未経験スキルなしからフリーランスになる方法は?おすすめ職種や案件の探し方を解説 | レバテックフリーランス
未経験スキルなしからフリーランスになる方法は?おすすめ職種や案件の探し方を解説
「未経験だけどフリーランスになりたい」と考えている人向けに、やるべきことを具体的に解説していきます。未経験・スキルなしでもフリーランスになることはできますが、実際に安定した収入を得続けるのは難しいことです。
そこで、未経験やスキルなしから稼げるフリーランスになるためのステップや案件を獲得する方法、活躍し続けるポイントなどを解説します。フリーランスになってから後悔しないよう、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
また、そもそもフリーランスとは何なのかが分からないという方は、こちらの記事を参考におさらいしておきましょう。
フリーランスとは?仕事内容や職種の一覧・必要な準備について解説
レバテックフリーランスはITエンジニア専門の
フリーランスエージェントです案件を探してみる
目次
未経験からでもフリーランスになれる!
未経験・スキルなしからでもフリーランスになることは可能です。
必要なスキルの身につけ方や勉強法といったノウハウも確立されてきています。また、クラウドソーシングやエージェントなどの発達により、未経験でも案件を獲得しやすくなってきているといえるでしょう。
しかし、難しいのは安定した収入を継続して稼ぐことです。
未経験・スキルなしからフリーランスを目指す人の事情を知れば対策をすることはできます。そこで、未経験でもフリーランスになれる理由の詳細と、仕事を獲得し続けるうえでの壁を知りましょう。
未経験でもフリーランスになれる理由
未経験からでもフリーランスになれる理由は以下の通りです。
- 働き方の価値観の変化
- フリーランスを支援するサービスの増加
それぞれ具体的に解説していきます。
働き方の価値観の変化
仕事とプライベートの両立といった新たな価値観を持つ人材の増加から、企業も副業解禁をしたり、新型コロナウイルスの影響からリモートワークの開始などをしています。副業としてもフリーランスをしやすい環境が整ってきています。
フリーランスを支援するサービスの増加
クラウドソーシングやフリーランスエージェントなどの発達で、案件を獲得する手段は増加しています。サービスごとに特徴は異なりますが、うまく利用することで人脈がなくとも仕事を得られます。
特にフリーランスエージェントは、専属の担当者がサポートしてくれるため、フリーランス初心者でも安心できるサービスです。未経験やスキルなしの場合、最初は単価の低い仕事から始めて、徐々に収入アップを目指せます。
未経験からすぐに安定した収入を得るのは難しい
未経験・スキルなしでもフリーランスを目指すことはできますが、案件獲得や安定した収入を得られる保障はありません。理由は以下の通りです。
- フリーランスは即戦力としての働きを期待される
- 未経験だと案件の獲得が難しい
- 未経験の案件は単価が低くなりがち
- 教育やサポート体制がない
それぞれ具体的に解説します。
フリーランスは即戦力としての働きを期待される
フリーランスは即戦力としての働きが求められます。会社員と異なり、これからの成長を期待されているわけではありません。案件を獲得できても結果が残せなければ、クライアントから継続して仕事を得るのは難しいでしょう。
未経験だと案件の獲得が難しい
フリーランスには即戦力としての働きを期待されているため、未経験向けの案件はあまり多くはありません。未経験からいきなりフリーランスになっても自分に合う案件をすぐ得られる可能性は低いです。
案件が見つかっても自分と同じ状況の人が殺到し、競争率が高くなることも想定しておきましょう。
未経験の案件は単価が低くなりがち
未経験で実績やスキルがないと、フリーランスとしての価値は下がります。そのため、いきなり高単価の案件を狙うのは難しいと考えるべきです。
案件を獲得できても単価が低いと、安定した収入を得るためには数をこなす必要があります。常に仕事を探したり納期に追われたりして、心身の負担にもつながりやすいでしょう。
教育やサポート体制がない
フリーランスは、何か困っていることやトラブルがあっても、基本的にはすべて1人で解決しなければなりません。すぐに助けてくれる人がいない環境で業務を行うため、特に未経験で不明点が多いうちは不安になりやすいでしょう。
