プログラマーは何がきつい?理由や対処法を解説 | レバテックフリーランス
プログラマーは何がきつい?理由や対処法を解説
プログラマーの需要は高く、IT業界でも特に人気の高い職種である反面、「きつい」「やめとけ」といった声もあることから、不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、プログラマーがきついと言われる理由や分野ごとの大変さのほか、向いている人の特徴などを詳しく解説します。これからプログラマーを目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

記事の監修者
越水 利恵
ITコンサルタント システムエンジニア
株式会社systemRie代表。「ITを活用して中小企業を元気にする」という思いを胸に、広島でITコンサル・システムエンジニアとして活動中。
経営者や現場担当者が抱える「日々の業務を改善したいけれど、どこから手をつけていいのか解らない」というお困り事にコンサルタントとして寄り添い、システムの設計・開発、ホームページ制作、ネットショップの構築・運用などを行なっている。
プログラマーがきついと言われている7つの理由
プログラマーの仕事がきついと言われるのには、いくつかの理由があります。ここでは、代表的な7つの理由について詳しく解説します。
プログラマーの仕事内容について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてお読みください。
【エンジニア監修】プログラマーとは?仕事内容や年収・資格を紹介
1.人手不足で休日出勤や残業が多くなりがちなため
プログラマーは、休日出勤や残業が多くなりがちな職種であり、それゆえ「きつい」と言われることも少なくありません。
この背景には、IT業界を取り巻く深刻な人手不足という問題が潜んでいます。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)がデジタル人材について行った2024年の調査によると、プログラマーを含むソフトウェアエンジニアについて、調査対象の企業の35.7%が「大幅に不足している」、26.5%が「やや不足している」と回答しています。企業の過半数がIT人材について十分ではないと感じているのです。
このような背景から、プログラマー一人当たりの業務負荷が大きくなり、休日出勤や残業が増えてしまうケースがあるのです。特に納期前やシステムに予期せぬトラブルが発生した際などは、長時間労働となることも珍しくはなく、心身ともに大きなストレスを感じてしまうかもしれません。
ワークライフバランスの乱れはプログラマーをはじめ、IT業界が抱える課題といえるでしょう。

越水 利恵
任ITコンサルタント
システムエンジニア
参考:デジタル時代のスキル変革等に関する調査|IPA 独立行政法人情報処理推進機構
2.報酬が見合わないことがあるため
プログラマーの仕事は高度な専門性が求められる一方で、労働時間や業務の難易度に対して報酬が見合っていないと感じる方もいるようです。
特に、新卒や未経験からキャリアチェンジした直後の経験が浅いプログラマーは、給与水準が低いことも珍しくはありません。プログラマーの職務は専門性が高く技術力も要するため、それに見合った対価が支払われていないと感じれば、フラストレーションが溜まってしまいかねません。
このような環境ではモチベーションを維持するのが難しく、きついと感じる要因の一つとなります。
3.客先常駐にストレスを感じやすいため
客先常駐(SES)という働き方の場合、自社ではなくクライアントのオフィスで業務を行うため、疎外感に悩まされるケースが見受けられます。
自社の社員と顔を合わせる機会は少なく、また、評価基準が見えにくいといった、特有のストレスを抱えやすい傾向にあります。さらに、人間関係の構築を現場ごとに一から行う必要があるため、精神的な負担を感じやすいのです。
4.テスト作業が多いため
テスト作業が多いことも原因の一つといえるでしょう。
プログラマーの仕事は、コードを書くことだけではありません。書いたプログラムが正しく動作するかを確認するテスト作業も、業務の大きな割合を占めます。
