フリーランスエンジニアは儲かる?年収や単価・稼げる案件を見つける方法 | レバテックフリーランス
フリーランスエンジニアは儲かる?年収や単価・稼げる案件を見つける方法
「フリーランスエンジニアは本当に儲かる?」と疑問に思う人は多くいます。結論からいえば、平均は会社員と大差ないものの、取り組み方や実力次第で年収1000万円を超えるほど儲かります。
そこで、フリーランスエンジニアの登録者数No.1、利用者の平均年収876万円のレバテックが、やるべきことを紹介します。フリーランスエンジニアの現状や年齢が高くなっても働けるかなどについても解説しているので、ぜひじっくりとお読みください。
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目次
フリーランスの収入見込みをチェック
フリーランスエンジニアは儲かる?年収や手取りを解説
フリーランスエンジニアの案件の単価は高いものの、儲かるかどうかは個人しだいです。詳細は後述しますが、年収1000万円のフリーランスが10%いる一方で、200~400万円が最も多い層になっています。
フリーランスエンジニアになれば儲かるのではなく、稼げる方法を実践しているフリーランスエンジニアが儲かっているわけです。
フリーランスエンジニアの現実を把握して次の行動につなげるべく、まず平均的な単価や会社員との比較をしていきましょう。
フリーランスエンジニアの単価の目安
フリーランスエンジニアの単価は、職種や技術領域、経験年数などによって異なります。目安として、レバテックフリーランスが保有する案件の平均単価を紹介します。まずは言語別の単価相場です。
言語 | 平均単価 |
---|---|
Java | 68万円 |
PHP | 72万円 |
Python | 76万円 |
Ruby | 80万円 |
JavaScript | 71万円 |
次に、職種別の平均単価です。
職種 | 平均単価 |
---|---|
インフラエンジニア | 68万円 |
プログラマー | 67万円 |
SE | 71万円 |
フロントエンドエンジニア | 72万円 |
ネットワークエンジニア | 66万円 |
平均単価は60万円台~70万円台が多くなります。また、表には記載していませんが、最高単価はほとんどの職種や言語で100万円を超えています。スキルや経験によってはフリーランスエンジニアは儲かる働き方といえるでしょう。
なお、副業のケースについては事情が異なります。副業エンジニアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
エンジニアがフリーランスとして副業するメリットと案件の探し方
フリーランスと会社員の年収比較
フリーランス白書2023によると、フリーランスの平均年収の割合は以下の図の通りです。
引用元: フリーランス白書2023|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
フリーランスで最も多い年収帯は200~400万円未満、次は400~600万円未満です。「民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は443万円で、会社員とフリーランスの年収には大きな差がないとが分かります。
ただ、会社員の場合は平均年収が年齢に左右されるのが特徴です。
「民間給与実態統計調査」によると、会社員(男性)の平均年収は50代後半の687万円でピーク。20代前半は287万円、20代後半は404万円で、平均年収が500万円台に達するのは30代後半になってからです。
一方、フリーランスに年功序列はなく収入の上限もないため、実力があれば年齢に関係なく年収を上げられます。
手取りは年収より低いことに注意
フリーランスは実力次第で儲かりますが、当然手取りは年収より下がります。そして、一般的に同じ年収でもフリーランスの手取りは、会社員よりも低くなりがちです。稼いだ額からは、主に以下の保険料や税金が差し引かれます。
- 国民年金保険料
- 国民健康保険料
- 所得税
- 住民税
- 個人事業税
- 消費税
一般的に、フリーランスの手取りは収入の60~70%で、会社員は75~85%といわれます。仮に年収600万円で70%が手取りとすると420万円になります。より詳しい手取りのシミュレーションを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの手取り|年収・月収の目安や税金の計算
儲かるかは結局人による
平均年収の比較を見ると、「会社員とフリーランスの稼ぎはそれほど変わらない」と感じがちです。しかし、「フリーランス白書2023」によると、年収1000万円以上のフリーランスは10%存在します。
儲かるかどうかは人によるといえるでしょう。また、貯金額も人によってかなりの差があります。
「小規模企業白書」によると、貯金額が「100万円未満」「100万円~300万円未満」と回答した人は全体の約60%でした。一方で、「1000万円~5000万円未満」と回答した人は約15%存在していました。
フリーランスは経済的に不安定というイメージがある一方、人によってはかなり高級だったり高額の貯金をしていたりしています。
フリーランスエンジニアの働き方の実態
フリーランスは会社員とは全く異なる働き方です。そのため、「儲かるかどうか」という視点に加えて、「自分に合った働き方かどうか」を考える必要があります。
ここでは、独立に興味がある方に向けてフリーランスに関するよくある疑問に答えていきます。案件の獲得方法や社会保障、働き方の自由度といった実態を解説するので、独立を考えるヒントにしてください。
案件はどうやって探している?
