【初心者】Pythonを効率よく勉強するには?無料サイトや参考書・ロードマップを解説 | レバテックフリーランス
話題のプログラミング言語「Python」を効率よく勉強したいと考えているプログラミング初心者の方は少なくないでしょう。
Pythonを効率よく勉強するには、目的をはっきりさせ、自分に合った勉強方法を見つける必要があります。そこで、Python初心者が効率よく勉強できるロードマップ、具体的な本や学習サイトなどをまとめて紹介します。
Pythonや他言語でどのくらい稼げるか、Python習得にかかる時間も紹介するので、費用対効果も確認してみてください。
目次
【初心者向け】Pythonの勉強する6通りの方法
Pythonはコードが分かりやすく、プログラミング言語の初心者でも習得しやすい言語といえます。また、使いやすく汎用性も高い言語であるため、将来性も期待できます。
そこで、Python初心者に向けに、独学やスクールなど、Pythonの勉強方法を6つ紹介します。各勉強方法のメリット・デメリットを説明するので、ぜひ参考にしてください。
参考書やテキスト
Python初心者が本で独学する場合、まずは基礎を重点的に学べるものを選ぶべきです。プログラミング経験の有無によって、選ぶべき本は異なります。以下を参考に、自分のレベルに合った本を選びましょう。
プログラミング未経験 | 練習問題やコードが多く掲載されている本/コードの完成データが入手できる本 |
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プログラミング経験あり | Pythonならではの構文やフレームワーク、ライブラリを解説している本/アプリなどの成果物を作る項目が多い本 |
プログラミング自体が初めての人は、完成データがあれば、自分のコードと比較できるので、記述ミスが発見しやすいでしょう。
以下は、本で独学する際の、メリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
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初心者・プログラミング経験者・実務で備わっている中級者など理解度に合わせやすい/理解できなくても復習を繰り返しやすい | 情報が更新されない/記述の練習量が不足しやすい |
本業と両立しながら勉強をする人は、通勤や空いた時間を使って、学習が進められるといったメリットもあるでしょう。ただし、本は情報更新されないため、別の媒体で最新情報を得る必要もあります。
具体的な本については、後述する「Pythonの勉強におすすめの本」をご覧ください。
学習サイト・ブログ
プログラミング学習ができるWebサイトやブログを使って、Pythonを勉強する方法もあります。学習サイトやブログは、内容が理解できるか、勉強したい内容が書かれているかを基準にして選ぶのがよいでしょう。
学習サイトの中には、解説を見られるだけでなくブラウザ上で実際にコーディングできるものもあります。プログラミング学習サイトを利用すると、コーディング作業を通して理解を深められるでしょう。
以下は、学習サイトやブログでPythonを独学する際の、メリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
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無料で閲覧、コーディング作業ができるサイトもある/パソコンさえあれば、気軽に勉強できる | サイトによっては体系的な知識が身に付きづらいことがある |
学習サイトは、初心者向けの入門コースのみ無料で利用できるケースもあります。無料版で学びやすさや難易度を確かめたうえで、有料コースに進むとよいでしょう。
スマホアプリ
アプリも、自分のレベルや学習したい内容に合った項目が選べるかをポイントに選ぶべきです。以下は、アプリでPythonを独学する際の、メリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
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スマホやタブレットで手軽に勉強できる/無料で利用できるアプリもある/情報が更新されやすい | スマホやタブレットではコーディングの限界がある |
スマホやタブレットで利用できるアプリの場合、移動時間などで手軽にPythonを勉強できます。コーディングの練習に関しては、パソコンの方が適しています。アプリでは、基本的な記述の勉強、コーディング練習はほかの方法が良いでしょう。
なお、スマホアプリの開発をしたい場合、必ずしもプログラミングは必要ありません。具体的なスマホアプリ開発ツールは以下の記事で確認できます。
【2024年最新】スマホでプログラミングができるアプリ12選
YouTubeなどの動画
