スキル不足でフリーランスエンジニアになったら?失敗例や必要なスキル

フリーランスになりたいと思っているものの、スキル不足なのではないかと不安を感じているエンジニアも多いのではないでしょうか。本記事では、スキル不足でフリーランスになった人の失敗例や必要なスキルレベル、事前に知っておきたい準備などを解説しています。フリーランスとして成功を収めたい人は、ぜひ本記事の内容をチェックしてみてください。

フリーランス初心者におすすめの案件獲得方法については、こちらの記事も併せてご参考ください。
【2023】フリーランス初心者におすすめの職種、案件の探し方、必要手続き

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■この記事の監修

株式会社Pikawaka 代表取締役 宮嶋勇弥 (エンジニア歴8年目の現役エンジニア)

現在は開発業務だけではなく、プログラミングスクール(pikawakaクラス)を立ち上げ、講師としても活動しています。
経歴
メガベンチャーで主力プロダクトであるバックオフィスSaaSを開発
フリーランスエンジニアとして多数のウェブアプリを受託開発
株式会社Asobicaの創業メンバーとして3年間プロダクト開発に従事
マネーフォワードのフリーランスエンジニアとして、2年間バックオフィスSaaSを開発

目次

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スキル不足でフリーランスエンジニアになったときの失敗例

まずは、スキル不足が原因で起こる失敗例を紹介します。どんな問題が起こるのか、どんな点に気をつければよいのか、参考にしてください。

獲得できる案件が少なく生活が苦しくなる

スキル不足の失敗例としてまず挙げられるのは、獲得できる案件が限られることです。基本的にフリーランスは、即戦力としての働きを求められています。スキルが低いと思っていたよりも獲得できる案件が少なく、貯金を切り崩しながらの生活になることも。

また、運よく案件参画することができても、クライアントが要求する水準のアウトプットが出せず、すぐに契約終了となるケースもあります。スキルが足りないと、案件が見つからない、見つかってもすぐに切られるという風に、収入が安定しづらいでしょう。

フリーランスになったものの案件がない、という事態を防ぐためには、事前にどのような案件があるのかや自分のスキルで受注できるのかを確認しておくことが大切です。手っ取り早い方法としては、フリーランスエージェントに相談することが挙げられます。

低単価の案件が多くなり収入が下がる

幅広く案件を探せば、スキルが低くても受けられる仕事はあります。ただし、そういった案件は単価が低くなりがちです。基本的にスキルと収入は比例すると考えておいたほうがよいでしょう

単価がよい案件であったとしても、スキルが低ければかかる時間も長くなってしまいます。仮に単価50万円の案件を受注できたとして、納品までに10日かかるのと5日かかるのでは、実質の日給は段違いです。

低単価の場合、収入を得るために多くの案件をこなす必要があるため、心身の健康に影響を及ぼしてしまう人もいます。案件が見つかるかだけでなく、適正な時給・日給で働けるかも大事なポイントです。

スキルアップできず同じ仕事ばかりになる

スキル不足でフリーランスになった場合、低単価案件に取り組むことが多くなります。生活するために多くの案件をこなす必要が出てしまい、スキルアップの時間をなかなかとれないという失敗もあるようです。

運よくスキルアップにつながる案件を得られることもありますが、基本的にはスキルの切り売りになるため、楽観視はしないようにしましょう。時代の変化にあわせてスキルを身につけられるよう、スキルアップにあてられる余裕は必要です。

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フリーランスエンジニアに求められるスキルレベルとは?

フリーランスエンジニアとして活動する場合に必要なスキルと、どの程度できればOKなのかを解説します。

プログラミングスキル

当然ながら、最も大切なのはプログラミングスキルです。フロントエンドエンジニアならJavaScript、サーバーサイドエンジニアならJava・PHPなどが案件数の多い言語です。

企業や開発内容によって求められるスキルレベルは異なりますが、目安としては実務経験3年といわれています。もちろん、経験年数がすべてではなく、業界知識や対応できる範囲の広さなども大事な要素です。

何年経験したからプログラミングスキルが十分!と言い切れるものではないため、フリーランスエージェントなどに相談して、具体的に参画できそうな案件を提案してもらうのがよいでしょう。

コミュニケーションスキル

フリーランスは自分で案件を獲得し、参画先と直接コミュニケーションを取りながら仕事を進める必要があります。会社員として働くよりも、コミュニケーション力を求められる場面は増えるでしょう。

