C言語の勉強方法|入門本や学習サイト、アプリ・ゲームなど初心者の独学方法

C言語の勉強方法としては「入門サイトで独学する」「初心者向けの本で独学する」「プログラミング学習用のアプリ・ゲームで独学する」「初心者向けの動画で独学する」「プログラミングスクールで学習する」「勉強会に参加する」などがあります。また、C言語は組み込みシステムの開発によく使われる言語であるため、ハードウェアの知識なども身につけていくと実務に役立つでしょう。

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C言語の勉強方法

C言語を勉強するには以下の方法があります。

  • 入門サイトで独学する
  • 初心者向けの本で独学する
  • プログラミング学習用のアプリ・ゲームで独学する
  • 初心者向けの動画で独学する
  • プログラミングスクールで学習する
  • 勉強会に参加する

C言語の入門サイトや入門者向けの定番本は、手軽に始められる勉強方法といえます。また、C言語を学ぶために作られたアプリやゲーム感覚で学習できるサイトは、楽しみながら言語を学べ、直感的に理解できるようになるという点でおすすめです。

YouTubeなどをはじめとする動画サイトで、C言語学習向けの動画を配信している人もいるので、文字を読む勉強方法が苦手な人はチェックするといいでしょう。このほか、プログラミングスクールや勉強会など、C言語の勉強方法はさまざまです。

入門サイトで独学する

C言語の入門サイトで独学するメリットは、インターネット環境があればすぐに始められるという点です。入門サイトによっては、環境構築から解説しているものもあります。現役エンジニアが運営するサイトであれば、まずは何から始めればよいのか、実務でどのようなことが必要かなども学べるでしょう。

その一方、分からないことや分からない用語が出てきた時に簡単に質問できないという点はデメリットといえるでしょう。また、こういったサイトを運営しているのは、基本的にC言語をマスターしている人ですが、必ずしも内容が初心者目線で説明されているとは限りません。

また、分かりやすくても、初心者には記載されている内容が「本当に正しいのか」を判断するのは難しいでしょう。サイトによっては説明が足りなかったり、間違っていたりする可能性もあります。

入門サイトでC言語を学習する場合のポイントは「初心者目線で解説してくれているサイト」を見つけることです。しかし、ある程度まで進んでみないと判断できないこともあるため、自分にあったサイトを見つけるのに時間と手間がかかるかもしれません。周りにC言語をマスターした人がいるなら、おすすめサイトを聞いてみるのもひとつの方法です。

実際に自分でプログラムを打ち込み、動かすことができる入門サイトを探すのもポイントです。プログラムは頭で覚えるだけではなく、実際に自分で作って動かしてこそ身につきやすくなります。サンプルプログラムや練習問題などを掲載している入門サイトであれば、効率的にC言語を学習することができるでしょう。

初心者向けの本で独学する

初心者向けの本で独学するメリットは、自分のペースで勉強できる、さかのぼって復習がしやすい、選択肢が豊富という点です。

その一方、どの本を使えばいいか分からなくなりがちな点はデメリットでしょう。C言語に関する本には、初心者向けのものだけでも数えきれないほど種類があります。初心者にとって、その中から分かりやすく解説してくれる本を探すことは難しいでしょう。もし解説が分かりづらい本を1冊目に買ってしまったら、「何が何だか分からない」という状況に陥ってしまいかねません。

人によってどんな本が合うのかはさまざまですが、初心者はいきなり厚く詳細に書かれた本を買うのではなく、まずは短時間でひと通りの学習ができそうなものを選ぶとよいでしょう。1冊完了して理解が不十分であれば他の入門本を試してみる、ということを繰り返すことで、基礎的な知識が蓄積されます。

周りにC言語を使って仕事をしている方がいれば、おすすめの本を聞いてみましょう。周囲にそういった方がいない場合には、以下のような本を参考にしてみてください。

これならわかる! C言語入門講座 第2版(水口克也=著、秀和システム)

キャラクターのイラストや図解などを使用し、短い期間でもC言語に関する知識やプログラミング方法が学べる内容となっています。

※参考 : これならわかる! C言語入門講座 第2版 - 秀和システム

新・明解C言語 入門編(柴田望洋=著、SBクリエイティブ)

