フリーランスの需要はある?エンジニアなどの職種一覧と市場価値を知る方法 | レバテックフリーランス
フリーランスの需要はある?エンジニアなどの職種一覧と市場価値を知る方法
フリーランスとして独立を考え「自分の専門分野の需要はあるのだろうか」と気にしていませんか?
一般的には、ITエンジニア系やクリエイター系、マーケティング系が需要が高いと考えられています。しかし、業界や職種によっても違って判断しにくいと感じがちです。
そこで、どのような業界・職種がフリーランスとして需要が高いのか、具体的な職種を一覧で紹介します。今後も需要のあるフリーランスでいるためのポイントや市場価値を知る方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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目次
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そもそもフリーランスとは?なぜ需要が増えている?
フリーランスとは、特定の企業や組織などに属さず、個人で仕事を個人で仕事を請け負う働き方を指します。案件ごとに会社と契約して自身の持つスキルを提供し、対価として報酬を獲得します。
会社員と違い、毎月一定の給与が支払われるわけではく、働いた分が収入に反映されるのが特徴です。そのため、働いただけ収入を上げることも可能です。
会社員に比べると安定性が低いといわれることもあります。ただし、自分の得意なことややってみたいことに挑戦するなど、仕事を選びやすいといったメリットがあります。
フリーランス自体についてより詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスとは?おすすめの職種・仕事内容・必要な準備について解説
ここ数年でフリーランスが増加した理由
近年、フリーランスとして働く人が増加している理由として「働き方改革」が挙げられます。2018年に制定された「働き方改革関連法」では、「育児や介護と仕事の両立」を目指し、労働者の働き方の多様化を推進しています。
テレワーク・フレックス制や副業や兼業が解禁され、副業を含めたフリーランスが増えたと考えられます。
また、フリーランスとして働く環境が充実してきました。具体的には、フリーランス専門のエージェントやクラウドソーシング、コワーキングスペースなどです。フリーランスが増えている現状について、より詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。
フリーランスは増えすぎ?増加の背景や案件を獲得する方法などを解説
職種によってはフリーランスの需要は特に高いといえる
フリーランスは職種によってはフリーランスの需要は高いといえるでしょう。近年、働き手不足によりフリーランスに仕事を外注する企業は増えています。
フリーランスを活用することで、企業とっては従業員の負担の軽減や、人材育成にかかる工数・コストの削減ができるためです。
ただし、フリーランスとして活躍するには、企業に求められるような知識や経験、スキルが必要不可欠です。また、職種によっても需要の高さは違います。どの仕事・職種が需要が高いのかは、次の項目で触れていますのでチェックしていきましょう。
需要が高いフリーランスの仕事・職種一覧
フリーランスの仕事で需要が高いのは、以下のような仕事だといえます。
- ITエンジニア系
- クリエイター系
- マーケティング系
- 接客系
ここでは、なぜこれらの仕事が需要が高いのか、それぞれの具体的な職種は何かを紹介します。
フリーランスの仕事の種類についてより詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事の種類一覧|職種・業種別の年収や仕事内容も解説
フリーランスの仕事一覧!おすすめの職種や必要な手続きを紹介
ITエンジニア系
フリーランスとしての需要が高いITエンジニア系の職種には、以下の例が挙げられます。
- サーバーサイドエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- プログラマー
- ゲームプログラマー
- インフラエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- データサイエンティスト
- テストエンジニア
- システムエンジニア
- AIエンジニア
- PM・PMO
- ITコンサルタント・Webコンサルタント
- SAPエンジニア・SAPコンサルタント
IT業界は慢性的な人材不足のため、即戦力となるフリーランスは求められやすい傾向があるといえるでしょう。なかでも、人工知能やIoT、VR関連の技術は注目されており、今後案件も増えると見込まれます。
それ以外の領域だと、スマートフォンやタブレットの普及などによりIT業界全体でサービスの多様化や業務のDXが進んでいます。需要に対して、現在も技術者不足が続いているため、ITエンジニア全般の職種は需要が高まっていくと考えられるでしょう。
クリエイター系