コミュニケーションスキルのレベルを測るのは非常に難しいですが、要望をわかりやすく伝えられるか、相手の発言の意図を理解して受け答えができているかなど、自問してみてください。

またSlackなどのチャットルールでコミュニケーションをとる機会も多いので、テキストで簡潔に自分の主張を伝えられているか、相手のテキストの意味を汲み取って返信できているかも自問すると良いでしょう。
上司や同僚に、自分のコミュニケーションはどうか聞いてみるのもおすすめです。

相手に、少しでもコミュニケーションが取りづらいと思われた場合、契約解除になるリスクも高いのがフリーランスです。スムーズなコミュニケーションを取れない人は困る場面が多くなるでしょう。

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フリーランスを目指すエンジニアがスキル不足を解消する方法

スキル不足の自覚がある人は、解消するための行動を起こしましょう。ここではプログラミングスキルに絞って、具体的に何をしたらよいかを解説します。

書籍や学習サイトで独学する

自分のペースでスキルアップを図りたい、なるべく費用を抑えたいという人は、書籍や学習サイトを活用する方法があります。エンジニア向けのセミナー・勉強会に参加するのもよいでしょう。

効率的に独学を進めてスキル不足を解消するには、自身で目標や達成期限を設定し、計画的に勉強を進めることが大切です。また、インプットだけでは他者から評価されづらいので、アウトプットして見えるように成果物を残すようにしましょう。

実際のソースコードだけではなく、学習した内容をまとめたブログなどもアピールできる要素になりうるので、アウトプットを出すことをゴールにして独学するのがおすすめです。

スクールを活用する

独学に不安がある人は、スクールでスキルアップを図るのもひとつの方法です。スクールによっては、通学型のほかオンライン型の講義を受講できるところもあります

スクールは独学に比べると費用がかかる一方で、疑問点を講師に質問できる、通学型なら勉強仲間ができるといったことからモチベーションを維持しやすいのがメリットです。例えば、こちらのプログラミングスクールは通学型で仲間と一緒に学習するスタイルです。受講するかどうかは、利用前にスクールのコンセプト、料金、授業形態、所在地などを確認し、目的を実現できるか考えたうえで決定するとよいでしょう。

副業案件を紹介してくれるプログラミングスクールもあるので、案件獲得を見越して利用するのもおすすめです。

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エンジニアがフリーランスになるメリット

これまでスキル不足でフリーランスエンジニアになった際の失敗例やその解消法についてお伝えしてきましたが、そもそもフリーランスの働き方にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、エンジニアがフリーランスになるメリットを会社員の働き方と比較して紹介します。

案件を選べる

会社員のエンジニアの場合、必ずしも希望の仕事に携われるとは限りませんが、フリーランスエンジニアであれば、スキルや目的に応じて案件を選べます。目的に沿って業務を選べればやりがいを感じやすく、効率的にキャリアプランの実現を図れるでしょう。

働き方の自由度が高い

会社員のエンジニアの場合、基本的に勤務時間・場所が決まっていますが、フリーランスエンジニアの場合、作業時間・場所に融通が利くと考えられます。満員電車や長時間の通勤にストレスを感じていた方にとって、会社に行く必要がなくなることは大きなメリットとなるでしょう。

スキル・実績次第で収入アップを図れる

会社員のエンジニアの場合、短期間で大幅に給料が上がることは少ないと考えられるでしょう。一方、フリーランスエンジニアは受注した案件数や単価によって収入が増減するため、スキル・実績があり効率的に作業を進められる方は、会社員時代に比べて年収アップを図れる可能性があります。

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エンジニアがフリーランスになるデメリット

フリーランスエンジニアの働き方にはメリットがある一方、デメリットもあります。フリーランスになったあとに「やっぱり会社員の方が向いていた…」と後悔しないよう、事前にデメリットも把握しておくことが大切です。

孤独を感じやすい

フリーランスエンジニアとして自分1人で作業を進める場合、業務について相談できる人がいないと、不安な気持ちになったりやる気をなくしたりする可能性があるでしょう

なお、企業に常駐して作業を行うフリーランスであれば、チームメンバーと情報共有や意見交換をしながらプロジェクトに参画できます。常駐の場合「請負」ではなく「時給」で働くケースが多いので売上も安定します。フリーランスの働き方もさまざまなかたちがあるので、自分にあった案件を探してみるとよいでしょう。

