エンジニアの仕事の種類をわかりやすく解説!将来性や年収も解説

エンジニアと一言にいっても、多くの種類があるIT業界。年収や将来性、仕事の難易度もそれぞれ違います。

そこで、フリーランスのITエンジニアの登録者数No.1のレバテックが、全職種の仕事や年収をわかりやすく解説していきます。

自分にあうおすすめのエンジニアの見つけ方も紹介するので、次のステップに進めること間違いなしです。

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ITエンジニアの仕事は19種類!分類ごとに特徴をチェック

ITエンジニアの種類は仕事内容ごとに大きく4つに分類され、その分類ごとに19種類の職種が存在します。

各カテゴリの仕事内容について詳しく確認していきます。

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開発系エンジニア6種の仕事や年収を紹介

ITエンジニアの中でも代表的なプログラマーやシステムエンジニアは、開発系に分類されます。プログラミングでシステム開発をするのがプログラマーです。その他のエンジニアはシステムの内容によって職種が違います。

参考までに、以下はレバテックフリーランスの案件(2023年12月時点)から算出した開発系エンジニアの平均年収の目安です。

エンジニアの種類 仕事内容 平均年収
システムエンジニア 業務システムの設計・開発 852万円
プログラマー システム全般の開発 804万円
Webエンジニア Webサイト等の設計・開発 864万円
アプリケーションエンジニア アプリケーションシステムの設計・開発 924万円
AIエンジニア AI技術を活用したシステムの設計・開発 912万円
組み込み、IoTエンジニア 家電等のソフトウェア設計・開発 792万円


フリーランスの開発系エンジニアの中でも業務内容の違いで責任範囲や必要スキルは変わるため、年収にも差が出ます。フリーランスエンジニア全般の平均年収について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
フリーランスエンジニアの平均年収はいくら?言語・職種・経験年数別に紹介

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは、主にシステムの要件定義や設計を行う職種です。クライアントのニーズに応えるために業務内容や情報を分析し、最適なシステムを導入するのが仕事です。基本的には仕様書を書くのが仕事ですが、保守管理まで任される場合もあります。

クライアントと話す機会が多いため、コミュニケーション能力が高い人が向いているといえるでしょう。要件定義書を作成する必要もあるため、文章力や論理的思考力も必要になります。

システムエンジニアはシステム開発の一連の流れに関わる種類の職業なので、未経験から転職するのは難しい傾向があります。プログラマーや他の開発系エンジニアを経てからキャリアアップするのが一般的です。

クライアントの要望に応えると同時に、費用や期間などを考慮し優先順位をつけて提案を行うことも大事です。適切な提案ができるシステムエンジニアは需要があるため、将来性も高い種類のエンジニア職といえます。

システムエンジニアについてより詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
システムエンジニア(SE)になるには?仕事内容や年収、必要な資格を解説

プログラマー(PG)

プログラマーはシステム開発の下流工程である開発を行う職種です。SEが作った仕様書から詳細設計を行い、プログラミングやテストを担当します。実際にコードを書いてシステムを作る仕事で、システム開発のあらゆる現場で必要な人材です。

システムやアプリごとにプログラム言語を使い分けます。たとえば家電の開発にはC言語、WebブラウザならJava Scripなど、言語は多岐にわたります。扱える言語によって年収や将来性も変わるのが特徴です。

プログラマー人材の需要は高く、未経験可の求人も多いです。プログラマーとして経験を積み、上位のエンジニア職になる人も少なくありません。プログラマーは、取り扱うシステムの内容によって下記のように多様なジャンルに分かれています。

プログラマーの種類 システムの内容 使用する言語
Webプログラマー インターネット上でユーザーが利用するECサイトやブログなど PHP/CSS/HTML/VB.NETなど
アプリケーションプログラマー パソコンに取り込んで使用するワードやエクセルなど C/VB/VC++/Javaなど
組み込み・制御プログラマー 家電製品や自動車など機械内部への組み込み C/アセンブラなど
ゲームプログラマー スマホやコンシューマーゲームなどのゲームソフト C++/C#/JavaScript/Swiftなど