代表的なC言語入門本の大改訂版です。工程がステップごとに詳細に書かれているため、基礎からの学習におすすめとなっています。

※参考 : 新・明解C言語 入門編 | SBクリエイティブ

プログラミング学習用のアプリ・ゲームで独学する

アプリやゲームで独学する際のメリットは、気楽に始められて、他の言語も勉強できるという点です。プログラムの勉強というのはC言語に限らず、勉強を始めるまでのハードルが高いものです。学習用のアプリにはゲーム形式のものもあるため、初めてC言語に触れるという方でも開始しやすいでしょう。プログラミング自体が初めてという方は、アプリで「JavaScript」など比較的難易度の低いプログラミング言語で基本的な構文を経験してからC言語に挑戦するといった方法もおすすめです。

学習用アプリやゲームのデメリットは基本的に入門編しか学べないという点です。C言語の知識や技術をアプリやゲーム上のみですべて把握することはできないでしょう。特にC言語は「ポインタ」や「メモリ」などの勉強を進めると難易度が高くなり、これらの勉強で挫折する人も少なくありません。学習用アプリでこれらの複雑な概念をマスターするのは難しいでしょう。

また、学習アプリやゲーム感覚で学べるものの中には、C言語を扱っているものが少ないというのもデメリットです。「Python」「JavaScript」「PHP」といったプログラミング言語のアプリやゲームは豊富にありますが、C言語となるとごく一部のアプリにしかなく、「C言語も学べます」という補足的なケースも見られます。

アプリの種類について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
プログラミングの必要なし!簡単にスマホアプリが開発できるツール9選

初心者向けの動画で独学する

YouTubeなどの動画サイトでもC言語が学べる動画が存在します。動画で独学するメリットは入門サイトと同じで、初期費用がほとんどかからないという点と、分かりにくければ他の動画をすぐに探せる、という点です。一方、動画での学習のデメリットは、入門編までしか勉強できない、自分で作って動かすことができない、という点でしょう。

このような動画を活用する場合、配信者の説明が分かりやすいか、という点がポイントとなります。いくらC言語の達人や現役エンジニアであっても、説明の仕方や動画のクオリティによっては見ていても理解しにくいでしょう。

また、動画を見ているだけでは、頭で覚えることしかできません。プログラミングは実際に自分で書いて動かしてみて段々と身についてくるものです。動画での学習は、あくまで「入門用の基礎知識を得るためのもの」として活用し、他の方法を併用することをおすすめします。

プログラミングスクールで学習する

プログラミングスクールに通って学ぶことのメリットは、実際にC言語を自分で書いて動かせる環境が整っている、という点です。

C言語を独学で勉強したが挫折してしまう理由のひとつとして、C言語を動かせる環境構築が難しいことが挙げられます。その点において、C言語を教えているプログラミングスクールでは、最初からC言語を書いて動かせる環境が整っていることが多いでしょう。

また、C言語は現在でも制御系の需要が大きい言語であり、実務に近い状態でC言語を扱うためには、ROMの消去装置やROMにプログラムを入れる入力装置、ROMを差し込み動作させるハード基盤など、高額な機器も必要となります。

そういった高額品を個人で買うのは難しいこともあり、C言語を学びたいという方は、このような設備が整っているプログラミングスクールを選ぶとよいでしょう。

C言語の技術者がいる会社に勤めていれば、分からないことがあった場合にも、周りに質問に答えてくれる人がいます。しかし、会社に入る前にC言語を覚えたいというのであれば、そのような人が近くにいるとは限りません。動かせる環境と設備が揃っており、質問に答えてくれる人がいる環境であれば、挫折してしまう可能性は低くなるでしょう。

ただし、スクールは、数万円~数十万円のまとまった初期費用がかかるというデメリットがあります。また、1人の講師が多人数に教えるという形式の場合は、受け身の姿勢になってしまう可能性もあります。スクールの場合、通っていれば自然に覚えられるのだろうと安易に考えず、自ら意欲的に知識や技術を習得することが大切です。

勉強会に参加する

勉強会に参加するメリットは、分からないことは質問できる、新しい知識を得ることができる、プログラミング仲間ができる、といった点が挙げられます。講師が現役エンジニアであることも多く、現場での活用方法なども知ることができます。

C言語の勉強は単に言語の知識を覚えるだけでは不十分です。C言語のプログラマーを目指すのであれば、関連知識を貪欲に吸収していく必要があります。最初の頃はまったく分からなかった内容も、他の人と話したり、新しい知識を得たりするうちに、その利用価値や存在意義に気づくことがあります。このような「気づき」は知識の量に比例するため、勉強会においては、一見C言語に関係ないように見える内容でも、興味を持つ姿勢が大切です。

ただし、あまりに高度過ぎる内容の勉強会を選んでしまうと、まったく理解できずについていけなくなる恐れがあるでしょう。

勉強会は特定の分野やプログラミング言語などのテーマを決めて、勉強するために集まる会です。初心者が参加できるものからエキスパートが揃った高度な勉強会まで、さまざまなレベルの勉強会が開催されます。また、内容も講義形式、チーム演習、独学などがあるため、勉強会の内容をよく確認してから申し込みましょう。

関連記事 : プログラマーになるための勉強法|プログラミング初心者におすすめの学習内容

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C言語を独学するのは難しい?

