業務委託でおすすめの仕事は?案件・副業の種類や探し方を解説 | レバテックフリーランス
「業務委託に興味があるけど、どんな種類がある?」「どうやって案件を探せばいい?」このような悩みはありませんか?
この記事では、業務委託を始めたい人向けに、おすすめの仕事や副業の内容を解説します。さらに業務委託の求人・案件の探し方、メリット・デメリット、副業を始める際の注意点なども紹介しますので、業務委託の仕事に興味がある方はぜひ参考にしてください。
契約前に知るべき業務委託のこと
業務委託の仕事を受けるにあたり、基本知識がないとトラブルのリスクが上がります。特に契約については、報酬の請求や損害賠償に関わるため、事前に正しく理解しておきましょう。
たとえば、業務委託を受ける際に結ぶ契約は「業務委託契約」と呼ばれるのが一般的ですが、法律上では「業務委託契約」という契約名はありません。
民法上、業務の完成あるいは業務遂行の委託に際して結ぶのは「請負契約」や「委任契約・準委任契約」となります。以下、それぞれ分かりやすく解説していきます。
請負契約とは
請負契約とは、民法で定められた契約形態の一つで、案件の受注者が業務の完成を約束し、その成果物に対して報酬が支払われます。
受注者には完成責任があり、契約時に定めた仕様通りに納品できなければ報酬が支払われません。つまり受注者の作業の過程ではなく、完成した成果物に対して報酬が発生する仕組みとなります。
委任契約・準委任契約とは
委任契約・準委任契約は、成果物の完成ではなく「特定の業務を適切に行うこと」を約束し、そのプロセスに対して報酬を支払う契約形態です。法律行為の委託に関する契約は「委任契約」、法律行為以外の委託に関する契約は「準委任契約」となります。
たとえば、弁護士に裁判の代理人となることを依頼する際は委任契約を締結します。一方、「フリーランスエンジニアにシステム開発を依頼する」といった法律行為以外の業務を依頼する場合は、準委任契約となるのです。
つまり、請負契約は成果物に対して報酬が支払われ、委任契約・準委任契約は業務の遂行に対して報酬が支払われるというわけです。
業務委託とアルバイトの違い
混同されがちですが、業務委託とアルバイトは異なります。一番の違いは雇用関係の有無です。
業務委託では、準委任契約や請負契約を結んで仕事を受注し、成果物もしくは業務遂行のプロセスに対して報酬が支払われます。このため、仕事をする場所や時間、進め方などは受ける案件によって異なります。
一方、アルバイトは雇用契約を結んで企業に属し、勤務している時間に応じて給与が支払われるのが特徴です。就業場所や勤務時間はすべて雇用契約に基づきます。
したがって、業務委託の方が仕事をする場所や進め方が案件次第で変わるため、比較的自由に働けるといえます。仕事の質や納期を自分で管理しなければいけませんが、独立や起業を考えているなら経験しておいて損はありません。
業務委託については以下の記事でも詳しく解説しています。さらに理解を深めておきたい方は、ぜひこちらもご覧ください。
業務委託案件を探すときのポイント
続いて、業務委託の案件を探す際のポイントを紹介します。自分の条件にマッチした案件を獲得するためにも、以下のような点を意識しておくと良いでしょう。
稼働時間・時間帯
案件を探すにあたり、稼働時間の長さや稼働する時間帯での絞り込みは基本となります。業務上のストレスを最小限に抑えつつ、より多くの収入を得たり、スキルアップしたりするには、無理なく継続的に働く必要があるからです。
稼働時間を決めていなかった場合も、最低限の条件は明確にしておくと良いでしょう。たとえば、「副業で業務委託をしたいから、平日の早朝か夜、そして休日を稼働時間にする」というように設定します。
なお、募集要項で最低稼働日数が指定されている場合、「土日だけの稼働で対応できるか」「他案件と並行できそうか」といった点も必ず確認しましょう。
リモート可能かどうか
一部リモートやフルリモートが可能な案件かどうかも、確認しておくと良いでしょう。多くの場合、リモートの可否は募集要項に書かれています。交渉してリモートが可能になるケースもありますが、リモートで働きたいなら条件に指定すべきでしょう。