この他にも設備制御系やAI開発などさまざまなジャンルがあり、使用する言語はそれぞれ違います。どんなプログラマーになりたいか考えたうえで勉強するプログラム言語を選びましょう。

Webエンジニア

WebサイトやWebアプリなどの設計・開発を行うのがWebエンジニアです。インストールの手間などがないWebシステムは手軽に利用できるため、需要が高まっています。

担当する仕事によってフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、マークアップエンジニアの3種類に分かれます。主に使用する言語が異なりますが、各言語をそろえた人材も少なくありません。

以下でそれぞれの仕事内容について確認しましょう。Webエンジニアの年収やスキルについてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
Webエンジニアの仕事とは?年収やスキル、Webプログラマーとの違いも解説

フロントエンドエンジニア

Webサイトなどでユーザーが直接見る部分をフロントエンドといい、その開発を行うのがフロントエンドエンジニアです。Webデザイナーが作成したデザインを基にしてWebサイトやWebアプリを実装します。

使用言語は主にHTMLやCSS、JavaScriptなどです。習得する難易度がさほど高くない言語なので、未経験から目指すのもおすすめです。ユーザーが直接見る部分を担当するため、デザインが得意な人は適性があるといえます。

ITエンジニアの中でもおしゃれなデザインや設計に触れることが多いため、華やかな種類のエンジニア職といえるでしょう。そのため、他の種類のエンジニアよりも女性の比率が高い傾向があります。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、Webサイト上ではユーザーに見えない部分を担当します。主に利用するプログラム言語はPHP、Ruby、Java、Perlで、フロントエンドエンジニアより習得難易度は高めです。

Webサーバーの設計や構築などを行うため、フロントエンドエンジニアと比べると地味な印象を受けるかもしれません。しかし、会員登録や情報検索など、Webサイトに必要な機能を実装する重要な役割です。

また、フロントエンドとバックエンドは兼任することも多いため、HTMLやCSSなどの言語も習得しておくといいでしょう。

マークアップエンジニア

ユーザーが見る範囲のWebシステム開発をする種類のエンジニアです。フロントエンドエンジニアと違うのは、マークアップエンジニアは主にHTMLを使用する点です。

テキストなどをコンピューターに認識させるために、タイトルや見出しにタグをつけることをマークアップといいます。仕様書をベースに、ユーザー視点でマークアップを行うのがマークアップエンジニアの仕事です。

HTMLやCSSのスキルはもちろん、ユーザビリティの知識やデザインセンスも必要になります。ほかにも、WebマーケティングやSEOを考えたコーディングなどのスキルも求められます。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、アプリやゲームなどを開発する種類のITエンジニアです。仕事内容はシステムエンジニアと似ており、要件定義や基本設計などを行います。アプリの知識も求められるため、初心者だと難しい種類のエンジニア職です。

システムエンジニアと違う点は、開発するものがシステムかアプリケーションかという点だけです。業務内容が似ているため兼任する場合もよくあります。アプリケーションエンジニアも、システムエンジニアと同じく将来性のある職業です。

アプリケーションプログラムの使用する言語や仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
C言語プログラマーの仕事内容
Kotlinの仕事内容とは?求人案件の特徴や未経験からのスキルアップ方法
COBOLエンジニアの求人案件の動向|需要や将来性、転職に必要なスキルは?

AIエンジニア

AI(人工知能)を活用したサービスやソフトウェア開発を行うのがAIエンジニアです。AIは顔認証や自動運転、ヘルプデスクなどさまざまな分野に活用されています。近年AI技術は急速に発展しており、将来性がある種類のITエンジニア職といえます。

最先端技術の普及のため、国から給付金がもらえたり教育制度があったりします。今後も需要は高まっていくと予想されており、年収面でも期待できます。

組み込み・IoTエンジニア

組み込みエンジニアは、家電製品や自動車などの動作を制御するプログラムを設計・開発する職種です。製品によってプログラムの内容も変わるため、IT知識以外の製品知識なども必要になります。

使用する言語は主にCやアセンブラで、開発の難易度は他の開発系エンジニアに比べて高いのが特徴です。組み込みエンジニアの中でもIoTエンジニアは、インターネット通信を利用したプログラム開発を行います。

