PHPエンジニアとは?未経験からなることは可能?仕事内容や転職方法を解説

PHPエンジニアは、PHPを用いてWeb開発などに携わる技術者です。PHPは1995年に公開されてから、世界中のWebサイトやWebアプリケーション開発に導入されてきましたが、近年は機械学習などでも用いられはじめているため、PHPエンジニアの需要は高まることが期待されます。本記事では、PHPエンジニアの仕事内容や将来性、転職方法、スキルアップの仕方を紹介します。

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PHPエンジニアとは

PHPエンジニアとは、PHPを使用してWebサイトやWebアプリケーションのサーバーサイド開発に関わる技術者です。主にECサイトをはじめとするWebサービス、業務システム、ゲームなどの開発や運用保守を手がけます。

PHPはWebアプリケーション開発に特化した言語で、HTMLのなかにコードを書くことができ、Webページに動きをつけることができます。特徴としては、Webサーバーで動くため動作確認が容易であること、特別な開発ツールがなくてもプログラムを書けること、シンプルな構文でコマンドが実行でき、文法の自由度が高いことなどが挙げられ、プログラミング初心者でも比較的習得しやすいとされる言語のひとつです。

一方で、PHPはその記述の柔軟さから、熟練度がコードに表れやすくもあります。知識や技術がともなっていないと欠陥が生まれやすく、実務レベルまで習得するまでにはある程度まとまった学習時間を要するでしょう。

Webエンジニアが使用するさまざまなプログラミング言語について知りたい方は「Webエンジニアが使用する言語とは」の記事も参考にしてみてください。

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PHPエンジニアの仕事内容

PHPエンジニアの主な仕事内容はWebアプリケーションの開発です。具体的な仕事内容をみてみましょう。

  • 新規開発
  • 機能改善・バグ修正
  • 機能追加
  • リプレイス

PHPエンジニアがおこなう新規開発は、ECサイトなどの各種Web開発からゲーム開発、業務システム開発まで多岐にわたります。PHPのほか、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を用いたプログラミング業務を主に担当しますが、Webアプリなどの設計やデータベース設計などもおこなうこともあるでしょう。PHPエンジニアは、ひとつのプロジェクトであってもそのサービスが使われている期間中は、継続して業務をおこなうケースもあります。汎用性の高いスキルを持つPHPエンジニアは安定した需要が見込めるといえるでしょう。

新規開発以外では、既存のWebアプリなどに新たな機能を追加する、既存の機能を修正する、エラーやバグなどを修正することも仕事です。また、リプレイスでは、既存のWebアプリなどを新しいものに全面、あるいは一部を移行します。

PHPは比較的コードが書きやすく柔軟な言語ですが、その分コードの書き方が人によって異なることが多いといった問題もあります。そのため、作業効率を向上させるにはPHPのライブラリやフレームワークを活用することも大切になります。

PHPの代表的なフレームワークにはLaravelやCakePHPなどがありますが、プロジェクトにより使われているフレームワークは異なるため、PHPエンジニアはフレームワークの知識も幅広く備えておく必要があるでしょう。

関連記事 : Webエンジニアの仕事とは?年収やスキル、Webプログラマーとの違いも解説

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PHPエンジニアに必要なスキル

PHPエンジニアがPHP以外に求められるスキルとしては、以下のものが挙げられます。

  • Webアプリケーション開発に必要な関連スキル
  • コミュニケーションスキル
  • ITツールの取り扱いスキル

Webアプリケーション開発に必要な関連スキル

PHPを使用する案件では多くの場合、他言語も合わせて使われることが多いので、Web開発で用いられるHTML、CSS、JavaScriptなどの言語はぜひ仕事で使えるレベルまで習得しておきたい言語です。また、OSの「Linux」やWebサーバーソフトウェアの「Apache」、データベース管理システムの「MySQL」などのスキルも身につけておきましょう。これらとPHPの頭文字を合わせて「LAMP」と呼ばれることもあります。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、顧客との打ち合わせや、チームのエンジニアに指示・相談するために必須となります。とくに顧客のITリテラシーにはさまざまなレベルがあるため、あまりITに詳しくないクライアントに対しては専門用語を使わず、かみ砕いた表現で説明しなければならないシーンもあるでしょう。

