フリーランス・正社員の特徴を比較!メリット・デメリットを知ろう | レバテックフリーランス
フリーランス・正社員の特徴を比較!メリット・デメリットを知ろう
「正社員を辞めてフリーランスになれば自由に働けそう」「フリーランスになると正社員に戻るのは難しいのでは…」と考えていないでしょうか。実際、フリーランスと正社員のどちらを選ぶにしても、両者の特徴を知るのが大切です。
そこで本記事では、それぞれのメリット・デメリットを比較し、適性も紹介します。転職の余地を残しつつフリーランスで活躍する方法も解説するので、再就職の不安も解消されるでしょう。
なお、フリーランスと派遣との違いについて知りたい方は、以下の関連記事を参考にしてください。
フリーランスと派遣の違い|メリット・デメリットや掛け持ちの可否
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フリーランスと正社員、それぞれの特徴を比較
フリーランスと正社員の特徴を把握しておくのは重要です。それぞれの特徴を知って今後のキャリアを考えておかないと、生涯年収や活躍できる期間が理想から外れる恐れが出てきます。
具体的なフリーランスと正社員の大きな違いは契約形態です。両者の特徴を比較していくので、働き方を知る手がかりにしてください。
フリーランスの働き方
組織に属さず、独立して生計を立てるのがフリーランスの働き方です。内閣官房や厚生労働省はフリーランスを次のように定義しています。
実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指す
引用元: フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン|厚生労働省
雇用契約ではなく、業務委託契約を結んで働くのがフリーランスの特徴です。業務委託契約ではクライアントと対等な関係になるので、作業時間や業務の進め方などの指示を受けません。自己裁量の大きい働き方だといえるでしょう。
正社員の働き方
正社員は企業と雇用契約を結んで働きます。企業に指揮命令権や監督権があるのが雇用契約の特徴です。正社員は企業から仕事をする時間や場所、作業の進め方などの指示を受けて働きます。
業務委託契約は期間が決まっているのに対し、雇用契約は基本的に無期限となります。自己裁量でできる仕事の範囲は狭いものの、長期にわたり安定して働けるのがポイントです。
フリーランスのメリットとデメリット
「正社員の仕事が嫌だからフリーランスになりたい」と思う人は多くいます。しかし、短絡的な考えで転向して後悔する可能性もあるでしょう。
会社を辞める前に、フリーランスの良い面・悪い面の両方を知るのが大切です。フリーランスのメリット・デメリットを紹介するので、参考にしてください。
フリーランスのメリット
自由度が高く、実力が収入に反映されやすいのがフリーランスの魅力だといえます。具体的なメリットは以下のとおりです。
- 好きな案件が選べる
- 人間関係の悩みが減る
- 年収の上限がない
実力次第で上限なく年収アップできる利点もあり、実力次第で正社員時代の数倍の報酬が得られます。フリーランスのメリットについてより詳しくは以下の記事で確認してください。
フリーランスのメリット・デメリットとは?独立前に知っておきたいことを解説
フリーランスのデメリット
フリーランスは自由な反面、正社員と比べて安定性は欠けます。以下がフリーランスのデメリットです。
- 収入が不安定になる
- 社会的信用が低くなる
- 労働基準法の保護の対象外になる
フリーランスは正社員のように、毎月決まった収入が得られるとは限りません。案件によって報酬額が変動する上、契約が終了すれば収入が途切れる可能性もあります。固定給がないと、クレジットカードやローンの審査も不利になりがちです。
もっとも対策次第でクレジットカードやローンの問題の解決は目指せます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
