フリーランスエンジニアになるタイミングは?経験年数や貯蓄額の目安を解説 | レバテックフリーランス
フリーランスエンジニアになるタイミングは?経験年数や貯蓄額の目安を解説
「フリーランスエンジニアになるのに良いタイミングは?」「何年経験すればなれる?」と疑問に思う人は多くいます。せっかくなら成功しやすいタイミングで、周囲の人にも無理がない時期になりたいものです。
そこで、転向するのに適したタイミングや独立を避けるべき時期を解説します。本記事を読めば、リスクを極力減らして成功できる可能性が高まります。フリーランスエンジニアになりたい方は、ぜひチェックしてください。
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目次
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フリーランスエンジニアになるのに良いタイミング4つ
フリーランスエンジニアになるのに良いタイミングは、各工程の経験を一通りした時や案件をもらえる見込みがある時などです。これらのタイミングなら思い立った時に独立するよりも成功確率を高められます。
フリーランスの始め方が先に知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
【2023】フリーランスの始め方ガイド|何から始めるか分かる
開発の各工程をひと通り経験したタイミング
システムやソフトウェアの開発で、各工程をひと通り経験したタイミングは独立に適しています。開発フローの全体が見え、必要なスキルも把握できるからです。参画できる案件の種類も多い状態です。
ただし「どの工程にも通じた一人前のエンジニア」とみなす基準は人により異なります。直属の上司やクライアントからのフィードバック・評価を参考に、できるだけ客観的に自分のスキルレベルを判断してください。
案件をもらえる見込みのあるタイミング
フリーランスエンジニアになるのは、案件をもらえる見込みができてからが良いでしょう。案件を獲得する手段やルートがなければ、独立後に収入が得られないからです。
面識がある取引先や知人、仲介サービスなどが案件確保の主なルートになります。現在貯金が少なくても、案件がもらえる見込みがあれば生計を立てやすくなるので安心です。
無収入でもしばらく暮らせる貯金ができたタイミング
しばらく収入なしで暮らせる貯金ができたときも独立に適しています。案件がもらえるルートを確保しても、突然発注が途切れるケースもあるからです。会社員のように常に仕事がもらえる状態が続くとは限りません。
可能なら、半年~1年ほどは無収入でも暮らしていける貯金があると望ましいでしょう。複数のリスクを想定し、十分な資金を用意するのが得策です。
健康上の懸念がないタイミング
健康上の懸念がないタイミングを選ぶのも重要です。フリーランスエンジニアはなにも対策をしないとケガや病気をしたときに会社員ほどの補償がありません。医療費の負担が重くなる可能性があります。
懸念がある場合は、独立を見送った方が良いでしょう。適切な治療や療養をし、健康状態が良くなってからフリーランスを目指してください。
独立を避けるべきタイミング3つ
フリーランスエンジニアになるのを避けるべきタイミングもあります。確定申告が近い時期や失業手当を受けるときなどです。自分の都合だけでなく公の手続きも考慮し、ぴったりのタイミングを選んでください。
2、3月といった確定申告に近いとき
2月や3月など、確定申告に近い時期は避けた方が良いでしょう。税務署が混雑しているためです。開業届の提出に時間を要したり、問い合わせの電話がつながりにくくなったりします。
手続きに時間がかかると、独立に向けた他の作業や仕事が滞る可能性もあります。確定申告の時期を避けるだけでも、スムーズに準備が進むと覚えておきましょう。
失業手当を受けられるとき
失業手当が受けられる方は、独立のタイミングに注意しましょう。開業届を出すと、給付の対象外になってしまいます。
待機期間が終わった後に事業を始めるのが給付の条件となります。給付制限がある場合は、1ヶ月経ってから事業を始めなければなりません。いずれにしても、指定の期間が明ける前に開業届を出さないでください。
今の会社や家族に迷惑がかからないタイミング
できるだけ会社に迷惑がかからないタイミングを選ぶのも大切です。会社の人たちに無理が出ない時期に退職すれば、印象が良くなります。良好な関係を維持していると、独立後も案件を提案してくれる場合も多々あります。
また、会社だけでなく、家族の理解も得るようにしてください。フリーランスエンジニアは収入が安定するとは限らず、家族に使うお金が減る可能性もあります。収入を得る手段を含め、今後の事業計画について家族と十分に話し合いましょう。