もちろん1人で解決できる力を身につけるのは大切ですが、手段が適切でなかったと自分で気づくのは難しいことです。未経験の状態から準備なしで、いきなりフリーランスになるのはおすすめできません。
未経験からフリーランスになる方法3選
未経験からフリーランスになるための方法を3つ紹介します。独立までの具体的なステップは後述します。
特別なスキルのいらない案件で独立する
未経験からフリーランスになる方法のひとつとして、特別なスキルや資格を必要としない職種や案件で独立する方法があります。
例えば、文章を書くWebライティングの案件は、適切な文章さえ書くことができれば特別なスキルや資格は必要のないことが多いです。こういった案件から受注し、徐々にスキルを身につけていくのもひとつの手段でしょう。
ただし、特別スキルを必要としない案件は、競争率が高く単価も低くなりがちなので、安定した収入を望む場合は不向きかもしれません。
副業フリーランスから始めて独立する
本業は継続したまま副業としてフリーランスを始める方法もあります。
上述した通り、全くの未経験から安定して収入を得るのは難しいです。そのため、本業を続けて一定の収入は確保したまま、副業としてフリーランスを始め、スキルを磨くのもおすすめです。
金銭面を気にする心理的負担も減りますし、副業によって空き時間を有効に活用することができます。ある程度スキルが身につき、フリーランスとして一本でやっていける目途がたったタイミングで、本業フリーランスとして独立すると良いでしょう。
ただし、副業をする際は、本業として勤めている会社が副業を禁止していないか、就業規則を確認する必要があります。
副業フリーランスに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
副業フリーランスの始め方|おすすめ案件一覧や注意点、職種を解説
会社員とフリーランスは掛け持ち可能!副業のやり方と注意点、案件獲得方法
フリーランスはアルバイト可能!おすすめの仕事と掛け持ちの注意点
転職して経験を積んでから独立する
未経験からフリーランスになる方法として、一度会社で働いてスキルや経験を身につけてから独立する方法があります。
会社には研修制度や教育制度が整っている場合も多く、未経験でもスキルを磨きやすいでしょう。また、現場で働くことで実務経験も積むことができます。
会社員として働くことで安定した収入を得ながら、スキルや経験を磨けるため、フリーランスとして独立するための着実なステップになるでしょう。
未経験からフリーランスになるための6ステップ
未経験からフリーランスになるステップを解説していきます。
フリーランスのなり方に関しては以下の記事でも紹介しています。
フリーランスになるには?始め方5ステップとなるべきタイミング
【ステップ1】フリーランスの働き方を理解する
まずは、フリーランスという働き方を理解し実態を知っておくことが大切です。平均年収や平均稼働時間を知ることで、次のステップにおいてキャリアプランを立てやすくなるでしょう。
フリーランスと他の働き方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスと会社員の違い|長所と短所、副業で両立する方法を解説
フリーランスと派遣の違い|メリット・デメリットや掛け持ちの可否も解説
個人事業主がパートを掛け持ちするときの税金計算、確定申告を解説
フリーランスの平均年収
フリーランス白書2023によると、フリーランスの平均年収は「200万円以上400万円未満」が約28%と最も多い結果となっています。次に多いのは、「400万円以上600万円未満」で約21%です。
フリーランスの収入は、持っているスキルや受ける案件によって変動が大きいです。そのため、あくまでも目安として考えてください。
参考:「フリーランス白書2023」|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
フリーランスの平均稼働時間
総務省統計局の調査によると、本業フリーランスの稼働時間として最も多かったのは、「年間200日以上」「40〜49時間/週」となっています。よって、週に4〜5日、一日当たり8〜9時間働いているフリーランスが多そうです。
一般的な会社員と変わらないようにも感じますが、フリーランスは働く時間や休暇も自由に決められるため、会社員よりは柔軟な働き方ができるでしょう。
フリーランスになった理由
フリーランスになった理由 | 割合 |
