フリーランスエンジニアの実態とは?収入や適性・厳しい現実について | レバテックフリーランス
フリーランスエンジニアの実態とは?収入や適性・厳しい現実について
「フリーランスエンジニアの実態や現実はどんなもの?」「なって後悔しない?」と思っていませんか。厳しい、しんどいといった意見を聞いて実態を気にしている人は多いです。
そこで、収入や案件、将来性などから実態を解説します。会社員と比較した特徴やメリット・デメリットなども紹介するので、フリーランスエンジニアのイメージが鮮明に描けます。正社員を続けるか独立するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
現役フリーランスエンジニア達の声から分かる実態
現役のフリーランスエンジニア達の声を、良かったこと、大変だったことの2つの面から紹介します。フリーランスエンジニアになってから「こんなつもりじゃなかった!」と後悔しないよう、それぞれの実態を知っておきましょう。
副業の場合について気になっている方は、こちらの記事をご覧ください。
エンジニアがフリーランスとして副業するメリットと案件の探し方
フリーランスエンジニアになって良かったこと
会社員のときよりも収入が増え、経済的に余裕ができて良い生活を送れている人も多くいます。また、リモート案件への参画で自由な時間が増え、ライフワークバランスが改善したという声も多いです。
まとめると、以下が主なフリーランスエンジニアのメリットの実態といえます。
- 会社員と比べ時間に自由が利くようになった
- 形式的な社内行事に参加する必要がなくなった
- スキルアップの時間をとれるだけでなく、経済的にも気持ち的にもゆとりができた
実際のフリーランスエンジニアの声についてより詳しく知りたい人は、以下のインタビュー記事をご覧ください。
エンジニア歴3年でフリーランスに。スキル習得による単価アップを実現
フリーランスエンジニアになって大変だったこと
フリーランスエンジニアとして稼げるのは、最新の技術や需要の高いスキルを持っている人がほとんどです。知識や経験不足のまま独立した結果、「思うように稼げない…」と感じる人もいます。
また、自宅での仕事や一人で仕事をするのに飽きたり、寂しさを感じたりする人もいます。さらに、スケジュール管理が思ったよりも大変で、仕事に追われてオンオフが曖昧に感じる人もいるのが実態です。
ほかにも、以下のような声があがっています。
- 管理職を目指すのはなかなか難しい
- 有休や育休など、会社員時代にあった福利や休暇制度が使えない
- フリーランスになりたてのころは確定申告の手続きも大変
- 駆け出しのころに「エージェントを利用すればきちんと案件がもらえる」と知っていれば、苦労はしなかった
上記のような大変だった声・フリーランスエンジニアの実態をより詳しく知りたい人は、以下のインタビュー記事をご覧ください。
「もっと早くフリーランスになれば良かった」エージェントを使うことで安定して案件を獲得できるように
フリーランスエンジニアの年収や将来性の実態
フリーランスエンジニアの実態として、平均年収や働き方の満足度、将来性などを解説していきます。幅広い観点からフリーランスエンジニアの実態を把握しましょう。
フリーランスエンジニアは年収400万以上の人が多い
年収400万円以上のフリーランスエンジニアの割合が高いという実態が「フリーランス白書2023」で示されました。具体的な数値は以下のとおりです。
- 年収400万円以上…77.0%
- 年収400万円未満…22.2%
- わからない・答えたくない…0.8%
会社員を含めたフリーランスエンジニア全体の正確な平均年収はわかりません。しかし、上記のデータは1つの目安として参考になります。
フリーランスエンジニアは20代後半がやや多いのが実態
フリーランス登録者数No.1のレバテックのデータを見ると、フリーランスエンジニアが最も多いのは20代後半です。登録者数が多い年代トップ3を紹介します。
- 25~29歳…22.0%
- 20~24歳…16.6%
- 30~34歳…15.3%
レバテックフリーランスの利用者には、若いうちから独立して働く人が多いとわかります。フリーランスエンジニアの年代について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【2021年12月】ITエンジニア動向レポート-レバテックのデータで分かるIT人材市場-
現役フリーランスは働き方に満足している?
