システムエンジニアに向いている人の特徴とは?必要なスキルも紹介

システムエンジニアになるには特別は資格は必要ありませんが、誰にでも向いている仕事かというとそうではありません。IT業界の華やかなイメージに惹かれて、向いていない方がシステムエンジニアの仕事に就くと長く続けることは難しくなるでしょう。

本記事ではシステムエンジニアに向いている人の特徴と、反対に向いていない人の特徴をそれぞれお伝えします。さらに、仕事内容や求められる技術・スキル、知識を身につける方法も詳しく解説します。システムエンジニアを目指す方は、本記事の内容と自分の性格を見比べてみて、向いているかどうかを考えてみてください。

そもそものシステムエンジニアとは何かに関して知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【エンジニアのプロ監修】システムエンジニア(SE)とは?仕事内容・年収・なり方を解説

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システムエンジニアに向いている人の7つの特徴

システムエンジニアには、向いている人とそうでない人がいます。向いていない場合、システムエンジニアになったとしても、仕事をきつく感じたり長く続かなかったりする可能性もあります。

以下ではシステムエンジニアに向いている人の特徴を具体的にお伝えします。

IT関連への興味が高い

システムエンジニアに向いている人の大きな特徴として、IT関連への興味が高いことが挙げられます。普段からIT関連のモノや情報が好きで、自分から積極的に触れている方は、システムエンジニアに向いています

子どもの頃からゲームや特別なアプリに興味を持ち、「自分でオリジナルのゲームやアプリを作ってみたい」と、IT業界関連への就職を希望する方もいることでしょう。IT関連が好きな方は、システムエンジニアになったとしても、長く興味を持ち続けることができます。

地道な作業が苦にならない

地道な作業が苦にならない方も、システムエンジニアに向いています。IT関連というと、華やかな業界を想像する方もいるかもしれませんが、実際のところ、コツコツした作業が多いのが現実です。

システムの開発は、小規模なプロジェクトであれば1〜3ヶ月ほど、一般的なプロジェクトであれば半年〜1年ほど、大規模なプロジェクトの場合は2〜3年ほどかかります。長期間、同じプロジェクトに関われるのはよい経験ではありますが、システムを完成させるために、毎日地道な作業が続くことを覚えておきましょう。

論理的思考に長けている

システムエンジニアになるには、論理的思考が不可欠です。クライアントが望むシステムの仕様を決める際には、「なぜこの仕様がよいのか、」「どのような数値をもとに設計を決めたのか」といった根拠が必要です。「ただ、なんとなく」といった感覚をもとにシステムを作ることはできません。

また、チームメンバーに対しても、根拠をもとに論理的に説明する機会は多くあります。メンバーに理解してもらうためにも、一貫して論理的思考が求められます。

コミュニケーション能力が高い

システムエンジニアには、コミュニケーション能力の高さは必須です。システムエンジニアというと、ひとりで作業をするイメージがありますが、実際には多くの人と関わる仕事です。

クライアントにヒアリングする際にも、コミュニケーション能力をフル活動し、クライアントが求めるシステムを導き出す必要があります。ITに詳しくないクライアントも多くいるため、専門用語を使わず、平易な言葉でわかりやすく説明しなければなりません。

またクライアントだけでなく、プログラマーなど他の工程を担当するチームメンバーとも意思疎通を図る必要があります。社内においても、コミュニケーション能力が求められます。

好奇心旺盛で学びに意欲的

好奇心が旺盛で、貪欲に学ぼうとする意欲的な方も向いているといえます。IT業界は、常に新しい技術が生まれているため、技術やスキルのアップデートは欠かせません。新しい技術に対して、好奇心旺盛に取り組む姿勢が求められます

また、システムエンジニアとして取得できる資格には、さまざまなレベルのものがあります。より上位の資格取得を目指す方は、キャリアアップが可能となり、第一線で働き続けられるでしょう。

トラブルに対する対応力が高い

システムエンジニアには、トラブルに対する対応力も必要です。システムには、予期せぬトラブルが起こる可能性は常にあります。トラブルが発生した場合は、冷静に原因を探り、できるだけ早期に解決しなければなりません。