ネット通信できるテレビや冷蔵庫などのIoT製品は普及していくとされており、需要と将来性のある種類のエンジニアといえるでしょう。

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インフラ系エンジニア5種の仕事や年収を紹介

インフラ系エンジニアはシステムやインターネットを使用するための基盤であり、保守管理なども行います。一般的にはシステム開発等の経験を積んでからインフラ系エンジニアにキャリアアップする場合が多いです。

公的なデータはないため、レバテックフリーランスの案件からインフラ系エンジニアの平均年収の目安を算出しました(2023年12月時点)。

エンジニアの種類 仕事内容 平均年収
サーバーエンジニア サーバーを構築・設計し、保守管理を行う 804万円
ネットワークエンジニア ネットワークの構築や保守管理を行う 804万円
データベースエンジニア データを加工し、運用管理する 828万円
セキュリティエンジニア 安全面を考えたサーバーを構築・設計し、サイバー攻撃などを防ぐ 852万円
クラウドエンジニア クラウド上のサービスを構築・設計し、保守管理を行う 924万円


各エンジニアの仕事内容や必要なスキルを解説していきます。

サーバーエンジニア

メールサーバーやファイルサーバーなどの設計・構築から保守管理などを行うのがサーバーエンジニアです。サーバーはITインフラの基盤であり、容量や通信速度などの調整でクライアントと相談することも多くなるでしょう。

ニーズに応じたサーバー構築はもちろん、サーバーダウンからの復旧もサーバーエンジニアの仕事です。そのため、事前に予備サーバーを用意したり負荷を分散させたりするための知識が必要です。

新しい技術に対応するため、サーバーエンジニアは需要があり将来性も見込める種類のエンジニア職です。

サーバーエンジニアになりたい場合は、サーバーに関する知識やスキルが必要です。Linux OSやシェルスクリプトを身に着けておけば安心でしょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークシステムの設計や運用・管理を行うのがネットワークエンジニアです。システム全体の設計や機器類の管理や設定などを行います。システムやセキュリティに十分配慮した最適なネットワーク環境を作るのが重要です。

ネットワーク構築に使用するルータやスイッチなどの専用機器の知識も必要で、ネットワークに関する総合的なスキルが求められます。ネットワークへの関心が強い人や、新しいことを覚えるのが好きな人は向いているといえます。

ネットワークエンジニアに役立つスキルと仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Shellを活かせる仕事|求人案件の紹介から年収相場まで
Linux系エンジニアの仕事内容
仮想化エンジニアとは?概要や求められる役割

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、顧客情報や商品情報などの膨大なデータを扱う種類のエンジニアです。企業が所有するデータはデータベースで管理されており、このデータベースの設計から構築、管理、保守を行います。

データベースのスキルや知識はもちろん、ネットワーク関連やセキュリティ関連の知識も必要です。システムにおいてデータベースは必要不可欠であり、企業の資産ともいえます。

データベースエンジニアになるためには、Oracle DatabaseやMicrosoft Accessの知識や経験を身につけましょう。データベースを操作する言語であるSQLもあわせて習得しておけば問題ありません。

セキュリティエンジニア

サーバー運用や保守の中でもセキュリティに特化しているのがセキュリティエンジニアです。個人情報や機密情報などが漏えいしないように、サイバー攻撃やウィルス感染を防ぐのが役割です。

サイバー攻撃は激しくなっており、企業の資産である顧客情報や社外秘データなどを狙われるケースが多くなっています。大きな損失や信用問題につながるため、専門家であるセキュリティエンジニアの需要は高いです。

高度な知識やスキルを求められるため、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどからスキルアップするのが多いです。セキュリティ関係は几帳面で仕事が正確な人が向いている種類のエンジニアといえるでしょう。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアはクラウドサービスの構築・設計などを行います。クライアント側で高価なサーバーやネットワークを用意しなくても、月額で利用できるのがクラウドシステムです。