ITツールの取り扱いスキル

そのほか、業務上使用するソフトウェアやツールなどを扱える必要もあります。チームコミュニケーションツールの「Slack」、課題やプロジェクトを管理する「JIRA」、バージョン管理システムの「GitHub」、社内情報の共有管理システムの「Confluence」など、よく使われるものは取り扱いや仕様を確認しておきましょう。

ほかにも、仕事内容によってはプロジェクトの品質・コスト・納期などの調整や、進捗管理をするスキルなども求められるでしょう。

関連記事 : PHPを習得するときに役に立つサイトまとめ

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PHPエンジニアの平均年収

2021年1月時点において、レバテックフリーランスに掲載されているPHPの求人案件の平均月額単価は71万円で、単純に12ヶ月換算した場合、平均年収は852万円です。ただし、これはレバテックフリーランスの案件をもとにした金額であるため、一般的なPHPエンジニアの平均年収を示したものではありません。

PHPの求人・案件一覧

同様にほかの言語でも平均月額単価をもとに年収を簡易計算してみると、Javaエンジニアの平均年収は828万円、Rubyエンジニアの平均年収は948万円、JavaScriptエンジニアの平均年収は864万円、Perlエンジニアの平均年収は876万円となります。

年収には、実務経験年数やスキルも影響します。下流工程の経験値もさることながら、要件定義や設計など上流工程に知見があると給与アップが見込めるでしょう。PHP以外に扱える言語の有無と技術レベルも重要で、Web開発で特に関連性の高いJavaScript・HTML・CSS・SQLなどが使えると重宝される人材となるでしょう。

このようなスキルを取得するには、資格の勉強を通して自身の持つスキルの可視化をすることも有効です。

関連記事 : PHPエンジニアの年収

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PHPエンジニアの求人案件

2021年1月時点でレバテックフリーランスに掲載されているPHPの求人案件数は1700件以上あります。Javaの求人案件数は約2750件、JavaScriptが2000件弱となっており、PHPエンジニアの求人案件数はJavaほどではありませんが、豊富にあるといえるでしょう。

PHPは主にWeb開発の現場で使用されており、求人案件の作業内容は、通販サイト、検索システム、予約システム、業務システム、ソーシャルゲームの開発など多岐にわたります。既に多くのWebサービスでPHPが利用されていることから、保守関係の案件も多く見られました。

単価の高い案件では、業界経験のほか、クライアント調整・要件定義、アジャイル開発経験など、プロジェクト全体を管理・進行できる能力が求められます。

長期にわたる複数工程の進行管理、エンジニアとの的確かつ円滑なコミュニケーションなど、PHPそのものの技術だけでなく、マネジメントスキルも求められる傾向があるといえます。

PHPのスキル単体で条件が指定されている案件は少なく、単価にかかわらず、PHPを用いた開発経験、LAMP環境での開発経験、HTML・CSS・JavaScript・SQLなど関連する多言語の知見を問われるものが多くあります。PHPの開発では、Webサービスとデータベースを連携させることが多いため、データベース関連の技術力は磨いておいて損はないでしょう。

関連記事 : Webエンジニアになるための勉強法と学んでおきたい10のこと

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未経験からPHPエンジニアになるには

未経験からPHPエンジニアになるには、まずするべきことはPHPの知識をつけることでしょう。PHPは記述の自由度が高く、初心者でも比較的学びやすいとされるプログラミング言語です。

