JavaScriptエンジニアの年収は?求人・案件の動向や年収アップについて解説 | レバテックフリーランス
JavaScriptエンジニアの年収は?求人・案件の動向や年収アップについて解説
レバテックフリーランスにおけるJavaScript案件の平均月額単価は72万円です。この単価で12ヶ月働いた場合、864万円の年収が期待できるでしょう。ただしJavaScriptエンジニアとして年収アップを狙うためには、各種ライブラリやFWを習得する、経験を積む、他のプログラミング言語を身に付ける、上流工程のスキルを得るなどのことが必要となってきます。
今回は、JavaScriptエンジニアの仕事内容や年収、将来性、年収アップを狙うためにすべきことなどについて解説します。
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目次
JavaScriptでできることは?
JavaScriptエンジニアの年収
JavaScriptエンジニアの仕事内容
JavaScriptエンジニアの求人・案件
JavaScriptの将来性
JavaScriptエンジニアが年収アップを狙うには
JavaScriptエンジニアの年収に関するよくある質問
JavaScriptでできることは?
JavaScriptはもともと、Webブラウザ上などの動作を実現するクライアントサイドのプログラミング言語として普及しました。今日では用途が広がり、サーバーサイドやネイティブアプリの構築言語としても利用されています。
クライアントサイドスクリプト言語として
JavaScriptは、ブラウザ上のWebサイトを動的にデザインするために用いられはじめ、クライアント側においてリッチなプログラミングに必須の言語となりました。Ajaxによる非同期通信処理もJavaScriptによって実装されていることが多いといえます。WebサイトのほかにWebアプリ、デスクトップアプリ、モバイルアプリなども構築可能です。
サーバーサイドのプログラム記述言語として
Node.jsなどのサーバーサイド実行環境が提供されていることから、サーバーサイドの処理もJavaScriptでの記述が可能となりました。開発者は同一のプログラミング言語でサーバー・クライアントのプログラムを記載でき、学習コストを抑えることができます。
Node.jsにはWebサーバーのメモリ消費抑止、並列処理によって大量アクセスに耐える高速処理といったメリットがあるため、JavaScriptの利用環境として一定の需要があります。
JavaScriptエンジニアの年収
ここではJavaScriptエンジニアの年収の参考として、2020年12月時点でのレバテックフリーランスでの公開案件を基にした月単価・年収例をご紹介します。
平均年収(フリーランス) | 864万円 |
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最高年収 | 1500万円 |
最低年収 | 240万円 |
なお、会社員とフリーランスとでは、社会保険料や税金の計算が異なる、会社員は月給の他に賞与もある、など収入の計算の仕方に違いがあるため、両者の金額を単純比較できないという点はご注意ください。
なお、ITエンジニア全体での年収について気になる方は「ITエンジニアの平均年収と給料事情」で解説しているので参考にしてみてください。
JavaScriptエンジニアの仕事内容
JavaScriptエンジニアには、クライアントサイド(Web・スマホアプリ)とサーバーサイドの仕事があります。ここではその業務例や、必要とされる技術などをお伝えします。
Webアプリケーション開発
クライアントサイドの言語としてJavaScriptを利用するWebアプリケーションは多く、JavaScriptエンジニアの仕事にもWebアプリケーション開発に関わるものが多いです。クライアントサイドのプログラミングがメインの案件もあれば、Webアプリケーション全体を開発するものなどもあります。
後者の場合、クライアントサイドにはJavaScript、サーバーサイドにはJava、PHP、C#といった言語を採用している案件もあります。
Webアプリケーションの開発は、UI/UXの設計、ロジックの設計、プログラミング、テストなどが主な工程となります。クライアントサイドとしてJavaScriptを利用する際は、jQueryやAngular、Vue.jsなどのライブラリ、FWについてのスキルも必要とされます。またWebアプリケーション開発と広くとらえる場合には、Java、PHP、C#などのサーバーサイドの言語、FWなどについてのスキルもあると歓迎されるでしょう。
スマホ、タブレット向けアプリ開発
JavaScriptをプログラミング言語とし、ReactやVue.jsといったライブラリ、フレームワークを利用することで、スマホやタブレット向けのアプリケーションを開発する仕事も増えてきています。React NativeやVueNativeといったフレームワーク向けの開発環境を利用することにより、iOS・Android両者で利用できるアプリケーションを作れることが特徴です。
スマホなどのアプリの開発には、要件定義、設計、デザイン、プログラミング、テスト、リリースなどの工程があり、JavaScriptエンジニアは特に設計、プログラミング、テストなどの業務をメインで行います。
サーバーサイド開発
Node.jsを利用することで、JavaScriptでサーバーサイド開発も行うことができるようになります。JavaScriptでクライアントサイドとサーバーサイドのプログラミング言語を統一できるため、開発者の学習コストを抑えられることが大きなメリットでしょう。
サーバーサイド開発ではWebアプリケーション開発と同様に、UI/UXの設計、ロジックの設計、プログラミング、テストがJavaScriptエンジニアの主な仕事となります。
関連記事 : JavaScriptエンジニアの仕事内容
JavaScriptエンジニアの求人・案件
2020年12月時点でレバテックフリーランスに掲載されているJavaScriptの案件数は約1,890件となっており、言語別に見た場合、これはJavaに次いで第2位の案件数です。案件内容としては、Webシステムやアプリの開発、改修の案件などが主なところです。
