プログラマーの平均年収と給料。未経験からの転職でどれくらい稼げる?

この記事でわかること
  • プログラマーの平均年収
  • 未経験者がプログラマーになるにはどうすれば良いか
  • プログラマーの需要と将来性

厚生労働省が発表した2019年の「賃金構造基本統計調査によると、プログラマーの平均年収は425万8000円です。システムエンジニアの平均年収は568万9000円なので、両者の平均年収には約143万円の差があります。本記事では、プログラマーの平均年収・給料について、年代別や言語別などさまざまな観点から紹介します。

プログラマーの仕事とはそもそも何をするのかが知りたいという方は、以下の記事からご確認ください。
プログラマーとは?仕事内容・年収・将来性などを紹介

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目次

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プログラマーの平均年収は低い?

プログラマーの年収は、スキルや実務経験、雇用形態、所属する企業の規模などにより差が生じます。ここでは厚生労働省が発表した2019年の「賃金構造基本統計調査」から平均年収を見てみましょう。

プログラマーの「きまって支給する現金給与総額」の平均は月30万4400円であり、この12ヶ月分である365万2800万円と「年間賞与その他特別給与額」の60万5200円を合計すると、プログラマーの平均年収は425万8000円と計算できます

参照 : 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

国税庁が発表した2018年分の「民間給与実態統計調査」によると、同年の給与所得者の平均年収は約441万円でした。

年収額だけを見ると、プログラマーの平均年収は低いと考える方もいるでしょう。しかし、民間給与実態統計調査における給与所得者の平均年齢は46.4歳、平均勤続年数は12.2年となっているのに対し、賃金構造基本統計調査におけるプログラマーの平均年齢は33.8歳で、平均勤続年数は7.1年となっている点に注目してください。


プログラマーは経験を積むとシステムエンジニアやマネージャー職などにキャリアアップしていくことも多いので、年齢・勤続年数も含めて年収の金額を考えると、単純に「プログラマーの平均年収は低い」とは言えません。

参照 : 国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査」

また、2019年の賃金構造基本統計調査でプログラマーと近い職種のデータを見てみると、システムエンジニアのきまって支給する現金給与総額は月38万円。12か月分にすると456万円です。年間賞与その他特別給与額の112万9000円と合計すると、システムエンジニアの平均年収は568万9000円と算出できます。

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年代別プログラマーの平均年収

続いては、年代別にプログラマーの平均年収を見ていきます。

  • 20代のプログラマーの平均年収
  • 30代のプログラマーの平均年収
  • 40代のプログラマーの平均年収

以下で解説します。

20代のプログラマーの平均年収

2019年の「賃金構造基本統計調査」から20代の男性プログラマーの年収を見てみると、20~24歳のきまって支給する現金給与額の平均は月24万2500円、12ヶ月分にすると291万円です。年間賞与その他特別給与額の平均は28万3500円なので、これを足すと20~24歳の平均年収は319万3500円になります

また、25歳~29歳のきまって支給する現金給与額は平均して月27万3400円で、12ヶ月分にすると328万800円です。年間賞与その他特別給与額の平均59万9500円を足すと、25~29歳の平均年収は388万300円になります

20代の女性プログラマーの年収を見てみると、20~24歳のきまって支給する現金給与額は平均して月23万1000円、12ヶ月分は277万2000円です。年間賞与その他特別給与額の平均20万4900円を足せば、20~24歳の平均年収は297万6900円という計算になります

25歳~29歳のきまって支給する現金給与額は平均月27万100円で、12ヶ月分は324万1200円です。年間賞与その他特別給与額は平均61万8300円で、これを足して算出すると25歳~29歳の平均年収は385万9500円となります

20代はプログラマーにとってスキルアップの期間、経験を積む期間と考えることもできますが、年功よりも個々のスキルを重視して評価を行う企業であれば、20代のうちから高収入を狙うことも可能でしょう。

20代のプログラマーの年収・月収・賞与一覧は以下のとおりです。

  平均月収 平均賞与 平均月年収
20歳~24歳(男) 24万2500円 28万3500円 319万3500円
20歳~24歳(女) 23万1000円 20万4900円 297万6900円
25歳~29歳(男) 27万3400円 59万9500円 388万300円
25歳~29歳(女) 27万100円 61万8300円 385万9500円