近年クラウド化が急速に進んでおり、インフラ系エンジニアの中でも最先端の技術だといえるでしょう。発展中の新しい分野であるため需要は高く、将来性もある種類のエンジニアです。

クラウドエンジニアになるためには、業界最大手であるAWSの知識やスキルを身に着けるといいでしょう。AWSはAmazonが提供しており、シェア率は全体の3割を占めているため就職に役立ちます。

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マネジメント系エンジニア2種の仕事や年収を紹介

マネジメント系エンジニアは、主に経営課題を解決したりシステム開発を円滑に進めたりする種類のエンジニアです。システム開発を行う技術職ではないため、初心者がなるには難易度が高いといえるでしょう。

設計から運用まで、一通りのシステム開発の経験を経てからなるのが望ましいとされています。参考としてレバテックフリーランスの案件からマネジメント系エンジニアの平均年収の目安を算出しました(2023年12月時点)。

エンジニアの種類 仕事内容 平均年収
ITコンサルタント クライアントの経営課題を解決する 1,008万円
プロジェクトマネージャー プロジェクト全体の管理を行う 948万円


以下で詳しい業務内容や必要なスキルなどを確認しましょう。

ITコンサルタント

クライアントの経営課題を、IT技術で解決する方法を提案するのがITコンサルタントの仕事です。提案以外にもIT投資計画を考えたり、必要ツールの導入や支援を行ったりします。経営に密接に関わっており、システム開発においては最上流工程で要件定義を行います。

クライアントの課題によっては自社サービスを提案し、売上を上げることもできるでしょう。営業職にも近いといえます。競合他社やIT業界などの広い情報が必要になり、知識も豊富でなければ務まりません。

経営層や責任者との話し合いは自然と多くなる職種です。技術的な知識とシステム導入に関する経験、プレゼンテーション能力なども必要になってきます。責任が重大な面もありますが、やりがいも多く感じるのがITコンサルタントです。

今後、あらゆる企業がIT化を推し進めていく中で、ITコンサルティングの需要は高まると予想されています。年収も他のITエンジニア職より高く、将来性があるエンジニア職のひとつです。

プロジェクトマネージャー

プロジェクト全体の管理を行い、プロジェクトを成功に導くのがプロジェクトマネージャーの仕事です。プロジェクトにはさまざまな種類のITエンジニアが関わっているため、メンバーと統括し円滑に工程を進める能力が必要です。

メンバーの進捗管理のほかにも、開発チームの窓口としてクライアントへの進捗報告や提案なども行います。システムエンジニアを経てからキャリアアップすることもあり、全体的な開発工程の知識は必須といえるでしょう。

クライアントや開発チームメンバーとの話し合いも多くなるため、コミュニケーション能力が高い人は適性があります。問題があったときに解決できる対処力も必要です。リーダーシップがあり、発言力がある人も向いているといえます。

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その他のエンジニア6種の仕事や年収を紹介

その他にも、ITエンジニア職にはさまざまな種類があります。システム開発に携わる職種や、導入後にクライアントのサポートを行う職種など仕事内容はさまざまです。

参考として、中でも代表的なものを6種に絞って紹介します。レバテックフリーランスでの案件から、似ている他の職種などもふまえて年収の目安を算出しました(2023年12月時点)。

エンジニアの種類 仕事内容 平均年収
テストエンジニア 成果物のテストを行う 708万円
セールスエンジニア 自社サービスやソフトの営業を行う 876万円
サービス・フィールドエンジニア クライアント先へ自社製品を導入し、保守管理を行う 636万円
社内SE(ヘルプデスク) 社内システムの開発、保守管理を行う 720万円
フルスタックエンジニア Webシステムの全般的な開発を行う 846万円
データサイエンティスト ビジネスに活用するためのデータ分析を行う 900万円


以下で詳しい仕事内容や必要なスキルを確認しましょう。

また、年収情報などはありませんが、UXやブロックチェーンなどのエンジニアについては、以下の記事が参考になります。
ブロックチェーンエンジニアとは?未経験からブロックチェーンエンジニアになるために
UXエンジニアとは?|仕事内容、必要なスキルとあわせて解説
VRエンジニアとは|未経験でもなれる?将来性・仕事内容・年収・スキルを解説
画像処理エンジニア仕事