---|---|
専門的な技術を生かせるから | 32.5% |
自分の都合の良い時間に働きたいから | 29.5% |
家計の補助・学費等を得たいから | 5.7% |
家事・育児・介護等と両立しやすいから | 5.6% |
正規の職員・従業員の仕事がないから | 3.5% |
通勤時間が短いから | 0.8% |
その他 | 22.4% |
総務省統計局の調査によると、フリーランスになった理由として多かったのが「自分の都合の良い時間に働きたいから」「専門的な技術を生かせるから」で、合わせて約6割を占めています。
自分の求める条件で柔軟に働ける点を魅力に感じ、フリーランスになる人が多いようです。
参考:基幹統計として初めて把握したフリーランスの働き方~令和4年就業構造基本調査の結果から~|総務省統計局
【ステップ2】キャリアプランをたてる
フリーランスとしての働き方を理解したら、その知識をもとにフリーランスとしてのキャリアプランをたてます。考えるべき点の例として以下があります。
- フリーランスになりたい理由
- 独立する分野・職種
- 独立までの期間
- 目指す年収
- 希望する働き方(稼働時間や在宅・常駐など)
キャリアプランをしっかりたてることで、次にやるべき行動が具体的にみえてきます。後戻りが発生しないよう、キャリアプランは明確にたてることが大切です。
【ステップ3】スキルを磨く
フリーランスとして活動する分野や職種が決まったら、案件を獲得するためにスキルを磨きましょう。
スキルを磨く方法としては、独学やスクールに通う方法があります。また、身につけたスキルをアウトプットしたい場合は、クラウドソーシングなどで簡単な案件から挑戦すると良いでしょう。
【ステップ4】ポートフォリオを作成する
スキルが身につき実績が増えてきたら、ポートフォリオを作成します。
ポートフォリオとは、自分の作品を一覧としてまとめたものです。ポートフォリオは、フリーランスとして案件を獲得する際のアピールに使用できるため、しっかりと作り込みましょう。
ポートフォリオの作成方法に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのポートフォリオ作成方法|エンジニアやデザイナーの見本あり
【ステップ5】案件を探す
フリーランスとして案件を獲得する準備が整ったら、案件を探します。
具体的な探し方は後述しますが、初心者にはクラウドソーシングやフリーランスエージェントを活用する方法がおすすめです。クラウドソーシングは初心者でも受注しやすい簡単な案件が多く、フリーランスエージェントはサポートが手厚い点がメリットです。
フリーランス初心者のうちは、案件数をこなし、実績作りを優先すると良いでしょう。
【ステップ6】必要な手続きを行う
フリーランスとして独立したら、いくつか行うべき手続きがあります。例えば以下です。
- 開業届の提出
- 確定申告の準備
- 領収書・請求書などのひな型の作成
- 保険や年金の切り替え手続き(会社員からフリーランスになる場合)
開業届は、開業から1ヶ月以内に税務署に提出するものです。屋号が欲しい場合や青色申告を行う予定がある場合は必ず出しましょう。また、青色申告承認申請書も同時に提出します。
フリーランスは会社員と違い、自身で確定申告をする必要があります。確定申告に関しての知識を身につけ、領収書は保管しておきましょう。取引先に発行するための請求書や領収書のひな型も作成します。
確定申告や領収書・請求書に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
フリーランス1年生が初めての確定申告でやること|青色申告と白色申告の違いも解説|
個人事業主の領収書ガイド|書き方や保管方法、どこまで経費になるか
何を記載すれば良い?請求書の書き方と注意すべき点
また、会社員からフリーランスになる場合は、健康保険や年金の切り替え手続きが必要です。会社を退職後、2週間以内に住んでいる自治体の役所にて行います。
フリーランスの保険や年金に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【2023年版】フリーランスの保険ガイド|定番サービスや健康保険組合
個人事業主の国民年金ガイド|節税や老後対策、払わないとどうなるか
未経験からフリーランスを目指せるおすすめの職種
