セールスエンジニアはきついって本当?実態や向いている人の特徴を解説 | レバテックフリーランス
セールスエンジニアはきついって本当?実態や向いている人の特徴を解説
「セールスエンジニアへの転職を検討しているものの、きついと聞くので心配」と感じている方は多いのではないしょうか。
この記事では、セールスエンジニアがきついと言われる理由のほか、魅力についても解説していきます。セールスエンジニアに向いている人の特徴や、転職成功のヒントも紹介するので、セールスエンジニアになるか迷う方はぜひ参考にしてください。
目次
セールスエンジニアとは
セールスエンジニアは、技術的な知識を活かしながら営業活動を行う職種です。主な仕事は、製品やサービスの技術的な特徴を理解し、顧客の技術的課題に対してソリューションを提案することで、エンジニアのなかでも営業職の側面が強い職種といえます。
セールスエンジニアは、顧客の技術的な要望を自社のエンジニアに伝達し、エンジニアの説明を顧客に分かりやすく伝える橋渡しの役割も担います。そのため、「技術」と「営業」の両方のスキルを併せ持つ必要があり、幅広い知識が求められるのが特徴です。
開発に従事するシステムエンジニアについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【エンジニアのプロ監修】システムエンジニア(SE)とは?仕事内容・年収・なり方を解説
セールスエンジニアがきついと言われる5つの理由
セールスエンジニアはきついと言われることがありますが、それはなぜでしょうか。転職するか迷っている方は、まずセールスエンジニアがきついと言われる理由を確認していきましょう。
1.営業ノルマがある場合がある
セールスエンジニアは、開発に従事する一般的なエンジニアとは異なり、営業としての数字的な成果を求められることがあります。四半期ごとの売上目標や年間の契約件数など、具体的な数値目標が設定されることも少なくありません。
通常、開発を担当するエンジニアには売上目標などが課されることはありません。そのため、エンジニアからセールスエンジニアになると、数値的な達成を求められるのがきついと感じる人は多いと考えられます。
2.技術に関する勉強に苦労する
技術に関する勉強の負担が、精神的な疲労につながることもあります。
IT業界の技術革新は非常に速く、製品やサービスの技術的な特徴を理解し説明する立場にあるセールスエンジニアには、知識のアップデートが求められます。ときには、顧客からの技術的な質問に答えられるよう、業務時間外での自己学習が必要となることもあるでしょう。
もちろん、技術の学習が大変なのは一般的なエンジニアも変わりません。ただし、もともと営業職に従事していた人の場合、営業スキルはあっても技術知識については新しく学ぶ必要があり、学習の負担が大きくなることが考えられます。
3.取引先とエンジニア双方への対応が求められる
顧客と自社のエンジニアの間に立って調整役を務める大変さがあることも、セールスエンジニアがきついと言われる理由の一つです。セールスエンジニアは、両者の要望や考え方の違いを理解し、適切な解決策を見出さなければなりません。
ときには、技術的な制約と顧客の要望の間でジレンマに陥ることもあります。そのような状況で解決策を導き出さなければならないプレッシャーは、セールスエンジニアにとってストレス要因となる可能性があります。
4.顧客とのスケジュール調整を行う場合がある
顧客とのスケジュール調整の難しさも、セールスエンジニアがきついと言われる要因です。商談や打ち合わせの日程調整は、セールスエンジニアの仕事の一つです。顧客の関係者が十数人と大人数になる場合や、顧客との間に元請け企業といった第三者が入る場合、日程調整は難しくなるでしょう。。
また、開発中にトラブルが起こって納期が遅延しそうな場合に、顧客と交渉するのもセールスエンジニアの仕事です。通常、開発に従事するエンジニアがスケジュール調整を行うことはないので、開発エンジニアからキャリアチェンジした場合はきついと感じることもあるでしょう。
5.納品後のサポートを求められることがある
セールスエンジニアには、製品やサービスの導入後の長期的なサポートが求められるため、その作業がきついと感じることもあります。アフターサービスは顧客満足度を左右するため、おろそかにすることはできません。
実際のメンテナンスはほかのエンジニアが行う場合も、セールスエンジニアが原因の特定や仕様策定を行うケースがあるため、大変だと感じることがあるでしょう。
【きついだけではない!】セールスエンジニアのやりがい魅力
セールスエンジニアはきついと言われることもある職種ですが、それに見合うだけの魅力がある仕事でもあります。ここでは、セールスエンジニアならではの魅力を紹介していきます。
成果が収入に反映されやすい
セールスエンジニアの魅力は、自身の努力や成果が直接的に収入に結びつきやすい点です。セールスエンジニアには、基本給に加えてインセンティブが支給されることが多く、仕事の結果によっては高収入を期待できます。