独立するタイミングになるまでの経験年数の目安
フリーランスエンジニアになるには、3年以上の経験があると望ましいとされています。理由は以下のとおりです。
- エンジニアの仕事の流れがわかるから
- スキルや専門性が身につくから
- 応募できる案件が増えるから
3年以上の経験があれば、エンジニアの仕事内容や開発の流れが見えてきます。実務を通じて、現場で役立つ知識やスキルを身につける機会も多いでしょう。
ある程度スキルを蓄えると参画できる案件の幅が広がり、単価も上がりやすくなります。独立するタイミングに迷ったら、「経験3年以上」を目安にするのも手です。
実際、エンジニア歴3年で独立して成功を収めている人もいます。自分のスキルが通用するか不安だったものの、業務が正社員時代と似ていてすぐ適応できたそうです。詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
エンジニア歴3年でフリーランスに。スキル習得による単価アップを実現
タイミングを計ってフリーランスエンジニアになる手順
フリーランスエンジニアになる手順を紹介します。具体的には以下の6つです。
- 会社員時代に仕事や副業案件で経験を積む
- ポートフォリオやスキルシートを作成する
- 独立の目処が立ったら会社の退職手続きをする
- 健康保険と年金を切り替える
- 開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出する
- 案件を探す
会社員時代に実務経験を積み、技術力をアピールするためのポートフォリオやスキルシートを作成しましょう。独立する段階になったら国民健康保険や国民年金に加入し、開業届を税務署に提出してください。
フリーランスエンジニアになる手順についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスになる手続き|必要書類や会社員のうちにすべき準備
後悔しないために知るべき独立で注意すべきこと
「こんなはずじゃなかった」と後悔するのを避けるため、独立時に注意すべき点を3つ紹介します。フリーランスエンジニアを目指す方は、ぜひチェックしてください。
支払う税金と保険料の種類を知る
フリーランスエンジニアになる人は、支払う税金や保険料の種類を知る必要があります。収入から税金・保険料が差し引かれ、手取りが少なくなるからです。逆にいえば、税金の種類と節税方法を知れば、手取りを増やせます。
フリーランスが支払う税金の保険料は主に以下のとおりです。
- 所得税
- 住民税
- 消費税
- 個人事業税
- 国民健康保険料
- 国民年金保険料
上記のほか、持ち家で業務を行う場合は固定資産税もかかります。各税金の特徴を知り、もれなく支払いましょう。フリーランスエンジニアが支払う税金について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスが納付する税金の種類は?計算方法や節税対策についても解説
独立前にメリットとデメリットの両方を知る
独立前にフリーランスエンジニアのメリットとデメリットを知るのも大切です。両方を知っていれば、納得した上で転向できます。以下が主なメリットです。
- 実力次第で会社員より年収が上がる
- 好きな業務内容の案件を選べる
- 人間関係に縛られない
また、フリーランスには次のデメリットがあります。
- スキルや人脈がないと収入が途切れやすい
- 社会的信用が低くなる
- 営業や確定申告に時間を取られる
デメリットをクリアするため、独立前に十分な人脈を作ったり、クレジットカードやローンを申請したりすべきです。さらにスキルや実績もあれば、フリーランスのメリットを享受できるでしょう。
メリット・デメリットについてより詳しくは以下の記事で確認できます。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリットは?リアルな実態を解説
クライアントと契約内容をしっかり擦り合わせる
案件をスタートする前に、クライアントと契約内容をすり合わせてください。契約内容により、フリーランスが負う責任の範囲が変わるからです。
たとえば、準委任契約は業務遂行に対して報酬が支払われます。請負契約なら、成果物の完成と納品が求められます。参画後にトラブルにならないよう、事前に契約形態と内容の疑問点を解消しましょう。
フリーランスが結ぶ契約と注意点について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスと業務委託契約の違いは?トラブル防止のコツも紹介
フリーランスエンジニアとして成功するコツ