フリーランスは主に以下の方法で案件を探しています。
- エージェントを使う
- クラウドソーシングを使う
- ビジネス向けのマッチングアプリを使う
- 勉強会や交流会で人脈を形成する
- SNSやブログで情報発信する
- 企業に直接営業する
この中でも、「フリーランス白書2023」によると「人脈」による仕事獲得が最も多い割合(約70%)を占めています。
同資料によれば、人脈は最も収入が得られる仕事獲得経路でもあります。ただ、下図から分かるように、コロナ後は獲得経路としての割合が下がり、エージェントサービスの割合が増加しています。
引用元: フリーランス白書2023|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
エージェントの中でも、レバテックフリーランスは登録者数No.1を誇るフリーランスエージェントです。利用者の平均年収は876万円と高水準なので、儲かるフリーランスエンジニアを目指す方はぜひご利用ください。
どんな契約を結ぶ?
フリーランスエンジニアが結ぶ契約は主に次の2つです。
- 請負契約
- 準委任契約
請負契約は、「仕事の完成」を約束する契約で、成果物の納品と引き換えに報酬が発生します。準委任契約は「仕事の遂行」を約束する契約で、稼働時間や工数に対して報酬が発生し、基本的に成果物の完成責任は問われません。
契約の詳しい種類を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
業務委託契約とは?委任契約・請負契約の違い、締結時の注意点なども解説
人間関係に悩まない?
フリーランスは個人で活動するとはいえ、クライアントや一緒に仕事をする相手とのコミュニケーションは発生します。そのため、人間関係の悩みがゼロになるとは限りません。
ただ、案件や働き方は自分自身で選べるため、苦手な相手と仕事をしない選択もできます。会社員と違って、同僚や上司との人間関係や職場の派閥争いに悩む心配はないでしょう。
働き方の自由度は高い?
フリーランスの働き方は、主に次の2つです。
- 常駐型
- リモート型
常駐型は、クライアントのオフィスに常駐して作業を行う働き方です。そのため、クライアント企業の社員と一緒に働いたり、チームのマネジメントをしたりすることもあります。一方、リモート型では自宅やカフェなど自分の好きな場所で働けます。
常駐型には「長期の契約が多く収入が安定する」、リモート型には「就業場所や時間の制約がなく自由」などのメリットがあります。リモートで働ける分野について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスでフルリモートワークしやすい分野は?案件の探し方も紹介
社会保障や老後に不安はない?
フリーランスは、「厚生年金に加入できない」「傷病手当金や出産手当金が受け取れない」といった点で社会保障が手薄です。年金制度で加入できるのは国民年金のみで、会社員よりも老後に受け取れる受給額は少なくなります。
また、フリーランスエンジニアが加入する国民健康保険には、病気や出産で働けなくなった際の手当金はありません。
フリーランスが休業時や老後の不安をなくすには、自身で民間の保険に加入するなどの備えが必要です。たとえば、休業時に収入が途絶えるのを防ぐ方法として、所得補償保険への加入があります。
フリーランスが安心して老後を迎えるには、以下のような制度を活用するのもおすすめです。
- 付加年金制度
- 国民年金基金制度
- iDeCo(確定拠出年金・個人型)
- 小規模企業共済
各制度について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの年金ガイド|老後に備える方法や各手続きも解説
フリーランスエンジニアに将来性はある?