※賃金構造基本統計調査(2019年)における「企業規模計(10人以上)」の「きまって支給する現金給与額」を平均月収、「年間賞与その他特別給与額」を平均賞与、きまって支給する現金給与額の12ヶ月分と年間賞与その他特別給与額の合計を平均年収として掲載しています。

30代のプログラマーの平均年収

「20代のプログラマーの平均年収」と同様の方法で、2019年の「賃金構造基本統計調査」をもとに30代のプログラマーの平均年収を算出します。

30歳~34歳の男性プログラマーの平均年収は456万8800円、35~39歳の男性プログラマーの平均年収は498万8000円、30歳~34歳の女性プログラマーの平均年収は428万4000円、35~39歳の女性プログラマーの平均年収は427万900円となります

30代になると、同じプログラマーでもスキルやポジションによってさらに年収の差が開いてくる可能性があります。

1社に勤続し続けていれば、年功が評価されて年収アップにつながることも。さらに、管理職としての役割を担うようになれば、役職手当などが月収に加算されて年収が上がるケースもあるでしょう。

30代のプログラマーの年収・月収・賞与一覧は以下のとおりです。

  平均月収 平均賞与 平均月年収
30歳~34歳(男) 31万6300円 77万3200円 456万8800円
30歳~34歳(女) 29万6300円 72万8400円 428万4000円
35歳~39歳(男) 35万3400円 74万7200円 498万8000円
35歳~39歳(女) 30万2900円 63万6100円 427万900円

※「20代のプログラマーの年収・月収・賞与一覧」と同様の方法で算出した金額を掲載しています。

40代のプログラマーの平均年収

2019年の「賃金構造基本統計調査」から40代の男性プログラマーの年収を計算すると、40歳~44歳の男性プログラマーの平均年収が513万6900円、45~49歳の男性プログラマーの平均年収が567万7100円、40歳~44歳の女性プログラマーの平均年収が373万5600円、45~49歳の女性プログラマーの平均年収が400万700円です

40代のプログラマーとなると、社内での立場が上がる人も増えると考えられます。現場での技術的な貢献だけでなく、マネジメント能力などの評価も年収に影響してくる可能性があるでしょう。

40代のプログラマーの年収・月収・賞与一覧は以下のとおりです。

  平均月収 平均賞与 平均月年収
40歳~44歳(男) 36万8000円 72万900円 513万6900円
40歳~44歳(女) 28万5500円 30万9600円 373万5600円
45歳~49歳(男) 39万8000円 90万1100円 567万7100円
45歳~49歳(女) 28万8000円 54万4700円 400万700円

※「20代のプログラマーの年収・月収・賞与一覧」と同様の方法で算出した金額を掲載しています。

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プログラマーの言語別平均年収

プログラマーは扱う言語によっても平均年収が異なります。需要が高く、扱えるエンジニアが少ない言語を習得していると、平均年収は高くなるでしょう

近年のトレンドであるAIや機械学習の分野で使われる言語や、スマホアプリ開発に用いられる言語などを扱えると、高単価の案件が見つけやすくなります。

公的機関などが発表している言語ごとの年収データはないため、2022年10月時点でレバテックフリーランスに掲載されている案件の平均月額単価から、税金や保険料を差し引く前の年収を計算したものをご紹介します。また、各言語ごとの案件の中にはプログラマー以外のエンジニアを対象とした案件も含まれている場合がある点をご了承ください。

  • Javaの平均年収
  • C言語の平均年収
  • Rubyの平均年収
  • Swiftの平均年収
  • COBOLの平均年収
  • Goの平均年収

ここでは、上に挙げた言語を用いる案件の平均年収を紹介します。

Javaの平均年収

参照元 : Javaの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 828万円
最高年収 1980万円
最低年収 360万円


Javaを扱えるプログラマーは安定した需要があります。「【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング」では、Javaがシェア29.87%で1位を獲得しています

なお、Javaの平均年収については、「Javaエンジニアの年収|未経験から転職して高収入を目指すには」もご確認ください。

C言語の平均年収

参照元 : C言語の求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 792万円
最高年収 1380万円
最低年収 480万円