Pythonを解説してる、YouTubeなどの動画から勉強する方法もあります。以下は、動画で勉強するメリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
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自分に合ったものを見つけられれば、内容を理解しやすい/講義のように聞けて、内容が頭に入ってきやすい/テキストより理解が深まりやすい | 動画だけで試験合格や実務レベルまでの学習を完結するのは難しい |
図を使って視覚的に説明している動画は、テキストより理解しやすいといったメリットがあります。動画は、通勤時間を使って視聴するなど、空いた時間で手軽に勉強できる方法です。
ただし、動画をみるだけで使えるプログラミング能力を身につけるのは難しいため、他の勉強方法と併用する必要があるでしょう。
プログラミングスクールで勉強する
プログラミングスクールでは、Pythonのみを学ぶコースや、全般的な知識も学べるITエンジニアコースなどがあります。以下は、プログラミングスクールでPythonを勉強する際の、メリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
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気軽に講師に質問できる/サポートが手厚い/転職支援や案件紹介を受けられる場合がある | 費用が高いことがある |
スクールによっては、知識やスキルの習得だけでなく、転職支援など手厚いサポートが受けられる場合があります。オンライン形式の場合、期間内に勉強を進めるスケジュール管理やモチベーション維持が求められるでしょう。
勉強会やセミナーに参加する
勉強会やセミナーに参加して、Pythonを勉強する方法もあります。オンラインで開催されている勉強会やセミナーもあり、気軽に参加できます。
勉強会のレベルや学習テーマ、主催者など、内容をよく確認して自分に合ったものを選びましょう。以下は、勉強会やセミナーでPythonを勉強するメリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
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エンジニアや実務経験者からプログラミングが学べる | 自分の都合に合わせて勉強を進められない/開催場所・時間が限られている |
テーマにもよりますが、勉強会やセミナーでは、実務経験者から現場で使える知識やスキルを学べます。実務で使用頻度の高い機能やフレームワーク・ライブラリなどの情報を得られる可能性もあります。
Pythonの勉強におすすめの本・学習サイトを紹介
Pythonの勉強におすすめの本・学習サイトを紹介します。ぜひ自分に合った本や学習サイトを選んで、勉強をスムーズに進めてください。
Pythonの勉強におすすめの本3冊
Pythonの勉強におすすめの本を、有名なものを中心に紹介します。書店などで、中身を確認してから購入するとより良いでしょう。
Python1年生
Pythonやプログラミング言語をはじめて学ぶ人向けの入門書です。基本的なプログラムの作成から、面白い人工知能アプリの作成まで体験できます。
対話形式で解説し、イラストを交えながら、基礎知識が学びやすい内容となっています。基本文法もしっかりと解説されていて、初心者も安心して学習できる本です。
Python2年生、3年生もあるため、基礎知識を付けたら、次のステップに進んでスキルアップに繋げられます。
参考:Python 1年生 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
スラスラわかるPython 第2版
はじめてプログラミングを学ぶ人に向け、Pythonのスタンダードな知識習得を目標としています。前版を見直し、初学者がつまずきやすいCUIの操作解説が充実されました。
プログラムの動きをおえるよう、コードの入力内容と実行結果が一目でわかる内容となっています。必要最低限の知識で、基礎をしっかりと理解し、身につけたい人に向いているといえるでしょう。
参考:スラスラわかるPython 第2版
Python ゼロからはじめるプログラミング
「プログラミング初学者がPython言語を通してプログラミングを学ぶ」本です。Pythonの基本文法からクラス、メソッドの使い方・作り方まで、しっかりと学べるでしょう。
サンプルプログラムは短くてシンプルなものが選ばれ、しっかりと解説されています。練習問題も用意されているため、力試しもできるでしょう。何から学習すれば良いかわからない、現場で通用する基礎を身につけたい人におすすめの一冊です。
参考:Python ゼロからはじめるプログラミング
Pythonの勉強におすすめの学習サイト6つ
Pythonの勉強におすすめの、学習サイトを6つ紹介します。達成度がわかるサイトや現役エンジニアが作成したサイトなど、様々な種類のサイトがあります。