開発エンジニアの場合は、自分の努力が直接的に報酬に反映されるケースが少ないため、成果を評価して欲しい人にとっては、やりがいを感じられる職種といえるでしょう。
IT需要が増加するなかで将来性に期待できる
技術的な知識を持ちながら営業活動ができるセールスエンジニアの需要は、今後さらに高まると予想されます。背景には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進により、企業のIT投資が年々増加傾向にあることが挙げられます。
また、近年はAIやクラウド、IoTなど、新しい技術が次々と登場しており、ITの専門知識を持つセールスエンジニアの重要性は一層増していくでしょう。
キャリアパスの選択肢が豊富である
セールスエンジニアは、技術と営業の両方のスキルを持っているため、キャリアの選択肢が豊富です。セールスエンジニアとして経験を積んだ後は、以下のようなキャリアパスが考えられます。
- セールスマネージャー
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- ビジネスアナリスト
将来的に年収を上げたい人にとっては、セールスエンジニアは魅力的な選択肢となるでしょう。
セールスエンジニアに向いている人の特徴
セールスエンジニアには、技術の勉強に抵抗がない人や、人とのコミュニケーションが好きな人が向いているといわれます。ここでは、セールスエンジニアに適性がある人の特徴を確認していきましょう。
好奇心が強く勉強が苦にならない人
学ぶことへの意欲が高く、知的好奇心の強い人はセールスエンジニアに向いています。IT技術は日進月歩で進化しており、新しい知識を吸収し続ける必要があります。
技術トレンドのキャッチアップや資格取得など、自己啓発に積極的に取り組める人であれば、セールスエンジニアとして成長していけるでしょう。
他者とのコミュニケーションが好きな人
人とコミュニケーションをとるのが好きな人は、セールスエンジニアとして活躍できる可能性が高いでしょう。
セールスエンジニアの仕事は、顧客や社内エンジニアとの対話が基本です。技術的な内容を分かりやすく説明したり、相手の要望を汲み取ったりする必要があるため、コミュニケーション能力が重要です。
顧客と話すのが好きで、コミュニケーションをとりながら課題を解決していくことにやりがいを感じられる人は、セールスエンジニアに向いてるでしょう。
ITと営業どちらも好きな人
セールスエンジニアは、技術と営業両方の要素を持つ職種であるため、ITと営業のどちらも好きな人が向いています。
たとえば、プログラミングなどの技術的な作業も楽しめる一方で、顧客との商談や提案活動にもやりがいを感じられる人は、セールスエンジニアの適性があるでしょう。営業のスキルが高く、これからITの知識を習得するのに抵抗がないという人も、セールスエンジニアとして活躍できる可能性が高いです。
セールスエンジニアへの転職を成功させるためのポイント
セールスエンジニアへのキャリアチェンジを考えている方に向けて、転職を成功させるためのポイントを解説します。転職に向けて行っておくと良い準備は何か確認していきましょう。
上流工程の経験を積む
セールスエンジニアの仕事には、システム開発における企画・立案が含まれるため、上流工程の経験を積んでおくと良いでしょう。システムエンジニアやプロジェクトマネージャーとして上流工程に携わることで、顧客の要望を理解しITを活用したソリューションを提案する力が身につきます。
プロジェクトマネージャーの仕事については、以下の記事で解説しているので、詳しい仕事内容を知りたい場合は参考にしてください。
【エンジニアのプロ監修】プロジェクトマネージャー(PM)とは?仕事内容やフリーランス事情を解説
ITや営業関連の資格を取得する
資格取得は、セールスエンジニアとしての専門性をアピールする強力な武器となります。技術面と営業面、両方の資格を取得することで、転職活動で有利になる可能性が高いでしょう。
おすすめの資格には以下のようなものがあります。
IT系 | 営業系 |
---|---|
・ITパスポート ・基本情報技術者試験 ・応用情報技術者試験 ・ITストラテジスト試験 |
・セールススキル検定試験 ・プレゼンテーション検定試験 ・販売士 ・営業士 |
IT系の資格については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ITエンジニアも資格を取得しよう!おすすめの資格30選を紹介
ただし、資格取得は転職の必須条件ではありません。資格よりも実務経験やコミュニケーション能力が重視される場合も多いため、バランスよくスキルを身につけることを意識しましょう。
※本記事は2025年7月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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