日本ではITエンジニアが慢性的に不足しており、フリーランスエンジニアは十分な将来性があります。特に、AIやクラウドなどの新技術に精通したエンジニアは需要が高く、多くの企業からニーズが見込めます。
ただし、IT系の技術はトレンドの移り変わりが激しく、将来にわたり活躍するにはスキルアップが欠かせません。技術を磨かないエンジニアは需要がなくなるため、新しいスキルを習得したり、専門性を深めたりする努力が必要です。
ITエンジニアの将来性について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ITエンジニアの将来性|今後の需要が見込める仕事の種類やスキルを紹介
年齢が高くなっても働ける?
体力や新しい技術への柔軟性などの問題から、年齢が高くなっても働けるか不安視する声は多くあります。たしかに、体力や柔軟性の高さは若手ならではのメリットかもしれません。しかし、ベテランエンジニアになると以下のような強みが出てきます。
- 経験が豊富
- マネジメントスキルがある
- クライアントに信頼されやすい
年齢が高いエンジニアは経験を活かして案件を受注できます。マネジメントスキルを身につけていれば、単価の高い上流工程の案件も受注できるでしょう。長年の実績をアピールすることで、クライアントの信頼も得やすいです。
したがって、フリーランスとして実績を積んでスキルを磨けば、年齢に関係なく活躍できることが想像できます。フリーランスには定年もないため、自分が希望するタイミングまで働けるでしょう。
そもそもフリーランスエンジニアになる難易度は高い?
フリーランスエンジニアになる難易度は、以前より下がっています。背景として、以下があげられます。
- 学習ツールの多様化
- エージェントサービスの充実
- 人手不足による需要増
- フリーランス向けコミュニティの増加
近年は、書籍のほかにもスクールや学習サイトなどの学習手段が増え、プログラミング言語を学ぶハードルが下がりました。エージェントやフリーランス向けコミュニティが増加し案件を探す手段が多様化したこともフリーランスが増えた理由です。
つまり、ライバルは増えやすい状況にあるといえるでしょう。スキルアップや経験を蓄積して、差別化する重要性が増しています。
フリーランスエンジニアが働きやすい地域はある?
最近はリモート型の案件が増えたため、どの地域に住んでいても働けます。ただ、常駐型の案件も視野に入れると、IT系の企業が多い都市部を中心に、より多くの案件が見つかるでしょう。
くわえて、フリーランス向けの交流会や勉強会も東京などの都市部で多く開催されます。スキルアップや人脈形成の面でも、都市部に住むのは有利といえます。
ただ、最近はオンラインで開催されるイベントも増えており、地方でもフリーランスとして活動することは十分可能です。
儲かる以外のフリーランスとして働く満足度
「フリーランス白書2022」から、フリーランスとして働く満足度を確認していきましょう。同資料によると、フリーランスの働き方に「非常に満足している」「満足している」人の割合は全体で約7割に及びます。中でも、満足度が高い項目は以下です。
- 就業環境(働く時間/場所など)
- 仕事上の人間関係
- 達成感/充実感
- スキル/知識/経験の向上
- プライベートとの両立
これらの項目は、いずれも「非常に満足している」「満足している」の割合が6割を超えています。一方で、次の項目は満足度が3~4割程度にとどまっています。
- 社会的地位
- 収入
- 多様性に富んだ人脈形成
儲かることだけを目的としてフリーランスになると、満足できない可能性も考えられます。もちろん、スキルが高ければ儲かるフリーランスになれるので、収入に対する満足度はその人次第ともいえるでしょう。
フリーランスエンジニアのメリットとデメリット
フリーランスエンジニアは実力次第で儲かる働き方ですが、メリットとデメリットの両方があります。たとえ儲けられても、想像していた働き方とギャップがあると後悔する可能性もあるでしょう。
フリーランスが本当に自分に合った働き方か見極めるためには、あらかじめメリット・デメリットを知ることが大切です。
フリーランスエンジニアのメリット
フリーランスエンジニアの主なメリットです。
- 好きな場所や時間で働ける
- 仕事に使ったお金を経費にできる
- 複数の仕事を並行して受注できる