無料サイトもあるため、実際に内容をみたりコードを書いたりして、使いやすい学習サイトを選びましょう。
Progate(プロゲート)
Progateは、オンラインプログラミングの学習サイトです。Pythonをサイト上で実際に書いて学べるため、自分のパソコンにPythonの開発環境を準備する必要はありません。
プログラミング初心者にも丁寧でわかりやすい説明がされるため、安心して学習が進められるでしょう。1か月あたり980円~の有料プランもありますが、Pythonの基本的な使い方は無料で学習できます。
言語の達成度や勉強量が把握でき、学習のモチベーションが保ちやすい学習サイトといえるでしょう。
ドットインストール
ドットインストールでは、HPやWebサービスの制作を通して、実践的にプログラミングが学べます。テーマごとに3分程度の動画の説明を聞きながら、コードの書き方を学ぶといった形式です。
「はじめてのPython」は全9回で、簡単なゲームを作りながらPythonの基礎を学びます。0~2までは無料、以降は月額1,280円の有料登録が必要です。
また、実際に自分でコードを書いて動かす場合は、自分のPCにPythonを実行する環境構築が必要です。参考書や問題集で分かりづらく困ったという人は、ドットインストールの動画レッスンを試しても良いでしょう。
PaizaラーニングPython3入門編
Paizaラーニングは、動画を使ったオンラインのプログラミング入門学習コンテンツです。講義を視聴し、自分でコードを書いて演習問題を解き、理解が深められます。
Python3入門編は全11レッスンで、1レッスンごとに5〜12回のチャプターを受講します。Pythonを実行するための環境構築は不要で、初心者も学習しやすい環境といえるでしょう。
Python3入門編は、全レッスンが完全無料で公開されています。Pythonを使用した機械学習やフレームワークなどのコースは一部無料、有料コースは1ヶ月あたり980円~となっています。
Python-izm
Python-izmは、入門、基礎、応用にカテゴリ分けされたPython学習サイトです。Pythonのサンプルコードと実行結果がセットで説明されていて、理解しやすい内容となっています。
処理ごとに細かく解説され、学習中の疑問も辞書のような感覚で確認できます。自分でコードを書いて練習を進めていきたい人には、おすすめの学習サイトといえるでしょう。なお、無料で利用できます。
Python学習講座
Python学習講座は、プログラミング未経験者や初心者に向けた基礎を学べる学習サイトです。現役Pythonエンジニアが、仕事上で書き留めたメモをもとに作成されています。
入門編では、Python基礎文法とよく使う組込み関数、標準ライブラリが学べます。よく使う代表的な組み込み関数は、知っておくと実務でも役に立つでしょう。
実践的に活かせる内容を学習したいといった人に、おすすめのサイトです。
Let'sプログラミング Python入門
Let'sプログラミングのPython入門では、環境開発の構築から、プログラムの記述方法、実行までを順に学習できます。利用料金は、無料です。
自分のPCでPythonを実行する環境を整えるのは、初心者にはハードルが高いですが、手順が丁寧に説明されています。自分でコードを書いて実行するといった順に、Pythonの基本が学べます。
【ロードマップ】Pythonの勉強を進める7つのステップ
Pythonを勉強するロードマップとして、以下の7つのステップについて解説します。
- 1.目的を決める
- 2.PCの購入またはスペックを確認
- 3.自分に合った学習方法を決める
- 4.Pythonの基礎を勉強
- 5.コードを模写する
- 6.目的に合わせてステップアップする
- 7. 成果物の作成
目的を達成するために、勉強のスタートからゴールまで想定してみると良いでしょう。
1.目的を決める
目的をしっかりと決めれば、Pythonの勉強を継続したり、モチベーションを維持したりしやすいでしょう。以下の項目に対して具体的に決めていくと、目的やゴールを立てやすいです。
- Pythonをなぜ勉強するのか
- 学んでどうするか
- いつまでに達成するか
たとえばデータアナリストやWebエンジニアなど、どの分野で転職するのかを具体的に決めると良いでしょう。短期集中で効率よく勉強を進めるためにも、目的と期限はセットで決めるべきです。
2.PCの用意
Pythonを勉強する前に、PCを用意する必要があります。Pythonのプログラム実行に必要な最低限のスペックとして、以下を参考にしてください。
- CPU:Core i5
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 256GB
画面が大きい方が見やすく、プログラミングのストレスは軽減されるでしょう。PCによっては、メモリを自分で追加できるため、あとから増強できるものを選ぶと経済的です。
