未経験からJavaScriptエンジニアへ!仕事で使えるレベルになる方法

「未経験からJavaScriptエンジニアになりたいけど、本当にやっていけるか不安」という方は多いのではないでしょうか?未経験からでもJavaScriptエンジニアを目指すことは十分可能ですが、持っている知識やスキルによっても適性は大きく異なります。

この記事では、未経験からJavaScriptエンジニアになるためのロードマップ、必要なスキル、年収、将来性などをわかりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、キャリアのステップを進めていきましょう。

目次

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JavaScriptエンジニアの仕事内容

JavaScriptエンジニアは、Webサイト制作・アプリ開発などを行います。JavaScriptは汎用性が高いため幅広い業務が想定されますが、最も多いのはWebサイトのフロントエンド開発です。

未経験者の場合、初めはJavaScriptを使用して開発されたシステムのテスト業務を担当することが多いでしょう。既存のソースコードの改修といった業務を任される場合もあります。

経験を積んだ後は、企画から設計までのプロジェクト全体に関わる場面が出てくるでしょう。JavaScriptの業務を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
JavaScriptエンジニアの仕事内容や必要なスキルは?年収や需要も解説

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未経験からJavaScriptエンジニアになるまでのロードマップ

未経験からJavaScriptへの転職を成功させたい人が取り組むべきことと手順を紹介します。具体的な学習方法や、実績が少ない中でスキルをアピールする方法を把握し、効率よく準備を進めていきましょう。

なお、未経験プログラマー全般の転職事情を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
未経験からプログラマーになるには?必要なスキルやなり方を紹介

IT業界とWebの基礎知識を身につける

IT業界未経験からJavaScriptエンジニアを目指すのであれば、まずはIT業界全体の基礎知識を知る必要があります。どんな事業領域があるのか、有名企業はどこかなど、全体像を把握しましょう。

ミスマッチをなくすため、自分がより良いと感じる領域を探すのが重要です。分野や会社、エンジニアの働き方を知ることで、自分がどういった企業に転職したいかが見えてきます。情報収集には、IT業界についてまとめられた就活生・転職者向けの書籍を使うと便利です。

同時に、Webの基礎知識も身につけましょう。JavaScriptを詳しく学ぶ前に、どんな場面で使われるのかおおよそのイメージを掴みます。JavaScriptと関連が深いHTML/CSSなどのマークアップ言語にも触れておきましょう。

JavaScriptのスキルを習得する

IT業界やJavaScriptの概要が分かったら、仕事で使えるレベルのプログラミングスキルの習得を目指します。具体的な勉強方法は、参考書や学習サイトを使った独学と、エンジニアのスクールに通う方法の2つです。

学習方法別のメリットや独学に使える書籍・学習サービスを紹介するので、学習スタイルを決める参考にしてください。

書籍で学ぶ

JavaScriptに関する参考書は数多く、入門書から上級者向けまで種類も豊富です。

入門者向けとしては「ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩」がおすすめです。プログラミング未経験者がつまずきやすい文法や機能が理解しやすい内容となっています。

すでにJavaScriptの基礎を習得している方へのおすすめは、「Webサイト制作者のための JavaScript入門講座」です。Webサイト制作に必要なJavaScriptの実践的な知識を身につけられます。

さらに、フレームワークについて学ぶ際は、「動かして学ぶ!Vue.js開発入門」も役立つでしょう。

学習サイトで学ぶ

独学で実際に手を動かしながら学ぶには、学習サイトが便利です。たとえば、「ドットインストール」は3分以内のレッスン動画を視聴できるサービスです。スキマ時間を活用できるので、忙しい人に向いています。

ProgateCODEPREPは、実際にコードを書きながら学べる学習サービスです。自分で環境構築する必要がなく、手軽に始められる良さがあります。独学のやり方を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
JavaScript入門ガイド!初心者におすすめの勉強方法や学習サイトを紹介

プログラミングスクールで学ぶ

時間や経済的な余裕がある人は、プログラミングスクールや専門学校で学ぶ選択肢もあります。スクールには独自のカリキュラムがあり、講師の指導のもとで学習を進められます。

独学と違って「この学習方法で合っているの?」と不安になる心配も少なく、疑問もすぐに解消できるのがメリットです。JavaScriptを仕事で使えるレベルにできるでしょう。一緒に学ぶ仲間もいるので、モチベーションを保てます。

