フリーランスはアルバイト可能!おすすめの仕事や確定申告の注意点を解説 | レバテックフリーランス
フリーランスはアルバイト可能!おすすめの仕事や確定申告の注意点を解説
「フリーランスが、アルバイトを掛け持ちしても大丈夫?」と悩んでいないでしょうか。実際、フリーランスの稼ぎだけでは不安で副業のアルバイトを検討する人は一定数います。
そこで、フリーランスの副業に適した仕事や掛け持ちする注意点、フリーランスとアルバイトの違いなどを解説します。本業にメリットがあるアルバイトをしながら、フリーランスとしてより稼げるようになるので参考にしてください。
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目次
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フリーランスはアルバイトを掛け持ちできる
フリーランスの仕事とアルバイトは掛け持ち可能です。実際、内閣府政策統括官の調査によると、全就業者のうち他の仕事と掛け持ちでフリーランスもしている人の割合は約2%です。なお、フリーランスのみを仕事にしている人は約3%存在しています。
- 本業フリーランス…約3%
- 副業フリーランス…約2%
また、フリーランス白書2021では、フリーランスと雇用契約の仕事を兼ねている人(雇用×個人事業主)の割合は6%でした。雇用契約を交わす会社員やアルバイトとフリーランスを掛け持ちしている人も一定数いると分かります。
職場で他の仕事をするのが禁止されていなければ、自分次第で仕事を掛け持ちしても良く、実際にしている人もいる状況です。
未経験からフリーランスを目指せる職種や案件獲得方法について知りたい方は、こちらの解説記事を参考にしてみてください。
未経験・スキルなしからフリーランスになるには?おすすめの仕事の獲得法も
フリーランスの副業におすすめのアルバイト
フリーランスの副業として適しているアルバイトを紹介していきます。基本的に本業のスキルアップになり、働く時間帯や曜日が選びやすいアルバイトがおすすめです。理由を具体的に解説していきます。
フリーランスのスキルアップにつながる仕事
フリーランスの活動と同じ業界・職種の仕事は有力な候補です。業務内容が似ているアルバイトはスキルアップに有効だからです。
たとえばフリーランスエンジニアなら、IT分野の記事執筆やプログラミング講師などが適しています。本業と関係が深いアルバイトなら、収入アップとスキルアップの両方ができて一石二鳥です。
他にもフリーランスが副業をするメリットは複数あり、デメリットもあります。詳しくは以下の記事でご確認ください。
フリーランスとして副業するメリットや注意点、案件の探し方を解説
短期間・単発OKのアルバイト
短期間・単発OKのアルバイトも副業に適しています。時間的な制約があまりないため、フリーランスの活動へのしわ寄せが少なくて済むからです。
イベントスタッフや試験監督などは、短期間・単発OKの求人が多い傾向にあります。こうした仕事は日給制で即日払いのケースも多いので、すぐに現金が欲しいフリーランスにもおすすめです。
好きな時間・曜日が選べるアルバイト
好きな時間や曜日が選べるアルバイト、またはシフト制ではない仕事を選ぶのもコツです。本業と両立しやすいのはもちろん、スケジュールや体調の管理も容易になります。フードデリバリーのような職種なら、好きな時間や曜日を選んで働けるケースが多いです。
フリーランスがアルバイトするときに注意すべきこと
フリーランスがアルバイトするときに注意すべき点も把握しましょう。なんとなくアルバイトを始めると、長期的にはデメリットが大きくなる可能性があるからです。あらかじめ注意点を知ってから、兼業の意思を固めてください。
アルバイトをする目的と期間を決める
アルバイトをする目的と期間を先に決めるのが得策です。具体的な計画がないとずっとアルバイトを続けてしまい、稼げるフリーランスとしての成長は難しくなる恐れがあります。実力次第で会社員より大きく稼げるフリーランスのメリットが薄れている状態といえます。
「生活費の足しにする」「スキルアップしたい」などがアルバイトをする目的となるでしょう。目的を数値化するなどして具体的にし、達成に向けてどのくらいアルバイトを続ける条件を考えておいてください。
本業が疎かにならないようにする
いずれフリーランス一本でやっていくつもりなら、本業が疎かにならないよう注意してください。収入のためとはいえ、本業の時間が極端に減っては本末転倒です。
収入が増えるとアルバイトを優先したくなる場合もあります。しかし、フリーランスなら「アルバイトはあくまでも副業。メインではない」と強く認識するのが大切です。フリーランスとして成功できれば、アルバイトに精を出す必要性はほとんどないはずです。