テストエンジニア

製造したシステムが仕様通りに動くか、安全性などを確認する種類のエンジニアです。品質管理エンジニアともいいます。テスト自体はSEなどが作成した手順書にしたがって行うことが多いため、専門的な知識がなくても可能です。

製品によっては何度も同じテストを繰り返すため忍耐力や、小さな不具合も見逃さない集中力が必要になります。テストを行うためにあらかじめ製品の仕様を熟知しておく必要もあります。丁寧に作業を行える人が向いているエンジニアです。

テストエンジニアの仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
テストエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説
テスターとはどんな職種?仕事内容や向いている人、今後の需要についても解説
QAエンジニアの仕事内容
品質保証エンジニアとは?仕事内容を解説

セールスエンジニア

セールスエンジニアはクライアントと直接交渉し、IT製品などの導入を提案・自社製品を販売する仕事です。営業職と違う点は、ITの技術面の知識が豊富である点です。全般的な営業力はもちろん、プレゼンテーション能力や製品知識が豊富でなければいけません。

トラブルの際や問い合わせがあればすぐに対応し、顧客サポートを行います。情報システムにも精通しており、専門的な知識をわかりやすく説明できるコミュニケーション能力の高さも必要です。

さまざまな知識やスキルがなければセールスエンジニアになるのは難しいでしょう。開発系やインフラ系を経て経験を積んでからセールスエンジニアにキャリアアップするのが理想的です。

セールスエンジニアに関してより詳しくは、以下の記事をご覧ください。
セールスエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

サービス・フィールドエンジニア

クライアントの元へ実際に訪れ、システムの導入や機械の設置・点検などを行うのが仕事です。営業職ほどではありませんが、クライアントとの距離は近いためコミュニケーション能力が必要になります。

さまざまな不具合に対応するため、豊富な製品知識が必要になります。特に医療現場での需要が高く、今後も医療系のIT技術は発展し続けると予想されるため将来性がある職種です。

社内SE(ヘルプデスク)

社内SEは社内のシステムやネットワークなどの構築、保守管理などを行うのが仕事です。社内専門のヘルプデスクのような業務も行います。開発系とは違ってプログラミングなどは行わないのが特徴です。

社内で起きたIT関係のトラブルを臨機応変に解決できる対応力などが必要になります。新しいシステムを社内に導入する際は立ち合い、システムの概要などを把握する必要もあるでしょう。

そのほかにも、PCや社用携帯の貸出・管理、新しい情報端末の初期設定などを担当することもあります。コンピューターシステムやITツールに関して、幅広い知識と興味がある人が向いています。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアはWebエンジニアとインフラエンジニアの両方の仕事を行うエンジニアです。開発業務もITインフラの基盤構築も可能であり、マルチエンジニアと呼ばれることもあります。

一人で何でもこなせる職なので、少ない人員で起業する際やベンチャー企業などでは重宝されています。さまざまな知識やスキルが必要なだけあって需要は高く、案件に困ることはないでしょう。今後注目されている、将来性のあるITエンジニア職のひとつです。

データサイエンティスト

データベースに蓄積された膨大なデータを分析し、クライアントに必要な情報を抽出してビジネスのサポートを行う職種です。ビッグデータと呼ばれる大量の顧客データや商品情報などを分析するためにはAIを用いるのが一般的です。

そのため、AIについての知識やデータを解析する統計学の知識が必要になります。IT分野の知識でいうと、機械学習のスキルやプログラミングスキルは必須です。今後は大企業をはじめとしたさまざまな企業から需要があるため、将来性は高いといえます。

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自分に合うエンジニアの選び方

種類の多いITエンジニア職ですが、何を重視するかで選び方は変わってきます。自分が何を求めているのか、自分に合うエンジニア職は何なのか、自己分析しながら確認しましょう。なお、ITエンジニア全般の将来性について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
ITエンジニアの将来性|今後の需要が見込める仕事の種類やスキルを紹介

