システムエンジニア（SE）の自己PRのポイントを解説！例文も紹介 | レバテックフリーランス
システムエンジニア（SE）の自己PRのポイントを解説！例文も紹介
転職活動において、自己PR文は非常に重要です。自分のこれまでの実績や身につけた技術などを明確に伝えられるため、転職希望先に自分を効果的にアピールできます。
しかし、システムエンジニアを目指す際、具体的にどのように自己PR文を作成すべきか悩んでいる人もいることでしょう。本記事では、システムエンジニアの自己PRのポイントを解説します。職種別の例文も紹介するので、自己PR文を作成する際の参考にしてみてください。
そもそものシステムエンジニアの仕事に関して知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【エンジニアのプロ監修】システムエンジニア（SE）とは？仕事内容・年収・なり方を解説
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目次
システムエンジニアの自己PR作成のポイント
転職の際、自己PRは重視されやすい項目です。以下のポイントを意識して、応募先企業に自分の強みをしっかりとアピールしましょう。
- 応募先企業の情報を集める
- 自分の長所を把握する
- 技術力を実績でアピールする
- 経験年数を具体的に記載する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
応募先企業の情報を集める
自己PRを作成する際は、まず応募先企業の情報を集めましょう。どのような技術を持つ人材を求めているのかは企業によって異なるため、応募先企業について情報収集すれば自分に合った企業が見つかります。
事業内容や企業理念、主力商品・サービスについてしっかりと把握すれば、企業が求める人材に応じた自己PRを作成できるようになるでしょう。
自分の長所を把握する
効果的な自己PRを作るために自分の長所を把握しておく必要があります。自分の長所を把握し、自分の長所が応募先企業の業務内容に求められるものであれば、採用の可能性が高まるためです。
システムエンジニアは、クライアントとのやり取りやスケジュール管理などの業務をおこなうため、責任感や協調性をアピールできるとよいでしょう。長所をアピールする際は、具体的にエピソードを交えると説得性や具体性を持たせられます。
技術力を実績でアピールする
IT業界は即戦力を求める企業が多いため、自身の技術力を実績でアピールするのは非常に有効です。どのようなシステムを開発してきたか、どのようなプログラミング言語を習得しているのかを積極的にアピールしましょう。
純粋なIT技術だけでなく、コミュニケーション能力があることもアピールしましょう。。システムエンジニアはシステム開発の上流工程に携わるため、クライアントや他のエンジニアとコミュニケーションをとる機会が多くなります。
経験年数を具体的に記載する
全体的に人材が不足しているIT業界では、経験豊富なシステムエンジニアは需要が高い傾向にあります。経験年数を具体的に記載して、経験の豊富さをアピールするとよいでしょう。
「システムエンジニアとして、Webアプリケーションの開発を2年間担当した」のように具体的に記載すれば、信頼性が高まります。
実績として記載できるほどの実績を積んでいない場合は、これまでに身につけた知識や技術を記載しましょう。知識・技術の習得に積極的に取り組んでいることを伝えれば、将来性を評価してもらえる場合があります。
システムエンジニア未経験者の自己PRのコツ
システムエンジニアで働いた経験がない場合は、以下のポイントを意識して自己PR文を作成しましょう。
- 学習意欲の高さをアピールする
- 前職の経験をアピールする
- 転職理由と志望動機を明確化する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
学習意欲の高さをアピールする
日々進化するIT業界はトレンドの移り変わりが速いため、学習意欲の高さが求められます。未経験の場合はプログラミングの基礎から学習を始めなければならないため、自己学習能力や自己管理能力が必要です。
最新の技術を学び、学んだことを業務に活かせなければ、システムエンジニアとして活躍していくことは難しいでしょう。
自ら学ぶ姿勢があることを伝えることで、応募先企業に今後の成長をイメージしてもらえる可能性は十分に考えられます。
前職の経験をアピールする
前職の経験がIT業界と無関係の職種であったとしても、前職の経験を積極的にアピールしましょう。システムエンジニアに必要なものは、プログラミングスキルをはじめとするITの知識・技術だけではありません。
あらゆる職種で身につけられるコミュニケーション能力やマネジメント能力、論理的思考力は、システムエンジニアにも必要な能力です。
これらの前職で培った経験や能力を基に、未経験でも活躍できる人材であることをアピールするとよいでしょう。
転職理由と志望動機を明確化する
未経験からシステムエンジニアを目指す場合は、転職理由と志望動機を明確化しておきましょう。
転職理由や志望動機は企業側も重視するポイントのため、なぜシステムエンジニアへの転職を決断したのか、なぜ応募先企業を選んだのかがあいまいだと、採用担当者に熱意が伝わりません。
人材が不足しているIT業界では未経験を歓迎している企業も多いため、システムエンジニアや企業に対する意欲、興味があることや、モチベーションの高さを積極的にアピールしましょう。
転職に向け知っておきたいシステムエンジニアの職種
IT系の職種と聞くと多くの人がシステムエンジニアを連想しますが、以下のようにシステムエンジニアの種類は多岐に渡ります。