フリーランスはクレジットカードの発行が難しい?審査を通りやすくするには
フリーランスが住宅ローンを組む際に注意すべきこと
正社員のメリットとデメリット
正社員にもメリットとデメリットがあります。希望するライフプランが正社員で実現できるなら、会社勤めを続けるのも手です。
正社員は収入が安定する一方、働き方の自由度は低くなります。フリーランスのメリット・デメリットと比較し、どちらに魅力を感じるか確かめてください。
正社員のメリット
フリーランスと比べ収入や生活が安定し、ライフプランが立てやすいのが正社員の魅力だといえます。以下が正社員のメリットです。
- 収入が安定する
- 社会保障が手厚い
- スキルアップにつながる研修がある
正社員は通常毎月決まった給与があるので、収入が安定します。将来の収入を予測し、家や車など高額な買い物の予定が立てやすくなるのがポイントです。もらえる年金や保障の額も高めなので、生活水準の維持にもつながります。
専門知識を深める、マネジメント力を高めるなど、スキルアップを目的とした研修を会社が提供してくれるのもメリットです。フリーランスは自分でスキルアップしなければなりませんが、正社員はお金をもらいながら自分の価値を高められます。
正社員のデメリット
正社員はフリーランスと比べ、働き方や職場環境の制約を受けやすい傾向にあります。正社員のデメリットは以下のとおりです。
- 働く時間や場所が選びにくい
- 人間関係が固定化しやすい
- 長期休暇が取りにくい
正社員は組織のルールに則って働くので、業務を行う時間や場所が選びにくくなります。企業によっては急な異動や転勤もあり、負担に感じる人もいるでしょう。逆に、長期間職場が変わらない企業では、人間関係が固定化するデメリットがあります。
休みの期間を自由に決められるフリーランスと異なり、長期休暇が取りづらいのも正社員のデメリットだといえます。責任ある仕事を任されやすいのが理由です。休暇中に会社や顧客から連絡が入り、リフレッシュできない場合もあるでしょう。
どちらに向いている?フリーランスと正社員の適性
フリーランスと正社員、それぞれに向いている人の特徴を紹介します。性格面もフリーランスになるか正社員を続けるかの判断基準になるからです。
変化を楽しめる人はフリーランスに、安定志向の人は会社員に向いています。自分にどちらの適性があるか考えてみましょう。
フリーランスに向いている人の特徴
変化を好む性格の人はフリーランス向きだといえます。収入が毎月変動したり、案件ごとに職場環境や人間関係が大きく変わったりするからです。変化に柔軟に対応できる人なら、フリーランスの働き方を楽しめるでしょう。
自己管理力が高い人もフリーランスに向いています。フリーランスには作業のやり方や進捗をチェックする管理者がいないからです。納期に間に合うよう、1日にどれくらいの作業をこなすか自分で計算しなければなりません。
正社員に向いている人の特徴
正社員に向いているのは、安定を好む人です。正社員は毎月決まった額の給与が受け取れるので、フリーランスのように収入が急に途切れる心配がありません。金銭的にも気持ちの面でも余裕を持って働きたい人は、収入が安定する正社員が適しています。
チームワーク重視で働きたい人も正社員が向いています。仲間同士で助け合って仕事に取り組む機会は、正社員の方が多い傾向にあるからです。他者との一体感を大切にする人がフリーランスになると、孤独を強く感じる可能性があります。
フリーランスの転向後に正社員への転職も可能
フリーランスから正社員への転職は十分可能です。経営者視点が身についている点やスキルの高さを評価してもらえるでしょう。
ただし、転職活動に苦戦するケースもあります。採用担当者がフリーランスに以下のようなネガティブなイメージを持っている場合です。
- 個人プレーは得意だけど協調性がなさそう
- 人間関係が上手くいかなくてフリーランスをしていたのでは?
- 仕事に不満があるとすぐに辞めてしまうのでは?