働き方に対する満足度は、フリーランスのどの側面に焦点を当てるかで変わります。「フリーランス実態調査結果」によると、7割以上の人が以下の点に満足しているようです。
- 人間関係
- 作業環境
- プライベートとの両立
- 達成感・充実感
一方で、収入に満足するフリーランスは4割に留まるとの実態も確認できます。いかに収入を上げるかがフリーランスの満足度アップの課題といえるでしょう。
フリーランスエンジニアは需要と将来性がある
フリーランスエンジニアは需要が高く、将来性があると考えられます。経産省は「IT人材育成の状況等について」で、2030年に最大79万人のフリーランスエンジニアが不足する実態を発表しました。
需要の伸びが中位・低位だった場合でも、それぞれ約59万人・約41万人不足するとされます。スキルの高いフリーランスエンジニアは今後も現場で求められ、重宝されるでしょう。
働き方は主に「常駐型」か「在宅型」
フリーランスエンジニアの働き方は、主として常駐型か在宅型のいずれかです。常駐型案件はクライアント企業の現場で作業し、在宅型の場合は自宅でテレワークです。
「フリーランスといえばリモート」と思いがちですが、現場に常駐するタイプも多いです。特に、フリーランスエンジニア案件は常駐型が多い傾向にあります。同じフリーランスでも、案件によって働き方は変わるのが実態と覚えておきましょう。
フリーランスと会社員の実態の違い
フリーランスと会社員の実態の違いを紹介します。比べるのは、契約形態や収入を得る方法、加入する社会保障制度などです。以下の表にそれぞれの違いをわかりやすくまとめました。
フリーランス | 会社員 | |
---|---|---|
契約形態 | 業務委託契約が多い | 雇用契約 |
収入 | 1案件ごとに契約を結んで報酬を得る/ 不安定になりやすい |
基本的に月給制(企業により異なる)/ 安定しやすい |
社会保障 | 国民年金・国民健康保険に加入(全額自己負担)/ 雇用保険なし |
厚生年金・健康保険に加入(企業と折半で半額負担)/ 雇用保険あり |
税金 | 自分で確定申告をして納付 (節税手段あり) |
給与から自動天引き |
スキルアップの機会 | 自分次第 | 研修や勉強会を開催する企業もある |
働き方の自由度 | 高い | 低い |
フリーランスエンジニアの実態・現実が厳しいとされる理由
「フリーランスエンジニアはしんどい」「やめとけ」という人は一定数います。たしかに、スキルなしだと案件が獲得できないなどの厳しい実態があるのも事実です。そこで、フリーランスエンジニアの実態が厳しいといわれる主な理由を2つに絞って解説します。
フリーランスエンジニアはやめておいた方が良いといわれる理由をすべて詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアはやめとけといわれる理由|仕事や収入の目安
スキルや実績がなければ案件が獲得できないから
フリーランスが大変な理由は、スキルや実績に乏しいと案件獲得が難しいからです。フリーランスエンジニアはスキルを提供して報酬を得る働き方なので、ほかに埋もれない強みが求められます。
フリーランスエンジニアになるなら数年の実務経験に加え、自作のアプリやサービスなどもあると望ましいです。自力で開発する実力がなければやっていけないのが、フリーランスエンジニアの厳しい実態といえます。
サポートしてくれる仲間が少なく孤独になりやすいから
サポートしてくれる仲間が少なく、孤独になりやすいのも大変な理由です。
会社員は悩みがあるとき、同僚や上司らに相談してチームで解決できます。一方でフリーランスエンジニアは、基本的に独立して業務を行うのが特徴です。トラブルや悩みに自力で対処しなければなりません。
働き方のメリットとデメリットも現実を知る参考になる
働き方を詳しく知る参考になるため、フリーランスエンジニアのメリットとデメリットを紹介します。
ここでは最低限知るべき項目を2つ紹介していきます。フリーランスエンジニアになる本気度が高く、メリット・デメリットをすべて知っておきたいなら、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアのメリット・デメリットは?リアルな実態を解説
フリーランスエンジニアのメリット
フリーランスエンジニアは、会社員より働き方の自由度が高くなります。以下が具体的なメリットです。
- 好きな業務内容を選んで働ける
- 作業する時間・場所が自由になりやすい
- 努力次第で収入が上限なくアップする
自分で参画先を選べるので、好きな業務の案件をとり続ければストレスなく働けるでしょう。契約内容によっては、任意の時間と場所で働ける場合もあります。
