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プロジェクトリーダーに役立つ資格
プロジェクトリーダー(PL)には、システムエンジニア(SE)・プログラマ(PG)・サーバーエンジニアなど多くのメンバーを取りまとめる役割があります。メンバーはいずれも、専門スキルを身につけたプロフェッショナルです。彼らを統率するにはリーダーシップを持って引っ張る必要があるので、リーダーにもそれなりのスキルが必須となります。
取得しておけば役立つものが多数ありますので、1つずつご紹介します。
《応用情報技術者試験》
独立行政法人情報処理推進機構が実施する試験で、経産省大臣認定の国家資格「情報処理技術者試験」の1つです。合格した際には次のメリットが得られます。
(1)ネットワークスペシャリスト試験・プロジェクトマネージャ試験など高度試験の受験の際に、一部免除措置を受けられる
(2)第一種情報処理技術者試験やソフトウェア開発技術者試験と同様の能力を得ていると見なされる
(3)就職・転職に有利
(4)資格手当・報奨金の対象となり年収UPを期待できる
《高度情報処理技術者試験》
高度情報処理技術者試験とは、基本情報技術者試験(FE)、応用情報技術者試験(AP)の上にある高度な知識・技能の資格試験です。ITストラテジスト試験やシステムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験などがそれに当たります。全ての取得を目指すのではなく、キャリア形成する上で必要なものから順番に取得すると効率が良いでしょう。
《PHP5技術者認定上級試験》
実務経験3年程度のエンジニアを対象にした知識と実践的なコーディング力を問う試験です。言語知識から実用的なプログラミングテクニックまでが評価の対象となります。結果として出たスコアが、プロジェクトリーダーとしてのスキルを客観的に証明するものとなります。
関連記事:プロジェクトリーダーの仕事内容
プロジェクトリーダーに役立つ資格の取得方法
では、それぞれの資格について取得方法を説明します。
《応用情報技術者試験》
毎年4月と10月に試験が実施されます。受験料金は5100円です。試験日は午前と午後合わせて90問程度の設問に答えます。それぞれで60%以上の正答率をあげられたときに、合格となります。
応用情報技術者試験は、PC・ITに関する応用レベルについての知識・技能を確認するものです。資格取得のためのスクールへ通って勉強することが、合格への最短距離です。しかし、基本情報程度の知識があれば独学でも合格を十分狙えます。
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《高度情報処理技術者試験》
「高度情報処理技術者試験」に含まれるものには、ITストラテジスト試験・システムアーキテクト試験・プロジェクトマネージャ試験・ネットワークスペシャリスト試験・データベーススペシャリスト試験・エンベデットシステムスペシャリスト試験・情報セキュリティスペシャリスト試験・ITサービスマネージャ試験があります。
試験はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系から共通問題があり、最後に各分野から出題されます。試験時間は朝から夕方まで、休憩を挟みながら進みます。各項目を60点以上取得できた場合に、合格となります。
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《PHP5技術者認定上級試験》
全国のプロメトリックの試験会場で受験可能です。2時間設けられた試験時間の中で、60問の選択式の設問に答えます。受験料金は、1回1万5000円です。学割が設定されているので、専門学校に通っている方は、適用可能か否かチェックしましょう。試験結果として、レベル・スコアを認定スコアとして職務経歴書に記載することも可能です。
取得に向けた勉強は、資格スクールに通うのがベスト。通学時間を確保できない方で、問題集などを利用することで独学で合格した方もいます。受験者によると時間がかなり足りないことが多いらしく、普段から大量のコードをすばやく読み込み、問題点を考える練習を積んでおくとよいかもしれません。
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関連記事:プロジェクトマネージャー(PM)の資格について
プロジェクトリーダーに必要なスキル
プロジェクトリーダーは、資格さえ取得していれば誰にでもできるという仕事ではありません。プロジェクトを成功させるために、率先してメンバーを牽引したり、プロジェクトマネージャの補佐役として工程管理を行う役割です。そのため、プロジェクトリーダーは資格以外のスキルも重要になります。特に重要なものは、3つあります。
・システム設計やプログラミングの知識
・マネジメントスキル
・リーダーシップ
の3つです。
プロジェクトメンバーは専門スキルを持った人ばかりなので、プロジェクトリーダーが信頼を獲得するためにはメンバー以上の知識を持っておいた方が良いでしょう。的確な業務指示ができれば、メンバーからの信頼を獲得し、管理しやすくなります。逆に知識が乏しければ、的確な指示ができずプロジェクトが進まない上に、信頼を獲得できずメンバー管理がままならなくなります。
また専門知識があることで、リーダーシップを発揮できることもあるでしょう。1日でリーダーシップを養うことは、不可能です。日々コミュニケーションを積み重ねることで、メンバー管理を円滑にし、リーダーシップを持ってプロジェクトを牽引できるようになります。
しかし気負うばかりでなく、時にはメンバーと同じ目線になって「思い」の共有をしましょう。それは人間関係を円滑にするだけでなく、プロジェクトリーダーとして頑張り過ぎることも防止してくれます。
関連記事:プロジェクトリーダーのスキルと役割について
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