さらにトラブルが生じた場合は、クライアントへの報告やほかのメンバーへの指示出しなど、やるべき業務が数多くあります。そのような状況のもとでも、的確に対処できる対応力は重要です。

体力に自信がある

体力がある方やストレスへの耐性が高い方に適しています。

システムエンジニアの仕事は、他の仕事に比べて、業務量が多い傾向にあります。とくに納期前には、タイトなスケジュールになりがちです。ほかにも、トラブルが発生した場合は、トラブルが解決するまで仕事から離れるのは難しいのが現実です。

切羽詰まった状況でも、滞りなく業務を進めるには、ある程度の体力や精神的なタフさが求められます。日頃から体調管理に気をつけ、心身ともに健康であるように心がけなければなりません。

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システムエンジニアに向いていない人の4つの特徴

もともとの資質や性格から、システムエンジニアに向いていない人もいます。向いていない人がシステムエンジニアに就くと、仕事を楽しんだり長く働いたりすることは難しくなります。

ミスマッチを防ぐためにも、どのような人がシステムエンジニアに向いていないのかを確認しておきましょう。

IT技術に興味がない

そもそもIT技術に興味のない方は、システムエンジニアに向いているとはいえません。パソコンの作業が苦手だったり、パソコンスキルに自信がなかったりする人は、ITの基礎知識を学ぶのにかなりの努力を要するでしょう。興味がなければ、覚えるのにも時間がかかります。

「収入がいいから」、「将来性があるから」といった理由でシステムエンジニアを選ぶと、働き始めてから後悔する可能性が高まります。

IT業界のなんとなく格好いいイメージとは異なり、実際の業務は、細かい作業の繰り返しです。一般的な仕事に比べて作業量も多く、肉体的にも精神的にもタフさが求められます。プロジェクトの締め切り前は忙しく、プライベートの時間があまり取れないといった状況も珍しくありません。

IT技術に興味があれば、たとえ仕事が忙しくても意欲を維持できますが、興味がない方はプライベートの時間が取れないことに苦痛を感じることもあるでしょう。IT技術に興味のない方は、IT業界への就職は考えたほうがいいかもしれません。

細かい作業が苦手

細かい作業が苦手な方にとって、システムエンジニアの仕事を継続することは難しいかもしれません。システム設計には、クライアントの希望を設計に落とし込み、不具合が生じないかのテストを何度も繰り返す必要があります。この過程には、緻密な作業が多く求められるのです。

またシステムで障害が発生した際には、ログをひたすら見て原因を特定し、原因が特定できたら修正とテストを繰り返す地味な作業が続きます。細かい作業が苦手な方は、システムエンジニアの仕事を大変と感じることでしょう。

地味なルーティンワークが不得手

ルーティンワークが苦手な人も、システムエンジニアには向いていない可能性があります。クリエイティブな仕事というより、ドキュメント作成やレビューなど、単純な作業が多くあります。とくに未経験の方は、先輩エンジニアの指導のもと同じ作業を繰り返すことになるため、「想像していた内容とは違う」と感じる方もいるかもしれません。

システムエンジニアとして十分な経験を積むまでは、ルーティンワークが多いことを理解しておくと、「期待していた仕事と違う」と後悔することが少なくてすむでしょう。

学習意欲が低い

学習意欲が低い方は、システムエンジニアになった後に苦労する可能性があります。システムエンジニアには、設計書を書くスキルやITトレンドを学ぶ姿勢が求められます。システムに関することだけでなく、クライアントの業界や特徴についても案件ごとに深く学ぶ必要があります。

学ぶ意欲の低い方は、知識やスキルを積み重ねていけないため、システムエンジニアとしてキャリアを積むことは難しいのが現実です。

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システムエンジニアの主な仕事内容

ここでは、システムエンジニアの仕事内容を詳しく解説します。上述した特徴から、自分はシステムエンジニアに向いていると感じる方は、仕事内容を深堀りし把握しておきましょう。

