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ITエンジニアはきつい?|未経験だと大変?転職前のチェックポイント

ITエンジニアの仕事は、きつい、大変と言われることがあります。ITエンジニアの仕事では、納期直前やトラブル発生時に残業や休日対応を行うことがあるため、きついイメージがあるかもしれません。しかし、全員が常に忙しいわけではなく、実際の仕事の大変さはケースバイケースです。本記事では、ITエンジニアの仕事の実態と、転職に向けた準備について詳しく解説します。

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本記事の執筆者
ITエンジニア 河本 隆

20年以上大規模システム開発に携わり、インフラSE、ITアーキテクト、PMなどの経験あり。提案などの超上流、要件定義・基本設計などの上流、運用保守、トラブルシューティングなどの下流まで幅広く経験している。

目次

ITエンジニアがきついと言われる理由
ITエンジニアに向いている人
ITエンジニアに転職する前のチェックポイント
未経験でITエンジニアになるときつい?
ITエンジニアの将来性
適性や職場環境を見極めて転職を成功させよう

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ITエンジニアがきついと言われる理由

システム開発の仕事は残業や休日出勤が発生することがあるため、昔から忙しいイメージを持たれがちです。現在でもITエンジニアの仕事がきついと言われることがありますが、どのような理由があるのでしょうか。

  • 休日出勤・残業
  • 急なトラブルへの対応
  • 仕事が激務

システム開発プロジェクトには予想外のエラーやバグ、障害などのリスクが潜んでいて、時にそれが火種となることがあります。そのようなケースで突発的に忙しくなり、残業や休日出勤などが増えることがあります。しかし、すべての現場で常にこのような状況が当てはまるわけではありません。きつい時期が来るかどうかはケースバイケースといえるでしょう。

休日出勤・残業

ITエンジニアは休日出勤や残業が多いイメージがありますが、実態はどうでしょうか。下記は、平成29年に経済産業省がまとめた「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による、IT人材の年代別の残業時間を示した表です。

年代 1ヶ月あたりの残業時間
20代 25.3時間
30代 29.5時間
40代 29.5時間
50代 26.7時間


※出典 : 経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

このデータでは、最も残業が多い30代、40代で月に29.5時間となっており、20代では月に25.3時間という結果になっています。これは、1日あたりにすると1時間~1.5時間程度となりますので、思われているよりも平均残業時間は短いと感じる人もいるかもしれません。

しかし、残業や休日出勤の多い職場では、下記のような状況が見られることがあります。

  • システム開発の納期直前である
  • 想定外のトラブルが発生している
  • 見積もりが甘く開発メンバーが不足している

納期直前にも関わらずスケジュールが遅れている場合や、想定外のトラブルや見積もりの甘さなど、プロジェクト・マネジメントのミスにより一時的に残業や休日出勤が増えることがあります。

また、システム開発やシステムの運用保守プロジェクトでは、基本的に必要な作業工数を計算したうえで要員計画を立てているため、残業や休日出勤が発生するということは、何か想定外の事態が発生している可能性があります。イレギュラーな状況は毎月必ず起こるわけではないので、一時的に繁忙期を迎えるだけで済むケースもあるでしょう。

急なトラブルへの対応

システム開発や、システムの運用保守はトラブルが付きものです。特に、運用中のシステムでトラブルが発生した場合、急な対応が必要になる場合があります。

たとえば、銀行などの金融機関や、電力・ガスといったライフライン、行政のシステムなど、我々の生活を支える社会インフラの一部となっているシステムでトラブルが発生すると大問題になりかねません。このような重要なシステムを「ミッション・クリティカル」と呼びますが、ミッション・クリティカルなシステムでトラブルが発生した場合は、休日や夜間も関係なく、迅速に対応しなければならないこともあるでしょう。

仕事が激務

繰り返しになりますが、システム開発やシステムの運用保守は、あらかじめ必要工数を計算してから要員計画を立てるのが基本です。それにもかかわらず、ITエンジニアの仕事は激務のイメージがあるのは、さまざまな理由があると考えられます。

激務になるということは、何か想定外の事態が発生している以外にも、いくつかの要因が考えられます。

  • 納期の短さに対応するための要員が足りない
  • 工数の見積もりが甘く、作業量が想定以上だった
  • リスクの想定が甘く、トラブルの発生が多い
  • クライアントとの調整が甘く、なかなか要件や設計内容を合意できない

こういった事態は、すべてのITエンジニアに必ず起こるものではなく、プロジェクト・マネジメントや要員計画のミスによることが多いため、基本的には個別の職場環境に原因があると見てよいでしょう。プロジェクト・マネジメントがきちんとできている職場では、こういった事態は発生しにくい傾向にあります。