- アプリケーションエンジニア
- Webエンジニア
- セキュリティエンジニア
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- プログラマー
システムエンジニアへの転職を考えるのであれば、それぞれの違いを知っておくべきです。職種ごとの特徴について、詳しくみていきましょう。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、その名のとおりさまざまなアプリケーションを開発するエンジニアです。
システムエンジニアの仕事として一般的に知られており、スマホ用のアプリケーションはもちろんのこと、Web上で使用するWebアプリケーションや、企業が使用する業務アプリの開発も担当します。
実際の業務では、プログラミングだけでなくシステムの設計や動作テスト、システムの運用・保守までを担う場合が多いようです。
そのため、アプリケーションエンジニアにはプログラミングスキルやネットワークに関する知識など、システム開発におけるさまざまな知識・技術が要求されます。クライアントの要望をくみ取って開発を進めていくため、コミュニケーション能力も求められるでしょう。
アプリケーションエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：アプリケーションエンジニアとは？仕事内容や必要なスキル・将来性を解説
Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの設計・開発をおこなうエンジニアです。フロントエンド、バックエンドのどちらも担当する機会があり、フロントエンドならHTMLやCSS、バックエンドならJavaやPythonなどの言語を使用します。
とくにバックエンドを担当する場合、プログラミングだけでなくサーバーの構築やシステムの運用・保守までが業務範囲となるため、Webサービス全般の知識が必要となるでしょう。
Webエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：Webエンジニアとは？職種や仕事内容、年収、将来性などを解説
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、セキュリティシステムの構築や認証システムの導入など、情報セキュリティ専門のエンジニアです。ネットワークの普及にともないセキュリティ対策の重要性が増したため、セキュリティエンジニアの需要も高まってきています。
サイバー攻撃によって情報が流出すると、企業に大きな損害が発生してしまうため、セキュリティ対策を一手に担うセキュリティエンジニアの責任は大きいでしょう。しかし、その分やりがいを感じられる職種です。
セキュリティエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：セキュリティエンジニアとは？仕事内容や必要なスキルを解説
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、サーバーの構築や設計、保守管理を担当するエンジニアです。クライアントや社内からヒアリングし、信頼性の高いサーバーを構築する必要があります。
サーバーはネットワークに欠かせないITインフラの一部のため、適切なサーバーを構築するにはサーバーだけでなくITインフラ全体の知識が必要となるでしょう。
サーバーにトラブルが発生すると、トラブル解決までシステムが停止してしまう場合もあるため、状況判断能力や問題解決能力もサーバーエンジニアには必要です。
サーバーエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：サーバーサイドエンジニアとは？仕事内容やフリーランス事情を解説
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築、運用を担当します。ネットワーク関連の基礎知識や、ネットワーク周辺機器に関する知識が必要です。セキュリティに配慮したネットワークを構築できるよう、セキュリティに関する知識も身につけておくとよいでしょう。
クライアントへのヒアリングや他のエンジニアと連携をとる機会が多いため、コミュニケーション能力がある人におすすめの職種です。
ネットワークエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：ネットワークエンジニアとは？年収や仕事内容・将来性をわかりやすく解説
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データベースの設計や構築、管理を担当します。OracleやMicrosoft SQL Serverなどの、データベース製品を使ってデータベースを構築するため、これらの主要なデータベースに関する知識が必須です。
データベースで管理するデータは企業にとって重要性が高いため、データを管理する立場のデータベースエンジニアは企業への貢献度を大きく実感できるでしょう。ただし、重要なデータを取り扱う分、かかる責任も大きいです。
データベースエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：データベースエンジニアとは？仕事内容や役立つ資格・必要なスキルを解説
プログラマー
プログラマーはプログラミング言語を用いてシステムやアプリケーションのプログラミングを担当します。
システムの要件定義や設計などは他のエンジニアが担当するため、プログラマーが担当するのは基本的に下流工程です。今回紹介した職種の中では、未経験からでも目指しやすい部類といえるでしょう。