3.自分に合った学習方法を決める
独学かスクールに通うか、独学の中でも本か学習サイトを使うかなど、自分に合った学習方法を選択すべきです。勉強のモチベーションが保ちやすい、本業と両立できるといった観点で決めるのも良いでしょう。
独学だとモチベーションが保ちづらいという人は、スクールに通うなどのサポートがあった方が勉強を継続しやすいでしょう。本や動画を使えば、通勤や本業の休憩時間など、スキマ時間を使って勉強を進められます。
4.Pythonの基礎を勉強
独学の場合、本や学習サイト、動画などで、まずはPythonの基礎を勉強すべきです。Pythonの基礎や傾向、使用頻度の高いコードを勉強しておけば、コードを書くという次のステップに進みやすいでしょう。
学習サイトの中でも、Progateを活用すれば、環境構築の必要はなく、ブラウザのみで練習できます。基礎の勉強でつまずかないように、本や動画も初心者向けにわかりやすいものを選択すべきです。
5.コードを模写する
基礎を勉強したら、サンプルのコードを真似して作成してみましょう。完璧でなくてもアウトプットすれば、覚えていない箇所が洗い出せて、理解が深まります。
本の練習問題や学習サイトを活用して、練習問題を解いてみる方法もあります。エラーやトラブルが発生した場合は、解決方法やコードチェックスキルなどを身につけるチャンスになるでしょう。
プログラミングは使わないと習得できないため、インプットとアウトプットはセットにして勉強を進めるべきです。
6.目的に合わせてステップアップする
Pythonの基礎を勉強したら、目的に合わせてステップします。たとえば、データサイエンスについて勉強する、Pythonの自動化について勉強するなどです。
以下は、Python初心者でも取り組みやすい分野です。
- スクレイピング : Webサイトのコンテンツの中から特定の情報だけを抽出・取集する技術
- 業務効率化 : Excel・Word・ブラウザなどの自動操作
- データ分析 : Webサイトからデータを自動的に収集し、ビジネスの改善に活かすなど
最終的にPythonをどのような場面で使いたいのか、今の業務で活かしたい分野など、目的に合わせた勉強に取り組みましょう。
7. 成果物の作成
最後に、実際にアプリなどの成果物を作成します。サンプルのコードを参考にして、自分の力で成果物を作ってみましょう。フレームワークなどを使う練習をしてみるのも、おすすめです。
作ったものはポートフォリオにまとめておくと、就職・転職活動でアピール材料にできるでしょう。
ポートフォリオのイメージがよく湧かないという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり
Pythonの習得に必要な勉強時間は?
Pythonの習得に必要な勉強時間は、その人のスキルや目指すレベルによって異なります。200〜300時間でマスターする人もいれば、800時間かかったという人もいるようです。
勉強を終えるだけでなく、アプリやサービスを作れるようになる、実務レベルまで目指すには、さらに時間が必要でしょう。
2ヶ月〜6ヶ月ほどのコースを掲げている、プログラミングスクールもあります。スクールに通う場合の勉強時間は、想定しやすいでしょう。
効率よくPythonの勉強を継続するコツ
初心者がPythonを効率よく勉強するコツは、以下の5つです。
- 目的をはっきりさせる
- プログラミングの質問サイトを活用する
- スケジュール管理をして勉強時間を確保
- 演習問題でコードを書く
- 資格取得を目指す
それぞれ詳しく解説します。
目的をはっきりさせる
Pythonの勉強を挫折しないためには、目的をはっきりと決めるべきです。転職やフリーランスで収入を得たい、オリジナルアプリを開発したいなど、目的を明確にしましょう。
目的が決まったら、実現のためのカリキュラムを作成します。目的に向かって、何をすべきか、期限はいつまでなのかなど、具体的な内容を決めておきましょう。
プログラミングの質問サイトを活用する
Pythonの勉強をスムーズに進めるには、不明点をすぐに質問できるかが重要です。不明点につまずき、勉強を挫折してしまう人もいるからです。
独学の場合は、以下の質問サイトを利用して、不明点を質問してみましょう。
サイト | 概要 |
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teratail(テラテイル) | プログラミングに特化したQ&Aサイト/専門的な質問も多い |
SAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ) | 現役エンジニアから学べるオンラインスクール/加入すると回答率100%の掲示板に質問し放題 |
Qiita(キータ) | ITエンジニアのためのオンラインコミュニティ/初心者にも使いやすい |
プログラミングスクールのように、確実に正確な回答が得られるとは限りませんが、いざという時は活用してみましょう。