テスト作業は地道で根気のいる作業であり、エラーが出た場合は原因を究明して修正する工程を繰り返さなければなりません。単調な作業の連続に疲労を感じたり、なかなかバグが直らずに精神的なプレッシャーを感じたりすることがあります。
5.学習の負担が大きいため
IT業界は技術の進歩が非常に速く、次々と新しいプログラミング言語やツールのほか、フレームワークなどが登場します。これらの変化のペースに後れを取らないようついて行くのは簡単ではありません。
プログラマーとして第一線で活躍し続けるためには、業務時間外でも自主的に新しい知識をインプットし続ける必要があります。休日やプライベートの時間を削って学習に充てなければならないことも多く、常に学び続ける姿勢を保つのがきついと感じる方もいるでしょう。
6.未経験からのハードルが高いため
プログラマーになるためには、プログラミング言語の文法やアルゴリズムのほか、システム設計などの専門知識を習得しなければなりません。
未経験からこれらの知識を一から学ぶのは容易ではなく、途中で挫折してしまう人もいます。また、実務経験がない状態で現場に入ると、最初は専門用語が分からなかったり作業についていけなかったりして、大きなプレッシャーを感じることが多いといえます。
7.疎外感が大きいため
プログラマーの業務は、一日中パソコンに向かって黙々とコードを書く時間が長く、ミーティングを除けば、チームメンバーとの会話が少ない場合があります。
特にリモートワークを導入している企業では、対面でのコミュニケーションがさらに減少するため、孤独感や疎外感を抱きやすくなります。周囲に気軽に相談できる環境がないと、行き詰まった際に一人で抱え込んでしまい、精神的に追い詰められてしまうおそれもないとはいえません。
【分野別】プログラマーの仕事の「きつい」ポイント
一口にプログラマーといっても、携わる分野によってきついと感じるポイントは異なります。それぞれの分野特有の「きつさ」について見ていきましょう。
なお、以下の記事ではプログラマーの種類について詳しく解説しています。併せてご覧ください。
プログラマーの種類一覧!年収や難易度・おすすめ職種の理由を解説
Webプログラマー
Webプログラマーは、WebサイトやWebアプリケーションの開発を担います。
Webプログラマーには、プログラミングのノウハウ以外にもデザインやUI、セキュリティに関する知識も求められます。これらをすべて習得することを「きつい」と感じてしまう方もいるでしょう。また、この分野はトレンドの移り変わりが激しく、常に新しい技術やフレームワークにキャッチアップし続けなければならない点も大変です。
Webプログラマーの仕事や必要なスキルについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
Webプログラマーとは?仕事内容や年収・必要なスキル・なり方を解説
アプリケーションプログラマー
パソコンやスマートフォン向けのアプリケーションを開発するプログラマーです。
iOSやAndroidといったOSのアップデートに際しては、その都度アプリケーションの修正・対応が頻繁に必要となります。また、利用ユーザーが多い分、バグや不具合発生時の影響範囲が広大になりがちです。そのため、迅速な対応が欠かせず、責任とプレッシャーを感じる人もいます。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、ゲームのキャラクターの動きやシステムの構築を担当します。
ゲーム開発は規模が大きく、リリース日が厳密に決まっていることが多いため、納期前には常態的に残業が発生しやすい傾向にあります。また、ユーザーの期待に応えるために高いクオリティが求められ、この点に対して精神的重圧を感じてしまう方もいるでしょう。
組み込み系プログラマー
家電や自動車などの製品に組み込まれるシステムを開発するプログラマーを、組み込み系プログラマーと呼びます。
組み込みシステムは、一度製品として出荷されると後から修正するのが難しいため、わずかなバグも許されないというプレッシャーがあります。また、ハードウェアに関する専門的な知識も必要となるため、習得すべきスキルの幅が広く、学習の負担も無視できません。
文系や未経験がプログラマーになるのはきついのか?
