フリーランスの起業について

T.F 39歳 女性

T.F 39歳 女性

フリーランスの起業について教えてください。

個々の働き方が多様化している今、フリーランスに転向する人は増加傾向にあります。ここではフリーランスとして開業を考えている方へ向けて、メリットや注意事項などをご紹介します。

詳しい解説はこちら

1.起業とフリーランス。似ているようで違う、それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

近年、会社員時代の経験や自分の得意分野を活かして、フリーランスとして独立する人が増えています。同じく自分の意思で開業するものとして起業家と呼ばれる人たちも存在しますが、起業とフリーランスには、そもそもどのような違いがあるのでしょうか?
まず起業とは、会社を設立し、税務署に開業届を申請して初めて成り立ちます。中には飲食店やペットショップなど、公的な許可が必要な職種もあります。
これに対してフリーランスは、企業から依頼された作業をおこなう個人事業主を指します。フリーランスは基本的に申請や許可は必要なく、極端に言えばサラリーマンや主婦、学生が今日からフリーランスを名乗ることも可能です。開業届は不要ですが、確定申告の歳に青色申告控除を受けたい場合は提出の必要が生じます。
終身雇用制度が崩壊し、働き方が多様化しつつある中で、フリーランスは新しい働き方の一つとして急速に広まりつつあります。
フリーランスの増加にともない、フリーランスとクライアントの仲介役となり案件を紹介するクラウドサービスも続々と登場しており、休日や空いた時間を利用して活躍することもできます。
また起業家とフリーランスの数についてですが、総務省統計局が行った平成24年の就業構造基本調査によると、起業家は平成24年の時点で約513万8千人となっています。フリーランスは正確な数をはかることが難しいですが、おそらく起業家の倍以上は存在していると言われています。

2.フリーランスの世界は一長一短?気になるメリット・デメリットを見比べてみましょう。

フリーランスにはそれぞれメリット・デメリットが存在します。自由に働ける反面、思わぬ落とし穴もあるので注意が必要です。

■メリット

フリーランスの大きなメリットといえば、やはり自由な時間や条件で働けることです。
会社員時代は朝から満員電車に揺られ、気の合わない上司や同僚と働くことで余計なストレスを溜め込み、そして夜は終電ギリギリまで残業の日々。そんな毎日のせいで、心身のバランスを崩してしまう方が決して少なくない世の中です。
しかしフリーランスであれば、稼動時間などの条件を調整することで、朝の通勤ラッシュとは無縁の生活が可能です。さらに在宅ワークの場合はそもそも通勤の必要がなく、自宅やカフェなど好きな場所で作業ができます。
また、会社員の場合はほとんどが固定給です。収入が仕事量や責任の大きさに見合わないと、次第に不満も募るものです。こうした待遇も、フリーランスとして実力を発揮することで、納得できる成果報酬を得られるようになるかもしれません。

■デメリット

魅力的なメリットに満ちたフリーランスですが、いいことばかりではありません。いくつかのデメリットも存在します。
フリーランスは個人事業主であり、成果をあげた分だけ報酬を受け取れます。それは裏を返せば、案件がないと収入がゼロになってしまうことを意味します。
フリーランスとして安定するまでには、多かれ少なかれ時間がかかります。その間どうやって生活を成り立たせるか、もし失敗してしまった場合どうやってリカバリをはかるかが難しいところです。
フリーランスは自由に働ける反面、会社という大きな後ろ盾がないためもしもの時の拠り所がない点が最大のデメリットと言えます。

3.フリーランスとしての第一歩を踏み出す前に、これだけは知っておきたい注意事項

憧れのフリーランスとして開業してみたは良いものの、予想外の事態が発生し、戸惑う方も多いようです。
起業を考えているフリーランス志望の方へ、主な注意点をまとめてみました。

■会社員の間に必要な手続きを済ませておく

会社員と比べて、フリーランスという立場はどうしても社会的な信用度が低くなりがちです。そこで会社員の間に、クレジットカードや不動産契約、ローン契約や切り替えなど、お金や信用に関わる手続きを済ませておきましょう。今まで組んでいたローンが、フリーランスになって継続できなくなっては大変です。

■保険や税金関係の手続きをおこなう

フリーランスといえど、国民には納税の義務があるため所得税や住民税などの税金を払う必要があります。会社員時代は会社の経理担当に全部任せていたことを、フリーランスになると自分でおこなわなければなりません。年度末の確定申告が代表的な例です。また会社の社会保険から外れるため、国民健康保険や国民年金への切り替えも必要です。

■フリーランスとしての活動準備を始める

フリーランスは個人での活動となるため、自分を売り込むための準備は欠かせないところです。
多くのフリーランスが実践しているのが、SNSやブログでの宣伝、屋号や名刺の作成です。
SNSやブログをこまめに更新し、オンラインを常にアクティブな状態にしておくことが信頼にも繋がります。
また名刺一つをとっても、デザインや色、フォント、ちょっとしたメッセージ性のあるテキストを載せるなどさまざまな工夫をして、名刺を渡す相手にインパクトを与えることがポイントです。

個人事業主であるフリーランスは、行動のほとんどが自己責任となる職種です。開業する前に必要なことを確認し、万全の状態でスタートを切りましょう。

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