関連記事 : システムエンジニア(SE)の仕事はきつい?向いている人の特徴と転職前の確認ポイント

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ITエンジニアに向いている人

誰でもITエンジニアになれば活躍できるわけではなく、向き・不向きがあります。一般的に、下記のような特徴がある人はITエンジニアに向いているといえます。

  • ITの勉強が好き
  • 作業を効率化するのが好き
  • 臨機応変な対応が得意

ITの勉強が好き

ITの勉強が好きという人は、ITエンジニアに向いているといえます。ITエンジニアは専門性の高い仕事であるため、ITの技術だけでも学ぶことや覚えることがたくさんあります。学ぶべきIT技術の例としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • プログラミング言語
  • OS・ネットワークの技術
  • 仮想化・クラウドの技術
  • 情報処理・開発方法論の知識

ITの技術は常にアップデートされており、今持っている知識やスキルもいずれは古くなってしまいます。たとえば、かつてはサーバーといえば基本的にオンプレミスを指していましたが、現在ではクラウドサーバーを利用すれば自社でサーバー機を調達しなくて済みます。そのかわり、クラウドサーバーの開発や運用を行うための言語やツールの使い方などを覚える必要があります。

このように古い技術は新しい技術に置き換えられることがあるため、常に新しい知識や技術を習得し続けていく必要があります。学習意欲の高い人でないと、いつか技術の進歩についていけなくなる可能性があるでしょう。

作業を効率化するのが好き

作業を効率化することが好きという人も、ITエンジニアに向いています。作業の効率化とは、たとえば、下記のような作業が当てはまるでしょう。

  • 定型的な作業をExcelマクロなどで自動化する
  • スクリプトを作って手作業を減らす

作業を効率化する意識は、ITエンジニアにとって非常に重要です。作業効率化によって、工数を減らすことができ、利益の向上につながります。また、自動化などによって手作業を減らすことで作業ミスを減らすなど、作業の品質を向上させるためにも効率化は重要なのです。

臨機応変な対応が得意

臨機応変な対応が得意ということも、ITエンジニアにとって重要な資質です。システム開発では、突然の仕様変更や、作業中の突発的な機器故障などが発生すると、作業の優先順位が変わります。特に運用中のシステムにトラブルが発生した場合は、原因の調査やデータの解析、プログラムの修正や機器の交換、システムの再起動といった、システムを復旧するための緊急対応を最優先にすることも少なくありません。

ITエンジニアは、こういった想定外の事象、突発的なトラブルに対して臨機応変な対応を迫られることが多いので、頭を切り替えて柔軟な対応ができる人はITエンジニアに向いているといえます。

関連記事 : システムエンジニアに向いている人の特徴|SEに求められる適性とは

ITエンジニアに転職する前のチェックポイント

IT企業は、大企業から、中小・ベンチャーまで数多くの企業が存在します。「ITエンジニアになりたい」という方は、IT企業への転職活動を行う前に、自分が求める入社条件や職場環境を明確にしておくことをおすすめします。職場環境を明確にしておかないと、入社後に「こんなはずじゃなかった」とギャップに苦しみ、転職を後悔することになりかねません。

転職を考える際に事前にチェックしておくべきポイントでは、以下のものが挙げられます。

  • 社員・社内の雰囲気
  • 福利厚生
  • 残業・休日出勤状況

自分が働くことになるかもしれない職場ですから、社員の雰囲気や対応、自分が希望するワーク・ライフ・バランスと整備されている福利厚生、残業時間数の目安や休日出勤の頻度などを確認しておきましょう。

社員・社内の雰囲気

社員・社内の雰囲気は必ず見ておきましょう。一般的には上司や先輩による抑圧がなく、若手でも自由闊達に意見を語り合える職場であることが大事になるでしょう。就職前に会社見学やインターン、社員との面談など通じて下記のような点をチェックしましょう。

  • 若手社員が上司や先輩社員に対して積極的に意見している
  • 元気よく挨拶している
  • 雑談や談笑が多くその中から仕事のヒントを得られている

これらはあくまでも例ですが、自分なりの働きやすさの観点と、志望先の会社の雰囲気がマッチしているかを確認することが大切になります。

福利厚生

福利厚生についてもチェックしておく必要があります。特に下記のようにワーク・ライフバランスに関係する制度については、きちんと制度が確立され、適切に運用されているかどうかを確認しておきましょう。

  • 昇給・休暇制度
  • 教育・研修制度
  • 育児休暇制度
  • 家賃補助など各種手当て
  • 企業年金制度(確定拠出型年金の有無)
  • 社員持ち株積立制度

休暇制度、特に育児休暇の取りやすさなどは、出産・育児という人生の大きなライフイベントを左右する重要な制度ですので、必ず確認しておくようにしましょう。

残業・休日出勤状況

ITエンジニアは、開発が想定通りに進まないと、途端に残業や休日出勤が増えることもあり得る仕事といえます。仕事内容も重要ですが、労働環境がどのようになっているか、残業・休日出勤の状況も大事なチェック項目です。

  • 月の平均残業時間
  • 休日出勤状況
  • 残業代の有無、みなし残業が毎月の給与に含まれているか
  • 労働基準法遵守に向けた取り組みの有無

こうした内容は、面接では直接聞きにくいかもしれません。一例としては「昨今、社会問題にもなっている労働基準法などのコンプライアンス違反への対策について方針を知りたい」などと、単純な働き方に対する希望とは違った観点から質問をすることもひとつの方法です。

関連記事 : ITエンジニアに未経験から転職するには|志望動機例文や転職活動のコツ

未経験でITエンジニアになるときつい?