面接で上記について問われるのを想定し、あらかじめ回答を用意しておきましょう。ネガティブなイメージを払拭できれば、フリーランス経験が再就職にプラスに働きます。
正社員転職の余地を残してフリーランスで活躍する方法
正社員転職の余地を残しつつフリーランスで活躍する方法を解説します。フリーランスになった後、「やっぱり正社員に戻りたい」と感じる場合もあるからです。実際、選択肢は多いほうがよいです。
具体的には、自分の強みや転職者に求められる資質を知っておくと良いでしょう。フリーランスと正社員、どちらの道を選んでも活躍できる人材を目指してください。
自分の強みやスキルを把握する
自分の強みやスキルを客観的に把握しましょう。せっかく専門スキルや得意分野を持っていても、認識せずにアピールしていないと損をしてしまいます。
強みがよく分からない方は、親しい同業者や友人、家族など第三者に意見を聞くのも手です。自分のセールスポイントが分かれば、フリーランス・正社員のいずれの道でも効果的な自己アピールができます。
企業がフリーランスに求める資質を把握する
企業がフリーランスに求める資質を把握するのも重要です。企業は「組織の一員として働ける人材かどうか」を気にするからです。フリーランスも正社員と同じく、協調性やコミュニケーション力が必要だとおぼえておきましょう。
大きな案件を経験した方は、プロジェクトやチームの規模について具体的な数字を交えながらアピールしてください。多くの人たちと連携した経験を伝えれば、協調性があるとみなされ、採用担当者の懸念が和らぎます。
年代ごとに求められるスキルを把握する
年代ごとのスキルにも着目しましょう。企業やクライアントが求めるスキルは、応募者の年齢によって変わる傾向にあるからです。以下の表に、20代以下~50代以上の各年代で必要な主なスキルをまとめました。
年代 | 求められるスキル・経験 |
---|---|
20代以下 | 今後の伸びしろ、仕事への意欲、あらゆる業務に対応する柔軟性 |
30代 | 即戦力になれる技術、専門性、若手を育成するスキル |
40代 | リーダーシップ、マネジメントスキル、企画・提案力 |
50代以上 | 業界に対する深い知識、企業全体に利益を生み出す力 |
初めはポテンシャル重視で、年代が上がるにつれ統率力や利益を生み出す能力が求められるのが一般的です。フリーランス・正社員いずれの場合も、上記を参考に年代ごとのスキルアップ計画を立てると良いでしょう。
正社員求人の効率的な探し方を把握する
転職したくなったときにすぐ行動に移せるよう、効率的な求人の探し方も知っておきましょう。正社員求人が見つかるのは、求人サイトだけとは限りません。
- 気になる企業のSNSをチェックする
- 知人に転職したい旨を伝えておく
- レバテックなどのエージェントを利用する
近年はSNSで情報発信する企業が増えたので、求人が出ていないか定期的にチェックしてみてください。また、日頃から知人に「転職したい」と話しておけば、思わぬところから求人情報が入る可能性もあります。
転職支援が充実したエージェントを利用するのも良い方法です。たとえば、レバテックキャリアでは、転職希望者の強みを見出した上で企業に応じた面接アドバイスを実施しています。転職成功率96%を誇ります。
メリット・デメリットを考慮した上で「フリーランスになりたい」と思うなら、レバテックフリーランスがおすすめです。希望条件やスキルに合った案件を提案するので、ミスマッチが少なくなります。理想の働き方を叶えたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
フリーランスと正社員に関するよくある質問
フリーランスと正社員に関するよくある質問をまとめました。正社員からフリーランスになる場合は、必要な手続きを把握するのが大切です。どちらが良いか迷ったときの方法も解説するので、自分の将来を考えるのに役立ててください。
フリーランスと正社員はどちらが稼げますか?
フリーランスと正社員のどちらが稼げるかは、本人の実力次第でしょう。スキルが高く継続的に案件がとれれば、フリーランスになった方が稼げる可能性があります。人によっては固定給がある正社員の方が稼げるので、安易な転向は避けるのが無難です。
会社員を辞めてフリーランスになるには?
会社員を辞めてフリーランスになる際は、税務署に開業届を提出してください。青色申告をする予定の方は、青色申告承認申請書もあわせて届け出ます。年金や健康保険の切り替えも必要なので、忘れずに手続きしましょう。
フリーランスと正社員で迷ったときは?
フリーランスと正社員で迷ったら、試しにフリーランスエージェントと転職エージェントの両方に登録してみましょう。フリーランスと正社員、それぞれで自身の市場価値を確認し、メリットが大きい方を選ぶのがコツです。
※本記事は2023年2月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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