PHPは学習者が多いので、書籍やWebサイトが多数あり、利用者によるコミュニティーも発達していることから、ほかの言語と比べても独学で問題解決がしやすくなっています。スクールで体系的に学ぶこともできるでしょう。

実際に手を動かしてPHPの文法を習得したら、未経験可の求人に応募しましょう。広く利用されているCMSの「WordPress」にもPHPが使われています。エンジニアの求人では基本的に実務経験が重視されますが、運用や保守まで含めると市場が大きいので、PHPエンジニアの需要は比較的高く、未経験可の求人も探しやすい可能性があります。

できれば関連言語も学んでおきたいところです。データベース言語のSQL、フロントエンド言語のJavaScriptなどが主な言語です。PhotoshopやIllustratorのような画像加工スキルも重宝される可能性があります。求人に応募するときには、技術力の客観的な証明として、Webサイトやアプリなどポートフォリオがあると便利です。

ポートフォリオがあると、自身のPHPの技術力や他言語の知見に加え、課題設定力、要件定義力、テスト能力などを証明することにもつながります。未経験のハンデを補い、自己アピールをしてより待遇の良い就職先と出会うためにも、学習と並行してつくっておきましょう。

関連記事 : Wordpressの仕事とは?スキル・将来性も解説

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PHPエンジニアへの転職難易度

PHPエンジニアに転職する場合、難易度はエンジニア経験の有無などによって違いがあります。

IT業界未経験の場合

まったく知識がない状態ではPHPエンジニアへの転職は難しいので、まずはPHPや業界の知識をつけることが最優先です。アルバイトやクラウドソーシングなども含め、未経験可の仕事を探し、実績を積むことも視野に入れましょう。

他言語のエンジニア経験者の場合

PHPエンジニアの求人には、Webアプリやソーシャルゲームの開発などが多くあるため、これらの開発に用いられるJavaやRuby、Pythonなど、PHP以外の言語のエンジニア経験も歓迎されるでしょう。これまでの経験の関連性や学習意欲をアピールできれば、転職に有利に働く可能性があります。顧客折衝経験、コスト・工数管理、マネジメント経験などがあれば、さらに転職がしやすくなることもあるでしょう。

PHPエンジニア経験者の場合

PHPエンジニアに限らず、エンジニアは実務経験が重視されることが多いため、既にPHPエンジニアとして実績のある人は転職が有利になります。しかし、単純にPHPスキルがあるのみでは転職が難しくなるケースもあります。PHPを使うプロジェクトの多くでは他言語も使用するので、他言語を習得していたり、実務経験があったりすると、転職活動を有利に進められる可能性もあります。エンジニアとして価値を上げていくためにも、関連するスキルについて勉強して備えましょう。

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PHPエンジニアに転職する方法

PHPエンジニアに転職する方法は、主に3種類あります。

  • 求人を探して応募する
  • 転職エージェントを利用する
  • フリーランスとして独立する

最適な転職方法は、IT業界やPHPに関する経験と知識、コーディングやテスト以外の業務経験、他言語の知見、これまでに取り組んだプロジェクトや成果などによっても異なります。

また、企業に就職したいのか、フリーランスとして独立したいのかといった働き方、年収、勤務時間、抱えるプロジェクト規模の大きさなど希望の条件にも左右されるでしょう。自身の状況に最適な転職方法を考えて行動することが大切です。

求人を探して応募する

PHPエンジニアの求人を自分で探して応募するメリットは、以下のように選択肢の自由度が高いことが挙げられます。

  • 自分が気に入った求人に気軽に応募できる
  • 求人によってはアルバイト、業務委託など、正社員以外の働き方も選択できる

一方で、自分の力だけで転職活動を進めると、以下のようなデメリットが生じる可能性があるでしょう。

  • 自分に合った条件の求人を探すのに時間がかかる
  • 雇用条件、契約内容などの確認も基本的に自分でおこなう必要がある
  • スキルや経験がない場合、面接が苦手な場合などは採用されにくい
  • 選考過程の日程調整も自分でおこなう