C言語は1972年に開発された言語で、大規模なシステム開発でも使用されます。プログラミング言語の人気度を調査しているTIOBE Indexの2020年10月時点のランキングで、C言語は1位を獲得しており、今後も多くの開発現場で使用されることが見込まれるでしょう

参照 : TIOBE Index

Rubyの平均年収

参照元 : Rubyの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 960万円
最高年収 1740万円
最低年収 468万円


Rubyは主にWebアプリケーションの開発などに使われている言語です。日本で開発された言語であり、構文がシンプルで読みやすいのが特徴とされます。そのため、プログラミング初心者でも比較的習得しやすい言語と言われています。

Swiftの平均年収

参照元 : Swiftの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 948万円
最高年収 1500万円
最低年収 480万円


Swiftは主にApple製品向けのアプリケーション開発で使用される言語です。2014年に開発された比較的新しい言語であり、PythonやRubyなどの要素が含まれ、コードがシンプルで書きやすいのが特徴とされます。

そのため、プログラミング初心者や、RubyやPythonを扱ったことがある人にとって習得しやすい言語の一つと言えるでしょう。Apple製品は世界的に安定した需要があるため、高単価のスマホアプリ開発案件などを受注できれば年収アップも見込めます。

COBOLの平均年収

参照元 : COBOLの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 720万円
最高年収 1140万円
最低年収 420万円


COBOLは事務処理を行うために1959年に開発された、長い歴史を持つ言語です。主に汎用系システムの開発に用いられています。

Javaなどで開発されたオープン系システムへの移行が進んでいるため、COBOLを扱えるエンジニアは減少していると言われていますが、COBOLを使ったシステムが利用されている以上は、既存システムの修正などでCOBOLを使えるエンジニアの需要があります

Goの平均年収

参照元 : Goの求人・案件一覧

平均年収(フリーランス) 984万円
最高年収 1740万円
最低年収 288万円


Goは2009年にGoogleが開発したプログラミング言語で、シンプルな言語であることが特徴です。「Go言語」「Golang」と表記されることもあります。近年登場した将来性が高い言語の一つとされており、エンジニアとしての希少価値を高められれば、高単価の案件獲得も狙える可能性があるでしょう

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海外のプログラマーの平均年収

日本と海外では、プログラマーの年収に違いがあります。ここでは、下記3ヶ国のプログラマーの平均年収を紹介します。

アメリカのプログラマーの平均年収
中国のプログラマーの平均年収
韓国のプログラマーの平均年収


それぞれ見ていきます。

アメリカのプログラマーの平均年収

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発行した「IT人材白書2017」によると、アメリカのコンピュータプログラマー(Computer Programmers)の平均年収は8万4360ドルとなっています。2022年10月時点のレートをもとに1ドル150円程度として日本円に換算すると、約1270万円です

一方、厚生労働省が発表した2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、日本のプログラマーの平均年収は約426万円となっており、上記のデータ上ではおよそ844万円の差があります。

中国のプログラマーの平均年収

中国のプログラマーに限ったデータではありませんが、経済産業省が2016年に発表した「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」から中国のIT人材の年収を見てみると、平均年収は400万円弱となっています

ただし、同報告書によると、中国のIT人材の平均年収は、国内全産業の平均年収の7倍近くになっており、「この仕事は給与が高い」と思っている人(「よくあてはまる」もしくは「どちらかと言えばあてはまる」と答えた人)の割合は、日本のIT人材が34.8%であったのに対し、中国のIT人材は65.0%に上っています。

参照 : 経済産業省「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」

韓国のプログラマーの平均年収

経済産業省「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」で韓国のIT人材の年収を見てみると、平均年収は500万円前後でした

同報告書によれば、韓国は日本と同様、IT人材の平均年収と国内全産業の平均年収の差があまりないようです。給与・報酬に対する満足度も高くないという結果が出ているほか、「韓国と日本では、(中略)ITに関する仕事の人気は他国ほど高くはない状況にある」と分析されています。

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SEとプログラマーの年収比較

厚生労働省が発表した2019年の「賃金構造基本統計調査」をもとに、システムエンジニアとプログラマーの年収を算出すると、システムエンジニアの平均年収は568万9000円、プログラマーの平均年収は425万8000円なので、両者の間には143万円以上の差があることになります

