価値を高め、企業全体の効果的な流れを把握するためにも、取得したい資格の一つであると言えます。

※参考 : ITIL Certifications | AXELOS

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験/ITスキル関連

基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の1区分であり、応用情報技術者試験はその上位試験です。どちらも国家試験で、日本で実施される情報処理技術者試験となっています。また、基本情報技術者試験より難易度が低く設定されているのが、入門区分であるITパスポート試験です。

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験ではいずれも、対企業の設計戦略やシステム開発・運用、コンピュータシステム、ネットワーク技術などのスキルが問われます。情報工学に関わるエンジニアの実務の基礎となる資格であり、サーバーエンジニアにも有効な資格と言えるでしょう。

※参考 : IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧

関連記事 : サーバーエンジニアの資格|転職やスキルアップにおすすめの資格は?

サーバーエンジニアのキャリアパス

サーバーエンジニアの仕事には、サーバーの構築から運用・保守まで、幅広い作業が含まれます。未経験からサーバーエンジニアになるときは、まずマニュアル通りに進められる簡単な作業から始め、経験を積みつつ徐々に対応できる業務範囲を拡大していくのが一般的です。ネットワークなどの知識も身につけていくと、インフラ全般の設計・構築や運用を担当する「インフラエンジニア」を目指せます。

サーバーエンジニアは、サーバーの活用方法に関する豊富な知識が求められる職業です。今後予想される動向(クラウド化)に備え、プラスアルファとしてクラウドスキルを習得した「クラウドエンジニア」になる道があります。

また、サーバー構築時にクライアントとのコミュニケーション力を活かすことで、「プロジェクトマネージャー」を目指す道もあります。

そのほか、インフラのスペシャリストとして「ITコンサルタント」になるキャリアパスも。サーバーエンジニアには多様なキャリアパスが見込めるため、キャリア形成の目標を立ててサーバーエンジニアとしての将来性を高めることも可能でしょう。

関連記事 : インフラエンジニアのキャリアパス|転職の選択肢や資格、女性のキャリア形成を解説

サーバーエンジニアの将来性

インターネット利用が日常生活の基軸となった今日、サーバーエンジニアという職業は必要不可欠な存在になりました。

ただし、インターネットサービスが増加し、自社にサーバーを置かないクラウド化やシステム自動化が進めば、それらに順応したスキルを獲得し続けなければなりません。たとえば、AWS(Amazon Web Services)やGCP(Google Cloud Platform)、Microsoft Azureといったクラウドサービス、ビッグデータの処理などに関する知識・スキル習得が挙げられます。

クラウド化・仮想化進展の影響により、運用・保守業務を担当するサーバーエンジニアの需要減少が懸念されます。需要が減っても活躍し続けるために、上記のような代表的なクラウドサービスの主要機能を把握することが望まれるでしょう。クラウドサービスを設定・運用するスキルを身につければ、今後も需要の高いサーバーエンジニアになれると考えられます。

このように、業界の移り変わりや技術動向を掴み、サーバーエンジニアとしての付加価値をいかに高めていくかが、サーバーエンジニアの将来性確保の鍵となります。

一定のスキルと実務経験を備えたサーバーエンジニアは、フリーランスになるのも手です。独立できるレベルの実績とスキルを獲得したら、フリーランスのサーバーエンジニアを目指す選択肢も視野に入れられるでしょう。

サーバーエンジニアの求人・案件一覧

関連記事 : インフラエンジニアの将来性|クラウド化で今後の需要や転職に必要なスキルは変わる?

フリーランスのサーバーエンジニアとして働くには

フリーランスは基本的に、業務をしながら学習したり、研修を受けたりといったことはありません。案件特有のサーバー運用法や保守ルールに関するマニュアルが提供されることはあっても、サーバー設定方法などは基本的にマニュアルを読んで自力で理解できる程度のスキルが必要になります。

サーバーはシステムインフラを支える重要なものであり、サーバーエンジニアはシステムの要となる職種です。したがって、未経験者がいきなりフリーランスのサーバーエンジニアとして働くのは現実的ではないでしょう。 サーバーエンジニアは、インフラエンジニアという職種の範疇に含まれる場合もあり、サーバーエンジニア案件ではある程度経験を積んだ人材が求められることが多いようです。