ITエンジニアは専門性の高い職種です。ITの技術や、システム開発方法論、クライアントの業務内容まで覚えることがたくさんあります。覚えること、学ぶことが多いので、学習意欲がない人だとすぐに仕事についていけない可能性もあるでしょう。

どのITエンジニアにも必要となる知識としては、開発に用いられるプログラミング言語、システム開発の流れや開発方法などの知識、開発に必要なツール・製品の知識などが挙げられます。

ただし、ITの技術は常にアップデートされるため、世の中のトレンドについていくためには常に勉強し続ける必要があります。世の中のITトレンドに高くアンテナを張り、継続的に勉強を続けられない人はきついと感じるかもしれません。

給料は低めのスタート

専門知識を必要とするITエンジニアの給料は、一般的な会社員よりも高いというイメージを持たれることがあります。しかし、ITエンジニアであれば誰でも高い給料を受け取れるわけではなく、経験・スキルが低いうちは一般的な会社員とそれほど変わらない場合もあります。特に未経験のITエンジニアは転職後、低い給料からのスタートとなる可能性が高いでしょう。

下記は、経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による、ITエンジニアのスキル標準レベル別の平均年収を示した表です。

スキル標準レベル 平均年収
レベル1
(新人・初級者レベル/仕事に慣れ始めたレベル)
437.8万円
レベル2
(上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル)
499.2万円
レベル3
(独立して仕事ができる中堅人材レベル)
576.0万円
レベル4
(部下を指導できるチームリーダーレベル)
726.1万円
レベル5
(社内での指導者・幹部レベル)
937.8万円


さまざまなレベル分けがありますが、ITエンジニアの年収は成果なども影響するため、必ずしもこの額を得られるわけではありません。

ITエンジニアは「未経験でも年収1,000万円を目指せる」などとうたわれることもありますが、誰でも簡単に稼げるわけではありません。ITエンジニアとして高い収入を得るためには、大規模なプロジェクトの企画や設計といった上流工程を担当できる、AIや機械学習、クラウドサーバーなど新しい技術を用いた開発が行えるなど、市場価値の高いスキルを持つ人材になる必要があります。

年齢による壁

ITエンジニアとして転職する際には、年齢による壁がある場合もあります。未経験の20代は、企業が育てて戦力にしていくために採用することがあります。しかし、30代になると、即戦力、あるいはリーダーやマネージャーとしての働きも求められるようになるでしょう。リーダークラスの働きをするには、技術力と実務経験を積まないと難しいので、未経験のITエンジニアにとってはハードルが高くなります。

ただし、リーダーシップやマネジメントスキルというものは、どの業界でもある程度共通するポータブルスキルです。もし他業界で優秀なリーダー、マネージャーとしての業務経験がある方はチャンスがあるかもしれません。

未経験からITエンジニアを目指す30代以上の人は、プログラミングの勉強や資格の取得などと併せて、マネジメント経験もアピールできると良いでしょう。

関連記事 : ITエンジニアの平均年収と給料事情|年収1000万円を目指すには?

ITエンジニアの将来性

ITエンジニアの需要は増加傾向にあるため、将来性の高い職種であるといえるでしょう。下記は、平成31年に経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」による、ITエンジニアの不足数に関する予測を示した表です。

生産性上昇率0.7%、IT需要の伸び「高位」(3%~9%)のケースで予測されるIT人材の不足数
  IT人材不足数
2020年 約41.2万人
2025年 約58.4万人
2030年 約78.7万人


※出典 : 経済産業省「IT人材需給に関する調査」

このように、2030年までには最大で79万人近くのIT人材が不足すると試算されています。需要の高いITスキルを身につけるなどの努力は必要になりますが、基本的にITエンジニアは今後も将来性の高い職種であるといえるでしょう。

関連記事 : SE(システムエンジニア)の将来性

適性や職場環境を見極めて転職を成功させよう

ITエンジニアの仕事は、急なトラブル発生など、場合によっては残業や休日出勤があり忙しくなることもある仕事です。しかし、就職する企業によっては残業も少なく、理想的なワーク・ライフ・バランスを実現することも可能になるでしょう。

自分自身にITエンジニアの適性があるかどうか、転職先企業の社風や労働状況などの職場環境を見極めて、転職を成功させましょう。

関連記事 : ITエンジニアとは?種類や仕事内容、必要なスキル・資格を紹介

最後に

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