C言語を独学でマスターすればC言語のプログラマーになれるのか、というと、必ずしもそうではありません。C言語のプログラマーになるには単に「C言語が書ける」だけでは足りず、ハードウェアの知識などが必要だからです。

C言語には制御系独特の仕組みを扱えるようにするための機能が数多く備わっています。しかし、制御系の仕組みを知らない人には、その機能が何のためにあるのか理解しにくく、それが「C言語は難しい」といわれる大きな理由になっています。

プログラミング未経験者には学習難易度が高い?

まったくの未経験者にとって、C言語は学習難易度が高いプログラミング言語といえます。

一例として、C言語学習者がつまずきやすい点に、「ポインタ変数」というものがあります。ポインタ変数は、その変数が割り当てられたメモリのアドレス(メモリの場所を表す指標)を表しているものです。しかし、メモリの仕組みとアドレスを知らない方には理解するのは難しいでしょう。

メモリのアドレスもまた難解といえるでしょう。メモリには、ROMとRAMがあります。RAMは用途別にハードウェア設計で入出力専用のポートアドレス、OSが使う専用エリア、画面がある場合はV-RAM、プログラマーが自由に使って良いフリーエリア、など割り当てが決められています。このメモリアドレスは16進数で表現されますので、16進数に慣れていないとそれだけで戸惑うでしょう。

ポインタ変数を理解するには「メモリの使われ方の知識」と「メモリアドレスの知識」の2つが必要です。そして、これらの知識は制御系の知識としては基礎になるため、未経験の方には高いハードルであるといえるでしょう。

組み込み・IoT開発ではハードウェアの知識も必要

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発行した「組込みソフトウェア開発データ白書2019」によると、C言語は組み込みシステムに使われている言語として最もシェアが高く、C++、C#、Java、アセンブラなどを上回っています。

※参考 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「組込みソフトウェア開発データ白書2019」

組み込みシステムの開発に携わるうえでは、周辺ICの種類や操作方法や情報のやり取りの方法、通信制御の方法などのハードウェアの知識も必要になります。また近年は、需要が高まってきているIoTの知識も重要になっています。

関連記事 : 未経験からプログラマーに転職する方法|年収や勉強しておきたいおすすめの言語も紹介

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自分に合った勉強の仕方がおすすめ

C言語は近年注目されているIoTとも関係が深く、今後も需要が増えていくことが期待できます。そのため、今のうちからC言語を習得しておくと役立つでしょう。C言語を未経験から習得するのは難しいといえますが、書籍や入門サイト、学習用アプリ、プログラミングスクール、勉強会など、自分に合った勉強方法で着実に知識や技術を身につけていきましょう。

関連記事 : 学習効率を上げる!勉強テクニックまとめ

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C言語の勉強方法に関するよくある質問

ここでは、C言語の勉強方法に関するよくある質問に答えていきます。

Q.  初心者がC言語を独学する場合、どの程度の時間が必要ですか?

C言語の学習には個人差がありますが、基本的な文法とプログラムの作り方を理解するにはおよそ200~250時間程度かかることが多いです。

Q. C言語を独学する場合、どのような学習サイトがありますか?

C言語を学ぶことができる学習サイトには、ドットインストール、C言語学習塾Study C、一週間で身につくC言語の基本などがあります。

Q. 組み込みシステム分野の仕事を目指す場合、C言語に加えて、どのようなスキルや資格が必要とされますか?

組み込みシステム分野では、マイクロコントローラの種類や周辺デバイスの理解、電子回路の設計・解析、RTOS(RTOS certification)の知識などが必要になります。

Q. C言語を習得したフリーランスや個人事業主が、案件獲得のために自分のスキルをアピールするためには、どのような方法がありますか?

ポートフォリオなど実際の成果物をSNSなどのオンライン上に公開し、スキルをアピールすることが効果的です。また、開発実績や技術レベルを示す資格取得も有効です。

Q.  C言語のプログラマーには、C言語以外のスキルとしてどのようなスキルが求められますか?

C言語以外に求められるスキルとしては、アルゴリズムやデータ構造の理解、組み込みシステム、ネットワークに関する知識などが挙げられます。

最後に

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