選び方① 業務内容

自分の得意分野やスキルを重視するなら、業務内容で選ぶといいでしょう。エンジニアと一言にいっても、分野によってその種類は細分化されています。たとえばプログラマーの場合、Webプログラマーやゲームプログラマーなどさまざまな種類があります。

運用保守の分野でもサーバーエンジニアやネットワークエンジニアなど職種は多種多様です。セールスエンジニアなら営業力、ITコンサルタントならコンサルティング能力が活かせます。

今自分がどんなスキルを持っているか、これからどのスキルを伸ばしたいかによっても選ぶ職種は変わってくるでしょう。自信がある分野なら仕事の評価も上がります。

選び方② 年収

ITエンジニアの年収は種類によって大きく違いが出てきます。企業や案件によってさまざまですが、基本的に需要が高い職種は年収が高い傾向があります。参考として、代表的なITエンジニア職の平均年収をランキングでまとめました。

順位 ITエンジニア職の種類 平均年収
1位 ITコンサルタント 1,008万円
2位 プロジェクトマネージャー 948万円
3位 アプリケーションエンジニア 924万円
4位 クラウドエンジニア 924万円
5位 AIエンジニア 912万円


マネジメント系エンジニアは高度な知識やスキルが求められるため、年収が高い傾向があります。他の種類のエンジニアだと、新しい技術や現在急激に発達している業界に関するエンジニアは年収が高くなりがちです。

高収入が見込めるエンジニア職になりたいなら、スキルアップだけではなくスキルチェンジもひとつの手段です。多種多様な職種から望む年収を得られるような職を選びましょう。

選び方③ 将来性

ITエンジニア全体を見ると、需要があり将来性が高い職種だといえます。経済産業省は「IT人材需給に関する調査(概要)」で、2018年時点で22万人のIT人材が不足していると発表しました。同調査では、2030年のIT人材不足は45万人に及ぶと予想しています

人材が不足している=需要があり将来性が高くなると考えられます。特に今後将来性が高くなるITエンジニア職は以下のとおりです。

  • Webエンジニア
  • AIエンジニア
  • IoTエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • クラウドエンジニア

なぜ将来性が高いかは以下で解説します。

Webエンジニア

Webエンジニアは、今後世界的に増大すると予想されるEC市場のおかげで将来性が見込めます。ECサイトだけではなく、Webサイトやアプリケーション開発の分野も今後の需要が高いといえます。

また、Webエンジニアは既存のWebシステムの改修なども行う必要があり、その需要は尽きません。Webエンジニアについてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
Webエンジニアの将来性|需要の高さや仕事内容、スキルなどを解説

Webエンジニアの使用する言語と仕事に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Perlの仕事内容とは?できることや求人案件の特徴、将来性を解説
Haskellの仕事とは

AIエンジニア

AIは最先端技術として注目が集まっており、AIの開発やAIで情報分析を行うAIエンジニアは注目を集めています。経済産業省の発表ではAI人材の需要は2030年にかけてさらに大きくなると予想されており、今後ますます将来性が高くなるでしょう。

需要が高まるにつれてAIの性能も上がっていき、開発や分析のスキルを持った人材が求められるようになります。今後も発展していくAI関連のスキルは重宝されるため、AIエンジニアは将来性に期待が持てます。

IoTエンジニア

海外に比べ、日本では人材不足によりIoTの利用・活用が進んでいません。そのためIoTエンジニアの需要は高まっており、今後IoTが普及していくにつれ将来性は高くなると予想されます。

IoTの知識やスキルがある人材は日本のIT業界では不足しており、現状確保が難しい状態です。今後も拡大していく市場だと予想されるため、IoTエンジニアには将来性があるといえるでしょう。

より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
制御エンジニアの仕事内容
IoTエンジニアとは?仕事内容やフリーランス事情を解説

セキュリティエンジニア

現在、日本だけでなく世界のサイバーセキュリティ市場の規模が年々拡大しています。近年、ハッキングやコンピューターウィルスなどシステムに対する犯罪が増加しており、セキュリティ意識が高まっているためです。

