文系出身のSE(システムエンジニア)のキャリアについて

H.U 25歳 男性

H.U 25歳 男性

文系出身のSE(システムエンジニア)として、今後のキャリアをどう歩んで行けばよいでしょうか?

IT業界には意外にも文系出身のSE(システムエンジニア)が多いものです。営業や飲食業といった他業界からの転身も多いSEの仕事。IT業界で文系SEが働くメリットや注意点、キャリアアップのためのスキルについてご紹介します。

詳しい解説はこちら

1.開発の上流工程を担うSE(システムエンジニア)の仕事。プログラマとの業務範囲の違いについても併せてご紹介します。

SEの仕事はしばしばプログラマと混同されますが、厳密には業務範囲に違いがあります。プログラマはシステム開発のプログラミングをメインに担当し、これに対してSEの場合はシステム開発全体における、いわゆる「上流工程」を担当します。

SEの仕事内容は、まずクライアントに「ヒアリング」を実施し、どのようなシステムが必要なのかを洗い出します。クライアントの要望をまとめる「要件定義」を経て、実際に開発に入るための「基本設計・詳細設計」を行います。開発の段階で実際にプログラミングを担当するのがプログラマであり、SEは全体のスケジュール管理を担当し、開発が予定通りに完成するよう細かな調整を行っていきます。

システムが完成し、リリースされた後も定期的にユーザーの意見を吸い上げ、改良を重ねていくこともSEの大切な仕事です。またシステムが多くの人に利用されるほどサーバが混雑する事が予想されるので、サーバの増設や混雑回避などの負荷対策を講じておくことも重要です。このような仕事が、SEが担当する上流工程と呼ばれるものです。

他にも、会社の規模によってはSEがプログラマの仕事であるプログラミングを行ったり、プログラマがSEとして設計などを行ったりすることがあります。文系のSEとしてデビューする場合、プログラマとの兼任は負担が大きいものですから、まずはSEの業務に一点集中することが肝心です。

2.文系SE(システムエンジニア)は意外に多い?入社後のメリット・注意点を確認しておきましょう。

文系からIT業界への転身は、実はそれほど珍しいことではありません。現在活躍しているSEの半分は文系出身と言われているほどです。また飲食や営業など、他業種からの転職も多く見受けられます。
では、実際に転職活動を経てSEとして仕事をするにあたり、どのようなメリット・注意点があるのでしょうか?

【メリット】

文系SEに多い認識として、技術面は低くて当たり前、という傾向があります。そのため、気負わずに勉強ができ、先輩や上司のスキルを素直に吸収できる方が多いようです。

また文系の強みは言葉によるコミュニケーション力にあります。社内での上司・同僚とのコミュニケーション、また英語でのやり取りにおいて、すんなり現場に溶け込める事ができた、と感じるSEが多い傾向にあります。理系SEが入社後に感じる「社内でのコミュニケーションがうまくいかない」「英語力が足りない」といった悩みとは対照的であることが分かります。

【注意点】

IT業界に意外に文系が多いことは前述しましたが、やはり就職市場では理系が有利にあるので、文系は就職が難しいことが挙げられます。
また基本的な技術面で理系に遅れを取るため、入社できても実際の仕事で周囲と差をつけられてしまったり、同期の理系が積極的に仕事を任されていて焦りを感じる方が多いようです。

3.文系SE(システムエンジニア)がキャリアアップするために、今後すべき事はやはり新たなスキルの習得です。

文系SEがIT業界に参入することは、決して難易度が高いことではありません。しかしSEとして上を目指すには、より専門的なスキルが必要になることは確かです。ここでは文系SEに必要なスキルを挙げてみます。

【プログラミングのスキル】

複数のプログラミング言語、DB、OSに対応できるSEが重宝されます。プログラミング言語は扱うシステムとの相性が深く関係するため、まずは希望するシステムでよく使われる言語を習得しましょう。さらに全く対象的な言語を習得することで、多様性を持った技術者として活躍することができます。
他にも通信インフラの設計、ハードやソフトの選定ができるSEは、会社にとってもクライアントにとっても重宝する存在となるでしょう。

【営業スキル】

IT業界は、上流工程にいくほど高いヒューマンスキルが求められます。これまで営業の仕事についていた方はもちろん、営業未経験の方も積極的に営業のコンペティションに同行し、他社情報を積極的に取り入れることです。場合によっては英語や中国語など外国語も必要とされます。この辺りは文系のコミュケーション力の見せ所といえる部分です。

【コンサルタントスキル】

SEの存在意義は、クライアントに必要とされるシステムを提供することです。そのため、技術力はもちろんクライアントへの具体的かつ優れた提案力が求められます。そのためには日頃から提案書を書く、社内プレゼンを行うなど、魅力ある提案のためのスキルアップが欠かせません。
文系SEは、理系が持っている技術力を取り入れつつ、最終的には文系と理系、両方の要素を兼ね備えることで優秀なSEへ成長することができると言えます。

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