リモート案件は人気が高いため、見つけたら早めに応募することをおすすめします。
単価・時給が業務内容に見合っているか
単価や時給が業務内容や仕事量に見合っているかどうかも、案件選びの大切なポイントです。時給は基本的に自分で計算する必要があり、月収と稼働時間から算出できます。
「稼働時間で時給換算した際に最低賃金よりも低くなってしまった」ということがないよう、しっかり金額を確認して、少しでも単価の高い案件の獲得を目指しましょう。
おすすめの業務委託の仕事・副業
ここでは、おすすめの業務委託の仕事・副業を紹介します。「在宅ワークが可能な業務委託」と「資格や経験を活かせる業務委託」に分けて解説するので、仕事・副業選びの参考にしてください。
在宅ワークが可能な業務委託
在宅ワークが可能な業務委託として代表的なのは、エンジニア系やライター系、デザイン系の仕事です。以下、それぞれの仕事内容と案件の探し方を紹介します。
エンジニア系
在宅ワークできる業務委託の1つに、ITエンジニアの仕事があります。具体的には、以下のような業務が挙げられます。
- システム開発
- システム改修
- アプリ開発
- 技術顧問
- オンラインでのプログラミング講師
エンジニア系の業務委託案件を探すには、「エージェントで案件を紹介してもらう」「クラウドソーシングサービスを利用する」といった方法が代表的です。
ただし、エージェントの中には常駐型が中心で、在宅ワーク可能な業務委託案件が少ない、または取り扱っていないものもあるため、利用前に確認しておくと良いでしょう。
また、エージェントは即戦力として案件に参画できるスキルと実績を求められる傾向が強い場合もあります。エンジニアとしての経験が浅い人であれば、まずはクラウドソーシングで小規模な案件から始め、経験を積んでいくのもおすすめです。
ライター系
ライター系の仕事は、パソコンとインターネット環境があれば、初心者でも低単価のものから副業として在宅ワークを始めやすいです。
企業のオウンドメディアやアフィリエイトサイトの記事執筆を中心に、ジャンルは美容や健康、マネー、不動産、転職など多岐にわたります。
ライター系の仕事は、主にクラウドソーシングサイトで探せます。記事の執筆だけでなく、編集やアクセス解析などのスキルを身につければ、より高単価の案件をエージェント経由で獲得できるようになるでしょう。
デザイン系
デザイン系も在宅ワークが可能な業務委託の1つです。Webデザイナーやグラフィックデザイナーなどの求人・案件は豊富に見受けられます。
デザインの案件は、クリエイティブ系をメインで取り扱うエージェントやクラウドソーシングサイトで探せます。
クラウドソーシングは、ロゴやバナー、パンフレットの作成といった単発の小規模案件が多い傾向です。一方でエージェントは、高単価で長期的なデザインの案件が見つかりやすいのが特徴といえます。
資格や経験を活かせる業務委託
美容師免許や教員免許、ネイリストの資格など、保有資格や経験を活かして、業務委託で副業をする方法もあります。以下、それぞれ紹介します。
美容師
美容師免許は、専門学校などの養成施設を卒業後、美容師国家試験に合格すると取得できます。美容師が業務委託で働く方法の1つには、サロン内の空いている一角をオーナーから借りて自分で集客を行う「面貸し」という形態があります。
出勤日や勤務時間が柔軟に選択可能で、週1~2日程度の出勤や、土日だけの出勤でも問題ない契約であれば、副業で業務委託として働けるでしょう。
サロンによって、売上から家賃相当額をオーナーに支払うケースや成果報酬型で売上の何割かを受け取るケースなど、報酬形態はさまざまです。
家庭教師・塾講師
教員免許は幼稚園、小学校、中学校、高等学校といった学校ごとに分かれていて、中学校と高等学校は科目ごとの免許が必要です。教員免許を取得するには、大学や短大の教職課程で必要な単位を取得する必要があります。