フリーランスエンジニアとして成功するコツを紹介します。具体的には、必要なスキルを習得したり、エージェントを利用したりなどです。効果的な方法を知れば、遠回りをせずに稼げるようになるでしょう。
フリーランスエンジニアに必要なスキルを習得する
フリーランスエンジニアに必要なスキルの習得が重要です。案件で求められる主なスキルは以下のとおりです。
- 分野ごとの専門知識・技術力
- 自己管理力
- コミュニケーション力
AIやIoTなど、自分が活躍したいと思う分野の専門知識と技術力を磨きましょう。実務経験を積めると理想的です。
自己管理力とコミュニケーション力も必要です。現場ではクライアントのほか、チームメンバーや関係者とやりとりする機会が多くあります。周囲と連携して円滑に業務を進める必要があります。
より良い案件を取るために、よりフリーランスエンジニアに必要なスキルを知りたい場合は、以下の記事が参考になります。
フリーランスエンジニアに必要なスキルは?技術力を高める方法や資格も紹介
リスク回避のためまずは副業案件から始める
いきなりフリーランスエンジニアにならず、副業から始めるのがコツです。収入や立場が不安定なフリーランスに、いきなり転向するのはリスクのある行動です。
副業は独立後の「予行練習」になり、フリーランス的な体験をしてみることで、自身の適性も見極められます。具体的な副業の始め方は以下の記事で確認できます。
エンジニアがフリーランスとして副業するメリットと案件の探し方
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスエージェントを利用するのも良い方法です。高単価案件を獲得できて収入が安定しやすくなり、営業を代行してくれるため本業に専念できます。
エンジニアとして独立を目指すなら、レバテックフリーランスがおすすめです。登録者数No.1の定番サービスで、利用満足度は92.6%です。相談は無料でできるので、気軽に利用してみてください。
フリーランスエンジニアの働き方の特徴
フリーランスエンジニアの働き方の特徴は、広い自己責任の範囲や働く場所などです。ここでは代表的な特徴を解説していきますが、詳細に知りたい場合は以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの働き方とは?会社員との違いや案件獲得方法も紹介
在宅型だけでなく常駐型案件も多い
フリーランスエンジニア案件には、在宅型だけでなく常駐型もあります。常駐型は、クライアント企業の現場に行って業務を行う働き方です。フリーランスに対して自宅で働くイメージを持つ人もいますが、実はエンジニアの場合、常駐型が多い傾向にあります。
常駐型の場合、自由度は低くなりますが対面のコミュニケーションが多く、業務をスムーズに進められるのはメリットです。在宅型にこだわらず、常駐型にもぜひチャレンジするのがおすすめです。
業務に関わるすべてが自己責任になる
フリーランスエンジニアは業務に関わるすべてが自己責任になります。トラブルが起きたとき、会社員は上司や同僚に相談して解決できますが、フリーランスは基本的に自力で対応しなければいけません。
孤独を感じたり、「周囲から疎外されている」と思う人もいるでしょう。自由に働ける反面、業務の進め方もトラブルの対処の仕方も自分次第だと心得る必要があります。
フリーランスになるタイミングについてよくある質問
フリーランスになるタイミングに関するよくある質問をまとめました。なるのに適した年齢や時期について回答しています。フリーランスエンジニアへの転向を検討している方は要チェックです。
Q. フリーランスエンジニアになるのに適した年齢は?
フリーランスエンジニアになるのに適した年齢は人それぞれだと考えられます。年齢以外にもスキルや経験年数など考慮すべき要素があるからです。
Q. フリーランスエンジニアになるのに良い時期は?
エンジニアの仕事は季節のイベントとあまり関わりがないので、独立に良い時期は特にありません。時期よりも、独立してやっていけるだけのスキルと環境があるかどうかが重要になります。具体的には、案件を獲得するための営業力・人脈が必要です。
Q. フリーランスになってから年収を上げるには?
フリーランスが年収を上げるには、クライアントとの信頼関係がカギとなります。クライアントに信用されれば、継続的に案件を提案してもらえる可能性が高まるからです。納期を守る、こまめな連絡を心がけるなどして信頼を得ましょう。
※本記事は2023年4月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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