未経験からフリーランスを目指す場合、「どの職種で独立しよう…」と悩むこともあるでしょう。そこで、未経験でもスキルがあれば案件獲得を目指せる仕事と、未経験・スキルがなくても始めやすい仕事の2つに分けてご紹介します。
未経験・スキルがなくても始めやすい職種
以下の仕事は、特別なスキルや経験がなくても始めやすい仕事です。
- Webライター
- ブロガー・アフィリエイター
- 事務スタッフ
- 在宅コールセンター
- ECショップ運営
- YouTuber
それぞれについて詳しく見ていきます。
Webライター
WEBライターは、Web上の記事を執筆する仕事です。基本的な文章力、パソコンスキルがあれば、特別な資格も必要ないため未経験・スキルがなくても始めやすい仕事です。
最初から稼ぐのは難しいですが、クラウドソーシングなどで案件は豊富なので気になる方は検討してみましょう。
ブロガー・アフィリエイター
ブログを書いて稼ぐ人たちをブロガー、アフィリエイトに特化して稼ぐ人たちをアフィリエイターといいます。ライター同様に、基本的な文章力とパソコンスキルがあれば始めやすい仕事です。
収入を得るには、クリック報酬型広告や成果報酬型広告(アフィリエイト)で成果を出す必要があります。広告をクリックしたり購入まで繋がったりすると報酬がもらえる仕組みです。そのため、商品やサービスを紹介するサイトを作って記事を執筆し、特徴や魅力を伝えることでユーザーを購入・申込みに誘導するスキルを磨くことが必要です。
事務スタッフ
事務スタッフは、クライアントの事務作業を代行する仕事です。マニュアルがある場合が多いため、基本的なパソコンスキルや電話、ビジネスマナーを身につけていれば始めやすい仕事です。
最初は簡単な仕事しかできなくても、継続して実務経験を積んでいけばさまざまな仕事を獲得しやすくなります。また、過去に事務スタッフとして働いた経験がある人は、より好条件の案件を獲得しやすいでしょう。
在宅コールセンター
在宅コールセンターの主な仕事は、顧客からの問い合わせ対応あるいは営業電話を行うことです。基本的にはマニュアルに沿って対応するため、資格や専門的スキルは必要ありません。
電話による接客がメインとなることから、コミュニケーションスキルは必須といえるでしょう。
ECショップ運営
ECショップ運営は、個人で商品を仕入れ、ECショップで販売や管理をする仕事です。「Base」や「Shopify」といったサービスを使えば簡単に始められます。
ECショップ運営には商品の仕入れなど、ある程度元手が必要です。また、赤字が出る可能性があるので、しっかりと下調べしてから始めましょう。
ユーザーのニーズに応えるための情報収集やマーケティングのスキルを身につける必要もあるでしょう。
YouTuber
YouTuberは自分で動画を撮影、編集しYoutubeにアップして広告収入を得る仕事です。動画編集は簡単にできるソフトが多数あり、スキルがなくても慣れれば問題なくできるようになるでしょう。
しかし、収益化にはチャンネル登録者数や動画の総再生時間などの条件があります。YouTubeには既に膨大な数の動画コンテンツが存在しているため、独自性の高い動画を配信できなければまとまった収入にはつながらない可能性があります。
未経験でもスキルがあれば案件獲得を目指せる仕事
以下の仕事は未経験でもスキルがあれば、フリーランスとして案件獲得を目指せます。
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- イラストレーター
- 翻訳家
- 動画編集者
- フォトグラファー
それぞれについて詳しく見ていきます。
ITエンジニア
ITエンジニアとは、ソフトウェア開発やネットワーク構築を行う仕事です。ハードルが高そうですが、簡単な業務であれば未経験でもできます。未経験者可の業務としては、ITエンジニアの補助やネットワークサポート、テスト業務などがあげられます。
専門的なスキルが必要なため、スキルアップできれば高単価の案件獲得も目指せる職種です。
ITエンジニアに必要な技術力について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアに必要な技術力とは?スキルアップ方法も解説
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを作成する仕事です。デザインツールが使えるなど、ある程度の専門的なスキルがあれば、経験がなくても参加できる見込みがあります。