心身への負担が少ない仕事を選ぶ
できるだけ心身に負担がかからないアルバイトを選ぶのも大切です。副業とはいえストレスが多い仕事をしていると、体調を崩して働けなくなる恐れがあります。
長時間立ちっぱなしだったり、クレームを受け続けたりするアルバイトは、心身ともに負担が大きいでしょう。健康第一で、自分の体力や性格に合ったアルバイトを選んでください。
効率良く稼げる仕事を選ぶ
効率良く稼げるかどうかも、アルバイト選びで注意したい点です。稼ぐのに苦労するアルバイトだと、思うように収入が伸びなかったりストレスを感じやすくなったりします。
効率良く稼げるのは、現状のスキルで無理なく対応できる仕事や、高時給の求人などです。仕事に費やす労力と時間を最小限に抑えられるでしょう。
フリーランスの仕事だけで稼げるようになる方法
フリーランスは、基本的に本業一本で生活していけるのがベストです。フリーランスだけで稼げるようになるには、地道な実績作りや新しいスキルの習得が必要です。具体的な方法を紹介していくので、参考にしてください。
最初は低単価でも実績づくりに注力する
低単価案件しかとれなくても、まずは実績づくりに注力してください。高単価案件への参画には、実績が必要なケースも多いからです。
実績が多数ある人は、クライアントから信頼されやすくなります。信頼関係ができれば、次の案件を提案されたり、他のクライアントから依頼がきたりする可能性が高まります。いずれフリーランスだけで生計が立てられるようになるでしょう。
実績を積みつつ新しいスキルを習得する
実績を積むだけでなく、新しいスキルの習得にも力を入れましょう。スキルを身につけるほど参画できる案件の幅が広がり、稼ぐチャンスが増えるからです。高単価案件にもチャレンジしやすくなるでしょう。
スキルの習得には、アウトプットが効果的です。教材や講座で学ぶだけでなく、身につけた知識をブログやSNSなどで発信してみてください。新しいスキルが定着しやすくなります。
フリーランスエージェントを利用する
安定して稼ぎたいなら、フリーランスエージェントを利用して案件に参画するのも良い方法です。フリーランスエージェントは、高単価案件を多く保有している傾向にあるからです。
たとえばレバテックフリーランスは、業界トップクラスの高単価を実現しています。フォロー担当が契約を更新したり、コーディネーターが次回案件を提案したりするので、収入が安定しやすくなります。
「あまりアルバイトはしたくない。でも、フリーランスの収入だけでは厳しい」とお悩みの方は、ぜひ無料相談を検討してください。
本業のスキルアップに有効!アルバイトをするメリット
フリーランスがアルバイトをするメリットを紹介します。具体的には、副収入で生活が安定する、フリーランスにはない保障が受けられるなどです。アルバイトのメリットを活かしながら本業に取り組みましょう。
収入アップして生活が安定しやすい
副収入で生活が安定しやすくなるのがアルバイトのメリットです。仕事をする日や給与額が決まっているので、収入の目処も立てやすくなります。
フリーランスの業務委託契約では、作業の遂行または成果物完成をもって報酬が入ります。支払いまでの間、無収入になる人もいるでしょう。アルバイトをすれば収入が入らない期間も安心です。
社会保険に加入して保障が増える
社会保険に加入できるのも、アルバイトをするメリットの一つです。勤務日数・時間の条件を満たせば、健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険などに加入できる可能性があります。
健康保険と厚生年金の保険料は、アルバイト先が折半してくれます。フリーランスが加入する国民健康保険や国民年金と比べ、負担額が少なくなるのがメリットです。
新しい人脈が増え、視野が広がる
新しい人脈が増え、視野が広がるのもアルバイトのメリットだといえます。アルバイト先では、フリーランス案件とは異なるタイプの同僚や取引先と出会う機会も多いでしょう。これまで自分にはなかった発想に触れられるメリットがあります。
出会った人たちの中から、フリーランス案件を提案してくれるクライアントが現れる可能性もあります。人脈づくりの一環としてアルバイトに取り組むのも手です。
生活リズムが変わり、気分転換になる
アルバイトをすると生活リズムがこれまでと変わり、気分転換になります。特に、在宅のフリーランス案件だけに取り組んでいた人は、外で働くと気持ちが切り替えやすいでしょう。
気持ちを上手にリフレッシュできれば、フリーランスの活動の効率も上がります。適度なアルバイトは、気分転換を図るのにぴったりの手段だといえそうです。
自由時間が減る可能性も?アルバイトをするデメリット