文系出身者や未経験者がプログラマーを目指すのは、理系出身者や経験者と比べて学習のハードルが高いため、きついと感じる場面は多いかもしれません。
しかし、文系や未経験だからといってプログラマーになれないわけではありません。論理的思考力やコミュニケーション能力など、文系で培ったスキルが活きる場面も多々あります。学習意欲を高く持ち、コツコツと地道な努力を重ねることで、十分に活躍できるプログラマーになることは可能です。
未経験からプログラマーを目指す方法に関して知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
未経験からプログラマーになるには?必要なスキルやなり方を紹介
プログラマーの仕事がきついときの対処法3選
プログラマーとして働く中で「きつい」と感じた場合は、早めに対処することが大切です。ここでは、効果的な3つの対処法を紹介します。

1.リフレッシュする
まずは、仕事から離れて心身をリフレッシュする時間を作りましょう。一時的に業務から距離を置くことで、客観的に自分の状況を見つめ直すことができ、新たな解決策が見つかることもあります。
また、無理して仕事を続ければ、心身に不調をきたすリスクも増大します。
趣味に没頭したり十分な睡眠をとったりして、蓄積した疲労やストレスを解消することが重要です。
2.将来的なキャリアプランを練る
現状のきつさを打開するために、将来的なキャリアプランを練り直してみるのも一つの手です。
システムエンジニア(SE)やプロジェクトマネージャー(PM)など、上流工程を目指すことで、労働環境や待遇が改善される可能性があります。自分が将来どのようなエンジニアになりたいのか、そのために今何が必要なのかを明確にすることで、モチベーションの向上につながるでしょう。
3.フリーランスとして独立する
会社員としての働き方に限界を感じている場合は、フリーランスとして独立するという選択肢もあります。
フリーランスになれば、働く時間や場所、受ける案件を自分で選べるようになります。自分のスキルに見合った報酬を得られる可能性も高まり、人間関係のストレスからも解放されやすくなるでしょう。
なお、フリーランスのプログラマーとして独立することでもたらされる具体的なメリットについて、詳しくは後述します。
フリーランスのプログラマーになる5つのメリット
フリーランスのプログラマーになることには、多くのメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを5つ紹介します。
1.ワークライフバランスを確保しやすい
フリーランスは、自分のライフスタイルに合わせて働く時間や場所を自由に設定できます。
在宅勤務の案件を選択すれば、通勤の必要もなくなり、プライベートタイムを充実させたり、育児や介護などと両立したりすることが容易になります。自分のペースで仕事を進められるため、心身の負担を軽減し、理想的なワークライフバランスを実現できる可能性が高まります。
レバテックフリーランスでは、在宅・リモートワーク可のプログラマー案件を多数保有しております。ご興味のある方は以下のページより案件を探してみてください。
2.高年収を実現できる
フリーランスは、会社員のように給与のテーブルに縛られることがなく、自らのスキル・実力次第で高収入を得ることが可能です。実際、企業勤めのプログラマーからフリーランスのプログラマーへ転身し、会社員時代を大きく上回る年収を実現した方も少なくありません。
高収入を実現するためには、スキルや実績を的確にクライアントにアピールすることが大切であり、また単価交渉を行うことも効果的です。単価交渉のスキルに自信がない場合は、フリーランス専門のエージェントを利用するのがおすすめです。
レバテックフリーランスでは、案件探しや単価交渉の代行をしています。きめ細やかなサポートを提供しているため、フリーランスとしてのノウハウがないという方もご安心ください。
- クライアントへ上手くアピールできるか不安
- 単価交渉の経験がない
- 今より年収を上げたい
このようなお悩みをお抱えの方は、レバテックフリーランスのサービスをお役立てください。
3.スキルや志向に合った案件に参画できる
会社員の場合、会社の都合で意に沿わないプロジェクトに配属されることもありますが、フリーランスであれば自ら案件を選ぶことができます。