- 収入に上限がない
フリーランスエンジニアのメリットは、働き方の自由度が高いことです。働く場所や時間はもちろん、受注する仕事量も自分自身で調整できます。実力や稼働時間によって高収入を得られ、会社員と違って月々の収入に上限はありません。
フリーランスエンジニアのデメリット
一方、フリーランスには以下のデメリットもあります。
- 社会保障が手薄
- 確定申告を自分で行う必要がある
- 人との交流が減る
- 自分で案件を探す必要がある
フリーランスは会社員と比べると厚生年金や雇用保険に加入しないため、社会保障が手薄です。会社員は会社が年末調整をしてくれますが、フリーランスは自分で確定申告をしなくてはなりません。
在宅で働く場合、人と会話する機会が減るのをストレスに感じる人もいるでしょう。自分で営業を行う大変さは、エージェントなどのサービスを利用すると解消できる可能性が高いです。
さらに詳しいメリット・デメリットを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリットは?リアルな実態を解説
フリーランスエンジニアが儲かるようになる方法
儲かるフリーランスエンジニアになるには、技術を高めたり、顧客と信頼関係を築いたりすることが重要です。また、自分の市場価値を知って適正な単価で案件を受注することもフリーランスの基本です。
ここでは、独立後に収入を安定させるのに必要な知識を紹介します。選ぶべき案件の種類や経費計上についても解説するので、ぜひチェックしてください。
スキルを磨き成果を出す
フリーランスエンジニアは常にスキルを磨き、顧客の期待以上の成果を出すことで収入を上げられます。習得した分野の専門性をさらに深めたり、ニーズが高い言語を学ぶなどスキルの幅を広げたりすることを意識しましょう。
ニーズの高い言語は単価も高い傾向があり、収入アップを期待できます。言語別の単価について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【最新版】プログラミング言語別単価ランキング!フリーランスエンジニアにおすすめの言語は?
また、スキルアップには以下のような資格の取得も有効です。
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- ORACLE MASTER
- 情報処理技術者試験
ほかの資格について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
エンジニア向けの資格|取得すべき資格やメリットは?
エンド直・プライム案件を受注する
同じような作業内容の案件でも、より儲かるのはエンド直・プライム案件です。エンド直・プライム案件とは、システム開発を最初に発注する企業のことです。
システム開発には、1次請け~3次請けと複数企業が関わることが多いですが、直請けに近い案件ほど高収入を得られます。
レバテックフリーランスは、大手企業からのエンド直請け案件を数多く保有し、高単価の案件を提案しています。業界トップクラスの高単価案件に興味がある方は、ぜひ無料登録をご検討ください。
納期を守り顧客との信頼関係を築く
納期を守って顧客からの信頼を得ることで、取引を継続できる可能性が高まります。フリーランスにとって、取引の継続は収入を安定させるための大切な要素です。また、取引を継続して実績を積めば、交渉により単価アップを実現できるかもしれません。
顧客の信頼を獲得するには、以下の点を意識しましょう。
- 納期を守る
- 報告・連絡・相談をこまめにする
- 顧客が期待する以上の成果物を納品する
- 積極的に提案を行う
フリーランスエンジニアは仕様書に従って仕事を進めることが多いです。ただ、クラアントがITに詳しくない場合、より良い方法の提案が喜ばれることがあります。
準委任契約で働く
フリーランスエンジニアが結ぶ契約の種類は、「準委任契約」と「請負契約」の2種類です。一概にどちらの契約が良いとはいえませんが、安定的に収入を得たい場合は準委任契約がおすすめです。
なぜなら請負契約は成果物に対して報酬が発生するため、相手が要求する基準に満たないと報酬を得られない可能性があるからです。準委任契約は作業に対して報酬が発生するので、確実に稼働時間に見合う報酬を得られます。
人脈を広げる