Webデザイナーとして活躍して安定した収入を得るためには、プログラミングスキルやマーケティングスキルなど幅広い能力が求められます。
Webデザイナーに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|会社員との違いや単価相場について徹底解説
イラストレーター
イラストレーターは、企業のロゴやパッケージ、広告、キャラクターなどのデザインを行う仕事です。描画力があれば、経験がなくても仕事が獲得できる可能性が高いです。
手書きやデータ化といった納品方法もありますが、最近はデジタルを求められることが多いため、未経験でもillustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使えるスキルが必要です。
イラストレーターに関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのイラストレーターになるには?平均年収の目安や仕事の取り方も紹介
翻訳家
翻訳家は、書籍や映像の文章を外国語から日本語に訳したり、反対に日本語から外国語に訳す仕事です。一口に翻訳といっても、コンピューターマニュアルや医療系、契約書など翻訳する案件に応じて単価は変わります。翻訳未経験で知らないジャンルを翻訳するのは難しいため、最初はこれまでの経験・専門性を活かせるジャンルで挑戦しましょう。
フリーランスの翻訳家になるためには、語学力はもちろん、専門知識や技術、日本語力のスキルを磨くことも必須です。
動画編集者
動画編集者は、撮影済みの動画を編集し、クライアントのイメージに合う動画に仕上げる仕事です。動画マーケティングの需要は高まっており、動画編集の仕事は増加傾向です。
クライアントの指示通りに動画を作成するスキルはもちろん、マーケティングの目的に合わせて動画を作成するセンスが求められます。
フォトグラファー
フォトグラファーは、人物や商品、建物や風景などを撮影する仕事です。
WebマーケティングやSNSマーケティングが活発になり、フォトグラファーの求められるスキルや質の高い写真の需要が増加しています。依頼されて撮影に行く案件もあれば、ストックフォトサイトで写真を売って収入を得る方法もあります。
カメラやレンズ、画像データの編集に使用するパソコン、編集ソフトの購入が必要となります。また、メンテナンスや修理、買い替えなどの費用も考慮しておきましょう。
その他のフリーランスとして活躍できる仕事に関して知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスの仕事一覧!おすすめの職種や必要な手続きを紹介
未経験のフリーランスが案件を獲得する方法
未経験のフリーランスが案件を獲得する方法を紹介します。以下で紹介する4つの方法から自分に合った方法を実践しましょう。かけ合わせて活用するのもおすすめです。
- 知人の紹介
- SNSを活用する
- クラウドソーシングサイトを利用する
- フリーランス向けエージェントを活用する
知人の紹介
友人や会社員時代に取り引きがあったクライアントなどから案件を受注する方法があります。人脈経由で案件を受注する場合、親しい間柄であってもトラブルを未然に防ぐために必ず契約書を締結しましょう。
人脈を広げるためには、イベントや交流会に参加したり、SNSで発信したりすることをおすすめします。人脈を作る方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
フリーランスが人脈を作る方法とは?なしでも仕事を得る方法も解説
SNSを活用する
案件獲得の方法として、主流になっているのがSNSの活用です。SNS上での仕事の募集に対して応募することで案件を受注できたり、クライアントから直接スカウトを受ける可能性もあります。
そのため、自分の作品やスキルを発信して、いつでもアピールできるようにしておくのが大切です。ポートフォリオのリンクなども貼っておくと良いでしょう。
また、Webライターなら文章がメインのTwitter、Webデザイナーなら画像がメインのInstagramと、職種によってSNSを選ぶことでスキルをアピールしやすくなります。
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングは、インターネット上で個人や企業などが不特定多数に案件を依頼するサービスです。