案件の月額単価は最低で20万円、最高で125万円となっています。単価については、バラツキが大きく一概には言えませんが、いくつか例を挙げると以下のような条件が付く案件で高くなる傾向が見られます。
- JavaScriptやJavaの開発経験3年以上などの実績が求められる案件
- React、React Naitive、Angular、Vue.js、Node.jsなどのライブラリ、フレームワーク、Monacaなどの統合開発環境についてのスキルや知見が求められる案件
- プロジェクトマネージャー、テクニカルディレクターなど、プログラミング外のスキルが要求される案件
関連記事 : プログラミング言語別 案件ランキング | レバテックフリーランス版
JavaScriptの将来性
TIOBEによる2020年11月時点のプログラミング言語人気ランキングにて、JavaScriptは7位でした。長期的に見ても、2000年の登場以来10位から6位の間をキープしています。また、PYPLのランキングでもJavaScriptは3位となっており、2006年から2020年の間でも8%前後のシェアをキープしていることが分かります。このことから、JavaScriptの人気は世界的に高く、この傾向は今後も続くと考えられます。
参考:TIOBE |TIOBE Index for November 2020
参考:Pierre Carbonnelle|PYPL PopularitY of Programming Language
人気の要因としては、クライアントサイド言語として普及しており、その地位を脅かすプログラミング言語が出てきていないことが大きいでしょう。Web用のライブラリが充実していること、Unity向けの言語として採用されていること、ネイティブアプリ開発用言語として発展していることなども、将来性があるといえる要因です。
そのためJavaScriptエンジニアは、ライブラリ、フレームワーク、統合開発環境といった周辺技術の発展にも注視し、最新の動向を見極めてスキルや知識を習得していく必要があるでしょう。
関連記事 : プログラマーの将来性|AIにより今後の需要や仕事に必要なスキルは変わる?
JavaScriptエンジニアが年収アップを狙うには
続いて、JavaScriptエンジニアが年収アップを狙うためにすべきことを解説します。大きく分けてスキル面での向上と、キャリア面を考慮した対策がありますので、押さえておきましょう。
人気のあるライブラリ、FWを学ぶ
JavaScriptはWebアプリ、ネイティブアプリ、サーバーサイドなどを構築するためのライブラリやフレームワークが充実しています。Angular、Vue.js、React、Node.js、Nuxt.jsなどのスキルを身に付けることで、対応できる案件の幅が広がるでしょう。また、クライアントサイド、サーバーサイド、ネイティブアプリなどの構造的な違いを知ることも有益といえます。
JavaScript以外のプログラミング言語やツールを習得する
Webエンジニア、Webデザイナーとしてキャリアアップを目指していくためには、JavaScript以外のプログラミング言語やツールを習得すると、年収アップにつながりやすくなります。
PHP、Java、Ruby、C#などJavaScript以外のサーバーサイドプログラミング言語を身に付けることで、Webアプリケーションエンジニアやフロントエンドエンジニアとして選択できる案件の幅が広がり、キャリアアップにつながっていきます。
またHTMLやCSSをはじめ、Photoshop、Illustrator、Dreamweaverといったデザインツールの利用スキルを身に付けることで、Webデザイナー側でのキャリアアップを目指せるでしょう。
上流工程のスキルを身に付ける
要件定義やUI/UX設計、デザインなど、JavaScriptにおける上流工程のためのスキルを習得することも年収アップにつながります。開発以外にも担当できる業務範囲が広がり、単価アップが期待できます。
関連記事 : ITエンジニアの平均年収と給料事情|年収1000万円を目指すには?
JavaScriptエンジニアの年収に関するよくある質問
ここからは、JavaScriptエンジニアの年収に関してよくある質問と、その回答をご紹介します。
Q. JavaScriptエンジニアの平均年収はいくらですか?
A. 2020年12月時点で、レバテックフリーランスランスに掲載されているJavaScript案件の平均月額単価は72万円です。この単価で12カ月稼働した場合、税金や保険料を差し引く前の年収は864万円となります。
Q. JavaScriptエンジニアの年収アップに必要なことは何ですか?
A. 対応策として、大きく分けると2点があります。
一つは、JavaScriptエンジニアとしてのスキルや知見を高めることです。各種のJavaScriptライブラリ、フレームワーク、統合開発環境などに精通することで、クライアントサイドはもちろん、サーバーサイド、ネイティブアプリなどの開発にも携わることができ年収アップを狙えます。
もう一つは、キャリア面を考慮したスキルや実績の習得です。JavaScriptエンジニアが目指せるキャリアアップの方向性として、Webアプリケーションエンジニア、Webデザイナーなどがあります。
前者ならば、システム開発では必須となる上流工程のスキルや、JavaScript以外のサーバーサイドのプログラミング言語を身に付けることが考えられます。
後者であれば、デザインのスキルやイラスト用のソフトウェアなどを習得することで、案件の幅を広げることが可能です。
また、どのようなキャリアを望むにしろ、実績や経験年数を積み上げていくことも年収アップにつながっていくでしょう。
Q. JavaScriptのフリーランスの高単価案件にはどのようなものがありますか?
A. JavaScriptのフリーランス案件のうち高単価なものには、Webシステム、Webアプリケーション、ネイティブアプリの開発などがあります。ただしその中でも、高単価なものには条件があることが多いでしょう。開発の経験年数や、他の言語での開発スキル、上流工程で必要なスキルなどが求められる傾向にあります。
関連記事 : JavaScriptの将来性が期待される理由|今後の需要や求人状況、転職方法は?
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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