システムエンジニアはシステム開発の上流工程を担う仕事

システムエンジニアは、システム開発の上流工程を担う人材です。主に、次の4つのカテゴリーに分類されます。

  • ヒアリングと要件定義
  • システム設計
  • プログラミングとテスト
  • システムの運用・保守

まずは、クライアントからどのようなシステムが必要なのかを詳しくヒアリングします。ヒアリングした内容をもとに仕様書を作成し、プロジェクト全体の予算や納期を決定していきます。プロジェクトがスタートしたあとも、プロジェクトが滞りなく進むように管理するのも仕事のひとつです。

次に、カテゴリーごとの詳しい内容を説明します。

システムエンジニアの仕事内容

ここでは、システムエンジニアの仕事内容をカテゴリーごとに詳しく説明します。システムエンジニアの仕事のなかでも、クライアントからのヒアリングなどは先輩エンジニアの仕事です。

システムエンジニアとして経験の浅い方は、まずはシステムの運用や保守がメインとなりますが、
全体の仕事内容を理解しておくことも大切
です。

ヒアリングと要件定義

まずは、クライアントからのヒアリングです。どのような課題があり、どういったニーズがあるのかを詳しく聞き取ります。

ヒアリング内容をもとに、ユーザビリティに優れたシステムを考え、実装する機能を決定していきます。これが、要件定義といわれる作業内容です。要件定義で最終的なゴールが決まるため、プロジェクトの要といえる業務です。

要件定義は、システムエンジニアとして豊富な経験を積んだエンジニアが担当します

システム設計

次に、システム設計に入ります。システム設計は、基本設計と詳細設計に分類されます。

基本設計は外部設計ともいい、大枠の作成です。レイアウトや操作方法などの全体像を決め、クライアントと意見のすり合わせをおこないます。この段階が、クライアントと調整をおこなえる最後の機会です。

この段階でクライアントと認識のズレがあると、最終的にクライアントが満足するシステムに仕上がりません。クライアントと認識のズレがないように、何度も調整をおこないます。

基本設計の次は詳細設計です。詳細設計では、プログラマーがスムーズにプログラミングできるように、画面項目やシステムの処理方法について細かく決めていきます。詳細設計は、プロジェクトのメンバー向けの作業といえるでしょう。

プログラミングとテスト

プログラマーにプログラミングを依頼し、システム構築をスタートさせます。システムが完成したあと、きちんと作動するのかを確認するのもシステムエンジニアの仕事です。

不備やミスがあればプログラマーに修正依頼し、またテストをおこないます。すべてがクリアになるまで、修正とテストを繰り返します。すべてクリアになれば、クライアントへの納品です。

システムの運用・保守

システム納品後の、運用や保守もシステムエンジニアの大切な仕事です。万が一、トラブルが発生した場合は、迅速に解決する必要があります。冷静な状況分析と、トラブルに対応できる高度な知識やスキルが求められます。

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未経験からシステムエンジニアになる方法

システムエンジニアの需要は高いものの、供給が追いついていないため、未経験からでもシステムエンジニアになれる可能性があります

企業によっては、充実した研修を用意しているところも少なくありません。時間をかけて、新人のレベルアップを図り、先々システムエンジニアとして働いてもらおうと計画立て、採用する企業もあります。そのような企業では、先輩エンジニアの指導のもと、少しずつ経験を積むことができるでしょう。

ただし、未経験であっても、ある程度の知識が求められるケースが多いのは事実です。プログラミング言語やデータベースの知識、ネットワーキングなど、最低限の知識を身につけておくことをおすすめします。

本人のやる気を見せることで、採用される可能性を高められます。上述したように、システムエンジニアにとって、高い学習意欲は必要な資質です。独学でも、きちんと学習しましたという姿勢は、企業から好まれることでしょう。

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システムエンジニアに求められる知識やスキル

ここでは、システムエンジニアに求められる知識やスキルを紹介します。システムエンジニアは、プロジェクトを成功させるために、幅広い知識とスキルが必要です。

プログラミングスキル

プログラミングは主にプログラマーの仕事ですが、システムエンジニアにも必要です。作業工程に必要なプログラミングがわからなければ、妥当な見積もりを算出することはできません。また、プログラマーが作成したソースコードの確認も重要な仕事です。