毎月の業務量と給与がある程度決まっている会社員と違い、フリーランスは参画する案件数を好きなだけ増やせます。働けば働くほど収入が上がるのがメリットです。会社員にはない自由を実現できるのが、フリーランスエンジニアのメリットの実態といえるでしょう。
フリーランスエンジニアのデメリット
フリーランスエンジニアには、会社員のような安定性がありません。主なデメリットは以下のとおりです。
- 固定給がないため収入が不安定
- 社会的信用が低くなる
- 確定申告などに時間をとられる
フリーランスエンジニアの報酬は獲得した案件の数と内容に左右されるので、収入が不安定になりがちです。収入が不安定だと社会的信用も低下し、クレジットカードやローンの審査で不利になります。
確定申告も自ら行わなければならず、営業や作業の時間が減るのもデメリットです。営業に時間を割けなければ案件がとれず、収入が大きく減る恐れがあります。金銭面での安定性に欠ける点はあらかじめ覚悟しましょう。
フリーランスエンジニアの実態に適応できる人の特徴
フリーランスエンジニアには向き・不向きがあります。無計画にフリーランスエンジニアになるべきではないのが実情です。そこで、フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を紹介していきます。
ただし、ここでは特に重要なことに絞って解説するため、フリーランス適正をきちんと見極めたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断
フリーランスエンジニアに向いている人
「実力があって自分で何でもできる人」がフリーランスエンジニアに向くと考えられます。適性がある人の特徴は以下のとおりです。
- 高いスキルと実績がある
- 自己管理力が高い
- 人脈づくりや営業が得意
これまでスキルアップと実績づくりに熱心に取り組んできた人は、フリーランスエンジニアに向いています。即戦力になる実力が身についているため、条件が合う案件なら重宝されるでしょう。
自己管理力が高い人もフリーランスエンジニアの適性があります。フリーランスには会社の上司のような管理者がいません。スケジュールや業務量の調整は自己責任になります。
人脈づくりや営業が得意ならなお良いでしょう。フリーランスは人脈や新規顧客の開拓を通じて参画先を見つけるからです。案件獲得に向けて自主的な努力を惜しまない人は、フリーランスエンジニアとして活躍できる可能性が高いといえます。
フリーランスエンジニアに向いていない人
スキル不足で意欲も十分でない人は、フリーランスになってつらい思いをする恐れがあります。以下がフリーランスエンジニアに向いていない人の特徴です。
- スキルや実務経験がまだ少ない
- 成長意欲に乏しい
- 変化を嫌い、安定を求める
スキルや経験が少ない状態でフリーランスエンジニアになるのは現実的ではありません。フリーランス案件では、基本的に即戦力になれる実力が求められるからです。案件情報に書かれたスキルや経験年数の最低条件を満たす必要があります。
成長意欲に乏しく、変化を嫌う人もフリーランスエンジニアに向かないでしょう。IT業界は技術の進歩が速く、変化に対応し続けなければならないからです。自ら積極的に新しい技術を学んでいかなければ、成功は難しいと考えられます。
フリーランスエンジニアになって後悔しないための準備
フリーランスエンジニアになる際にやっておくと良い準備を紹介します。具体的には成功者の事例を調べたり、需要が高い分野のスキルを身につけたりなどです。これからフリーランスエンジニアを目指す方は、後悔しないよう今から準備しましょう。
フリーランスエンジニアで成功した人の事例を知る
まずは現役フリーランスエンジニアの成功例を調べてください。実際に活躍している人のやり方を取り入れれば、自分も同じようになれる可能性があります。
成功のコツは「最初はコストをかけず小さな案件から始める」「前職の取引先とのつながりを活かす」などさまざまです。自分にできそうなやり方があれば試してみましょう。レバテックフリーランスでも利用者の事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ご利用者インタビュー
需要がある言語やツールのスキルを高める
需要がある言語やツールを身につけるのも良い方法です。需要がある分野は案件数が多く、長く活動できる可能性が高いからです。依頼情報を掲載するサイトで言語名やツール名を検索して案件数を調べれば、需要の有無がわかります。
レバテックフリーランスでは、案件数が多い言語のランキングを作成しました。気になる方は以下の記事をご覧ください。
【2023年2月】プログラミング言語別単価ランキング!フリーランスエンジニアにおすすめの言語は?
