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組み込みエンジニアの資格|仕事内容やスキル、将来性、年収も解説

組み込みエンジニアの仕事や転職に役立つ可能性がある資格としては、国家資格の「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」のほか、「ETEC」「OCRES」などがあります。今回は、組み込みエンジニアにおすすめの資格をメインに、その仕事内容、将来性や年収などもご紹介していきます。

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目次

組み込みエンジニアの仕事内容とは
組み込みエンジニアの資格
組み込みエンジニアに必要なスキル
組み込みエンジニアの将来性
組み込みエンジニアになるには
組み込みエンジニアの年収
組み込みエンジニアの資格に関するよくある質問

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組み込みエンジニアの仕事内容とは

組み込みエンジニアの仕事内容は、電子製品を制御するためのLSIや小型コンピュータのソフトウェア、あるいはそれらを含む組み込みシステム全体を設計・開発することです。

※参考 : 厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)「システムエンジニア(組込み、IoT)」

近年はエアコンやテレビ、スマートスピーカーなど、さまざまなIoT製品が登場しています。組み込みエンジニアはこういった製品に組み込まれる各種センサーや制御装置を設計し、制御するためのプログラミングなどを行います。

関連記事 : 組み込み系エンジニアの仕事内容|年収や将来性も解説

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組み込みエンジニアの資格

組み込みエンジニアには以下のような資格があります。
 

  • 基本情報技術者試験
  • ETEC
  • OCRES
  • 応用情報技術者試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験

それぞれの資格には特徴があるので目的に合ったものを受験するようにしましょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験の概要
資格名 基本情報技術者試験(FE)
運営 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
試験日 上期
下期
受験料 5,700円(税込)
合格基準 100点満点中60点(午前・午後)
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
基本情報技術者試験の試験内容

エンジニアとして求められる基本的なIT知識を広範囲で問われます。入社すると最初に取得を推奨されることも多い国家試験であり「エンジニアの登竜門」と呼ばれる資格です。アルゴリズム、プログラミング、ソフトウェア、ハードウェア、データベース、ネットワークなど出題範囲の広さも特徴です。各分野の基礎を押さえることで、現場での応用力をつけるための土台となります。

基本情報技術者試験の難易度

合格率は25.7%(2019年10月実施分)となっており、ある程度対策を立てて勉強をしないと合格するのは難しいでしょう。とくに出題範囲の広さから現役エンジニアでも付け焼き刃の知識では合格できない可能性がある資格となっています。

基本情報技術者試験の勉強方法

まずは基本的な知識を身につけるために参考書を一通り読み込み、問題集に取り掛かりましょう。公式サイトには過去問題集も公開されているので、傾向と対策を掴むためにも解いておくことをおすすめします。

また、認定講座を受講し、修了試験に合格すると午前試験が免除される「午前免除制度」という制度もあります。効率的に資格を取得したい場合にはぜひ検討したい制度です。

※参考 : 基本情報技術者試験(FE)の午前試験が免除される制度について

ETEC

ETECの概要
資格名 ETEC(組込み技術者試験制度)
運営 JASA(一般社団法人組込みシステム技術協会)
試験日 通年
受験料 クラス2(KS-200) : 15,000円(税別)
クラス1(KS-100) : 20,000円(税別)
合格基準 なし(点数によってグレードC~Aで評価)
受験資格 クラス2 : なし
クラス1 : クラス2で800点満点中500点以上が条件
公式サイト https://www.jasa.or.jp/etec/
ETECの試験内容

組み込みエンジニア初心者におすすめの資格のひとつがETECです。合否判定がなく獲得点数に応じてグレード(C~A)で評価されるのが特徴で、グレード判定は相対評価のため、毎回一律の点数によってグレードが決まるわけではありません。組み込みソフトウェアに関して一定の知識を有している証明になるため、対外的な評価を得やすい資格といえます。

ETECの難易度

ETECのクラス1は、IPAの策定した組込みスキル標準(ETSS)でレベル3に相当するスキルが評価されます。大学や専門学校の組み込みソフトウェア教育を受けている学生も対象としているクラス2は、初心者でもしっかりと対策すれば上位グレードを狙いやすいといえるでしょう。クラス1は応用技術が問われるため、上位グレードを取得するのは難易度が高いといえます。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「組込みスキル標準(ETSS Series)」