システムエンジニアは、一般的に要件定義や設計など、プログラマーよりも開発の上流工程にあたる業務を担当するため、プログラマーのキャリアパスの一つに挙げられることが多い職種です。

そのため、同調査における平均年齢でもプログラマーが33.8歳、システムエンジニアが38.8歳と5歳の開きがあります。平均勤続年数もプログラマーが7.1年、システムエンジニアは12.0年と約5年の差があり、年収のデータに差が生まれている要因と言えるでしょう。

SE(システムエンジニア)の平均年収|男女・年齢別の年収相場」でもSEの年収に言及しているので、参考にしてみてください。

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未経験から転職したプログラマーの平均年収

2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、経験年数0年の男性プログラマーの所定内給与額は平均して月22万4200円なので、ボーナスや時間外勤務手当などを除いた年収は269万400円になります

経験年数0年に該当する人の多くは20代となっているので、新卒のプログラマーも多く含まれていると考えられます。とはいえ、このデータは未経験から転職したプログラマーの平均年収を計算するうえで、1つの目安となるでしょう。

プログラマーは、実務経験や扱える言語、スキルなどによって年収が変わりやすい職種と言えます。未経験からプログラマーとして転職した場合、最初から高い年収を稼ぐのは難しいかもしれませんが、着実に実績を積んでいけば年収アップも期待できるでしょう。

プログラマーの平均年収」もあわせてご確認ください。

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年収1000万円のプログラマーの割合

プログラマーに限定した統計ではありませんが、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発行した「IT人材白書2017」によると、IT企業で働くIT技術者のうち年収1000万円を超える人の割合は5.5%です

参照 : 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書2017」

フリーランスプログラマーの中にも、年収1000万円以上を稼いでいる人は少なからずいると考えられます。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が発行する「フリーランス白書2019」によると、プログラマーを含む「IT・エンジニア系」のフリーランスのうち、年収1000万円を超える人の割合は10.6%です

参照 : 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2019」

ただし、フリーランスは会社員と違い、案件を継続的に受注できないと、安定した収入を得ることは難しくなります。平均年収だけに目を向けず、広い視野を持って自分のキャリアパスを考えるのも大切です。

将来的にプログラマーで高収入を得たい方は、「フリーランスの種類別・職種別平均年収|年収1000万円を目指す方法も解説」もご覧ください。

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年収1000万円のプログラマーを目指す方法

年収1000万円のプログラマーを目指すには、以下のような方法が考えられます。

スキルを磨き実績を積む
給料が高い会社に転職する
海外で働く
フリーランスとして独立する


それぞれ解説します。

スキルを磨き実績を積む

希少価値の高いスキルや実績を身につけて年収を上げる方法があります。プログラマーは、基本的にスキルと経験があるほど転職時にも好条件が提示されやすく、年収アップにつながりやすいためです。

給料が高い会社に転職する

現職の給与水準が低い場合は、給料が高い会社に転職する方法もあります。同じスキルを持ったプログラマーでも、企業によって提示される年収は異なるからです。

ただし、給料の面では待遇が良くなっても、仕事内容が自分の希望と違ったり、残業が多くなったりするとストレスがたまる恐れも。給料だけを見て転職をするのは避けた方が無難です。

海外で働く

海外でプログラマーとして働くのも、年収アップにつながる可能性があります。米国など海外の方が、日本よりもプログラマー年収が高い場合もあるからです。英語をはじめとした外国語でのビジネスに自信がある人は、挑戦してみても良いでしょう。

注意点は、国によって日本より物価が高いケースがあること。年収がアップしても、家賃や生活費が高いと結局損をしてしまう恐れもあります。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立することも、プログラマーの年収を上げる方法の一つです
会社員と異なり月給制ではなくなるので、安定した収入を得られるとは限りません。しかし、単価の高い案件を継続的にこなせれば、年収1000万円以上も狙えるでしょう。

なお、フリーランスを目指すならエージェントを利用するのも手。エージェントによっては、非公開・高単価案件に参画しやすくなる可能性があるからです。年収1000万円が得られる案件を保有しているエージェントもあります。