ある程度費用がかかっても、効率よく確実に仕事で使えるレベルのスキルを身につけたいなら、スクールがおすすめです。
プログラミング学習におすすめ!人気のエンジニアスクールまとめ【無料あり】

実際に成果物を作る

プログラミング学習の効果を高めるには、実際に何かを作るのが重要です。コピペで動作を確認するだけでは、仕事で使えるレベルのスキルは身につきません。書籍やスクールで提供されるサンプルを参考にして、自分で成果物をつくってみましょう。

できあがった成果物はポートフォリオとしてまとめると、就職・転職時にスキルをアピールできます。特に、JavaScriptの業務実績がない人は、ポートフォリオを通して技術力を伝えることが重要です。

一度できあがった成果物も、コードの可読性を高めるといった改善を行ったうえで提出できる状態にしましょう。

なお、転職時の書類の書き方を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
未経験者もスキルシートは必要?書き方や作成時の注意点を解説

副業やバイトで実務を経験する

自分がJavaScriptエンジニアに向いているか確かめるためにも、まずは副業やバイトで実務を体験すると良いでしょう。案件はフリーランス向けのエージェントやクラウドソーシングサイトで探せます。

副業で実績を積めば、実務経験ができ転職時に有利になります。勤め先で副業が許可されているか確認したうえで、案件を探してみましょう。

未経験OKの求人を探して応募する

JavaScriptのスキルを身につけ副業で実績を積んだら、本格的に求人を探す段階に入ります。まずは転職サイトで未経験可の求人を探してみましょう。

エントリーシートの作成や面接などのサポートが必要な方は、転職エージェントの利用がおすすめです。エージェントでは希望にそった求人の提案してもらえるほか、応募書類の添削やキャリア相談などのサービスを受けられます。

特に、JavaScript未経験者が求人・案件に応募する際は、実務経験の不足を補うアピールを行う必要があります。書類選考や面接ではポートフォリオを提示し、仕事で使えるレベルのJavaScriptのスキルがある点をしっかりと伝えたほうがよいでしょう。またHTML/CSSやPHPなどの業務経験は評価される可能性があるので、積極的にアピールすべきです。

技術力のほかに、IT業界ではマネジメント能力やコミュニケーション能力も評価されます。プロジェクトのマネジメントや顧客折衝の経験があれば、実績を交えて伝えましょう。

経験を積めばフリーランスも視野に入れることが可能

JavaScriptエンジニアとして企業で経験を積んだ後は、独立してフリーランスになる道もあります。

フリーランスは実力に応じて報酬が上がりやすいといわれており、会社員エンジニアより高収入を目指しやすいです。特に、上流工程やマネジメント経験があるエンジニアは高単価の案件を受注しやすいでしょう。

さらに、フリーランスになれば案件単位で仕事を選べます。希望通りのキャリアパスや働き方を実現しやすくなるかもしれません。

ただし、フリーランスは自分で営業して案件を見つける必要があるので注意しましょう。人脈がない人や営業が苦手な人はむしろ苦労してしまうかもしれません。

フリーランス向けのエージェントを使って案件探しを効率化するのはおすすめです。レバテックフリーランスでも、ITエンジニア向けの案件提案や参画中のサポートを行っています。無料でご利用いただけるので、ぜひ一度お問い合わせください。

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JavaScriptが開発に使われる分野

JavaScriptは動的なWebサイトをつくるのに用いられるプログラミング言語です。たとえば、ポップアップウィンドウやスクロール時の画面の変化はJavaScriptによるものです。主にフロントエンド開発に使用されますが、サーバーサイドの開発も可能です。

汎用性が高く多分野の開発で使われるのが特徴で、Web上で動作する言語として圧倒的なシェアを誇ります。たとえば、次のような案件でJavaScriptが活用されています。

  • ECサイト
  • 小売業向けシステム
  • 決済サービス
  • AIチャットボット
  • ソーシャルゲーム

幅広い用途で用いられるJavaScriptですが、習得の難易度はそれほど高くありません。理由として、構文が単純なこと、テキストエディタとブラウザがあれば実践できることがあります。

Web上で動作を確認しながらプログラミングができるのも初心者向きなポイントでしょう。

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JavaScriptエンジニアの年収は?

