フリーランスエンジニアの需要は?スキル別の求人・案件数から探る今後の市場動向

今後、日本でますます需要が高まると言われているITエンジニア。情報処理推進機構の「IT人材白書2016」の調査によると、フリーランスエンジニアの需要も増加傾向にあるといいます(※1)

これまでフリーランスエンジニアに向けて案件提案を行ってきたレバテックフリーランスでは、2015年4月~2016年3月末にかけての契約案件から、プログラミング言語・スキル別の求人・案件数について調査しました。調査結果をもとに、レバテック代表取締役社長・高橋悠人が、需要の高いプログラミング言語や今後フリーランスエンジニアが身に付けていくべきスキルなどを分析し、エンジニア市場の動向について解説します。(※2)

※1 参照:IT人材白書2016|独立行政法人情報処理推進機構
※2 当記事はレバテックフリーランスが保有する求人・案件データをもとに作成しています。そのため、調査結果がフリーランスエンジニア業界全体の傾向とは異なる場合があります。

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高橋 悠人(たかはし ゆうと)

2014年にレバレジーズ(現レバテック)入社。支店長として大阪拠点の立ち上げ、福岡名古屋支店をまとめる支店統括、レバテックフリーランスの事業部長を経て、2021年より代表取締役社長に就任。フリーランス支援機構の理事としても活動し、省庁への提言を機構を通して行っている。

目次

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プログラミング言語・スキル別フリーランスエンジニア向け業務委託案件数

まずは、プログラミング言語・スキル別のフリーランスエンジニア向け業務委託案件数から読み解けることから解説していきます。

対応域の広い言語・Javaが全体の3割を、次いでPHPが2割を占める結果に

今回の調査では、レバテックフリーランスが扱う求人・案件全体の約30%がJava、約20%がPHP、次いでObjective-C/Swift、Android(Java)、C/C++という結果になりました。

金融システムからソーシャルゲームまで幅広い開発に対応できるJavaは、どの業界でも案件が非常に多いです。

PHPは開発スピードが速いので、日々スピーディな改修が求められるBtoCのWebサービス開発案件が圧倒的に多く、ゲームやECサイトを制作するベンチャー企業の案件がメインですね。BtoCサービスを展開するベンチャー企業はフリーランスエンジニアの受け入れに柔軟ということもあり、PHP案件が2番目に多くなっていることが推測できます」(高橋)

徐々に需要が高まってきているRuby、JavaScript

一方、現状はそこまで割合が高くないものの、徐々に求人・案件数が伸びてきているプログラミング言語・職種もあるといいます。

「2016年現在で特に求人・案件が増加してきているのはRuby、JavaScriptを扱う職種ですね。また、まだ求人・案件数はとても少ないのですが、Go言語を扱う職種・案件もじわじわと伸びてきています。

RubyはRuby on Railsというフレームワークが非常に優秀とされています。Ruby on Railsはアップデートされるのが速く、開発効率が良いので多くのスタートアップ企業が採用していますね。また、JavaScriptはHTML5の登場やブラウザの発達により、フロントエンドで実現できることが増えたことからぐっと需要が高まりました。昨今ではSPA(SinglePageApplication)などリッチなフロントエンド開発が求められる案件も増加してきていることや、フロントエンドだけでなくサーバサイドの開発でも活用されていることなどから、JavaScript全体の案件数が伸びてきているのでしょう。

Go言語はGoogleが開発したプログラミング言語ということで発表当初から注目を浴びており、最近は求人・案件としても徐々に出てくるようになりました」(高橋)

プログラミング言語別の求人・案件数は、言語を扱えるIT人材の数に比例する

さらに、スキルごとの求人・案件数と、その作業を担えるフリーランスエンジニアの人材の数は互いに大きく影響しあっていると高橋は説明します。

「求人・案件が増加するのが先か、エンジニアが増えるのが先かというのは難しい問題で、求人・案件が増加しなければ作業を担えるエンジニアの数は増えにくいですし、その逆も然りです。求人・案件とフリーランスエンジニアの人材の数が同時に増えていくのが業界としての理想で、たとえばRubyは求人・案件とエンジニア人材の増加スピードがちょうどよいバランスで増えているので、今後も伸びていくことが予想されます」(高橋)

「自身のスキル・経験だと、どんな案件があるのだろう?」と気になる方は

レバテックフリーランスでは、フリーランスになりたいとお考えの方に向けた相談会を実施しておりますが、「いきなり対面で相談するのは気が引ける…」という方もいらっしゃるでしょう。

そうした方に向けて「今のスキル・経験でフリーランスになったら、どんな案件・職種が選択肢としてあるのか」をメールでお送りすることも可能です。ご自身のスキル・実績に合った案件内容や単価相場などを知りたい方は、ぜひお気軽にレバテックフリーランスにご登録ください。

企業がフリーランスエンジニアに求めるのは「即戦力」

求人・案件数の割合や推移については先程述べたとおりですが、JavaやPHP、Rubyなどの求人・案件を受注する上で、フリーランスエンジニアに求められるのは「即戦力」であるといいます。

「フリーランスは案件に参画してすぐに成果を出すことが求められますから、これまで携わってきた開発の種類や作業内容などの実務経験によって、契約できる案件の幅や単価金額は大きく変わってきます。目安として、実務経験が3年以上あれば、フリーランスエンジニアとして活躍できる幅も広がります」(高橋)