フリーランスとしての需要が高いクリエイター系の職種には、以下の例が挙げられます。
- Webデザイナー
- Webディレクター
- 動画クリエイター
- YouTuber
- イラストレーター
- グラフィックデザイナー
- UI/UXデザイナー
- フォトグラファー
- ジャーナリスト
- 小説・脚本家
- 動画編集者
クリエイターが活躍する領域の代表例は、Webやメディア、映像制作などが挙げられるでしょう。近年では、インターネットを通した宣伝がしやすくなってきたことから、より需要が高まっています。
具体的には「事業やサービス紹介用Webサイトの立ち上げ」「SNSや動画配信サービスでのメディア展開」などがあります。
フリーランスは、一般的に自身のSNSアカウントやブログなどを通して制作実績を発信していることが多いです。そのため、企業側が簡単に実績を確認でき、依頼しやすいのもフリーランスのクリエイターの需要が高い要因と考えられます。
クリエイター系の各職種についてより詳しくは以下の記事をご覧ください。
フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|会社員との違いや単価相場について徹底解説
フリーランスのイラストレーターになるには?|案件の取り方や平均年収の目安を紹介
UXエンジニアとは?|仕事内容、必要なスキルとあわせて解説
マーケティング系
マーケティング系の中でも、特に需要が高いと考えられるのは以下の職種です。
- Webライター
- Webマーケター
- 広告運用マーケター
- SNSマーケター
- コピーライター
- データサイエンティスト
- ブロガー・アフィリエイター
- インフルエンサー
- 広報・PR
マーケティングでは、事前に行う市場調査の結果をもとに、顧客への効果的な広告宣伝・販売促進活動を行います。近年では、SNSの普及に伴い発信できるメディアが増えたことから、インターネット広告市場の推移が上がっています。
こうした理由から、Webを通したマーケティングに力を入れる企業が増え、マーケターの需要も増加しているようです。
一方で、データ収集・分析はAIや機械学習でも行えることから、将来的な需要を危惧する声もあります。ただし、現在のAIや機械学習では「より良い施策の立案」がしにくく、マーケターの仕事がなくなる可能性は低いと考えられます。
したがって、AI・機械学習はデータの集計や分析で活用し、人が企画を行うといった棲み分けができるようになるでしょう。
特に需要の高いデータサイエンティストについてより詳しくは、以下の記事をご覧ください。
データサイエンティストとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
接客系
接客系の中でも、特に需要が高いと考えられるのは以下の職種です。
- 美容師
- インストラクター
- 講師
- カウンセラー
- 占い師
なかには資格の必要ないものも多く、未経験からも始めやすいと感じるかもしれません。しかし、これらの仕事を無名で始めるのは難しいでしょう。
接客系の仕事は、個人の能力や営業力によって需要が左右されやすい傾向があります。したがって、いきなり始めたとしても客がつかず、生活できるほどの収入を得られない恐れがあります。
ただし、すでにどこかに所属していて、指名客のいるような方であれば、フリーランスとして活躍しやすいといえるでしょう。
特に需要の高いフリーランスエンジニアの状況
フリーランスのなかでも特に需要の高いのがエンジニアの仕事です。そこで、フリーランスエンジニアの市場動向について解説していきます。
プログラミング言語・スキル別のフリーランス向け案件数をもとに読み解いて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
案件はJavaが全体の3割を、次いでPHPが2割を占める
レバテックフリーランスが扱う求人・案件全体の約30%がJava、約20%がPHPという結果でした。次いで多いのは、Objective-C/Swift、Android(Java)、C/C++です。
Javaは、金融システムからソーシャルゲームまで幅広い開発に対応できるため、どの業界でも案件が非常に多いです。また、PHPは開発スピードが速いので、スピーディな改修が求められるBtoCのWebサービス開発案件が多い傾向にあります。
一方、現状では案件数が少ないものの、徐々に数が伸びてきているのがRuby、JavaScriptです。RubyはRuby on Railsというフレームワークが非常に優秀とされています。アップデートされるのが速く、開発効率が良いので多くのスタートアップ企業が採用しています。
JavaScriptはHTML5の登場やブラウザの発達により、フロントエンドで実現できることが増えたことからぐっと需要が高まりました。さらに、フロントエンドだけでなくサーバサイドの開発でも活用されていることから、全体の数が伸びてきていると推測できます。
今後はAIやIoT、VR関連の求人・案件が増加する可能性