家庭教師や塾講師の場合、教員免許は必須ではありませんが、教員免許や教師としての経験があると業務に役立つでしょう。業務委託で副業として働くには、家庭教師会社に登録して曜日や時間などの条件が合う仕事をする、土日だけ塾講師として授業を行うといった方法があります。
ネイリスト
ネイリストには国家資格はありません。ただし、技術を証明する手段として「ネイリスト技能検定」や「JNAジェルネイル技能検定」といった民間資格が有効です。
ネイリストの仕事を業務委託で行うには、美容師と同様に面貸しで働く方法や、在宅でネイルチップ制作を請け負う方法などがあります。
業務委託で働ける仕事・副業については、ほかにもさまざまな職種があります。さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
副業フリーランスの始め方!おすすめの職種や確定申告時の注意点を解説参考:
ネイリスト技能検定試験とは|公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)
JNAジェルネイル技能検定試験|NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)
業務委託の案件の獲得方法
業務委託での案件を探すには、主に以下の4つの方法があります。
- エージェントで探す
- クラウドソーシングで探す
- SNSで探す
- 知人に紹介してもらう
案件を紹介してもらえるような知人がいない、SNSで求める条件の案件がなかなか見つからないという方は、エージェントやクラウドソーシングを使うのがおすすめです。未経験可のものを含め、さまざまな案件があります。
また、エージェントは案件紹介だけでなく、案件を獲得するためのアドバイスも受けられます。業務委託を始めたばかりで分からないことが多いという方は、一度登録してみると良いでしょう。
レバテックフリーランスは、エンジニアやデザイナーなど、IT業界に特化したフリーランス専門のエージェントサービスです。条件や希望に沿った案件の提案を受けられるだけでなく、まずは相談だけの利用も可能です。「副業を始めたばかりで案件の探し方が分からない」「今よりも高単価の案件を探したい」といった悩みがある方は、ぜひレバテックにご相談ください。
業務委託の案件の探し方について詳しく知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
【フリーランス初心者向け】平均年収やおすすめの職種・案件の探し方を紹介
業務委託での働き方がおすすめな人
業務委託は会社員とは違い、すべて自分で対処していかねばなりません。したがって、以下のような人が業務委託として働くのに向いているといえるでしょう。
自己管理ができる人
会社員のように日々の指示や進捗管理はされないため、スケジュールやタスク、体調などの自己管理が必須です。
自己管理ができずに納期ぎりぎりで慌てて作業して質が劣ったり、納品が間に合わなかったりすると、その後は仕事を依頼されなくなってしまうおそれがあります。クライアントとの信頼関係を大切にするためにも、自己管理は徹底するようにしましょう。
自分のペースで働きたい人
「自分のペースで働きたい」という人も、業務委託という働き方は向いているといえます。
請負契約の場合、契約どおり期日までに成果を上げさえすれば、基本的にいつどのタイミングでどれだけの時間働こうと自由です。このため、予定よりも作業が進んだ場合、その後は少しペースを落とすといったメリハリのある働き方も可能です。自己管理やスケジュール調整は必要ですが、急な用事が入っても会社員のように休みの連絡を入れなくて良いケースが多いでしょう。
準委任契約の場合も、あらかじめ「週3日」「1日5時間まで」といった自身のライフスタイルに合わせた条件で契約を結ぶことが可能です。
自己研磨していける人
業務委託では会社に勤めているときとは違い、一般的に研修はありません。したがって、新しい情報は自分で収集し、さらに知識やスキルとして積極的に身につけていく必要があります。