ETECの勉強方法

ETEC公式サイトで推奨されている以下のような書籍を中心に、参考書や問題集を解くのがおすすめです。漫画でわかりやすい参考書もあるため初心者でも取り組みやすいでしょう。

※参考 : JASA(一般社団法人組込みシステム技術協会)「参考書籍のご紹介」

OCRES

OCRESの概要
資格名 OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験 )
運営 OMG
試験日 通年
受験料 ファンダメンタル : 210USD
インターメディエイト・アドバンスト : 200USD
合格基準 ファンダメンタル : 90問中60問正解
インターメディエイト : 90問中40問正解
アドバンスト : 90問中45問正解
受験資格 ファンダメンタル : なし
インターメディエイト : ファンダメンタル取得が条件
アドバンスト : インターメディエイト取得が条件
公式サイト https://www.omg.org/ocres/
OCRESの内容

OCRESは世界130ヶ所以上で実施されている組み込みエンジニア向けの資格です。「ファンダメンタル」「インターメディエイト」「アドバンスト」の3つのレベルに分かれており、上位資格を受験するには下位資格を取得する必要があります。ファンダメンタルは「OCUP2」のファンダメンタルと共通で、UMLの知識とスキルが問われます。

OCRESの難易度

基本的にはレベルに応じて難易度も上昇していくため、初心者はまずファンダメンタルから合格を目指しましょう。また、2021年2月時点で、OCRESは英語で受験する必要があります。英語に習熟していない場合、その点でも難易度が高いといえます。

OCRESの勉強方法

公式サイトにカバレッジマップが掲載されているため、それにもとづいて対策を進めることが可能です。しかし、対象のドキュメントも英語で書かれているため、やはり英語力が必要になります。

※参考 : Object Management Group「OCRES Certification Coverage Map」

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験の概要
資格名 応用情報技術者試験(AP)
運営 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
試験日 春期(4月第3日曜)
秋期(10月第3日曜)
受験料 5,700円(税込)
合格基準 100点満点中60点(午前・午後)
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
応用情報技術者試験の試験内容

基本情報技術者試験の上位資格に該当する応用情報技術者試験は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・スキルをもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」を対象にしています。対外的な信用という点でも向上心の高さをアピールできる資格です。

応用情報技術者試験の難易度

IPAが策定するITスキル標準(ITSS)でレベル3に該当する試験であり、難易度は高めといえます。基本情報技術者試験と違い、応用情報技術者試験は記述問題もあるため、理論を理解して言語化できるレベルにないと回答するのが難しいでしょう。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「ITスキル標準とは?」

応用情報技術者試験の勉強方法

応用情報技術者試験も市販の参考書で対策することは可能ですが、それだけでは不安な場合は、資格スクールなどを活用しながら体系的に学ぶ場を作るといった工夫が必要でしょう。費用をかけたくない場合は、公式サイトの過去問や学習アプリを使う方法もあります。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の概要
資格名 エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
運営 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
試験日 秋期(10月第3日曜)
受験料 5,700円(税込)
合格基準 100点満点中60点(午前I・午前II・午後I・午後II)
受験資格 なし
公式サイト https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の試験内容

IPAが主催している組み込みエンジニアに特化した国家資格です。組み込みシステムに関する知識をハードウェア、ソフトウェアの両面から問われます。設計・構築・運用・保守に関して幅広い知識が求められる試験です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の難易度

高度情報処理技術者試験に属し、ITスキル標準(ITSS)ではレベル4に該当する試験です。2020年度の合格率は16.4%となっており、難易度は高いといえます。午後の試験が記述式の問題となっているのも、難易度が高くなっているポイントのひとつでしょう。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の勉強方法

参考書などで知識を習得し、問題集で問題に慣れておく必要があります。とくに午後の記述問題は時間配分にも気を配る必要があるため、IPAの公式サイトにある過去問題などを解いておくことをおすすめします。

関連記事 : システムエンジニア(SE)に必要な資格|難易度や取得方法、独学のポイントは?