レバテックフリーランスが公開している単価相場のデータをもとに、平均月単価・平均年収を紹介します。JavaScriptエンジニア全体の平均とは異なるので、目安として参考にしてください。

  • JavaScriptの平均月単価:71万円
  • JavaScriptの平均年収:852万円

2024年9月時点におけるJavaScriptの平均月単価は71万円です。この金額の12ヶ月分を年収とすると平均年収は852万円となります。

  • JavaScriptの最高月単価:170万円
  • JavaScriptの最高年収:2040万円

さらに、JavaScript案件の最高月単価は170万円で、こちらの場合、年収は2000万円を超える計算です。

レバテックが公開している言語別の単価ランキングによると、JavaScriptの平均月単価は15言語の中で6位です。最高単価の順位はGoやRubyと同列の3位で、実力あるフリーランスは高収入を実現できる可能性があります
ランキングの詳細を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【1位はGoの87万円】プログラミング言語別単価ランキング|2023年7月最新版

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JavaScriptエンジニアに求められるスキル

JavaScriptエンジニアに必要なのは、JavaScriptのプログラミングスキルだけではありません。効率よく開発を進めるには、フレームワークやライブラリの知識が不可欠です。また、フロントエンド開発を行うエンジニアに共通して必要なスキルもあります。

JavaScriptエンジニアとしての実践力をつけるために、学習を開始する前に必要なスキルの全体像を把握しましょう。

フレームワークの活用スキル

JavaScriptでWebサイトを制作する際には、Vue.jsのようなフレームワークを活用します。フレームワークとは、開発に必要な機能をまとめた枠組みのことです。フレームワークを使うと開発を効率化できるため、JavaScriptエンジニアにとって必須のスキルといえます。

JavaScriptと合わせて習得する手間がかかりますが、マスターすれば作業効率を大幅に向上できるでしょう。

HTML/CSSなどフロントエンド開発のスキル

JavaScriptエンジニアの案件でもっとも多いのが、フロントエンド開発です。フロントエンド開発では、JavaScriptと合わせてHTMLとCSSを使うことが圧倒的に多いです。

そのため、JavaScriptエンジニアは「HTMLとCSSを身に付けていて当然」とみなされます。JavaScriptエンジニアを目指すなら、HTML・CSSは徹底的に習得しましょう。

HTMLを使った仕事について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
HTMLコーダーの仕事内容とは?年収や必要なスキルを解説

サーバーサイド言語のスキル

JavaScriptエンジニアの求人・案件には、サーバーサイド開発が含まれがちです。そのため、サーバーサイドで動くNode.jsのスキルを身につけておくと良いでしょう。

また、TypeScriptはJavaScriptを拡張した言語で、Node.jsとの組み合わせでサーバーサイド開発が可能です。TypeScriptは需要が高まっているので、身に付けておきたいところです。

ほかに、サーバーサイドでの利用が多いJava・PHP・Ruby・Goなどのスキルがあると企業から重宝されます。

JavaScriptライブラリのスキル

JavaScriptエンジニアには、ライブラリの活用スキルも求められます。ライブラリとは、よく使う機能をすぐに呼び出せるようにまとめた便利ツールのようなものです。ライブラリがあれば頻繁に使用する機能を1からつくる必要がなく、開発を効率化できます。

ライブラリには多くの種類があり、プログラミング言語ごとに適切なライブラリが異なります。JavaScriptでは、主にjQueryというライブラリを使用します

jQueryはJavaScriptを使いやすくするライブラリです。jQueryを使えば、JavaScriptでよく使う機能を簡単に呼び出して使うことができます。

そのため、多くの現場ではJavaScriptと並行してjQueryを使用しており、JavaScriptエンジニアにとってjQueryを扱うスキルは価値が非常に高いです。JavaScriptと同時に習得を目指すとよいでしょう。

UI/UXデザインの知識

UI(User Interface)は、利用者とサービスの接点を意味し、具体的には画面の見やすさや操作性を指しています。UX(User Experience)は、利用者がサービスから得た体験のことで、使い心地や印象などを意味します。

利用者に「サービスを使って良かった」と思ってもらうには、単に必要な機能を実装するだけでは不十分です。JavaScriptエンジニアはUI/UXに配慮し、利用者が満足できるインターフェースをつくらなければなりません

そのためにも、一定のデザイン知識を身につける必要があるでしょう。
UXエンジニアとは?仕事内容、必要なスキルとあわせて解説

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JavaScriptエンジニアに向いている人の特徴

未経験からJavaScriptエンジニアを目指す場合、自分に適性があるか知ることが大切です。一般的に、次の特徴がある人はフロントエンドの開発に向いているといわれます。

