IT業界におけるリモートワークの実情とは? | レバテックフリーランス
IT業界におけるリモートワークの実情とは?
リモートワークとは、本拠地となるオフィス以外の場所で仕事をすることです。IT業界をはじめ、多彩な業界でリモートワークを導入する企業が増加傾向にあります。
本記事では、IT業界におけるリモートワークの実情をお伝えするとともに、リモートワークに適した仕事や職種の特徴について解説しています。リモートワークの案件を探す際の注意点もご紹介しているので、IT業界でのリモートワークをご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
IT業界におけるリモートワークの実情
IT業界は、パソコンと通信環境さえあれば作業できるイメージから、比較的リモートワークしやすい業界であるといわれています。実際は、リモートワーク可能な場合とそうでない場合があるため、一概に「IT業界=リモートワークしやすい」とはいえません。IT業界でリモートワークを検討している方は、希望する職種や案件がリモートワーク可能かどうか調べる必要があります。
そもそもリモートワークとは?
リモートワークとは、本拠地となるオフィス以外の場所で仕事をすることです。リモートワークに明確な定義はありませんが、テレワークとほぼ同義で使われることが多いようです。
テレワークは、ITC(Information and Communication Technology 情報通信技術)を用いて場所や時間を有効に活用する柔軟な働き方を指します。
厚生労働省の「テレワーク総合ポータルサイト」によると、テレワークには、自宅を就業場所とする「在宅勤務」、移動中やクライアント先、カフェなどを就業場所とする「モバイル勤務」、本拠地のオフィスとは別に設置されたサテライトオフィス(コワーキングスペースなど)を就業場所とする「サテライトオフィス勤務」の3つがあると定義しています。
また同ページでは、テレワーク導入効果は、業務の生産性向上や従業員のワーク・ライフ・バランス向上、離職防止などがあるとされています。
※本記事では、リモートワークとテレワークを同義として執筆しています。
リモートワークを導入する企業は増加傾向にある
2020年に総務省が発表した「通信利用動向調査」によると、2019年12月時点のテレワーク導入企業の割合は20.2%。2018年は19.1%、2017年は13.9%であることから、年々リモートワークの導入率が上がっていることが分かります。同調査によると、「今後導入を予定している」という企業も増加傾向にあり、リモートワークは今後も増えていくことが予想できるでしょう。
リモートワークを導入する企業が増えてきている理由としては、2019年の働き方改革関連法の施行や2020年のコロナウイルス感染症の流行などにより、働き方の多様化が推進されていることが考えられます。より優れた人材を確保するために働き方の見直しや待遇の改善を試みる企業は、今後増々増えていくでしょう。
今は未経験だが、在宅プログラマーを目指してみたいという方は、以下の記事をご覧いただくとイメージがわきやすいでしょう。
在宅プログラマーを未経験で目指す方法|求人・案件の探し方は?
参考:
厚生労働省「テレワーク総合ポータルサイト」
総務省「通信利用動向調査」
リモートワークしやすい仕事の特徴
リモートワークできる仕事を探すなら、採用する企業側の事情も知っておく必要があるでしょう。以下は、管理者側から見たリモートワークしやすい仕事の特徴です。
職場や現場でなくても作業できる
当然のことながら、リモートワークを行うには職場や現場を離れて作業できることが必須条件です。現場で作業する必要がある場合や職場以外に業務を行う環境を整えられない場合は、リモートワークを行うことはできません。セキュリティーの観点から、社外へ情報を持ち出せない場合も、リモートワークは難しいでしょう。
明確な評価制度がある
リモートワークを実現するには、明確な評価制度を確立する必要もあります。出勤する場合は、上司が従業員の勤務態度やモチベーションなどを評価できますが、リモートワーク中はそれらを確認するのは難しいといえます。
そのため、リモートワークを行う際は、納期や成果物によって評価を行うことになりますが、「どのような成果にどのような評価を行うか」といった評価指標を明確にしておかなければ、リモートワーク化してもうまくいかないでしょう。
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リモートワークに適したIT系職種
IT系の職種に絞って、リモートワークに適した職種をご紹介します。
開発系エンジニア
ITエンジニア系の職種の中でも、システムエンジニアやプログラマー、アプリケーションエンジニアなどの開発系のエンジニアは、比較的リモートワーク向きの職種といえます。開発に必要なツールや通信環境が整っていれば作業できる場合が多いためです。
一方、保守やトラブルシューティングを行うインフラ系のエンジニアやカスタマーエンジニアは、出社が必要になる場合が多いため、リモートワークは難しい傾向にあります。
Webデザイナー
Webサイトのデザインを手掛けるWebデザイナーも、リモートワーク向きの職種といえます。打ち合わせ等のために出社する必要がでてくる可能性もありますが、メールやチャットツール、Web会議などで解決される場合もあるようです。
Webマーケター
Webマーケターは、Webサイトの登録者数の向上やPVアップを目的とした施策立案などを担当します。Web上でのマーケティングが主な業務なので、リモートワークでも対応できる場合があるでしょう。
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IT業界でリモートワーク案件を探す際の注意点
リモートワークは最近普及してきた働き方なので、まだまだ課題も多いようです。リモートワークの案件を探す場合は、以下の点を念頭に置きましょう。
リモートワークができる環境かどうか確認する
先述したように、リモートワークを行うには職場や現場でなくても作業できることが必須条件です。パソコンや通信環境はもちろん、リモートワーク中にコミュニケーションを取るための「Web会議システム」や「チャットツール」なども必要でしょう。
セルフマネジメントを徹底する必要がある
リモートワーク中は、「勤務態度は適切か」や「納期を守れているか」といった評価を自分で行う必要があります。セルフマネジメントできなければ、リモートワークをするのは難しいといえます。また、成果主義になる傾向があるため、自分のスキルや経験と求められる成果が合致しているかどうかも確認する必要があるでしょう。
コミュニケーション不足になる可能性がある
リモートワーク中は、出社して働く場合と比べてコミュニケーション不足になりやすい傾向があります。ちょっとした相談や確認がしにくい、顔が見えないためチャットやメールの文面に気を使う必要があるなど、やりづらさを感じることもあるようです。リモートワークでは、オンラインミーティングなどを駆使し、コミュニケーション不足にならない工夫が必要でしょう。
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IT業界のリモートワークに関するよくある質問
ここでは、IT業界のリモートワークに関するよくある質問に答えていきます。
Q. IT業界のリモートワーク率は何%ですか?
IT業界のリモートワーク率は約73.9%です。
Q. 未経験のITエンジニアがリモートワークで働くメリットは何ですか?
人間関係や職場の風土に悩まされない、自分のペースで働ける、通勤時間が削減する等のメリットがあります。
Q. IT業界では、どのような職種がリモートワークに適していますか?
ITエンジニア、プログラマー、Webデザイナー、コンサルタント、Webディレクター等の職種がリモートワークに適しています。
Q. IT業界のリモートワーク案件を請ける際は、どんな所に注意すべきですか?
リモートで必要な環境や設備はあるか、職務内容や条件が細かく定めているか、コミュニケーションをスムーズに行えるか等に注意すべきです。
Q. ITエンジニアがリモートワークで仕事をする場合、どのようなスキルが必要ですか?
プログラミングスキル、開発関連のスキル、自己管理能力、コミュニケーションスキル等が必要です。
最後に
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