また、サーバーエンジニアのスキルを未経験者が独学のみで習得するのは簡単ではないと考えられます。サーバーを自前で用意し、Webサービスや業務系システムを構築するのは、専門的で難しい作業だからです。未経験の方は、サーバーエンジニア向けのカリキュラムがあるスクールで基礎的な知識とスキルを学びましょう。

初心者の場合、サーバーの運用・保守案件は、サーバー構築などインフラエンジニアに近い業務の案件より獲得しやすいとされます。運用・保守で経験を積みながら具体的な運用法などを学び、サーバーエンジニアとしての第一歩を踏み出すのもよいでしょう。

ただし、サーバーの運用・保守作業でも、LinuxやWindowsサーバーのコマンドなどを理解しておく必要はあります。システム構成を把握したうえで、トラブル時にどのサーバーに異常が生じているのか原因を究明しなければなりません。そして、システムインフラを担当するネットワークエンジニアらと協働し、一度発生したトラブルが今後起きないようにするなど、多様な業務を担います。

昨今は、AWSのようなクラウドにシステムを載せる案件も増えました。AWSやGCP、Azureなど、クラウド上で動作する仮想サーバーの知見も身につけるのが望ましいでしょう。

上記を踏まえると、サーバーエンジニアになるには、はじめにスクールなどでサーバーの基本を学び、マニュアルに沿った運用・保守作業の経験を積むことが大切といえそうです。

関連記事 : インフラエンジニアになるための勉強方法|未経験者・初心者はどんな順番で学習する?

サーバーエンジニアの平均年収

ここではサーバーエンジニアの年収の参考として、2021年4月時点におけるレバテックフリーランスの公開案件の月単価をもとに算出した年収例をご紹介します。

サーバーエンジニアの年収相場

参照元 : サーバーエンジニアの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 768万円
最高年収 1620万円
最低年収 156万円
 

なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給の他に賞与もある、など収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。

関連記事 : サーバーエンジニアの年収

サーバーエンジニアの求人・案件例

ここでは、実際にあったレバテックフリーランスでの案件を例に、サーバーエンジニアの作業内容や必要なスキルを見ていきます。サーバーエンジニアの求人・案件に関心がある方は、参考にしてみてください。

【Linux】エンタメ系企業向け基幹システム拡張の求人・案件

■単価
〜70万円/月

■職種・ポジション
インフラエンジニア、サーバーエンジニア

■職務内容
・エンタメ系企業の基幹システム拡張対応案件において、下記を行っていただきます。
・サーバ(OS、Apache/Tomcat等のミドルウェア)およびインフラ環境の設計から構築/テスト経験
・ドキュメント類の作成経験(設計書/パラメータシート/テスト仕様書等)
・既存システム(サーバ/ ネットワーク機器)の設定変更/ドキュメントの更改経験

■求めるスキル
・インフラ設計/構築/運用設計の経験
・Linuxサーバ設計/構築の経験(RHEL7系以上)
・Apache/Tomcatの構築経験

■歓迎スキル
・要件定義や基本設計等、インフラ構築の上流工程の経験
・HAクラスタ構成のサーバ構築経験
・クラウドサービス(Azure/AWS/OCI)を利用したシステム構築経験
・ネットワーク機器設定/運用経験(Firewall/Load Balancer)

※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください!

■最寄り駅
渋谷(東京都)

【Windows/Linux/Azure】総合商社向けイントラ基盤運用/設計/構築の求人・案件

■単価
〜85万円/月

■職種・ポジション
インフラエンジニア、サーバーエンジニア

■職務内容
・イントラ基盤(Azure環境)、認証基盤(SSO製品)等の運用/設計/構築に携わっていただきます。
・チームリーダの業務を巻き取る運営の支援を行っていただきます。

■求めるスキル
・サーバ(Windows/Linux)の設計/構築経験・運用経験
・下記のいずれかの経験があること
-パブリッククラウド(IaaS)環境(Azure)の設計/構築/運用経験
-パブリッククラウド(SaaS)環境 (Office365/AzureAD)の設計/構築/運用経験
-認証の理解(Kerberos/LDAP/SAML等)

※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください!

■最寄り駅
溜池山王(東京都)

上記はサーバーエンジニアのフリーランス案件の一例です。必須スキルや歓迎スキル、単価などは、案件とご自身のスキル・経験により大きく変わる可能性があります。

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関連記事 : インフラエンジニアの在宅勤務・リモートワークが可能な求人案件はある?

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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