案件の種類が豊富で、未経験でも比較的案件を獲得しやすい方法です。すぐに終わる案件も多いので、独立に向けた練習として会社員時代に使ってみるのもよいでしょう。
フリーランス活動に役立つツールやサイトを以下の記事にて紹介しています。ぜひご覧ください。
フリーランスの登録すべきものをすべて紹介!有用なサイトや保険
フリーランス向けエージェントを活用する
フリーランス向けエージェントでは、希望や経験に合った案件を紹介してくれるサービスです。営業代行や契約手続きもサポートしてくれるため、初心者でも安心できるでしょう。しかし、経験者向けの案件が多いため、紹介してもらえる案件が少ない可能性も念頭に置きましょう。
レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。専属の担当者が、案件の提案から参画中のフォローまで手厚くサポートします。まずは相談からでも。お気軽にご利用ください。
未経験からフリーランスを目指す際の注意点
フリーランスになる際の注意点は、以下の4つです。
- 独立前に最低限の生活資金は貯金しておく
- 独立するタイミングを考える
- 税金の知識を身につける
- 在職中の企業や取引先と良い関係を築いておく
それぞれ具体的に解説していきます。
独立前に最低限の生活資金は貯金しておく
未経験・スキルなしからフリーランスを始めると、案件獲得までに時間がかかる可能性があります。最低でも半年から1年程度の生活に必要な資金は、事前に資金を蓄えておくと安心です。
独立するタイミングを考える
会社員の人は、生活資金の貯金や、副業として売り上げの見込みが立ったのちに独立するなど、独立するタイミングは慎重に見極めましょう。
また、フリーランスは会社員と比べて信用度が低いため、独立後にはローンやクレジットカードの審査が通らない恐れがあります。必要な手続きは、独立する前に済ませておきましょう。
税金の知識を身につける
フリーランスは自分で税金の計算をして納税の手続きをする必要があります。税金については専門知識がないと理解しにくいため、苦戦している人も多いです。自分が納めるべき税金をしっかりと把握し、適切な節税対策をとっておくことが大切です。
フリーランスの税金に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスが支払う税金の種類は?節税方法や払えないときの対処法も解説
フリーランスの節税対策!損をしないための経費と控除の知識
在職中の企業や取引先と良い関係を築いておく
在職中の企業や取引先と良い関係を築いておくと、フリーランスとして独立した際に案件獲得につながる可能性もあります。すぐに仕事につながらなくても、相談したりアドバイスをもらえたりするケースもあります。
人脈を活用して、フリーランスとしての仕事のチャンスを増やしていきましょう。
フリーランスとして成功するためのポイント
未経験からフリーランスになれたとしても、そこがゴールではありません。フリーランスとして活躍し続けるためには、以下のような姿勢を持つのが大切です。
- 向上心を高く持ち積極的に挑戦する
- 自己管理を徹底する
- 投資できるものには惜しまずお金をかける
- 成功している人のノウハウを学ぶ
- 学んだことやアドバイスは受け入れて活かす
それぞれ具体的に解説していきます。
向上心を高く持ち積極的に挑戦する
未経験者に限らず、フリーランスが継続して案件を受注するためには、継続的なスキルアップが大切です。そのため、向上心を持って前向きにスキル習得に取り組める人は、フリーランスとして成功するのに必要な要素をもっているといえるでしょう。
自己管理を徹底する
フリーランスは、基本的に作業の進捗管理やスケジュール管理を自分で行う必要があります。たとえばスケジュール管理を怠ったせいで納期に間に合わなければ、クライアントからの信頼を失いかねません。
また、「休みが多い」「急に休む」といったこともクライアントに多大な迷惑がかかってしまうため、体調管理も徹底しましょう。
投資できるものには惜しまずお金をかける
スクールや教材など、フリーランスとして活躍するための武器になるものには惜しまずお金を投資したいものです。ただし、お金と時間が無駄にならないように、しっかりと情報収集したうえで選定する必要があります。
また、交流会など人脈作りにつながる機会が身近にある場合、お金をかけてでも積極的に参加するとよいです。すぐに仕事につながらなくても、後から声がかかる可能性もあります。