アルバイトには当然ながらデメリットもあります。自由時間が減ったり、肉体的・精神的負担が増えたりなどです。アルバイトに応募する前に、「本業と無理なく両立できるのか」をじっくりと考える必要があるでしょう。
自由時間が減る
アルバイトをすると、自由に使える時間が少なくなります。フリーランスの活動とアルバイトで1日のほとんどを費やし、休息や趣味の時間が取りにくくなるのがデメリットです。
自由時間だけでなく、本業のスキルアップに使えるリソースがなくなるのも問題でしょう。フリーランス・アルバイト・自由時間のバランスが取れるよう、仕事選びとタイムマネジメントは慎重に行ってください。
疲労が蓄積しやすい
本業と副業を両立すると、意識していなくても疲労が蓄積しがちです。案件とアルバイトを詰め込みすぎた結果、体調を崩す人もいるでしょう。
収入の確保やスキルアップを目的にアルバイトを始めたのに、体調不良で働けなくなっては元も子もありません。体調管理を徹底するのはもちろん、仕事量を定期的に見直して無理のない範囲で取り組めるよう調整してください。
フリーランスがアルバイトをした場合の確定申告
フリーランスがアルバイトをした際の確定申告についても見ていきましょう。アルバイトをするフリーランスにとって、避けて通れない手続きです。確定申告の概要を押さえ、スムーズかつ正確な手続きを目指しましょう。
多くの場合、確定申告が必要になる
副業でアルバイトをするフリーランスは、たいてい確定申告の手続きが必要です。アルバイト先が1ヶ所だけか、2ヶ所以上あるかで確定申告が必要になる基準は異なります。
1ヶ所だけの人は、フリーランス案件で得た所得が20万円を超える場合に確定申告が必要になります。2ヶ所以上なら「給与全体から最も高いアルバイト先給与を引いた額」と「フリーランス所得」の合計が20万円を超える場合です。
確定申告しなければならない人が手続きを怠ると、ペナルティが科される恐れもあります。上の条件に当てはまる人は忘れずに手続きしてください。
不要な人にも確定申告のメリットはある
確定申告が不要な人にも、手続きするメリットはあります。以下のような場合です。
- 年末調整をしなかった
- 報酬から源泉徴収されている
<アルバイト先で年末調整をしなかった人は、確定申告の手続きをすれば所得税が還付されます。フリーランスの報酬から源泉徴収されている場合も同じく、確定申告で還付金の受け取りが可能です。
確定申告の手続きの流れ
確定申告の手続きの流れを紹介します。スムーズに確定申告するには、大まかな手続きの流れを把握するのが大切だからです。
- アルバイト先で源泉徴収票を受け取る
- 事業所得と給与所得を分ける
- 書類に記入する
- 居住地の税務署に確定申告書を提出する
フリーランスの事業所得とアルバイトの給与所得は別々に申告するので、まずは勤務先で源泉徴収票を受け取りましょう。事業所得と給与所得を分けて申告するのは、二重に税金を払うのを防ぐためです。
事業所得には所得税青色申告決算書、または収支内訳書を用意します。給与所得には源泉徴収票を用いましょう。書類への記入が済んだら、居住地の税務署に提出します。
フリーランスの確定申告について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの確定申告|経費や青色申告、節税を解説
フリーランスとアルバイトに関するよくある質問
フリーランスとアルバイトに関するよくある質問をまとめました。フリーランスとの契約形態の違いや税金の手続きを知っておけば、アルバイト開始後の戸惑いが少なくなるでしょう。両立するにあたって回答の内容を参考にしてみてください。
フリーランスとアルバイトの違いは?
フリーランスとアルバイトの大きな違いは契約形態です。フリーランスはクライアントと対等な関係で、準委任契約や請負契約といった業務委託契約を交わします。一方でアルバイトは、雇用主に従属する雇用契約を結んで働くのが特徴です。
アルバイトで確定申告しないとどうなりますか?
確定申告が必要なのに期限の3月15日までに手続きをしなければ、無申告加算税を払わなければなりません。本来の納税額の15%、または20%分を乗じた金額を支払います。申告しても、実際に納税しなければ延滞税もかかるので要注意です。
確定申告しなくても良いアルバイトはある?
「年収103万円以下で、所得税が源泉徴収されない」場合は、確定申告は不要です。年収が103万年以下だと、所得税は課税対象になりません。源泉徴収される所得税がなければ戻ってくる税金もゼロなので、確定申告の必要はなくなります。
※本記事は2023年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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