スキルアップを怠ると、業界の需要のある知識やスキルを習得できず、いつしか受ける仕事がなくなってしまうおそれがあります。受注する仕事の幅を広げて、報酬を上げるためにも自己研磨は欠かせません。
業務委託で働くメリット3選
ここでは、業務委託で働くメリットを3つ紹介します。これから業務委託を始める方は参考にしてください。
1. 業務量・時間を調整しやすい
業務委託のメリットは、業務量や時間を自分で調整しやすいことです。
アルバイトの場合、基本的には「1ヶ月で○日以上勤務」「1日あたり○時間以上」といった制約がある中で働きます。「体力的にきつい」という状況になっても休めずに出勤する場合もあるでしょう。
一方、請負契約で案件を受注した際は、業務を行う日や1日あたりの作業時間を自分で調整できます。もちろん納期に間に合うよう事前にスケジュールを組む必要がありますが、「本業が忙しい時期は受注する案件を減らす」といった調整がしやすいのが特徴です。
2. 目的を実現しやすい
「実績を積みたい」「スキルアップしたい」といった目的を実現しやすいのも、業務委託のメリットの1つです。
会社員やアルバイトで働く場合、ときには希望と異なる業務をしなければいけません。しかし、自由に案件を選べる業務委託であれば、効率的に実現を図れるでしょう。
業務委託の副業をより有意義なものにするためにも、受注前に契約形態や作業内容、発注者側のニーズなどをしっかり把握し、十分に検討した上で決めることが大切です。
3. 人間関係でのストレスが少ない
業務委託は、人間関係でのストレスを最小限に抑えられます。会社勤めと違って上下関係がなく、人の目が気になりにくい環境で働きやすい傾向があるからです。
万が一、相性が悪いクライアントがいたとしても、契約期間が満了した後は別の案件を選ぶという選択ができます。このため、ストレスがかかる関係が長引きにくいといえるでしょう。
また、エージェントを通して契約すれば、客先トラブルなどが起きた場合もエージェントが対応してくれるため、安心して働けます。
業務委託で働くデメリット2選
続いて、業務委託で働くデメリットを2つ紹介します。メリットだけでなくデメリットも知っておくことで、業務委託への理解を深められるでしょう。
1. 労働基準法が適用されない
アルバイトは、労働基準法において「労働者」に該当しますが、請負契約や委任契約・準委任契約で案件を受注する人は、労働者に当てはまりません。「労働者」は、労働基準法第9条で「事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者をいう」と規定しているからです。
したがって、業務委託で働く人は労働基準法が適用されず、最低賃金の適用や残業代の支給、労働時間の制限がない状態になります。このため、報酬額と業務量・業務内容が見合う仕事を選べないと「割に合わない」という状況になることがあるかもしれません。
また、スキルアップのためにレベルの高い案件に挑戦する場合は、今の自分の実力に見合ったものかどうかを十分に検討することも大切です。想定以上の工数がかかる可能性はないか、無理のない労働時間で納品可能かどうかといったことも考慮しましょう。
参考:
2. 自分で営業する必要がある
業務委託は案件を獲得するために自分で営業を行わなければなりません。たとえば、発注者へ自ら問い合わせしたり、ポートフォリオを作成してスキルをアピールしたりといった営業が必要です。セミナーや交流会に参加して、人脈を広げるといった方法もあるでしょう。
この際、自分のスキルを的確に把握しておくことが案件獲得の成功の秘訣となります。どのような案件が自分に適しているかを判断しやすくなるからです。
「営業が大変」「アピールできるほど実績がまだ少ない」という方は、エージェントサービスの活用も視野に入れると良いでしょう。エージェントを利用すれば、自ら営業を行わなくても希望の条件にマッチした案件を紹介してくれる可能性があるため、案件を探す際の選択肢の1つとしておすすめです。
正社員が業務委託をするのはOK?