成功している人のノウハウを学ぶ
成功している人のノウハウは、交流会やセミナーに参加することで学ぶことができたり、ブログやSNSから情報を収集することもできます。成功している人の特徴や共通点、経験談から学んだことは、自分の仕事でも積極的に活かしていきましょう。
学んだことやアドバイスは受け入れて活かす
新しく学んだことや人からのアドバイスは素直に受け入れて、実践していきましょう。新しい知識やアドバイスを得るたびにアウトプットする癖がつけば、仕事に役立つスキルやノウハウなども効率的に身につけられます。
フリーランスに向いている人・向いてない人
未経験・スキルなしでもフリーランスは目指せますが、そもそも自分はフリーランスに向いているか不安になる人もいるでしょう。ここでは、未経験・スキルなしからフリーランスを目指すのに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。
フリーランスに向いている人
未経験でも成功していける、フリーランスに向いている人の特徴は、以下のものが挙げられます。
- 自己管理できる
- 変化を好む
- 積極的に行動できる
- こまめな報連相ができる
- キャリアを自分で作る意欲がある
- 作業と私生活のメリハリをつけられる
以上の特徴は、フリーランスとして活躍するうえでなくてはならないスキル・志向性ともいえます。現在備わっていなくても、これから培っていけるものでもあります。自信を持って能力向上に励みましょう。
フリーランスに向いている人の特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
フリーランスに向いている人の特徴|会社員と悩む場合の適性診断
フリーランスに向いていない人
以下の特徴がある人は、フリーランスに向いていない可能性があります。しかし、あくまで可能性であり、努力や意欲次第では十分活躍できるので、参考にして前向きに取り組むと良いでしょう。
- 会社員のような安定性や受動的な働き方を希望している
- 明確な目標がない
- 成長意欲が低い
- 営業活動や交渉が不得手
- 責任感が低い
- 確定申告をはじめとする事務作業が苦手
特に成長意欲や営業活動のための積極性などは、長期的に見て必須の資質です。育てた能力が一時的なものではないかよく確認のうえ、独立しましょう。
未経験からフリーランスを目指して失敗する例と対策方法
未経験者が陥りやすい失敗例と、対策方法を4つ紹介します。
キャパシティを超えた案件を受注してしまう
未経験者に多い失敗が、キャパシティを超えて案件を受注してしまうことです。フリーランスは案件を受けるだけ収入が増えるため、収入のためにより多くの案件や高単価の案件を受けたくなるかもしれません。
しかし、自分のスケジュールやスキルに見合わない案件を受注してしまうと、納期に遅れたり、成果の質が下がる恐れがあります。結果的にクライアントの信頼も失ってしまう可能性もあります。
案件を受ける際は、無理のない範囲で、一定の質を保って仕事ができることを意識すると良いでしょう。
案件がなかなか獲得できず仕事がない
フリーランスの数が増えていくなかで、未経験から始める人も増えています。そのため、未経験可の案件は競争率が高く、応募してもなかなか仕事が獲得できないこともあるでしょう。
最初のうちは仕事がなくてもスキルアップのための期間だと思って、スキルを磨く時間に投資を続けます。自分ならではの強みをみつけ、他のフリーランスとの差別化を図れると良いでしょう。
低単価から抜け出せない
未経験者向けの案件は簡単なものが多いです。しかし、ずっと未経験者向けの案件ばかり受注していては、単価も収入も上がりません。最初のうちは未経験者向けの案件から始めても問題ないですが、そのままスキルを磨かない場合、低単価から抜け出せなくなる恐れがあります。
常に向上心をもってスキルを磨き続けたり、新しいことにも挑戦して、単価アップを意識していくことが大切です。
ある程度スキルや経験が身についたら、フリーランスエージェントを活用するのもおすすめです。エージェントは、公募していない大企業の案件や高単価の案件も保有していることがあります。レバテックフリーランスでは、IT・Web業界を知り尽くしたプロのコーディネーターが、あなたの市場価値に合った案件を提案してくれます。登録は無料なので、ぜひ利用をご検討ください。
【体験談】30代営業職からフリーランスエンジニアに!経緯や大変だったことは?