場合によっては、システムエンジニアがプログラミングを担当する場合もあります。プログラマーがいる職場であっても、システムエンジニアがプログラミングできるほどの知識とスキルを兼ね備えていれば、自身の市場価値を上げることが可能です。

システムによって用いられる言語は異なりますが、JavaやPhythonなどの代表的なプログラミング言語と、データベース言語のSQLは知っておくと重宝します。

プログラミングに興味がある方は、次の記事をご欄ください。プログラミングについて詳しく解説しています。
プログラミングの独学は可能?効果的な勉強法と無料の学習サイトをご紹介

ヒアリングスキル

システムエンジニアには、ヒアリングスキルも必要です。ヒアリングスキルの優れたシステムエンジニアは、クライアントと確かな信頼関係を築くことができ、詳しい情報を聞き出すことができます

クライアントあってこそのシステム開発です。最終的なゴールは、クライアントのニーズを満たすシステム開発であることを考えると、クライアントが望むシステム内容を引き出せるヒアリングスキルは必須でしょう。

マネジメントスキル

システムエンジニアにとって、マネジメントスキルも必要なスキルのひとつです。多くのプロジェクトでは、チームで作業することになります。そのため、チームの進捗を把握しつつ、課題やミスが発生すれば対策を取るマネジメントスキルは不可欠です。

システムエンジニアとしてキャリアを積みたい方は、スケジュール管理はもちろんのこと、リスク管理能力まで意識して身につけるようにしましょう。

システムエンジニアのキャリアパスとして、プロジェクトマネージャーがあります。プロジェクトマネージャーは、システム開発の責任者としてプロジェクトを監督する立場の人です。

プロジェクトマネージャーになるには、より豊富な知識とスキルが必要です。プロジェクトマネージャーを目指したい方は、次の記事をご覧ください。プロジェクトマネージャーの年収や資格、向いている人の特徴などが詳しく解説されています。
プロジェクトマネージャー(PM)とは?年収・資格・向いている人の特徴も解説

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システムエンジニアに必要な知識を学ぶ方法

システムエンジニアには、プログラミング言語やデータベース言語など、幅広い知識を学ぶ必要があります。学ぶ方法としては、次の3つが挙げられます。

  • 参考書や問題集を活用する
  • ITスクールで学ぶ
  • 学習サイトを利用する

それぞれの方法について説明します。

参考書や問題集を活用する

必要な知識を学ぶオーソドックスな方法として、市販の参考書や問題集の活用があります。システムエンジニアに関連する書籍は数多く出版されているため、自分のレベルにあったものを見つけられるでしょう。書籍であれば、信頼できる情報をもとに体系的に学べる点もメリットです。

書籍を使った学習方法であれば、社会人として働いている方でもスキマ時間に勉強ができます。まとまった時間がなくても、知識を身につけられるでしょう。

ただし独学となるため、モチベーションを維持する努力が必要です。将来を見据えて、自分のために学ぶという強い意思を持っている方におすすめの方法です。

ITスクールで学ぶ

集中して時間が取れる場合は、ITスクールもひとつの学習方法です。システムエンジニアの知識に精通している講師から、わかりやすく学べます。わからないことがあれば、その場で質問できることも大きなメリットです。

ITスクールであれば、同じ志をもった仲間に出会えます。お互い、励まし合いながら勉強できるのは励みになるでしょう。自分ひとりでの勉強が苦手という方は、ITスクールがおすすめです。

通常、ITスクールには、通学型とオンライン型の2つの方法があります。自分のライフスタイルにあった方法を選ぶとよいでしょう。ただし、独学で学ぶよりも費用がかかる点がデメリットです。

学習サイトを利用する

オンラインの学習サイトを利用するのもひとつの方法です。さまざまな学習サイトが公開されており、初心者向けから上級者向けまで、幅広い内容の学習サイトがあります。

動画配信も数多く、実際のプログラミングを目で見て学べます。動画配信のほうが、書籍で学ぶよりも理解しやすいでしょう。無料の学習サイトもあり、自分のレベルや内容から選べる点もメリットです。

ただしオンラインの学習サイトには、不確かな情報を発信しているサイトがあるのも事実です。オンラインの学習サイトを利用する際には、信頼できる良質なサイトを選ぶ必要があります。

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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