人脈を広げることで、案件獲得の機会を増やせます。会社員時代の人脈を活かせそうな人は、以前の職場の同僚や取引先に連絡をとってみましょう。新しく知り合いを増やす場合は、フリーランス向けのセミナーや交流会に参加する方法があります。
人脈のつくり方や案件獲得につなげる方法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスが人脈を作る方法とは?なしでも仕事を得る方法も解説
スキルに見合った単価の案件を選ぶ
収入を安定させるには、適正な単価で案件を受注するのが基本です。フリーランスの単価は実績や経験年数、技術領域によって変わります。単価は取引先の予算にも左右されますが、自分のスキルに見合わない低過ぎる単価で契約を結ばないよう気をつけましょう。
職種や言語別の単価について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの単価相場
収入源を増やす
フリーランスが年収を上げる方法の一つは、収入源を増やすことです。複数の収入源を確保することには、以下のようなメリットがあります。
- 年収アップできる
- リスク分散できる
- 幅広い経験が積める
- 人脈が広がる
取引先を増やすことは、契約が途中解除されたり、取引先が倒産したりした際のリスクヘッジになります。複数の案件を経験することで、幅広いスキルを磨くことも可能です。また、関わる人が増えるので、仕事を通して自然に人脈を広げられます。
経費を計上する
こまめな経費計上によって節税すれば、実質的な手取りアップにつながります。経費として計上できる項目の例を確認しましょう。
- 事務所の家賃
- 打ち合わせのカフェ代
- 文房具などの消耗品費
- 書籍代
- 通信費
基本的に仕事に関わる支出は経費にできます。税金の知識や節贅対策について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの節税対策!損をしないための経費と控除の知識
独立に向けた準備や注意すること
儲かるフリーランスを目指して独立するなら、事前の準備が大切です。あらかじめ活動の方向性を決めておくと、独立後も戸惑うことなく行動できます。
ここでは、独立前に用意しておきたいことや、実際に活動するうえでの注意点をまとめました。独立後のつまずきを減らして儲かるフリーランスになるためにも、ぜひ確認してください。
フリーランスエンジニアになるための準備
独立前に、以下の準備をしておきましょう。
- 案件の獲得方法を考える
- Webサイトを開設する
フリーランスが案件を獲得するには、企業に直接営業したり、エージェントを利用したりする方法があります。また、会社員時代の人脈を活かせるなら、同僚や取引先から仕事を受注しても良いでしょう。
営業活動の一環としては、WebサイトやSNSアカウントを開設するのもおすすめです。Webでの情報発信を通して、クライアントから声がかかることがあるからです。
また、ポートフォリオとしてWebサイトを開設しておけば、営業でスキルをアピールするのに役立ちます。名刺にQLコードやURLを掲載し、自分を知ってもらうきっかけにすることも可能です。
フリーランスとして活動するうえでの注意
フリーランスとして活動するうえでは、次の点に注意しましょう。
- 契約形態を確認する
- 経費の負担について確認する
- 納期遅延の対応について確認する
- クライアントの連絡先を確認する
契約を結ぶ際は契約形態を確認し、成果物の定義や報酬の条件、支払いのタイミングなどをクライアントとすり合わせましょう。クライアント先に出向くことはあるなら、「交通費は請求できるか」も確認する必要があります
納期遅延は契約解除や損害賠償などのトラブルに発展します。心配がある場合は、損害賠償責任の範囲を限定する「責任制限条項」を加えるなどの対処ができます。
また、支払い前にクライアントと連絡がとれなくなるトラブルを避けるために、契約時点で相手の連絡先を確認しておきましょう。
フリーランスエンジニアが生活を安定させる方法
儲かるフリーランスエンジニアになるには、確実に収入を安定させ、経済的な不安をなくすことが第一歩です。「フリーランスは収入が不安定」というイメージもありますが、貯金や節約など、必要な対策を講じることで不安をなくせます。