得意なプログラミング言語を使用する案件や、新しく挑戦したい分野の案件など、自身のスキルや志向にマッチした仕事に専念できます。これにより、モチベーションを高く保ちながらスキルアップを図ることができるでしょう。
4.やりがいが大きい
フリーランスは、クライアントと直接契約を結び、自分の力で案件を完遂する必要があります。
その分責任も伴いますが、クライアントから直接感謝の言葉をかけられたり、自分の成果がダイレクトに評価されたりするため、大きなやりがいを感じられます。自分の腕一つで生きていくという充実感を得られるのがフリーランスの魅力です。
5.エージェントに相談できる
フリーランスとしての独立に不安がある場合は、フリーランス特化型のエージェントに相談することができます。
エージェントを利用すれば、自身のスキルに合った案件の紹介や単価交渉のほか、契約手続きの代行などのサポートを受けられます。営業活動の負担を減らし、開発業務に集中できる環境を整えやすくなります。
レバテックフリーランスでは、フリーランスとして働くことを検討されている方向けに、個別相談会も実施しております。今すぐの独立をお考えではなく、中長期的な視点でのご相談を希望される方も大歓迎です。
ご興味をお持ちの方は下記のページよりお申込みください。
プログラマーの就職・転職で後悔しないために
プログラマーへの就職や転職で後悔しないためには、事前の情報収集や自己分析が欠かせません。
企業の労働環境や評価制度のほか、どのような開発手法を取り入れているかなどをしっかりと確認しておきましょう。また、自分がどのようなキャリアを築きたいのか、どのような働き方を望んでいるのかを明確にし、それに合った企業や案件を選ぶことが重要です。
なお、プログラマーに向いている人とそうでない人の特徴についてそれぞれ後述するので、自身の特徴と照らし合わせながら、キャリアプランを練ってみてください。
プログラマーの仕事が向いている人の特徴
ここでは、プログラマーの仕事に向いている人の特徴を4つ紹介します。当てはまる要素があれば、プログラマーとして活躍しやすいでしょう。
不測の事態でも柔軟な対応ができる
不測の事態に直面しても焦らず冷静に状況を分析し、最適な解決策を見つけ出して柔軟に対応できる人はプログラマーに向いています。
システム開発には、予期せぬエラーやクライアントからの急な仕様変更などのトラブルがつきものです。これらの事態は起こりうるものであると割り切って、各事案に冷静かつ柔軟に対処する心構えが肝要です。
新しい知識や技術を取り入れるのが得意
IT技術は日進月歩であり、プログラマーは常に最新の情報をキャッチアップし続ける必要があります。
新しいプログラミング言語やツールに興味を持ち、自ら進んで学習できる知的好奇心旺盛な人は適性があります。学ぶこと自体を楽しめる人は、プログラマーとして成長し続けることができるでしょう。

越水 利恵
任ITコンサルタント
システムエンジニア
現役プログラマーの多くは、日常的に何らかの形でスキルアップに取り組んでいます。特に大手企業では、情報処理技術者試験などの資格取得が昇進条件に含まれているケースも多く、昼休みに資格勉強をしている光景は珍しくありません。
実務に慣れてくると、特定のプログラミング言語に依存せず、「どんな記述がどんな結果をもたらすのか」というロジックの理解に重きが置かれるようになります。そのため、複数の言語に触れながら言語ごとの特徴を把握していくことが重要です。業務中には、Web検索や技術書籍などで都度必要な知識をインプットしていくスタイルが一般的です。
また、システムエンジニアなど、上流工程に携わるようになると業界ごとの知識も求められます。たとえば、物流、医療、官公庁など、関わる分野に応じて関連する制度や業務フローを把握しておくことが求められるため、実生活でのユーザー体験も貴重な学びになります。
そのため、多くの現役エンジニアは、技術書だけでなく業界関連の情報や論理的思考を鍛えるビジネス書などにも積極的に触れています。
とはいえ、これらの学習は「すべてが仕事につながる」という自然な感覚で取り組んでいる人が多く、プレッシャーではなく習慣として根付いているのが実情です。
論理的思考力が高い
論理的思考力が高い方もプログラマー向きです。