厚生労働省が2018年に発表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、「副業・兼業自体への法的な規制はない」とされています。しかし、正社員が副業として業務委託ができるのは、原則として会社が副業を禁止していない場合です。
同年、厚生労働省は副業・兼業の促進を進める中で、モデル就業規則の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」という規定を撤廃しました。そして新たに「副業・兼業」に関する規定を設け、以下のいずれかに該当する場合は、社員の副業・兼業を「禁止又は制限することができる」としています。
1. 労務提供上の支障がある場合
2. 企業秘密が漏洩する場合
3. 会社の名誉や信用を損なう行為や、信頼関係を破壊する行為がある場合
4. 競業により、企業の利益を害する場合
このため、副業を始める場合は、必ず本業の会社の許可を得てからにしましょう。また、上記項目に当てはまらないとしても、会社が定めているルールから逸脱して副業をすると、トラブルを招くおそれがあります。
参考:
業務委託の副業はバレる?
会社の就業規則で副業が禁止されているにもかかわらず、隠れて副業をしていると、会社にバレてしまう可能性があります。たとえば、仲の良い会社の先輩や同僚に副業のことを話していた場合、飲み会の場で悪気なく話されてしまうといったケースが考えられるでしょう。
また、住民税の金額によっても会社にバレる場合があります。住民税は会社の給与から天引きされる「特別徴収」と、自分で納める「普通徴収」があり、会社員は通常、特別徴収で住民税を納めます。住民税の金額は前年の所得金額から算出されるため、副業により所得が増えた場合、住民税額の増加で会社に副業を気づかれる可能性があるのです。
なお、業務委託の収入は給与所得ではないため、確定申告の際に普通徴収を選択することも可能です。ただし、自治体によっては特別徴収を原則としている場合もあるため、事前に自治体の運用ルールを確認しておきましょう。
副業がバレたらどうなる?
隠れて副業をしていることが会社に伝わった場合の対応は、会社の就業規則によって異なります。会社で副業を許可しているかどうかや、ルールに違反した場合の処分内容は、会社ごとに就業規則で定めているのが一般的だからです。
処分内容は、モデル就業規則にあるような副業の禁止・制限事項に抵触しているかどうかで変わる場合もあるでしょう。たとえば、副業をしていても、遅刻や欠勤がない場合は口頭注意で済むことがあるかもしれません。しかし、遅刻や欠勤が続いていて労務の提供に支障をきたしている場合は、さらに重い処分が下される可能性もあります。
また、競業避止義務に反していないかどうかも重要です。ライバル企業での勤務や、自社の利益に影響を与えるような活動は、会社との信頼関係に大きく関わります。場合によっては厳しい判断や、相応の責任を問われることにもなりかねないため、副業を行う際は注意しましょう。
業務委託で副業したら確定申告が必要?
副業の所得が20万円を超える場合は、確定申告が必要です。
会社員の場合、本来は会社側が確定申告の代わりともいえる年末調整を行っているため、原則として確定申告する必要はありません。ただし、副業で得た所得が20万円を超えるなら、自身で確定申告することになります。
なお、会社員が副業する場合に確定申告が必要になるかどうかに、副業の契約形態は関係ありません。副業でアルバイトをする場合も、副業で得た所得が20万円を超えるなら確定申告が必要です。
確定申告ってどんなことをするの?