  • コーディングが好き
  • 新しいことを学ぶのが好き
  • デザインに興味がある
  • サービス精神がある

主にフロントエンドを担当するJavaScriptエンジニアは、コーディング業務が多いです。そのため、コーディングが好きなことは仕事を楽しむ条件といえます。

フロントエンド分野では日々新しいフレームワークやライブラリが登場するので、新たな知識を学ぶのが好きな人にも向いています。

JavaScriptエンジニアはユーザーインターフェースを担当することが多く、デザインへの興味も必要です。「ユーザーに良い経験を提供したい」と考えられる人は、使いやすいサイトを構築できるでしょう。

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JavaScriptエンジニアの将来性

JavaScriptは開発環境に依存しない汎用性の高さが特徴で、多くの開発現場で活用されています。レバテックの言語ランキングでは、JavaScriptの案件数は15言語の中で2位と高順位です。

また、プログラミング言語の人気指標となるランキングTIOBE Indexでの順位は6位です(2024年9月時点)。数ある言語のなかで上位10以内に入るのは、かなりの人気といえるでしょう。

実際にJavaScriptは多くのサービスに使われており、今後も需要が継続すると考えられます。近年は、JavaScriptが拡張した言語TypeScriptの需要が伸びているものの、JavaScriptの案件・求人数は依然として多い状況です。

プログラミング言語のトレンドは移り変わりがありますが、JavaScriptの概念はほかの言語にも応用できます。JavaScriptのスキルを継続して磨いていれば、エンジニアとしての将来性にはそれほど大きな不安はないでしょう。
JavaScriptの将来性や需要について解説!おすすめの資格も紹介

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JavaScriptエンジニアのキャリアパス

経験を積んだJavaScriptエンジニアには多様なキャリアパスが広がります。どのキャリパスを選ぶかは、自分がやりたいことによって変わります。以下に例を挙げるのでご覧ください。

  • フルスタックエンジニア
  • UI/UXエンジニア、Webデザイナー
  • プロジェクトマネージャー、Webディレクター

技術を極めたい人は、フロントエンド・バックエンドを問わず幅広い領域に対応するフルスタックエンジニアになる道があります。

Webデザインを追求したい場合は、サイトのデザインを行うWebデザイナーになる働き方があります。ITスキルを活かすなら、UI/UXの構築に特化したUI/UXエンジニアとして働く道もあるでしょう。

マネジメントに興味がある人は、Webサイト制作のプロジェクトにおいて全体を指揮するWebディレクターが候補になります。また、同じくプロジェクト全体の責任者であるプロジェクトマネージャーへのキャリアアップも視野に入ります。

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JavaScript未経験者によくある質問

JavaScript未経験者に向けて、JavaScriptで何ができるのか、未経験でエンジニアになれるのかを説明します。「JavaScriptエンジニアはリモートワークができる?」という気になる働き方についても回答しました。

これからJavaScriptを学ぶ方は、事前に基礎知識を把握し、エンジニアとして働くイメージを固めていきましょう。

Q.JavaScriptは何ができる?

JavaScriptはWebページに動きをつけるプログラミング言語です。文字に動きを加えたり、ポップアップを表示したりできます。主に、フロントエンドの構築に使われ、Webアプリやスマホアプリ、ゲーム開発に用いられます。

Q. 未経験からJavaScriptエンジニアになれる?

未経験でもJavaScriptエンジニアに転職できますが、経験者と比較するとハードルは高いです。未経験の場合は、派遣社員・アルバイト求人や、クラウドソーシングサービスで難易度が低い案件を探す選択肢があるでしょう。

Q. JavaScriptの求人ではどんなスキルが必要?

JavaScriptエンジニアは、年々求められるスキルの幅が広くなっています。フロントエンドの開発スキルに加え、業務内容によってはサーバーサイド言語のスキルが必要です。開発を効率化するため、フレームワークの使用スキルも求められます。

Q. 在宅やリモートワークで働ける求人はある?

JavaScriptエンジニアはリモートワークで働ける求人・案件を見つけやすいです。理由としては、物理的制約を受けにくいWeb開発を行うケースが多いためです。レバテックフリーランスが紹介する案件の7割以上はリモート案件となっています。

※本記事は2024年9月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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