そのため、基本的には経歴に自信のある人、自分のペースで転職活動を進めたい人などに適した方法です。もちろん未経験可の求人もありますが、応募する場合は履歴書や職務経歴書でのアピール、面接対策、学習成果を詰め込んだポートフォリオの用意など、万全の体制でのぞみましょう。

転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用する方法のメリットは、主に以下のような点にあります。転職のプロがサポートしてくれるので、1人で行動するよりもスムーズに転職活動を進められる可能性があります。

  • 専任のエージェントスタッフに転職相談できる
  • 履歴書や職務経歴書の作成サポート、添削をしてもらえる
  • 面接対策をしてもらえる
  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 応募手続き、先方とのスケジュール調整、内定後の条件交渉などを代行してくれる

一方で、エージェントを介する分、自分で求人を探すときと比べると自由が利かないと感じたり、担当者との相性が合わないと感じたりする可能性もあるでしょう。

  • 自分のペースで転職活動を進めづらいと感じる可能性がある
  • 担当者の能力に頼る部分も大きくなる

未経験者がPHPエンジニアに転職したい場合、一度転職エージェントに相談してみるというのも方法のひとつです。必ず転職先が見つかるとは限りませんが、個々の企業について熟知しており、自身の希望や意向となるべく方向性が合うような企業を探してくれる場合もあるためです。

経験者でも自分の市場価値、ステップアップの仕方がわからない人、自己アピールへの自信がなく、書類選考・面接対策をプロの視点からサポートしてほしい人などに向いています。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立する場合、メリットはスキル次第で収入アップを狙えること、作業における裁量や自由度の広さなどが挙げられます。エンジニアの場合、常駐型案件も多くありますが、会社員と比較すると業務遂行上の制約は少なくなるでしょう。

  • スキルや経験によっては収入アップが見込める
  • 会社員よりも働く場所、時間の制約が少なくなる
  • 職場の人間関係のストレスから開放されやすくなる
  • 自分に合った案件を選ぶことができる

デメリットは収入や仕事が不安定になりやすく、会社員と比べ社会的信用が得にくい点などです。

  • 収入が安定しづらい
  • 案件を獲得するための営業努力が必要になる
  • 社会的信用が低くなりがち
  • 確定申告などの手続きが必要になる

フリーランスはエージェントなどを利用しない限り、基本的に案件を自力で獲得する必要があり、確定申告なども自分で行います。高い技術力と信用、実績がある人には適していますが、未経験者や経験が浅い人には難しい方法です。未経験者はまずは企業に入ってプロジェクトの実務経験を積み、プロジェクトの進め方や現場で必要とされる知識やスキルを磨くことを優先しましょう。

関連記事 : フリーランスと会社員 メリット・デメリット比較

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PHPエンジニアへの転職に役立つポートフォリオ

PHPエンジニアへの転職には、WebサイトやWebアプリなどのポートフォリオがあると役立ちます。PHPエンジニアは技術職であるため、実力がともなっているか、成長する見込みがあるかが重視されます。どのようなことをやってきたかを書面や口頭で説明するより、ポートフォリオがあると技術力、開発力、プロジェクト進行能力などをわかりやすく伝えられるため、面接時にアピールがしやすくなるでしょう。

ポートフォリオをつくるときには、他の求職者との差別化を意識しましょう。こだわった点や、作品をつくるきっかけとなった課題や考えを整理しておくことも大切です。オリジナリティのあるポートフォリオは企業やクライアントの目に留まりやすく、自走できる人材としてのアピールにも繋がります。

また、求人の条件でPHPと併記されている言語がある場合や、志望企業が特に力を入れている技術があれば、それらを盛り込んだポートフォリオがつくれると理想的です。

関連記事 : 独立したいあなたへ。フリーランスデビュー前にこれだけは知っておこう!