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未経験からプログラマーになる方法

未経験からプログラマーになる方法としては、主に以下の2つが挙げられます。

  • 独学やスクールで勉強してスキルを上げてから入社
  • 未経験OKの会社に入社

それぞれ解説します。

独学やスクールでスキルを上げてから入社

未経験からプログラマーになるには、独学やスクールでプログラミングスキルを上げてから企業の求人に応募する方法があります

最近ではオンラインスクールも充実しており、対面の授業よりも安価で学習できる場合があります。また、オンラインスクールであれば受講する場所や時間も自由に選びやすいので、仕事と勉強を両立しやすいでしょう。スクールと並行して、書籍や学習サイトを活用した独学にも取り組んでみてください。

スキルを上げてから入社する方法のメリットは、先にプログラミングの基本がしっかりと身につく点です。

一方デメリットは、費用と時間がかかること。全くの未経験からプログラミングを学ぶとなると、それ相応の時間はかかります。本業と両立しながら勉強する場合は、なおさら勉強期間が長くなるでしょう。途中で挫折しないためには、長期的な目標を立ててモチベーションを保つことが大切です。

未経験OKの会社に入社

未経験者OKの求人を出している会社を探して入社する方法もあります

未経験者OKの求人で採用された場合は、入社後に会社の研修を受けてプログラミングを学び、その後現場に配属されるでしょう。

メリットは、給料をもらいながら学習できること。実務経験を積み、給料をもらいながら勉強できるのがポイントです。

一方、デメリットは研修内容が企業によって異なる点です。未経験で採用したのち研修を手厚く行ってくれる企業もありますが、中には研修期間が短く、すぐに現場に配置される企業もあるようです。研修期間が短い場合は、空いた時間を利用して自分でも勉強をすることが大切です。

プログラミング未経験の方は、「未経験からプログラマーに転職する方法|年収や勉強しておきたいおすすめの言語も紹介」もご確認ください。

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プログラマーの将来性

厚生労働省が発表した2020年8月分の「一般職業紹介状況」によると、開発技術者(パートを含む常用労働者)の有効求人倍率は1.51倍、新規求人倍率は2.57倍です。同月における全職種合計の有効求人倍率は0.95倍、新規求人倍率は1.80倍なので、プログラマーを含む開発技術者は需要が高い職種だと言えるでしょう

参照 : 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年8月分)について」

ITは多様なシーンで活用されており、プログラマーの需要の高さは今後も継続すると考えられます。経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年までに国内のIT人材は最大で約79万人不足すると試算されています。

参照 : 経済産業省「IT人材需給に関する調査」

プログラマーは一定の将来性が見込める職種と言えますが、IT業界は技術の潮流が変わりやすいのも特徴です。ニーズのあるプログラマーでいるためには、スキルの研鑽を怠らない姿勢が重要になるでしょう。

プログラマーの将来性」もあわせてチェックしてみてください。

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プログラマーのキャリアパス

プログラマーのキャリアパスにはさまざまな選択肢があります。主なキャリアパスには以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • システムエンジニア
  • プロジェクトリーダー
  • プロジェクトマネージャー
  • ITスペシャリスト
  • フリーランスとして独立

以下で解説します。

システムエンジニア

プログラマーのキャリアパスの代表例がシステムエンジニアです。プログラマーとして経験を積むと、システムエンジニアの仕事領域に近い上流工程の業務を任されるようになる場合があります。プログラマーにとって、比較的選びやすいキャリアパスと言えるでしょう。

プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーは、開発現場を指揮する役割を持つ職種です。プロジェクトの目標を達成するべく納期までの計画を立て、途中で問題が発生したら積極的に解決を図ります。「現場責任者」として、チームメンバーの指導・育成にも関わるのがポイントです。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを統括する総責任者。クライアントとの折衝や人員確保、成果物の最終チェックといった業務を通じ、プロジェクト全体を監督するのが役目です。予算やスケジュールなどを考慮したうえで利益を出すことが求められます。

ITスペシャリスト

プログラマーからITスペシャリストになるキャリアパスもあります。経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の定義では、ITスペシャリストは「プラットフォーム」「ネットワーク」「データベース」「アプリケーション共通基盤」「システム管理」「セキュリティ」のいずれかの分野で、ITスキル標準(ITSS)レベル3以上のスキルを有する技術者となっています。