主体的にスキルアップを図る必要がある

「会社員時代は研修制度を活用していた」という人も、フリーランスエンジニアになると基本的には自分でスキルアップの機会を設ける必要があります。より高単価の案件に参画するためには、実務に携わる中でスキルを磨くとともに、最新の知識・技術を身につける時間を確保すると良いでしょう。

自分で営業しなければならない

会社員のエンジニアの場合、会社から仕事が与えられますが、フリーランスエンジニアが案件を受注するには、会社員時代の同僚に声をかけたり、クラウドソーシングを活用したりして、自分で営業活動を行う必要があります

案件参画中も、更新月の度に心配になる人が多くいるので、そのような不安を抱えたくない人にとってフリーランスはあまり向いていないでしょう。

フリーランスと会社員の比較は、以下の記事でも詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアのメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリットは?リアルな実態を解説

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フリーランスエンジニアになる前に必要な準備

フリーランスエンジニアとしての活動をスムーズに進めるために必要な準備をお伝えします。

実務経験を積む

エンジニア未経験の方や実務経験が浅い方の場合、フリーランスとして活動するのは難しいでしょう。フリーランスは基本的に即戦力となることを求められ、案件を受注する際にスキル・実績をアピールする必要があるからです。

会社員として働いている方は、エンジニアとしての実績を増やすために、副業するのも一つの方法です。副業をとおしてスキルアップできるほか、人脈を広げられるというメリットもあります。副業を始める際、まずは本業の会社の就業規則で副業が可能かをチェックしましょう。

スキルシートを用意する

スキルシートは、自身のスキルや携わったプロジェクトなどを記載する書類です。フリーランスエンジニアとして活動する際、事前にスキルシートを用意しておくと、受注したい案件があった際にすぐにクライアントに提示できます

スキルシートに決まったフォーマットはありませんが、以下の項目をA4サイズの用紙1~2枚にまとめるのが一般的です。

  • 職務経歴の要約
  • クライアントの案件で活かせるスキルや経験
  • 使用可能なプログラミング言語
  • 携わったプロジェクトの概要(内容や期間、役割など)
  • 自己PR
  • スキルシートの書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
    スキルシートの書き方|職種別の記入例とあわせて解説

    案件の受注方法を決める

    フリーランスエンジニアとして活動する際は、自身で案件を受注する必要があります。独立してから「仕事がない…」と困ることがないよう、事前に受注方法を決めておきましょう。

    人脈経由

    友人や会社員時代の同僚などから案件を受注する方法があります。人脈を活用する場合、一から信頼関係を築く必要がないほか、業務に関する相談を気軽にできるのがメリットです

    しかし、契約内容が不明瞭であればトラブルにつながってしまう可能性もあります。クライアントと親しい関係にあったとしても、仕事内容や報酬などの確認は口頭で済ませず、書面でやりとりすることが大切です。

    クラウドソーシング

    クラウドソーシングは、インターネット上で案件の受発注を行えるサービスです。フリーランスは案件の業務内容や報酬、必要なスキルなどをWebサイト上で確認し、申し込みをしたうえで参画します。

    クラウドソーシングで案件を受注する場合、基本的には場所にとらわれず作業できるのがメリットです。一方で、クライアントとのやりとりをインターネット上で行うことから、仕事内容について認識の齟齬が生じる可能性もあります。

    「思っていた仕事と違う」と後悔しないよう、案件について分からないことがあるときは、受注前にしっかりと確認しておきましょう。

    エージェント

    「安定的に案件を受注できるか心配」「自分のスキル・経験をうまくアピールできるか不安」という方は、フリーランス向けエージェントを活用するのも1つの方法です。エージェントのサポートを得ることで、フリーランスの活動をスムーズに進められる可能性があります。

    ITエンジニア案件に特化しているレバテックフリーランスの場合、以下のサポートを無料で受けることが可能です。

    • キャリアカウンセリング
    • スキルや経験に合う案件の提案
    • 営業活動や単価交渉、契約更新業務の代行
    • 参画中のフォロー

    案件ごとの具体的な業務内容や現場の状況を参画前に把握でき、ミスマッチを防げるのもフリーランス向けエージェントを活用するメリットの一つといえます。気になる方は、ぜひ活用を検討してみてください。

    ※本記事は2023年3月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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