プログラミングは、コンピュータに対してどのような順序で処理を行わせるかを論理的に組み立てる作業です。物事の因果関係を正しく理解し、筋道を立てて考えることができる論理的思考力が高い人は、効率的でバグの少ないコードを書くことができます。複雑な問題を細かく分解して解決に導く力は、プログラマーにとって非常に重要です。
集中して物事に取り組むのが好き
一つのことに没頭し、高い集中力を維持して作業を続けられる人はプログラマーに向いています。
プログラミングやデバッグの作業は、長時間パソコンに向かって細かなコードを作成・修正する地道な作業の連続です。パズルを解くような感覚で、複雑な処理を構築していくことに喜びを感じられる人には向いているでしょう。
プログラマーの仕事が向いていない人の特徴
続いて、プログラマーに向いていない可能性がある人の特徴を3つ紹介します。プログラマーへの適性を検討するうえでお役立てください。
裏方より目立つ仕事の方がやりがいを感じる
プログラマーの仕事は、表舞台に立つというよりも、システムを裏から支える役割が中心です。
自分で企画を立ち上げてプレゼンしたり、顧客と直接交渉してプロジェクトを動かしたりするような業務を好む人は、物足りなさを感じてしまうかもしれません。技術を磨くことよりも組織を動かすことに比重を置きたい志向が強いと、プログラマーとしての適性にミスマッチが生じやすいといえます。
より多くの人と接したい
プログラマーはパソコンに向かって一人で黙々と作業する時間が長いため、常に多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事をしたい人にはきつく感じられる可能性があります。
チームでの開発とはいえ、営業職や接客業のように日々不特定多数の人と関わるわけではありません。対人関係に重きを置く人にとっては、孤独感を感じやすい環境です。
ワークライフバランスを重視したい
IT業界は納期が厳しく、トラブル対応をはじめとして、予期せぬ残業が発生しやすい環境です。特にシステムにトラブルが発生した際や納期前のタイミングでは、休日対応や長時間の残業が発生することも珍しくはありません。
定時で必ず帰宅したい、休日は絶対に仕事をしたくないなど、ワークライフバランスを何よりも重視する人にとっては、ストレスを感じやすい職種といえます。
プログラマーの仕事に関するよくある質問
最後に、プログラマーの仕事に関してよくある質問とその回答を紹介します。疑問の解消にお役立てください。
Q. プログラマーの仕事のどんなところがきついですか?
納期前の長時間の残業や、常に新しい技術を学び続けなければならない学習負担の大きさなどがきついと言われます。
Q. どんな人がプログラマーに向いていますか?
論理的思考力が高く、一つのことに集中して取り組める人のほか、新しい技術を学ぶのが好きな人が向いています。
Q. プログラマーの離職率は?
厚生労働省が行った調査によると、プログラマーを含む、情報通信産業に従事する人の離職率は約9.8%でした。
Q. プログラマーはきついと思ったら何をすべきですか?
まずは心身をリフレッシュさせ、それでも改善しなければキャリアプランの見直しや独立を検討しましょう。
※本記事は2026年4月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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一昔前の開発現場は出退勤の管理があいまいで、納期前には「周りに合わせて残る空気」が当然のように存在していました。仕様変更の決定を待つだけの時間や、曖昧な口頭指示のまま手探りで作業を続けることも多く、非効率な長時間労働が常態化していた印象があります。
現在は、パソコンの起動時間や入退室履歴もすべて記録され、社員以外は夜間にビルへ入れないなど、物理的な労働時間の制限も強まっています。月間の残業や休日出勤の上限も設けられ、「長時間労働=当たり前」という時代ではなくなりつつあります。
その一方で、「もう少しで完了できそう」という場面でも、定時退勤せざるを得ない状況も増えています。議論や全体像の共有に費やす時間も減り、個々人が必要最低限の作業だけを淡々とこなす“効率重視”の空気感が強まっている現場もあります。
働き過ぎを是正するという点では良い傾向かもしれませんが、一方で、違和感の洗い出しやトラブルの芽を摘むような「余白のある開発文化」が失われつつあることに、現場として少しの危機感も覚えます。