IoTではWeb系の技術に加え、組込系の技術も必要になってくると考えられます。したがって、幅広い技術を持つフリーランスエンジニアの需要が高まる見込みです。
また、Web開発ではDevOpsが1つのトレンドです。コンテナ技術、インフラ構築の自動化、ビルドやデプロイの自動化の知識・スキルはさらに需要が高まるでしょう。
さらに、人工知能(機械学習、ディープラーニング)やVR/AR/MR、ロボティクスなどの分野も注目されています。UnityやUnreal Engine、WebGLやWebVRなどのゲーム関連の技術の需要も見込まれます。
今後も需要のあるフリーランスでいるためのポイント
フリーランスの需要があるとはいえ、今後も活躍し続けるには他のフリーランスとの差別化を図る努力が必要です。具体的には、業界でのトレンドをキャッチして、スキルを磨いていくのが望ましいといえるでしょう。
今後も需要のあるフリーランスでいるためのポイントを詳しく紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
ほかのフリーランスとの差別化を意識してスキルを磨く
企業から需要のあるフリーランスを目指すなら、ほかのフリーランスとの差別化を意識してスキルを磨きましょう。方法として、希少価値の高い技術を身につけることが有効です。
さらに、メインスキルとなるプログラミング技術に加え、プラスアルファの技術を身につけるのもおすすめです。守備範囲の広い人材になることで自身の市場価値が高まります。
自身にしか出せない価値を企業に提供できれば単価が上がるだけでなく、企業に求められるフリーランスになれるでしょう。
業界でのトレンドをキャッチし続ける
需要のある技術を身に着けたり経験を積むなど、業界でのトレンドをキャッチし続けるのが大切です。
とくにIT業界は、開発に使用する言語やフレームワークといった技術にトレンドがあります。積極的に最新の技術を取り入れて開発を進めたいと考える企業も多く、求人・案件数に顕著に現れることも多いといえます。
最新技術が一般的になるまでは時間を要するため、活用できる人材は重宝されるでしょう。
スキルアップできるような案件を探す
自分の得意なことだけでなく、スキルアップできるような案件を探すのも、需要のあるフリーランスを目指すうえで大切です。
フリーランスになると、自分で仕事が選べるため、得意な分野の仕事を受注することが多くなるでしょう。または、なるべく単価の高い案件を優先して選ぶという人も多いです。
しかし、これまでの経験だけでなく、新しく学んだ技術を活かせる分野に挑戦することをおすすめします。経験と実績が蓄積され、仕事の幅を広げられます。
営業力を磨く
フリーランスが案件を受注するには、営業力が欠かせません。営業では、自分の存在を知ってもらうために、これまでの経験や成果物を見られるポートフォリオを作成するのが効果的です。
フリーランスが案件を受注するには、自分から営業をかけるか、企業側から声をかけてもらうことが中心になります。企業から声をかけてもらうにしてもまずは自分の存在を知ってもらう必要があるでしょう。
そのため、技術力を証明できるポートフォリオを作成し、問い合わせフォームやSNSを通して営業活動する必要があります。自分のSNSやブログなどでこれまでに携わった案件や技術などを公開するのも有効です。
フリーランスエンジニアと年齢の関係については「フリーランスエンジニアは何歳まで活躍できる?各年代の実態を紹介」の記事で解説しています。こちらをお読みいただくことで、将来的なイメージも湧きやすいでしょう。
フリーランス市場における自身の価値を知る方法
「私のフリーランスとしての市場価値はどのぐらい?」と気になる場合もあるでしょう。実際、市場価値は自身のスキル・経験しだいで変わってくるため、客観的に把握する必要があります。
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フリーランスの需要に関するよくある質問
フリーランスの需要に関するよくある質問をまとめました。
この先需要が見込まれる職種は?
この先需要が見込まれる職種としては、人材不足の続くIT業界や医療・保育関係などが挙げられるでしょう。ほかにも、急成長中のインターネット広告業界で働くデジタルマーケティング、Web広告に関する仕事も需要が続くと考えられます。
フリーランスとして働いている理由は?
フリーランスとして働いている人たちは、一般的に「自由度の高さ」に引かれて独立した人が多いです。フリーランスは働く場所や時間に縛られにくい傾向があります。「自分の好きな仕事を選べる」「自分の専門知識・技術・知識を活かせる」といった理由も多いです。
※本記事は2023年8月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
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※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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