参照 : 経済産業省、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「職種の概要と達成度指標(6)IT スペシャリスト」

ITスペシャリストは興味のある分野・追求していきたい分野があれば、プログラマーから目指すことができるキャリアパスです。ITエンジニアは高度なスキルを持っているほど収入が上がりやすい傾向にあるので、年収アップも狙えるでしょう。

フリーランスとして独立

会社員として十分な実績を積んだら、フリーランスとして独立する道を選ぶ人もいます。経験とスキルが十分にあれば、フリーランスのプログラマー案件を受注できるでしょう。

フリーランスであれば、働き方がある程度自由になります。スキル次第で高単価案件を受注できるようになるので、年収アップも見込めそうです。

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転職後の年収は要チェック

プログラマーの年収は、入社した会社の方針や扱える言語の種類、スキルレベルなどによって異なります。プログラマーが年収アップを狙って転職を検討している場合は、求人の募集要項などをよく確認して、見込み年収を計算することも大切です。

プログラマーは未経験から転職できる可能性もありますが、将来を見据えて学習に取り組む姿勢が重要になるでしょう。

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プログラマーが年収を上げる方法

プログラマーが年収を上げるには、以下を意識すると良いでしょう。

  • 需要が見込める分野で働く
  • 将来性ある言語を選んで習得する
  • 上流工程のスキルも身につける
  • コミュニケーションを重視する
  • 勉強を欠かさない

それぞれ解説します。

需要が見込める分野で働く

今後需要が高まりそうな分野で働くことが、年収アップに有効だと考えられます。たとえば、AIやIoT、ビッグデータなどを扱う分野です。需要が高い分野ではハイスキル人材が貴重になる分、年収が高くなる傾向にあります。

将来性ある言語を選んで習得する

上で述べた「需要が見込める分野」でよく使われる言語を習得するのも良い方法です。AI開発であれば、PythonやR、C++などが挙げられるでしょう。需要や将来性はもちろん、コードの可読性や習得難易度なども考慮して言語を選択してください。

上流工程のスキルも身につける

上流工程のスキルも身につければ、高収入につながる可能性があります。上流工程はクライアントの要求を汲み取り、システムを設計をするフローです。上流工程は下流工程と比べて年収が高くなりやすい傾向にあります。

コミュニケーションを重視する

開発現場では、メンバー同士のコミュニケーションと協調性が重視されます。綿密なコミュニケーションがクライアントの信頼獲得につながり、結果として待遇が良くなる可能性があるでしょう

勉強を欠かさない

年収アップを目指したい人は、最新技術や流行のプログラミング言語の学習が欠かせません。プログラミング言語の流行は移り変わりが速いのが特徴です。技術の進歩は目覚ましいので、勉強会やセミナーなどで常に最新情報をキャッチアップする必要があります。

プログラマーの年収に関するよくある質問

ここでは、プログラマーの年収に関するよくある質問に答えていきます。

Q. フリーランスプログラマーの平均年収はどの程度ですか?

フリーランスプログラマーの平均年収は600〜720万円程度と言われていますが、案件、スキルや経験等によって大きく変動します。

Q. フリーランスプログラマーが安定した収入を得るためにはどのような方法がありますか?

フリーランスプログラマーが安定した収入を得るためには、可能な限り多くのプロジェクトに参加する、需要の高いプログラミング言語を習得する、プログラミング以外のスキルを習得する等の方法があります。

Q. アメリカのフリーランスプログラマーが日本に比べて年収が高い理由を教えてください。

アメリカではITエンジニアのほとんどは大学等で専攻した人しかなることのできない職業です。そのため、日本に比べ社会価値が高い分年収も高くなります。

Q.フリーランスプログラマーとして独立するにはどのような経験やスキルが必要ですか?  

フリーランスプログラマーとして独立するには、開発プロセスやプログラミング言語の知識、コミュニケーションスキル、ビジネスマインド、マーケティングスキル等が必要です。

Q. プログラマーにとってコミュニケーション能力は必要ですか?

プログラマーはクライアントやチームメンバーにコードを説明したり、意思疎通を円滑にするためにコミュニケーション能力が必要になります。

最後に

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