営業職からフリーランスエンジニアに転向した、M.Hさん(33)にお話を聞きました。未経験からフリーランスを目指す方は、ぜひ参考にしてください。
なぜ営業職からフリーランスエンジニアになったのですか?
以前は旅行会社の店舗カウンターで旅行を提案する仕事をしていました。もともとシステムエンジニア志望だったのですが狭き門で…。社内公募に応募してエンジニアになり、3年ほどでフリーランスとして独立をしました。
転向の決め手となったのは、コロナ禍で勤めていた会社でボーナスが出なくなり、給与額も相当厳しくなったことです。とにかくこの状況を変えて、収入を上げたいという気持ちが強かったです。
「向いていなければまた会社員に戻れば良い」「1度挑戦してみよう」と腹をくくり、フリーランス転向を決意しました。
フリーランスとして独立する際に不安だったことや大変だったことはありますか?
経験が少ないことがとにかく不安でした。
すでにフリーランスとして働いている友人やyoutubeを見ていて、「フリーランスになれば給料があがる」という印象はありました。しかし、収入は増えるけれど継続して参画できるか、という点では不安定な部分もあり、実力主義のイメージもありました。
不安が消えたきっかけは、フリーランスエージェントに登録し受けた面談です。まだそのときも迷いがあったのですが、「とりあえず何件か商談を受けてみたらどうですか」と担当の方に言っていただいて。
僕はエンジニア歴3年でそれほど経験がなかったにもかかわらず、実際に商談を受けてみたらすぐに案件参画が決まりました。そのとき「フリーランスになっても、エージェントのサポートがあれば案件が途切れて路頭に迷うことはなさそうだ」とイメージが変わりました。
未経験からフリーランスを目指す人にアドバイスがあればお願いします。
フリーランスとして通用するかどうかは、やってみないと分かりません。向いていないと思ってフリーランスをやめても、会社員として働き直せる可能性は十分にあります。
自信がない方は、エージェントを利用すればスキルアップのアドバイスも受けられるので安心ですし、キャリアの可能性も広がるでしょう。
未経験からフリーランスになる際のよくある質問
未経験からフリーランスになる際のよくある質問をまとめました。
Q. 未経験からフリーランスになることはできますか?
未経験からでもフリーランスになることは可能です。
しかし、全くの未経験から継続して案件を獲得したり、安定した収入を得ることは難しいでしょう。フリーランスとして成功するためには、スキルを磨き、副業から始めて経験を積むなど準備が大切です。
Q. フリーランスの平均的な収入はどれくらいですか?
フリーランス白書2023によると、フリーランスの平均年収は「200万円以上400万円未満」が約28%と最も多く、次に多いのは「400万円以上600万円未満」で約21%です。
フリーランスの収入は、持っているスキルや受ける案件によって変動するため、あくまでも参考程度に考えてください。
Q. 未経験からでもフリーランスに挑戦しやすい職種はありますか?
Webライターや事務代行、ブロガーなどは特別な資格が必要なく、初心者でも受注しやすい職種になります。
Q. フリーランスに残業代は出ますか?
基本的にフリーランスには、残業代はありません。
残業代は、法定労働時間を超えて行った業務に対し「労働者」に適用される概念ですが、フリーランスは労働基準法が定める労働者には当てはまらないため、原則として残業代は支払われません。
ただ、業務委託契約なのに拘束時間や作業をする場所が決まっているなどの「労働性」が認められる場合には、残業代が支払われるケースもあります。
フリーランスの残業代に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスに残業代は出る?会社員との違いや知っておきたい法律も紹介
参考:「しっかりマスター労働基準法―割増賃金編―」|厚生労働省
※本記事は2024年1月時点の情報を基に執筆しております。
最後に
簡単4ステップ!スキルや経験年数をポチポチ選ぶだけで、あなたのフリーランスとしての単価相場を算出します!
※相場算出に個人情報の取得はおこないません。
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