必ずしも「成果を出せる人材=ハイスキル」とは言えない

「一方、フリーランスとして案件に参画してすぐに成果を出せる人材というのは、必ずしもハイスキルというわけではありません。企業は、募集案件にマッチした人材を求めているので、“今、求人・案件に必要なスキル”を持っているエンジニアが有利なんです。コーディング案件であれば、正確に素早くコーディングができる人=成果を出せる人ですから、フリーランスエンジニアとして求人・案件を受注するためには、自身のスキルに合った案件を見つけることが大切です」(高橋)

高単価で契約できる「レアスキル人材」と「ゼネラリスト人材」

さらに、単価100万円以上など、高単価案件を受注できるフリーランスエンジニアには2つのタイプの人材がいるといいます。

「フリーランスエンジニアとして高単価案件を受注できる可能性が高いひとつめのタイプは、企業にとって技術者の確保が難しい“レアスキル人材”。もうひとつは、開発スキルに加えて顧客折衝や設計スキルがあり、フレームワークを自身で作ることができたり、インフラの領域にも知見があったりする、幅広いIT技術と知識を持った”ゼネラリスト人材”です。

レアスキル人材については、たとえば日本で希少価値が高いPython、まだまだ経験者が市場に少ないGo言語、また、Rubyも企業側の大きなニーズに対して実務経験者の数が全く足りていないという現状があります。それゆえ、PythonやGo言語、Rubyの技術を習得しているフリーランスエンジニアは、実際のスキル以上の単価をクライアントから提示される場合もあります。

ゼネラリスト人材を目指すなら、JavaやPHPなどのプログラミング言語のコーディングスキルだけでなく、要件定義から設計までの上流工程やインフラについての知識を習得するなど、フリーランスエンジニアとしてスキルの幅を広げていく必要があります」(高橋)

フリーランスのJavaエンジニアの仕事内容や需要・将来性、年収などについては、「Javaエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説」の記事をご確認ください。

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今後のフリーランスエンジニアの市場動向

ここからは、今後のフリーランスエンジニアの市場動向について解説していきます。

今後は人工知能やIoT、VR、ロボティクス関連の求人・案件が増加する可能性も

今回の調査結果と現在の業界トレンドから、今後のフリーランスエンジニア業界の需要・動向について、高橋は次のように予想します。

「最近、少しずつ増加し始めているIoT関連の求人・案件は今後も増えていくのではないでしょうか。IoTではWeb系の技術に加え、組込系の技術も必要になってくるので、そういった幅広い技術を持つフリーランスエンジニアの需要が高まる可能性があります。 また、Web開発におけるひとつのトレンドであるDevOpsの広がりによって、コンテナ技術、インフラ構築の自動化、ビルドやデプロイの自動化といった知識・スキルは今後さらに需要が高くなるでしょう。

さらに、人工知能(機械学習、ディープラーニング)やVR/AR/MR、ロボティクスなどの分野もエンジニア業界では話題ですね。AIやVR、ロボティクスなどの求人・案件が増加すれば、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジン、WebGLやWebVRといった3D周りの技術、また、機械学習やディープラーニングなどのデータ解析に強いPythonやRなどの知識・スキルは需要が高まるはずです。

とはいっても、ITエンジニア業界でトレンドとなっている技術がフリーランスエンジニアの求人・案件にまで影響を与えるのにはかなり時間がかかります。IoTや人工知能、VRなどはメディアでも大きく取り上げられ注目を浴びていますが、フリーランスエンジニア求人・案件としてはまだまだ少ないのが現状です」(高橋)

より高い収入を求めるなら”自身にしか出せない価値”を

現在フリーランスエンジニアとして活躍している方も、これから独立しようと考えている方も、自身のスキルを最大限に活かして、できるだけ多くの収入を得たいと考えている人が多いでしょう。市場価値の高いフリーランスエンジニアになるにはどうするべきか、年間約8万件以上の求人・案件(※)を提案しているレバテックフリーランスの実績から、高橋は次のように説明します。
※2016年8月末時点での実績 自社調べ

「希少価値の高い技術を身につけるのもひとつの手ですが、メインスキルとなるプログラミング技術に加え、設計やインフラに関する技術を身に付けて、守備範囲の広いフリーランスエンジニアになることで自身の市場価値を上げていくのが良いのではないかと思います。

やはり、高単価の求人・案件を受注できる人材というのは、日々の勉強を怠りません。トレンドを先読みして自力で勉強することは非常に力のいることですが、自身にしか出せない価値を企業に提供できれば単価は上がりますし、企業が手放したくないフリーランスエンジニアになることができるでしょう」(高橋)

ご自身の市場価値や年収アップに必要なスキルを知りたいなら

当記事をご覧になる中で、「自身のフリーランスエンジニアとしての市場価値はどのぐらいなのだろうか?」が気になる方はいらっしゃることでしょう。とはいえ、案件やご自身のスキル・ご経験によって、詳細な単価相場は大きく変わるものではあります。

受注する案件や単価相場などのお悩みに対して、レバテックフリーランスはこれまで多くのフリーランスエンジニアを支援してきた実績を基に、無料でアドバイスをさせていただいております。また「自身のスキル・経験で、フリーランスエンジニアとして安定的に案件を受注できるか不安…」といったご相談も承っております。「情報収集がしたいだけ」というレベルでも問題ありません。フリーランスにまつわることでしたら、ぜひお気軽にご相談ください

◆調査概要
調査方法:レバテックフリーランスが保有する契約案件データから抽出
調査対象:2015年4月~2016年3月末の期間にレバテックフリーランスが保有していた契約案件データ

最後に

簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!

※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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