組み込みエンジニアに必要なスキル

組み込みエンジニアに必要なスキルは「プログラミングスキル」「コミュニケーションスキル」「ハードウェアの知識」などです。

プログラミングスキル

IPAの「組込みソフトウェア開発データ白書2019」によると、組み込みソフトウェアの開発ではC言語、C++、アセンブラ、Javaなどがメジャーな言語です。C言語を学習しておくと応用が利くでしょう。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「組込みソフトウェア開発データ白書2019」

コミュニケーションスキル

顧客の要望をヒアリングしてそれを実現するための提案を行うためには対人スキルも欠かせません。また、上流工程に限らず、プロジェクトメンバーと適切に意思疎通をすることは、スケジュールどおりにプロジェクトを進行するのに重要なスキルといえます。

ハードウェアの知識

ハードウェアの知識は、組み込みエンジニアならではともいえる必要スキルです。プロジェクトによっては回路図面を読んで必要なソフトウェアの設計をすることもあるため、電流や電圧などの知識も必要です。

関連記事 : 組み込みエンジニアのスキル

組み込みエンジニアの将来性

組み込みエンジニアは将来性のある職種と考えられます。なぜなら、IoTデバイスは近年急速に普及しており、AIやビッグデータの活用に伴い、さらに市場が拡大していくと見込まれているからです。

※参考 : 総務省「令和2年版 情報通信白書|IoTデバイスの急速な普及」

将来的にあらゆる生活家電がインターネットにつながり、幅広い分野で組み込み製品が活躍するでしょう。こうしたことから、組み込みエンジニアの需要はさらに高まることが予想されます。

関連記事 : 組み込みエンジニアの将来性|需要の高さや年収、必要スキルも紹介

組み込みエンジニアになるには

組み込みエンジニアになるには、C言語をはじめとするプログラミングスキルや、ハードウェア、ソフトウェアの知識などを身につけておく必要があります。本や学習サイトなどを活用した独学でも勉強は可能ですが、スクールを活用すると効率的に必要な知識が学べることもあります。

組み込みエンジニアは大学の学部が文系でもなれる?

文系出身者でも組み込みエンジニアになることは可能です。IPAが発表している「IT人材白書2016」によると、組み込みエンジニアの多くは大学の工学系学部や情報系学部の出身ですが、最終学歴の専攻分野が大学の「文学系」学部だった人は3.1%、「経済学系」学部が2.2%、「経営学系」学部が1.8%と、文系出身者も一定数存在することが分かります。そもそも文系から組み込みエンジニアを目指す人が多くないことを考えれば、決して「文系から組み込みエンジニアにはなれない」とはいえないでしょう。

※参考 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「IT人材白書2016」

関連記事 : 組み込みエンジニアのキャリアパス|転職に役立つスキルや将来性は?

組み込みエンジニアの年収

「IT人材白書2016」によると、組み込みエンジニアの年収は以下のとおりです。

組み込みエンジニアの年収分布(IT人材白書2016)
年収 割合
300万円未満 10.2%
300万円以上500万円未満 37.4%
500万円以上700万円未満 29.6%
700万円以上1,000万円未満 13.4%
1,000万円以上 3.3%
不明 6.0%


データを見れば、組み込みエンジニアの年収は300万円~700万円が約67%を占めていることがわかります。また、経験を積みスキルを磨いていけば、年収1,000万円以上を目指すことも不可能ではないといえるでしょう。

関連記事 : 組み込みエンジニアの年収|求人状況や仕事内容、転職に役立つスキルは?

組み込みエンジニアの資格に関するよくある質問

最後に、組み込みエンジニアの資格に関連するよくある質問を見ていきましょう。

Q. 組み込みエンジニアに役立つ資格にはどんなものがありますか?

A. 組み込みエンジニアに役立つ資格としては、「基本情報技術者試験」「ETEC」「OCRES」「応用情報技術者試験」「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」などがあります。初心者が目指しやすい資格は「基本情報技術者試験」や「ETEC」のクラス2でしょう。

Q. 組み込みエンジニアは資格があると転職で有利になりますか?

A. 資格ですべての技術力を計れるわけではないため、基本的に転職では実務経験が重視されることが多いですが、客観的に自分の知識を証明したり、自主的にスキルアップに取り組む向上心をアピールしたりするのに役立ちます。

Q. 組み込みエンジニアは将来性が見込めますか?

A. 今後ビッグデータやAI技術の活用が進んでいけば、IoT機器の開発はさらに活発になると期待されています。生活の周辺だけでなく、製造現場やオフィスなどでもIoT製品は導入されていくでしょう。そのため、組み込みエンジニアの需要はますます伸びていくと予想されています。

関連記事 : IoTエンジニアの年収|仕事内容や年収アップに役立つスキル、資格を紹介

最後に

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