企業の大切な財産である顧客データや個人情報などの安全を守るために、今後はセキュリティエンジニアの需要も上がってきます。さまざまなITサービスが提供されるにつれ防犯意識も上がり、セキュリティエンジニアの案件も増加すると見込めます。

クラウドエンジニア

国内のクラウド市場は年々増加しており、今後もさらに増えていく傾向があります。クラウドを活用すれば社内でデータを管理しなくていいため、管理や保護などのコストが抑えられるとして注目されています。

コストカット以外にも、どこでもサービスが利用できることやセキュリティ面での安心感などもクラウドの利点です。リモートワークで働く人が増えていることもクラウド市場の拡大につながっていると見られます。

企業システムも今後クラウド化が進んでいくと予測されるため、クラウドエンジニアの需要は高く、将来性もあるといえるでしょう。

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稼げるエンジニアになりたいと思ったらやること

未経験からエンジニアになる場合や、今よりエンジニアとして年収を上げたい場合、一番に必要なのは知識とスキルです。プログラミングの勉強や国家資格の取得は非常に重要で、しっかりと自己研鑽を続けていれば、キャリアアップも夢ではありません。

年収を上げたい場合や将来性のあるエンジニア職になりたい場合は、自分のキャリアプランを明確にしておくのが大事です。以下で何が必要なのか確認してみましょう。

未経験からエンジニアを目指すなら開発エンジニアがおすすめ

エンジニア職は多種多様ですが、どれも需要は高いため未経験から目指すことも可能です。中でも必要な知識やスキルが比較的少ないのが開発エンジニアです。最初はプログラマーやスマホアプリゲームエンジニアなど、開発エンジニアとして経験を積むといいでしょう。

また、インフラ系ならサーバーエンジニアがおすすめです。どの業界も人手不足なため、初心者歓迎の案件も少なくありません。ただし、経験者の方が活躍しやすいのは事実なので、事前に必要なスキルは勉強しておきましょう。

キャリアアップが目的の転職活動ならエージェントを活用

エンジニアとして知識やスキルを身に着け、キャリアアップを目指すのであればエージェントを活用するのも手段のひとつです。求める業務内容や年収、将来性への期待などを叶えるため、積極的に登録・検索しましょう。

登録者数業界一のレバテックフリーランスに登録すれば、エンジニアの転職やスキル・年収アップに役立ちます。自分の市場価値を無料診断したり、身に着けたスキルから案件検索したりもできます。興味がある方はぜひ登録を検討してみてください。

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エンジニアの種類に関するよくある質問

エンジニアの種類についてよくある質問をまとめました。疑問点を解決し、業務内容や年収、必要スキルなどのちがいを把握しておきましょう。

Q. エンジニアの仕事にはどのような種類がありますか?

代表的なシステムエンジニアやプログラマー以外にも、多種多様な種類があります。WEBエンジニアやインフラエンジニア、品質管理エンジニアなど、どんな工程を担当するかによって職種が変わってきます。

Q. ITエンジニアに必要な適正やスキルは?

開発系ならプログラミングスキルや専門知識、マネジメント担当ならコミュニケーション能力などです。要件定義なども担当する場合は、契約や報酬交渉のスキルも必要になってきます。新しい技術を習得するのが苦にならない人が向いているといえます。

Q. 需要があるエンジニアの職種を教えてください

AIエンジニア、セキュリティエンジニア、データサイエンティストなどが需要が高い職種です。近年の企業のデジタル化、サイバーセキュリティ対策の強化、ビッグデータの活用に伴って需要が増えているため将来性があります。

Q. 未経験や年収アップが目的ならどのエンジニア職がおすすめですか?

未経験で開発系ならプログラマー、インフラ系ならサーバーエンジニアがおすすめです。収入面ならシステムアナリストが一番高く、年収アップが見込めるでしょう。

Q. 資格を取るためにIT系の専門学校に通うべき?

スキルアップして単価を上げるため、基本情報技術者試験などの資格を取り経験を重ねるのは重要です。しかし社会人が仕事と両立して通学するのは厳しい場合もあります。プログラミングスクールの受講を検討するのも手段のひとつでしょう。

※本記事は2023年12月時点の情報を基に執筆しております。

最後に

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