確定申告は、所得税・復興特別所得税(以下:所得税)の過不足を精算する手続きで、税務署に確定申告書を提出する必要があります。
確定申告書を記入するにあたって、1年間の所得に対する所得税を算出します。源泉徴収された(あらかじめ報酬から差し引かれた)所得税よりも実際の所得に対する所得税の方が多いときは、差額を確定申告期間中に納めなければなりません。
なお、所得に対する所得税が源泉徴収された所得税よりも少ないときは、確定申告(還付申告)によって納め過ぎた分が戻ってきます。
確定申告の期間
確定申告の期間は、原則として毎年2月16日から3月15日までとなっています。締切日である3月15日が土曜日や日曜日に重なる場合は、翌月曜日が期限となります。
確定申告を行う必要がある方は、期間中に、確定申告書の提出と所得税の納付(不足分がある場合)を済ませなければなりません。
なお、確定申告期間を過ぎた場合は「期限後申告」扱いとなり、加算税や延滞税が科せられる場合があるため、忘れずに申告しましょう。
確定申告書の提出方法
確定申告書は、国税庁サイトの「e-Tax」を利用するオンライン提出のほか、税務署に持参、郵送による提出が可能です。e-Taxで確定申告するには利用手続きが必要となるため、事前にWebサイトで詳細を確認しておきましょう。
なお、確定申告の際は、共通して以下の書類が必要になります。
- 確定申告書
- マイナンバーが分かる本人確認書類
- 収入を証明する書類
- 控除を受けるために必要な各種控除証明書
- 銀行口座が分かるもの
青色申告や医療費控除などを行う場合は、ほかにも必要書類があるため、詳しくは国税庁のWebサイトをご確認ください。
参考:
所得税の納付方法
所得税を納付するには以下のような方法があります。
- 現金納付(金融機関や税務署、コンビニ)
- 振替納税(預貯金口座からの引き落とし)
- e-Taxを利用したダイレクト納付
- クレジットカードによる納付(※)
- スマホ決済アプリによる納付(※)
※ 事前に「国税クレジットカードお支払サイト」もしくは「国税スマートフォン決済専用サイト」による手続きが必要
所得税の納付をスムーズに済ませられるよう、事前に国税庁のWebサイトで納付方法ごとの細かな注意事項を確認しておきましょう。
参考:税金の納付(Q34 税金はどのように納付すればよいですか。)|国税庁
確定申告について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
業務委託はインボイス制度による影響を受ける?
ここでは、2023年10月から始まったインボイス制度により、業務委託を行うフリーランスがどんな影響を受けるかを解説します。
結論から言うと、業務委託で働く場合、インボイス制度による影響を受けます。しかし、自身が「課税事業者」か「免税事業者」かによって受ける影響は異なるので、注意が必要です。
以下に、インボイス制度の概要と、課税・免税事業者それぞれが受ける影響の違いを紹介しますので、どちらを選択するかの参考にしてください。
インボイス制度の概要
インボイス制度(適格請求書等保存様式)とは、事業者が消費税を正確に納めるための仕組みです。売手が「課税事業者」の場合、買手に「適格請求書(インボイス)」を発行でき、これにより買手は消費税額を控除できるようになります。
一方で、基準期間(個人の場合は前々年)の課税売上高が1,000万円を超えない事業者は「免税事業者」と呼ばれ、買手にインボイスを発行できません。ただし、免税事業者であっても、国へ登録すれば、課税事業者となることを選択できます。
免税事業者と課税事業者が受ける影響の違い
インボイス制度により、免税事業者と課税事業者で受ける影響の違いを以下にまとめました。
| 課税事業者 | 免税事業者 | |
|---|---|---|
| 国への登録 | 必要 | 不要 |
| インボイスの発行 | 可 | 不可 |
| 取引先の仕入税額控除 | 可能 | 不可 |
| 消費税の申告・納税義務 | あり (課税売上高に関わらず納税が必要) |
なし (課税売上高1,000万円以下なら免除) |
| 事務負担 | 大きい | 少ない |
自身が免税事業者であることを選択した場合、インボイスを発行できないため、買手(取引先)は仕入税額控除を受けられません。このため、買手が課税事業者であれば、取引や単価に影響が出ることがあります。
一方で課税事業者を選択した場合、インボイスを発行できるため、取引への影響を最小限に抑えられるでしょう。ただし、消費税の申告・納税の義務が生じ、事務の負担も増加します。
なお、買手が免税事業者や個人、簡易課税制度を選択している事業者であれば、インボイスを必要としないため、免税事業者のままでも影響は少ないでしょう。したがって、どちらを選択するかは、状況に応じて判断することが大切です。
インボイス制度の詳細が知りたい方は、国税庁のWebサイトをご確認ください。