スケジュール管理をして勉強時間を確保
仕事とPythonの勉強を並行している人は、両立を成功させるためにスケジュール管理が必要です。仕事前の時間や帰宅後、休日など、勉強時間をどれくらい確保できるか、スケジュール管理をしましょう。
本や動画を活用すれば、通勤や休憩時間など、スキマ時間を使って勉強できます。無理なく継続して行えるスケジュール管理が、両立を成功させるコツです。
演習問題でコードを書く
Pythonを含めてプログラミング言語は、実際にコードを書いて出力したり、動かしたりすると習得しやすいです。知識を得るだけでなく、演習問題などでコードを書く練習をしましょう。
学習サイトによっては、演習問題を書いて勉強できます。演習問題が掲載されている本もあります。自分で書いたコードで正常に実行されると、モチベーションアップにもつながるでしょう。上手くいかなかった場合も解決できる方法を学べば知識が増え、スキルアップにつながります。
資格取得を目指す
Pythonに関する資格取得を目標にすれば、勉強のモチベーションを保ちやすいでしょう。Pythonに関する資格には「Python3エンジニア認定基礎試験」があります。
Python3エンジニア認定基礎試験は、一通りのPythonの基本が出題されます。「何から勉強し始めればいいか分からない」という人に、おすすめの資格といえるでしょう。
Pythonの資格についてもっと知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
Pythonの資格おすすめは?各試験の内容や難易度・勉強方法を解説
Pythonを勉強するメリット
Pythonは、コードが分かりやすく初心者でも勉強しやすいといったメリットがあります。Pythonの知識やスキルを習得すれば、転職や独立にも役立つでしょう。
Pythonを勉強するメリットについて、解説します。メリットを参考にPythonを取得した後のキャリアも想定してみてください。
コードが分かりやすく初心者でも勉強しやすい
Pythonは、初心者が習得するのに最適なプログラミング言語といえるでしょう。Pythonは、ソースコードがシンプルな言語であるためです。
コードを書く際は、インデントを使用し、行末にセミコロンを打つ必要もありません。ほかの人が書いたものでも読みやすく、誰もが同じようなコードが書けます。プログラミング初心者にとってもPythonは習得しやすいメリットを感じられるでしょう。
転職で年収アップの可能性がある
現在の年収によって異なりますが、Pythonを習得すれば、転職で年収が上がる可能性もあります。たとえばPythonの知識やスキルを活かして、AIエンジニアになった場合、以下のデータのように高年収が期待できます。
引用元 : 我が国におけるIT人材の動向|経済産業省
Pythonのスキルや知識を活かして、大企業やプライムベンダーへ転職できれば、年収が上がる可能性もあります。ただし、高年収を得るには、Pythonに関する高い専門性や実績が問われます。
Pythonエンジニアの年収について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
Pythonエンジニアの年収は?高年収の理由や年収を上げる方法を解説
将来性に期待できる
Pythonを使いこなせるエンジニアの需要は高く、将来性も期待できるでしょう。Pythonの需要・将来性が高いといえる主な理由は、以下3つがあげられます。
- 世界で人気の高いプログラミング言語
- 先端技術の開発に不可欠な言語
- Pythonを扱える人材は企業からの需要が高い
TIOBE Index(2023年12月時点)によると、国際的なプログラミング言語の人気ランキングで、Pythonは1位です。Pythonは、AIやIoTなどの先端技術の開発に活用できるフレームワーク・ライブラリが豊富にあり、重宝されています。
先端技術の開発に必要な言語である点が、企業からの需要増加の背景ともいえるでしょう。
スキルや実績次第では独立もできる
Pythonの将来性・需要の高さから、スキルや実績次第では、フリーランスとして案件獲得もできるでしょう。以下は、2024年8月時点での、レバテックフリーランスでの公開案件をもとにした、月単価・年収相場です。
案件の獲得や契約・交渉などに不安がある人は、フリーランスエージェントの活用をおすすめします。
レバテックフリーランスは、IT・Web系のフリーランスエンジニアを支援しています。単価交渉や契約代行、参画中のフォローをしており、無料で利用できますので、Python案件をお探しの方や情報収集中の方はご活用ください。
Pythonを勉強するデメリット
Pythonを勉強する理由や、目的がはっきりしていない場合、Pythonの勉強はデメリットとなる可能性もあります。Pythonより高単価、案件数が多いプログラミング言語もあるからです。