まずはプログラマーとして経験を積み、システムエンジニアを目指すというキャリアプランを描く人も多いようです。
プログラマーについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：プログラマーとは？仕事内容や必要なスキル、おすすめの資格、年収も解説
【職種別】システムエンジニアの自己PRの例文
最後に、システムエンジニアの自己PRの例文を紹介します。
- アプリケーションエンジニアの自己PR
- Webエンジニアの自己PR
- サーバーエンジニアの自己PR
- ネットワークエンジニアの自己PR
- プログラマーの自己PR
職種ごとに紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
アプリケーションエンジニアの自己PR
アプリケーションエンジニアは、ユーザー視点を持ち続けることが大切です。ユーザー視点を仕事で活かしていることや、これまでの経験をアピールしましょう。
＜例文＞
私は株式会社〇〇で3年間、アプリケーション開発に携わっていました。業務では常にユーザーのニーズに焦点を当て、最新の技術・知識を取り入れることで、ユーザービリティを意識したアプリケーションを提供してきました。柔軟な考えを持ち、新しい技術やツールに即座に対応できる点が私の強みです。
過去のプロジェクトではユーザーエクスペリエンスやパフォーマンスの向上を意識し、チームメンバーと協力して目標を達成しました。今後も学び続ける姿勢を忘れず、技術の進化に対応しながら御社に貢献したいと考えています。
Webエンジニアの自己PR
Webエンジニアの場合は、情報収集や技術向上を強く意識していることや、コミュニケーション能力の高さなどをアピールするとよいでしょう。
＜例文＞
私は競合他社を上回るWebサイトを構築できるよう、日頃から新しい情報・技術の収集を意識しています。書籍や記事から収集するだけではなく、エンジニア向けの勉強会にも積極的に参加し、最新技術の理解を深めることに尽力しています。
過去のプロジェクトでは、得た知識を社内で共有し、チーム全体のスキルアップに貢献した結果、チームリーダーに抜粋されました。リーダーとしてメンバー間のコミュニケーションを重視し、チームをけん引してきた経験を、御社でも活かしたいと考えています。
サーバーエンジニアの自己PR
サーバーエンジニアは、サーバー関連の高度な知識を要求されます。知識や資格、業務経験などを積極的にアピールしましょう。
＜例文＞
私は、前職で社内サーバーの保守・メンテナンス業務に携わってきました。業務に役立つ資格として、「MCSA」や「CCNA」を取得しています。他のサーバー関連の資格も取得できるよう、現在も勉強中です。
几帳面な性格で正確性を要求される作業が得意なため、正確な作業を求められるサーバー構築に向いていると自負しています。将来的にはサーバーエンジニアのスペシャリストとして、御社に貢献していきたいです。
ネットワークエンジニアの自己PR
ネットワークエンジニアは、問題解決能力やマネジメント能力を要求されます。これらの能力が身についていることを、具体的な実績とともにアピールしましょう。
＜例文＞
私は、前職でシステムエンジニアとして業務に携わってきました。ITに関する豊富な知識を活かして、問題解決のためのマニュアルを社内で共有し、迅速な対応を可能にした実績があります。プロジェクトのサブリーダーとしてマネジメントに関わった経験もあり、適切なスケジュール管理で円滑なプロジェクト進行に貢献しました。
現在はネットワークエンジニアとして御社に貢献できるよう、「ネットワークスペシャリスト試験」の取得に向けて日々勉強中です。
プログラマーの自己PR
プログラマーは、プログラミングスキルだけでなくコミュニケーション能力も要求されます。これまでの経験や、身につけた技術なども同時に伝えるとよいでしょう。
＜例文＞
前職でもプログラマーとして業務に携わってきましたが、前職の経験を活かしてさらに高度なシステム開発を担いたいと考え、御社を志望しました。さまざまなシステム開発を担当した経験があり、とくにC++やJavaでの開発実績が豊富です。
プログラマー同士の情報交換を積極的におこない、上流工程の仕事に携わった経験もあるため、コミュニケーション能力には自信があります。将来的には、上流工程にも関われるようなIT技術者として活躍していきたいです。
SEに関するよくある質問
ここでは、SEに関するよくある質問に答えていきます。
Q. SEは職務経歴書にどのような内容を記入すべきですか？
職務経歴書にはプログラミング言語や開発環境、扱ったツール類、業務知識などを記入すべきです。
Q. SEとして転職活動をする際、自己PRのポイントについて教えてください｡
自己PRのポイントとしては、実績は具体的なエピソードを添える、スキルは業務に使えるものをアピールする、経験の豊富さはプロジェクトに携わった期間でアピールする等が挙げられます。
Q. SEとして働く場合、どんなスキルを求められますか？
システム開発スキル、提案力、論理的思考能力、ヒアリング能力、マネジメントスキル等が求められます。
Q. 20代のSEの平均年収はどの程度ですか？
20代のSEの平均年収は約354万円です。
Q. SEはポートフォリオにどのような内容を記入すべきですか？
ポートフォリオには、これまでに携わってきた案件とその内容、案件に携わった年月日、使用した言語、プロジェクトメンバー数、プロジェクトでの役割等を記入すべきです。
※本記事は2021年9月時点の情報を基に執筆しています。
最後に
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