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PHPエンジニアに役立つ資格

「PHP技術者認定試験」は、PHPエンジニアの技術力の証明に役立ちます。以下の4種類があり、この記事では作文試験となる最上位資格のPHP5技術者認定ウィザード以外の3つの試験について説明していきます。

  • PHP7技術者認定初級試験
  • PHP5技術者認定初級試験
  • PHP5技術者認定上級・準上級試験
  • PHP5技術者認定ウィザード

初級試験はPHPのバージョンが分かれているため、申し込みの際は注意しましょう。

参照 : PHP技術者認定機構

PHP7技術者認定初級試験

「PHP7技術者認定初級試験」はPHPの基礎知識を持っていることを証明する試験です。同試験のなかでは最も初心者向けの内容となっています。PHPの構文やオブジェクトの操作、データベースやクッキーとセッション、パッケージ管理など、プロジェクトにおいて必要とされる開発の基本知識が問われます。PHP初学者が学習成果を見るときや、実務経験のない人が自身の基礎知識を証明するときなどに役立つでしょう。

出題形式は選択式です。PHP7は新しいバージョンとなっており、出題範囲はPHP5の試験とは違う部分もあります。「PHP5技術者初級試験」のテキストではカバーできない個所があるため、学習時の参考資料には注意が必要です。

PHP5技術者認定初級試験

「PHP5技術者初級試験」もPHP7技術者初級試験と同様、PHPの基礎知識を問う試験です。難易度もPHP7と同じく、PHP技術者認定試験のなかでは最も易しいレベルといえるでしょう。基本構文やクッキーとセッション、クラスとオブジェクト、ファイルの操作など、PHPでコーディングをおこなう際に必要な基礎を習得できます。

PHP5初級はPHP5.3のバージョンを主な対象としていますが、PHP5系は2018年末で公式サポートがすべて終了していることもあり、これから受験する人は「PHP7技術者初級試験」を選択しておくほうがよいかもしれません。

一方で、既存システムではいまだPHP5系が使われていることも多いため、参画するプロジェクトによっては「PHP5技術者初級試験」の知識が必要となる可能性もあるでしょう。

PHP5技術者認定上級・準上級試験

「PHP5技術者認定上級・準上級試験」は、初級試験よりも実用的なプログラミング技術の知識が問われます。下位資格の試験内容に加えて、ライブラリや名前空間、PHPの拡張などが出題されます。

上級・準上級は同じ試験内容ですが、試験の正解率で合格ラインが定められており、上級は7割以上、準上級は5割以上7割未満の正解が必要です。上級・準上級ともに、実務において必要な技術と知識を証明できる資格となっています。

関連記事 : PHPの資格・PHP技術者認定試験の難易度や種類、勉強方法

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PHPエンジニアの今後の需要

PHPエンジニアの需要は今後も続くと予想されるでしょう。PHPは国内外でシェアの高いCMSの「WordPress」などにも使われており、多くのWebサービスで利用されている言語です。

Pythonをはじめとする他言語が注目されるなか、長期的にはトップシェアを明け渡したり、一部シェアが奪われたりすることは考えられますが、すぐにPHPの需要が途切れる可能性は低いでしょう。少なくとも、PHPを利用したシステムやサービスの保守、追加開発などでは、今後も一定のニーズが見込めます。

さらに、ITエンジニアという職種自体を見ても、需要は引き続き高いと思われます。IPAがIT業界の人材動向を調査して発行している「IT人材白書2020」によると、IT人材の量・質ともに「不足している」と答えた企業は90%を超えています。開発や運用保守の要となるエンジニアやプログラマーの需要は高い傾向が続くと予想できます。