各都市のIT系の業務委託求人・案件状況
業務委託の求人・案件状況は都市によって違いがあります。以下の都市別で紹介していきます。
- 東京
- 神奈川
- 大阪
- 名古屋
- 福岡
レバテックフリーランスの案件から各都市におけるIT関連の求人・案件状況の傾向を以下にまとめました(2026年3月時点)。なお、ここで紹介する都市の案件ではリモートワークを受け入れているところが多く、フルリモートや一部リモートの案件が存在します。ただし、これらの情報は求人・案件の募集状況は時期によって変動するため、あくまでも目安にしてください。
東京のIT系の業務委託求人・案件状況
東京のIT系業務委託の求人・案件状況は、以下のとおりです。
| 案件の傾向 | |
|---|---|
| 技術スタック | プログラミング言語:Java、JavaScript、Python、Ruby、Swiftなど フレームワーク:React、Vue.js、SAPなど データ関連:ビッグデータ処理やデータ分析に関する技術 |
| 業種 | 製造業:大手製造メーカー向けのCRM導入やSAP導入案件など ゲーム業界:スマートフォンゲームや電子トレカ事業向けのプランニング案件など 医療・福祉:医療サービス業界向けの案件など 金融業界:証券会社向けのシステム開発やデータ分析案件など |
| 案件数 | リモート有:約40,700件 リモート無:約81,100件 |
| 案件の平均単価 | 約35万円~約165万円 |
神奈川のIT系の業務委託求人・案件状況
神奈川のIT系業務委託の求人・案件状況は、以下のとおりです。
| 案件の傾向 | |
|---|---|
| 技術スタック | プログラミング言語:Java、C言語、TypeScript、PHPなど フレームワーク:React、Laravelなど データ関連:SQLやビッグデータ関連、データ分析や運用に関する技術など |
| 業種 | 製造業:生産管理システムやデータセキュリティ強化の案件など 金融業界:金融関連の案件やFX向けのシステム開発など エンターテインメント:遊技機関連の映像企画のクリエイティブ案件 |
| 案件数 | リモート有:約1,800件 リモート無:約4,100件 |
| 案件の単価 | 約10万円〜約185万円 |
大阪のIT系の業務委託求人・案件状況
大阪のIT系業務委託の求人・案件状況は、以下のとおりです。
| 案件の傾向 | |
|---|---|
| 技術スタック | プログラミング言語:Java、C#、Python、PHP、SQLなど フレームワーク:Laravel、React、Springなど データベース:MySQL、PostgreSQL、SQL Serverなど |
| 業種 | 製造業:販売管理システムや基幹システムの開発案件など 公共サービス:自治体向けの業務用ツール開発や公共業務システムの案件など ITコンサルティング:プロジェクトマネジメントやシステム構想支援の案件など |
| 案件数 | リモート有:約7,800件 リモート無:約13,600件 |
| 案件の単価 | 約25万円~約125万円 |
名古屋のIT系の業務委託求人・案件状況
名古屋のIT系業務委託の求人・案件状況は、以下のとおりです。
| 案件の傾向 | |
|---|---|
| 技術スタック | プログラミング言語:C#、Python、Java、JavaScript、PHPなど フレームワーク:AWS、Azure、AUTOSAR、OutSystemsなど データベース:SQL Server、Oracle、MySQLなど |
| 業種 | 自動車関連:自動車系システム開発や車載ソフトウェアの案件など 製造業:製造業向けのシステム開発や管理システムの案件など 医療業界:医療関連のシステム開発案件 |
| 案件数 | リモート有:約3,300件 リモート無:約5,900件 |
| 案件の単価 | 約29万円〜約120万円 |
福岡のIT系の業務委託求人・案件状況
福岡のIT系業務委託の求人・案件状況は、以下のとおりです。
| 案件の傾向 | |
|---|---|
| 技術スタック | プログラミング言語:Java、Python、JavaScript、C#、PHP、Rubyなど フレームワーク:React、Laravel、Spring、AWS/Azureなど データベース:MySQL、PostgreSQL、MongoDBなど |
| 業種 | 生命保険、証券、物流、ECサイト、医療・福祉、ゲーム開発など |
| 案件数 | リモート有:約2,900件 リモート無:約6,800件 |
| 案件の単価 | 約30万円〜約140万円 |
※本記事は2026年3月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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