収入を安定させ安心してフリーランスとして活動する方法を紹介するので、参考にしてください。
まずは副業からスタートする
独立後に確実に収入を得たい場合、会社員の間に副業としてフリーランス活動を始めるのがおすすめです。副業なら、経済的に余裕がある状態で実績を積め、独立前に自分の実力を知ることもできます。
会社員時代に副業で人脈を築いておけば、独立後もそのまま案件を受注できます。「月にいくら稼げるようになったら独立する」などの目標を決めて活動しても良いでしょう。
いざというときのために貯金や保険で備える
仕事が途切れたとき、怪我や病気で働けなくなったときに備えて貯金をしましょう。独立後はすぐに収入が安定するとは限らないので、独立前に3ヶ月~1年分の生活費を貯めておくと安心です。
会社員と比べて社会保障が手薄なことを考えると、各種保険にも加入すると良いでしょう。所得補償保険のほか、納期遅延や情報漏洩トラブルをカバーするフリーランス向けの保険も存在しています。
固定費を見直す
貯金とともに、無駄な支出の見直しも行いましょう。特に、毎月かかる固定費は節約効果が大きいです。以下のような項目に無駄がないかチェックしてください。
- 事務所の家賃
- 通信費
- 各種会費
事務所の家賃が負担になっている場合、コワーキングスペースやレンタルオフィスを活用してコストカットする方法があります。また、携帯電話の通信費は格安SIMを用いることで大幅に抑えられる可能性が高いです。
クレジットカードや加入する業界団体などの会費も、定期的に無駄がないか見直しましょう。「知らないうちに会費をとられていた」というパターンも多いので、使っていないサービスは解約するのが賢明です。
フリーランス向けの福利厚生を活用する
最近では、フリーランスが利用できる福利厚生サービスが増えています。その種類は、フリーランス支援会社やエージェント、商工会議所、福利厚生の専業会社が提供するものとさまざまです。
フリーランス向けの福利厚生には、賠償責任保険や所得補償保険が含まれていることが多く、加入による安心感があります。また、宿泊施設やレジャー施設の優待制度もあるため、プライベートを充実させるのにも役立ちます。
レバテックフリーランスでも、フリーランスのための福利厚生パッケージ「レバテックケア」を提供しています。レバテックから参画すると各種サービスを利用できますので、まずは無料登録をご検討ください。
儲かるフリーランスエンジニアに関するよくある質問
ここでは、儲かるフリーランスエンジニアに関するよくある質問に答えていきます。
Q. フリーランスエンジニアの単価は、どのような要因によって異なりますか?
フリーランスエンジニアの単価は、経験年数、スキルレベル、市場価値などの技術的な要因に加え、需要と供給、企業の規模や業界、地域などの市場的要因によって異なります。
Q. フリーランスエンジニアの単価相場はどのような傾向になっていますか?
PL、PM、システムコンサルタントなどプロジェクトの上流工程に関わる職種の単価相場は高いですが、プログラマーやテストエンジニアなど下請けに多く見られる職種は、単価相場が低く設定されています。
Q. フリーランスとして働く上で、単価相場を理解することの重要性を教えてください。
単価相場は新規のプロジェクトで単価を決める際や、単価交渉の際に非常に重要です。相場を理解した上で自分の価値をクライアントにアピールすることで、望んだ報酬を得られる可能性があります。
Q. 常駐型とリモート型の働き方にはどんな違いがありますか?
常駐型はクライアントと意思疎通がしやすく、日頃の会話の中に開発のヒントや発見があったり、自身のスキルを高めるために触発されたりすることも多いです。
リモート型は自由度が高く、働く場所や時間が選べます。チーム体制をとらずに済む比較的小規模な案件や、Web系のフロントエンドなどの仕事が多くなります。
Q. フリーランスエンジニアが独立開業する際にはどんな手続きが必要ですか?
フリーランスとして働き始めるためには、開業届の提出、個人事業開始申告書の提出、青色申告承認申請書の提出などの手続きが必要です。
※本記事は2023年5月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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