収入をあげるための転職や副業が目的であれば、プログラミング言語別の単価ランキングを参考にしてください。より高単価、案件数が高い言語を勉強すれば、転職や年収アップにも効果的です。
プログラミング言語別の月単価・案件数などについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版
勉強前に知っておくべきPythonの開発・分析例
Pythonを勉強する目的を決めるために、Pythonの開発・分析例を確認しておきましょう。Pythonは、Webアプリケーションの開発から機械学習、データ分析まで幅広い分野で用いられています。
そこでPythonでできる開発や分析、Pythonで開発されたサービスの具体例について解説します。Pythonの基礎を勉強した後に、どの分野の勉強にステップアップするか、参考にしてください。
Pythonでできる開発・分析
Pythonは、Webアプリケーションの開発から機械学習、データ分析まで幅広い分野で用いられています。
Pythonを用いた主な開発・分析について解説します。Pythonの基礎を勉強した後に、どの分野の勉強にステップアップするか、参考にしてください。
Webアプリケーション開発
Pythonでは、Webアプリケーションが開発できます。以下は、PythonがWebアプリケーション開発に用いられる主な理由です。
- 文法が簡潔で効率良く作業を進められる
- 情報やノウハウが豊富に公開されている
- フレームワークが豊富に用意されている
たとえばDjangoやFlaskといったフルスタックフレームワークは、大規模なアプリ開発が効率的に進められます。Python関連の書籍や解説記事、動画コンテンツなどを活用すれば、初心者でもアプリ開発が進めやすいでしょう。
AI開発
Pythonは、AI開発に適したライブラリが豊富な言語でもあり、AI開発の現場で多く取り入れられています。以下は、PythonがAI開発で使われる主な理由です。
- 科学技術計算の分野で強い
- ライブラリ・開発環境の充実
- 教育用言語としての人気
たとえばscikit-learnを使えば、さまざまな機械学習の手法を実装できます。Googleが開発したオープンソースの機械学習ライブラリ、TensorFlowも有名です。
データ分析
Pythonは、データサイエンスの分野でも導入されています。データの集計や統合などを自動化するプログラムは、Pythonのライブラリを利用すれば効率的に作成できるからです。
以下は、Pythonでデータ分析をするメリットです。
- データ分析に適したライブラリが充実
- 分析の自由度が高い
- 一連の流れを自動化できる
- 大規模データを軽く処理できる
Pythonは、PandasやMatplotlibなど、データ分析のプログラムを作りやすくするライブラリが充実しています。Pythonでプログラムを実装して自動実行すれば、データ分析を効率的に行えるでしょう。
Pythonエンジニアの仕事内容について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
Pythonエンジニアとは?仕事内容や未経験から転職する方法を紹介
Pythonの勉強に関するよくある質問
Pythonの勉強に関する、よくある質問に答えます。Python初心者向けの勉強方法や勉強時間、独学で習得する方法について、ぜひ参考にしてください。
Q. Pythonを初心者が勉強するためには何時間必要ですか?
Pythonの勉強時間は、スキルや目指すレベルによって異なるでしょう。200〜300時間でマスターする人もいれば、800時間かかったという人もいるようです。スクールに通う場合は、コースの期間が決められているため、勉強時間は想定しやすいでしょう。
Q. Pythonは独学で習得できますか?
Pythonは、コードがわかりやすいため、独学でも習得しやすいといえるでしょう。独学の方法には、本や学習サイト、動画などがあげられます。独学で不明点や解決できない部分があった際は、プログラミングについて質問できるサイトを活用すると良いでしょう。
未経験からPythonを扱うプログラマーになれるか知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
未経験からプログラマーになるには?必要なスキルやなり方を紹介
Q. Python初心者におすすめの勉強方法はありますか?
Python初心者には、オンラインの学習サイトや書籍などがおすすめです。実際に手を動かしてプログラムを作るといった、実践的な学習が重要です。プログラミングスクールは、サポートも手厚く、勉強へのモチベーションが保ちやすいといったメリットがあります。
※本記事は2024年9月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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