情報発信や人脈づくりに力を入れる
情報発信と人脈づくりも大切な準備の1つです。多くの人に自分の存在を知ってもらえると案件獲得につながる確率が高まります。認知度を上げるための情報発信と交流は欠かせません。
情報発信にはブログやSNSを利用します。人脈づくりにはエンジニア向けのコミュニティが適しているでしょう。大きな案件の実績が増えれば、情報媒体や人脈から自然と依頼が入る可能性があります。
人脈作りの詳しい方法は、以下の記事でご確認ください。
フリーランスが人脈を作る方法とは?なしでも仕事を得る方法も解説
安定して案件を獲得できるルートを確保する
安定して案件を獲得できるルートも確保しましょう。フリーランスエンジニアが生計を立てるには、継続的な案件参画が不可欠です。
営業に苦手意識がある方は、フリーランスエージェントがおすすめです。エージェントは営業活動を代行し、契約満了のタイミングで次の案件を提案してくれます。
レバテックフリーランスは、契約更新や単価アップの交渉に力を入れています。フリーランスになりたい人向けの無料相談も実施しているので、気軽にお問い合わせください。
フリーランスエンジニアの実態に関するよくある質問
フリーランスエンジニアの実態に関するよくある質問をまとめました。直面し得るリスクやトラブルについて回答しています。今後フリーランスを目指すかどうか判断する際の参考にしてください。
Q. フリーランスエンジニアは最近増えていますか?
フリーランスエンジニアは増加傾向にあります。増え過ぎを心配する人もいるようです。フリーランスエンジニアが増えた背景には、国が多様な働き方を推進したり、各企業が副業を解禁したりといった動きがあります。
Q. フリーランスになるとどんなリスクがありますか?
フリーランスエンジニアは会社員と比べ、健康を害したときのリスクが高くなります。労災保険に入れない上、傷病手当金も受け取れないからです。フリーランスを目指すなら健康管理の徹底はもちろん、万が一の際どうするかも考えなければなりません。
Q. フリーランスエンジニアが注意すべきトラブルは?
フリーランスエンジニアが注意すべきトラブルには、報酬の一方的な減額や支払いの遅延などがあります。口約束だけで済まさず、業務委託契約書を作成するのがトラブルを避けるコツです。疑問点が残らないよう、詳細な記載を心がけましょう。
※本記事は2023年11時点の情報を基に執筆しております。
レバテックCMギャラリー公開
レバテックのCMギャラリーを公開しました。「あいてぃえんじにあ」を演じる賀来賢人さん、「うちゅうじん」を演じる八木 莉可子さんのキャラクター設定にも注目。過去のCM動画もまとめて見れるので、ぜひこの機会にご覧ください。
レバテックのCMギャラリーページを見る
最後に
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