参照 : IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「IT人材白書2020」

PHPエンジニアが常にニーズに応えるためには、PHPのスキルを磨くだけではなく、以下のような関連スキルを幅広く身につけていく必要があるでしょう。

  • フロントエンド言語 : HTML、CSS、JavaScript
  • データベース言語 : SQL
  • WordPressなどのCMS運用スキル
  • サーバー設定、運用スキル
  • 要件定義、要求定義におけるクライアントへの説明、交渉スキル
  • 開発における品質、コスト、納期などの管理スキル

技術のトレンドにも目を配りながら、PHPエンジニアとして自身の市場価値を高めていきましょう。

関連記事 : Webエンジニアの将来性

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PHPエンジニアのキャリアパス

PHPエンジニアのキャリアパスとしては、実績を積み上げてプロジェクトマネージャーを目指す、他言語のエンジニア職に進むなどの選択肢があります。

プロジェクトマネージャーになる

開発案件において、エンジニアや顧客、ユーザーとコミュニケーションをとり、品質・予算・納期が守れるように調整します。管理者としてプロジェクト全体の成果に責任を持ちましょう。

PHPエンジニアの仕事を着実にこなしていくことでキャリアを積めますが、開発技術以外のスキルと知見も伸ばしていく必要があります。やりがいがある分、責任も重大です。

他のエンジニア職に挑戦する

PHPエンジニアの仕事を通して習得したコーディング技術やデータベースの知識、上流工程の知見は、他の言語を扱うエンジニア職でも活用できます。変化が早いIT業界で、複数言語をプロフェッショナルとして使える人材は、ますます需要が高まっていくでしょう。

経験が浅いうちは、上位者の指示に従い、コーディングやテスト、不具合修正などの作業をこなしていきます。他言語の学習やデータベース操作などを通じて、独力で開発ができるように経験を重ねていきましょう。

上流工程などプロジェクト全体に関わる高度な業務も経たのち、チームリーダーとして活躍する人材へのキャリアパスが開けます。まずはPHPエンジニアとして成果を出し、経験を積んでいけば、自身の興味関心、理想の働き方に応じた選択肢を広げられるでしょう。

関連記事 : プロジェクトマネージャー(PM)とは|役割や仕事内容、年収は?

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スキルを身につけてPHPエンジニアになろう

PHPエンジニアは一定の需要があり、今後の将来性も期待できる職種といえます。求人案件数も豊富ですが、時代の変化に適応することや、自身の市場価値を高めていくことは大切です。より高待遇で魅力的な仕事に出会えるよう、PHP以外に開発に用いられるスキルと知識もしっかり身につけて、ニーズの高いPHPエンジニアを目指しましょう。

関連記事 : Javaプログラマーの仕事内容|未経験から仕事で使えるレベルになるには

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PHPエンジニアの仕事に関するよくある質問

ここでは、PHPエンジニアの仕事に関するよくある質問に答えていきます。

Q. PHPエンジニアの主な仕事は何ですか?

PHPエンジニアの主な仕事は業務システム開発、Web開発、ゲーム開発等になります。

Q. 将来性のあるPHPエンジニアになるためには、どのような方法が有効的ですか?

PHPエンジニアとしての実績をつくる、フレームワークのスキルを身につける、上流工程の経験を積む、複数の言語で開発できるようにする、資格を取得する等の方法が有効的です。

Q. PHPエンジニアがフリーランスとして独立する場合、どのような知識やスキルが求められますか?

PHPを扱うスキル、PHPフレームワークやライブラリを扱うスキル、PHP以外のプログラミングスキル、データベースに関するスキル、WordPressの知識等が求められます。

Q. PHPエンジニアの需要が高い理由は何ですか?

PHPエンジニアの需要が高い理由としては、勉強しやすい言語である、サンプルコードなどの開発環境が整っている、マーケットが大きい等が挙げられます。

Q. PHP技術者認定試験を取得すると、どんなメリットがありますか?

客観的にPHPの技術力を示すことができる、収入アップやキャリアップにつながる、案件を獲得する際に役立つ可能性がある等のメリットがあります。

最後に

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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。

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